ファイナンシャルプランナーの相談記事が結構面白い
どんもっす。
MSNのニュースサイトとかで良く紹介されている、ファイナンシャルプランナーという職業への生活費相談👇
面白いので、毎回楽しみに読んでいます(シリーズ化しているわけではありません)。
そもそもファイナンシャルプランナーって?
顧客である個人から、収支・負債・家族構成・資産状況などのソース提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業・職種
のことをファイナンシャルプランナーというらしいです。
(出典:ファイナンシャル・プランナー - Wikipedia)
要は、生活資金の相談者。
で、毎回毎回相談者の層が面白い。
いや、あなたくらいの貯蓄と年収だったら、適当に過ごしても大丈夫ですよ?っていうような相談者ばかり。
一例として👇
現在の貯蓄額2000万円(保険含む)、夫の退職金3000万円(貯金額とは別で計算)、持ち家あり(ローン払い終わっている)、車二台所有(ローン払い終わっている)、二人の子どもは自立、両親はともに死別、年金は夫婦合わせて月30万円もらえる試算。
こういう夫婦が
「老後ちゃんとやっていけるか、不安なんですよ~」
とかいうアホかみたいな相談しています。
自己資金の額と退職金額を見るに、結構な企業にお勤めなさったんでしょうけど、壊滅的に生活能力がないのか、何なのか…。
いやいや、その額の貯金と年収だったら余裕でしょ!って感じじゃないですか?
しかも持ち家あって、ローンも払い終わっていて…。
死ぬまでに絶対に資金使い切れないでしょ。
ひょっとして180歳くらいまで生きるつもりなのかな?
で、こういう夫婦に対して、担当のファイナンシャルプランナーの方が馬鹿真面目に答えているのが非常に笑える。
「保険の額を見直しましょう!」
とか、
「娯楽や交際費用はもう少し抑えましょう!」
とか。
マジで?って感じがしませんか?
私だったら、
「いやいや、何も心配いりません。むしろ、あの世にお金は持っていけないので、バンバン使って、日本経済に貢献しましょう。あなた方みたいに溜め込んでいる老人がいっぱいいるから日本経済は~」
って言いますけどね。
いや、ファイナンシャルプランナーだから口が裂けても言えないんでしょうけど。
今の若い世代なんて、絶対に上記みたいな額を貯めることはできないから、その年代になったら、どうするんだろ?という絶望的な疑問が沸いてきます。
と思っていたら、今回の相談!!
■相談内容 38歳パート主婦です。今月、結婚したばかりですが、子どもが生まれたら、12歳年下の夫の収入のみになります。しばらくしたら、仕事を始めるつもりですが、教育費、老後のための貯金をどのようにしたら良いかお願いいたします! こんなに収入が少ない状況で、結婚するという人も少ないと思いますが、何とか生きていくためにも、お知恵を頂ければと思います
これこれ、こういう相談を待っていたんですよ、私は。
ちなみに、夫の収入12万円、嫁さんの収入14万円の世帯収入26万円、嫁さんが妊娠したら、夫の収入12万円のみになるという、非常に厳しい状況。
さあ、これに対して、ファイナンシャルプランナーの方はどう答えるのか?
その回答がこちら👇
アドバイス1 出産でもらえるお金、公的支援を十分に活かそう
アドバイス2 教育費は児童手当を基本に
アドバイス3 ご主人は積極的に収入アップを目指す
………。
何だか、行政の福祉課みたいなアドバイスですね。
これなら、アドバイスいただいても、いただかなくてもあんまり変わらなさそう。
単なる無料相談だから、この程度のアドバイスなのかな?
何はともあれ、ファイナンシャルプランナーの方々や保険の営業の方々には、もう少し日本経済を上手く回すことに尽力してほしいです。
「その収入なら、何も考えずにバンバン使っちゃっていいっしょ!!」
みたいなノリで。
今日はこの辺で。
NARUTO -ナルト- インフレについていけない天才の漫画
どんもっす。
シャア専用ねこがお勧めする漫画シリーズ
記念すべき第十六回目は
NARUTO -ナルト-(ばばばばばばばばばばばばばばばーん!!!)
日本が世界に誇る忍者漫画です。
ほのぼの忍術漫画かと思いきや、復讐の歴史に彩られた国同士の戦争を描くなど、結構重くてシリアスな展開も多いです。
特に報復に対する手段がさらなる報復…という流れは現実世界の戦争を彷彿とさせます。
ストーリーは非常に面白く、随所に作者の非凡な才能が光っているのですが…
如何せん、インフレが酷すぎる。
この漫画は言葉のインフレが酷すぎます。
この漫画のキャラや集団には、初期の頃からやたらと「天才」や「最強」、「無敵」、「逸材」、「伝説」があふれかえっています。
もう天才のバーゲンセールです。
天才や最強があふれかえっており、中盤からは並みの天才ではついていけない戦いになってしまいます。
さらに、作中には〇〇(忍術など技の名前)することができるのは、△△と✖✖(人名)だけだ!とか、彼は〇〇(何ちゃら四天王とかね)の内の一人!!っていう描写がやたらと出てきて、そのキャラクターの凄さを際立たせようとする場面が多々見られるのですが、みんながみんな特別なので、割とどうでもよくなってしまってます。
しかも、大体〇〇は重要ではない、もしくは単に攻撃方法なだけであって、使えるから、だから何?っていう状況を作り出してしまってます。
主な問題点
・未だかつて負けたことがない、というキャラがあっさり負ける
・後付け設定があまりにも多い
・最終戦争がぐだぐだすぎる
・ラスボスがほとんど最後の最後まで明かされず、感情移入しにくい
そんなナルト世界で非凡人認定されたキャラクター達や良くわからない設定を紹介したいと思います。
※ネタバレ注意
うずまきナルト…本作の主人公。
初期は分身も満足にできない落ちこぼれ設定だったが、実は天才と謳われた四代目火影(木の葉の国の統領)の実子。
母親は九尾を押さえつけられるほどの強いチャクラを持っているうずまき一族。
つまり血筋が滅茶苦茶良い。
九尾の狐をその身に封印しており、そのチャクラ(精神エネルギーみたいなもの)を使うこともできる。
つまり、最強。
九尾の尾が四本以上出てきたら理性を失い、九本全部出たら九尾に取りつかれてしまうという制限付きだが、幼少期は普通に九本の尾を出していたりした。
読者が疑問に思っていることを代弁して有識者に聞いてくれる、ある意味では良心的な主人公。
幼少期には1000人分の多重影分身ができた。
しかし、多すぎて実際に戦闘に加わるのは10人程度。サスケと闘った時も、大半は周りで見ているだけだった。
マトリックスのネオVS大勢のスミスのスミスみたいなもん。
フルパワーで撃たれたサスケの千鳥(技の名まえ)をくらい、サスケが本気で自分を殺そうとした…とショックを受けていたが、ほぼ相打ちだったので、ナルトもサスケを本気で殺そうとしていたことになる。
影分身が得た経験値は本体にも蓄積されるため、多重影分身による修行というチート中のチート技を持つ。
例えば、1000人に影分身できれば、通常の1000倍の早さで強くなれる。
通常20年かかる修行も、ナルトにかかれば一週間程度(もしくはもっと短い期間)で終わる。
どんだけチートだ。
多重影分身、仙術の修行をし始めたあたりから、強さのインフレを引き起こし始めた。
闘いながら、影分身で仙術チャクラを回復して~ともはやなんでもありになってしまった。
第四次忍界大戦では各地に影分身を援護として送り、戦況をひっくり返すくらい強くなってしまった。
さらに仲間の忍に九尾のチャクラを分け与えるというチート術まで使いこなすようになった。
戦争時にはナルトに封印された九尾は実は半身だったというご都合主義が発覚し、さらにパワーアップ。
闘いながら仲間を回復、ともはや何でもあり。
六道仙人の子どもであるアシュラの転生者であり、今までにもアシュラの存在を自分の中に感じていたらしい(もちろんそんな描写は微塵もない)。
六道モードになってからは、失った眼まで復活させてしまった。
うちはサスケ…最強のうちは集団の血を引く天才。
重度のブラコン。
写輪眼による幻術を使用し、対戦相手に幻術をかけることを得意とする。
そのせいで、数週にわたって展開された戦いも、「実は幻でしたー」で済ませてしまう、読者泣かせ作者大喜びの術を使う。
万華鏡写輪眼を開眼してからは、何でもアリになった。
ろくに修行らしい修行もしてないのに、最終戦争ではなぜか最終ナルトとほぼ互角だった。
うちはイタチ…最強と言われるうちは集団の中でも、飛び切りの天才。
写輪眼による幻術を使うため、数週にわたって展開された戦いも、「実は幻でしたー」で済ませてしまう、ある意味使いやすいキャラ。
サスケとは幻術を数週に渡って掛け合い、結果「幻術でしたー」で済ませた罪深いキャラ。
極度のブラコン。
万華鏡写輪眼を開眼してたので、何でもアリ。
木の葉にあだなす可能性のある暁を内側から見張ってた(後付け)設定だが、とてもそうは見えなかった。
中忍に昇格したのが10歳のときで、その半年後には既に大人の風格を漂わせており、とても10~11歳には見えない風貌になっていた。
11歳の段階で、弟のうちはサスケの16歳頃よりもはるかに大人びて見える恐ろしい男。
うちはシスイ…うちは一の手練れ。
そのくせ死体で見つかった。
瞳術最高クラスの術を使えた。
一尾の狸をその身に封印された人柱力(尾獣を身体に封印された人間の総称)。
砂による絶対防御を持つ。
絶対防御なのに、下人のうちはサスケにあっさりと破られた。
つまり彼の絶対防御は作中の中期以降のキャラのほとんどに破られてしまうということである。
当然、色んな所で負けている。
ほとんど勝った試しがない。
最硬絶対防御・守鶴の盾も使える。
狸なのか鶴なのかはっきりしてほしいところ。
大蛇丸…伝説の"三忍"のうちの一人。
強く才能に満ち溢れた天才。
数十年に一人の逸材。
木の葉の国の忍びで彼に勝てるものはいないと言われるほど。
うちは一族には到底適わないことが発覚。
死者を蘇生させる穢土転生は二代目火影と彼しか使えない(術自体はそんなに難しくないらしい)。
穢土転生は二代目火影が開発した禁術だが、ちゃっかり自分が開発したことにしていた。
作戦立案が下手なのか、やることなすこと裏目に出ている。
音の四人衆…大蛇丸により呪印の力を授かった者達。
元は五人衆。
通常の10倍の力を得ることができる「状態2」を使える。
サスケ奪還時に木の葉へ出向いたが、チャクラの切れた上忍二人相手(こっちは4人)に大苦戦。
しかもその後下忍相手に全員やられた。
力と引き換えに、大蛇丸に忠誠を誓ったはずなのに、とんでもなく弱い。
なお、次郎坊は四人衆の中で一番弱く、お決まりの「あいつは四人衆の中で最弱」と言われた。
もちろん一番最初にやられた。
君麻呂…完璧かつ最強の体を持つ忍であるかぐや一族の一人。
その中でも最も優秀。
大蛇丸的には完璧な存在。
病のため、下忍を倒すことすらできなかったが…。
鷹の三人…重悟とか。
サスケが連れて行った奴らだが、インフレに全くついていけず、完全に空気と化していた。
柱間…初代火影。
千手一族のおさ。
忍の神と呼ばれた男。
最強の千手一族を率いているだけあって、彼自身も最強。
の割には、老いぼれた三代目火影に、二代目と組んで戦ったが封印された。
木遁忍術は彼しかできない。
最高の忍。
尾獣を意のままに操ることもできたらしい。
印を結ばずに自分の傷を治すこともできる。
扉間…二代目火影。
柱間の弟。
もちろん最強。
最高の忍。
死者を口寄せする禁術である穢土転生を作り出した。
第四次忍界対戦で忍連合が大苦戦するのは、こいつの開発した術のせい。
さらにうちは一族がクーデターを起こしたのもこいつのせい。
影は薄いのに、A級戦犯である。
金銀兄弟に人知れずやられた。
忍で一番速い。
猿飛ヒルゼン…歴代の火影の中でも最強と言われている。
木の葉の国に存在する全ての技を知り、使えるといわれるプロフェッサーと呼ばれた天才。
かつては忍の神と謳われた。
全ての技を使えるということは、本来ありえない全てのチャクラ性質変化を使えるということ。
木の葉の国の全ての技を使えるのだが、血継限界がらみの技は使えないので作中に出てくるほとんどの技を使うことができない。
穢土転生などの他の火影が開発した技もできない。
螺旋丸とかももちろんできない。
十年に一度の天才。
木の葉の黄色い閃光の異名を取っており、彼を見かけたら逃げるように!と他の国では教えている。
ナルトの実父。
こいつ一人で戦況をひっくり返せるくらい強く、一人で闘った方が効率が良いはずなのに、なぜか毎回足手まといと一緒に行動しており、足手まといは大概やられている。
綱手…五代目火影。
伝説の"三忍"のうちの一人。
チャクラを長年おデコに貯めており、戦闘では死なない。
戦闘で勝ったためしがない。
医療忍術用の掟を作るも、自分だけは例外という滅茶苦茶な掟だった。
ナルト、ペイン長門、四代目火影の師匠という、典型的な師匠キャラ。
二年ちょっとの修行を終えて帰って来たナルトに「あの術は使うな」と思わせぶりな発言をしていたが、あの術が何なのかは作中では語られなかったし、使われることももちろんなかった。
決して作者が忘れたわけではないと信じたい。
綱手と一緒にナルトの顔を父親似認定していたが、ナルトは母親似。
実はあんまり弟子のことを見てないのかもしれない。
ペイン長門も悪に走ったし。
決して作者が間違ったわけではないと信じたい。
なお、二年ちょっとナルトについて修行をしていたが、あんまし強くなってなかったのはご愛敬。
かつて三人同時でも敵わなかった山椒魚の半蔵を一人で倒したペイン長門相手に一人で挑むという愚行を犯す。
「信じられん…」とか言いながら、もちろんやられた。
ペイン長門の正体を里の皆に伝えるために、ダイイング・メッセージを滅茶苦茶わかりにくく暗号化して残したが、役に立ったかどうかはグレー。
蛙が普通に持って帰ったので、暗号化する必要はなかった。
大の蛙好きで、弟子ともども蛙のコスプレをしていた。
また、蛙変えるの術という、対象者を蛙に変える嫌すぎる技を持つ。
はたけサクモ…木の葉の白い牙と呼ばれるほどの天才忍者。
伝説の三忍でさえ、名前がかすむほどの天才。
それなのに任務遂行と仲間の命を助けるという二つのことは同時にはできなかった。
はたけカカシ…はたけサクモの息子であり、当然天才。
1000以上の術をコピーしたコピー忍者の異名をとるが、作中ではほとんどオリジナルの技と写輪眼しか使わない。
それなりに天才をやってはいるが、周りが最強過ぎて、あまり勝ったためしがない。
スタミナがビックリするくらい無いので、長期戦は不利。
「実は死んでませんでしたー」で戦闘を長引かせるシステムを採用している本作において、その不利益を全力で被っているキャラと言える。
六歳で部隊の隊長を任される中忍になったらしいが、木の葉にはそんなに人材がいないのか…。
うちはイタチでさえ、10歳から中忍なのに…。
一つの術を千鳥と呼んだり、雷切と呼んだり、忙しい人。
シカマル並みの頭脳(IQ200越え)を持っていると言っていたが、どうにも胡散臭い。
「コピー忍者のカカシ 通り名通り暴れる」と言いつつ、全く暴れなかった。
うちはオビトに攻撃を与えられる千載一遇のチャンスで腹パンをしたのは有名な話。
「さらにもう一発」と言いつつさらに腹パンしたのは言わずと知れた名シーン。
オビトの回想シーンでカカシが中忍になったシーンがあったが、どう見ても六歳には見えない。
ラストバトルではどさくさに紛れてマダラに左目を奪われてしまうなど、役立たずにもほどがある。
しかもそのあと、マダラはカカシから奪った左目を速攻で再度取り換えていた。
完全に取られ損。
写輪眼がなくなったせいで、最終戦はほとんど見ているだけだった。
写輪眼がない状態で六代目火影になったので、歴代火影の中でもぶっちぎりで弱い火影が誕生してしまった。
カブト…初代火影の細胞を持っているので、初代火影しか使えない木遁が使える。
マイト・ガイ…八門遁甲の陣を全て開けることができる天才。
カカシよりも強い。
マイト・ダイ…八門遁甲の陣を全て開けることができる天才。
万年下忍。
白…男なのに女の子よりも可愛いという、作者の性癖が見え隠れするキャラ。
血継限界という、所謂遺伝によってのみ取得できる技を持っている。
血継限界を持つ者は、生まれ育った霧の国で忌み嫌われてきたと言っていたが、終盤では霧の国にもやたらと血継限界を持ったキャラがいたので、どうも眉唾臭い(そもそも霧の国の実質トップである水影が血継限界を遺憾なく発揮して戦闘していた)。
その血継限界の秘術も未だかつて破られたことはなかったが、九尾のチャクラが漏れ出しただけの下忍時代のナルトにあっさり破られたため、その強さもどうにもうさん臭い。
五代目水影…婚期を逃しそうな女性。
血継限界を二つももつ。
霧の国では忌み嫌われるはずなのに、実質トップに立っている人。
猪鹿蝶…伝説の連携技をもつ。
ロック・リー…体術以外は何もできないが、その体術が物凄い。
体術の天才(byカカシ)。
努力でどうこうできるものではない八門遁甲の体内門を、幼くして五門まで開けることができる。
努力の天才でもある。
自分の忍道をつらぬき守り通す時!!とか言いながら、中忍試験で八門遁甲を開いて、我愛羅を殺す勢いでボコボコにぶん殴った、作中でも上位に入る危険人物。
犬塚キバ…弱い。
火影になって犬の日という休日を作るのが夢。
つまり天才。
大蛇丸の細胞を取り込んだので、穢土転生が使える。
最終的に滅茶苦茶な数の死人を蘇らせていた。
死者のDNAがあれば理論上復活可能なのだが、中にはどうやって手に入れたんだよ!っていう死者もいる。
それらをせっせと集めたと考えたら、こいつが一番凄いかもしれない。
穢土転生している間は死者の体を自由に操れるが、なぜか死者は死者の意思通りに自由に喋れる。
声帯は体の一部ではないのか?
第四次忍界大戦では、穢土転生したり、白ゼツパワーアップさせたり、作戦立てたりと大活躍。
日向ネジ…分家に産まれながら、宗家を上回る才能を持つ、日向家始まって以来の天才。
もちろん簡単に破られた。
日向ヒナタ…おっぱいの天才。
万年白目を剥いているかわいそうな子。
珍しく天才認定されていない、かわいそうな子。
シズネ…逸材。
春野サクラ…逸材。
中忍試験において、下忍では到底解けないカンニング前提で作られた超難問を自力で解いてしまうほど頭が良い。
最終戦ではなんやかんやでナルトやサスケに追いついた。
奈良シカマル…IQ200以上の超天才。
筆記試験ではなぜかそれを活かさなかった。
テマリと闘ったときは200通り以上の戦い方を考えたらしいが、どれも時間が間に合わないという、役に立たない作戦だった。
また、それ以外の戦闘では、2~3通りくらいしか考えなくなった。
相手の策や術、技を見破る能力には長けているが、対戦相手が基本的に自身の能力や技をペラペラと説明してくれるバカばかりなので、今一凄さが伝わらない。
最終戦ではそれなりに作戦立案に貢献。
桃地再不斬…元霧隠れ七人衆の一人。
鬼人。
無音殺人術の天才。
サソリ…中忍になったばかりのサクラと、とっくの昔に現役引退してしょぼくれたチヨバア相手に負けるという、最凶集団「暁」の中でも飛びぬけて弱い。
赤秘技・百機の操演で一国を落としたらしいが、こいつ如きに落とされる国もどうかと思う。
三代目風影…砂隠れで最も恐れられた武器、砂鉄を使って戦うため、最強と謳われていた。
歴代風影の中でもずば抜けて強かった。
しかし、サソリごときにやられていたことが発覚。
デイダラ…爆遁忍術の使い手。
暁のメンバーの一人。
サソリのことを自分よりも強いだろうと言っていたが、もしも本当ならこいつも相当ヤバい。
三代目雷影…一万の兵と三日三晩戦えるくらい強い。
生身で尾獣とやりあうことができた、ただ一人の忍とまで言われる。
肉体そのものが最強の盾。
四代目雷影…めっちゃ体術凄い。
反射スピードで木の葉の黄色い閃光とタメをはる。
チャクラの量が尾獣とタメをはる。
黒炎を防御法としてまとったサスケを強引に殴り倒す、強引な人。
忍最速の男。
九尾チャクラモードのナルトと同じスピード、パワーを生身で出せる凄い人。
これで最強じゃないから困る。
二位ユギト…二尾の人柱力。
角都と飛段にあっさりやられた。
地陸…守護忍十二支に選ばれたエリート忍者。
角都と飛段にあっさりやられた。
初登場時からあまり目立ってはいなかったが、第二部では守護忍十二支の一人、つまりエリート忍者であることが発覚。
これ見よがしに火の国の紋の入った腰布をちらつかせていた。
第一部ではそんなものは全く身につけてなかったのに…。
飛段にあっさりやられた。
火の寺…火の国において、火の寺ありと謳われる忍寺。
仙族の才と呼ばれる特別な力を持つ僧侶たちが多数常駐していたが、角都と飛段にあっさり壊滅させられた。
飛段…不死身。
なぜ不死身なのかは作中に語られることはなかった。
首をはねられても死ななかった。
そのため、最終的に封印するという処置で終わった。
相手を呪って、自分自身が受けたダメージ(傷)を相手にも負わせるという特殊な術を持つ。
その一点だけで闘っている(他の術を使ったことがない)ため、そこを外されると非常に弱い。
シカマルに一対一で負けた。
餓死はするらしい。
死んでないからか、DNAが確保されなかったのか、最終戦争で穢土転生されなかった可哀そうなやつ。
角都…五つの心臓を持つ。
つまり五回殺されないと死なない。
心臓の補充も可能というとんでもない強キャラだが、心臓が五つある以外は弱い。
修行中のナルトにあっさりやられた。
干柿鬼鮫…もと霧隠れ七人衆の一人。
刀と融合すると、人でありながら人柱力と同等の力を発する、特別な人。
尾を持たない尾獣ともよばれている。
相手が強ければ強いほど、それに比例して強くなる。
もちろん相手が強すぎてやられた。
山椒魚の半蔵…雨隠れの長。
忍の世界で知らないものはいないというほど強い。
木の葉の三忍の名称をつけた張本人。
当時の三忍相手にも勝つくらい強い。
が、自分で努力することを忘れたので、弱体化した。
ペイン長門…暁のリーダー。
忍の祖と言われる六道仙人と同じ輪廻眼を持つ。
無敵の能力。
輪廻眼を持つので、一人では本来あり得ないチャクラの性質変化6通り全てやれる。
ちなみにチャクラの性質変化は全部で5通り。
存在しない性質変化を扱える。
その性質変化が何なのかは作中では一切語られなかった。
神羅天征、万象天引という、引力と斥力で闘う術を使うが、この地味な能力をここまで引き出したキャラクターは漫画界でもこいつぐらい。
木の葉の国を一人で潰せるくらい強い。
ダンゾウ…腕に写輪眼を10も持っているなんでもアリな人。
こいつも初代火影の細胞を持っている。
イザナギを使えるが、計10回しか使えない(理由はイザナギで)。
しかもすべてサスケとの闘いで使い果たすという、非常に無能な人。
何のためにでてきたのかよくわからない人。
五影会談を無駄にかき回していった。
小南…うちはオビトをやっつけるために起爆札を6千億枚も用意する涙ぐましい人。
暁の紅一点。
マブイ…物を光の速さで転送することができる。
金銀兄弟…二代目雷影と二代目火影を倒せるくらい強い。
伝説の化物兄弟。
最強忍具五つのうち、四つを所持する。
九尾に喰われたのに、腹の中で暴れることにより助かった。
うちはオビト…黒幕。
登場からしばらくは、うちはマダラの振りをしていた。
月の眼計画という、月に己の眼を投影する無限月読を使って、地上全ての人を幻術の(夢)世界に引きずり込んで、平和な楽園を作ろうとした。
やろうとしていることは滅茶苦茶だが、わざわざ五影に宣戦布告しておきながら一旦退き、五大国連合の準備が整うのを待ってから攻めたので、実はものすごく正々堂々としている。
不意をつけば100%勝てたのに。
しかも薬師カブトとの連合は当初考えてなかったっぽい。
その状態でやったら勝負にもならなかったろう。
自分の目的である九尾を封印したナルトに一対一で接触しながらも何もしないという、紳士にもほどがある対応をしている。
結果、ナルトが強くなりすぎて手が出せなくなった。
ペイン長門に輪廻眼をあげたのは自分だという、小学生でもわかる嘘をついている。
九尾をクシナから引きはがすわずかなタイミング(出産)を「どれほど待ったことか…」といっているが、時系列的にはオビト自身はそんなに待ってない。
これが本物のうちはマダラだったら相当待っていることになり、セリフの整合性は合うのだが…。
ダンゾウの使ったイザナギを不完全とバカにしていたが、オビトの使ったイザナギと何が違うのかは不明。
第四次忍界大戦用として大量の白ゼツを作るために、かなりの量の尾獣のチャクラを使うという無駄すぎることをした。
結果、盛大なモブVSモブという勝負を作り上げてしまった。
ンなことやってる暇があれば、奇襲しろってばよ!!
ちなみに、ゼツはカブトがパワーアップしてくれた。
うちはマダラの振りをしていたのは、五大国を戦争に巻き込むため。
敢えて五大国を結束させることにより、自分に不利な方、不利な方へと戦況を進めるドM。
なお、こいつがやりたかった月の眼計画は、術を受ける人が大勢いたほうがいいはずだが、こいつが戦争仕掛けたせいで、大勢の人が死んでしまった。
さらに、十尾を不完全な状態で復活させてしまったが、月の眼計画はそれでもいいらしい。
ちなみに、十尾を不完全な状態で復活させるには、ナルトがいなくても可能なので、何のためにナルトに執着したのかは不明。
「おまえがリンを見殺しにしたからだろうな…」と言いつつ、「リンは関係ない!」と前言撤回しつつ、「リンが死んだから!」と、自分が暴走して世界を終わらせようとした理由を二転三転させたとんでもない奴。
最終的に綱引きに負けて、まさかの改心。
本当になにがやりたかったんだ、こいつは。
最後の最後にカカシの両目を写輪眼にするという、設定ガン無視の裏技を披露してくれた。
うちはマダラ…黒幕を影で操っていた本当の黒幕。
何度も「死んだはずでは…」と言われ続けていたが、本当に死んでいた。
開幕隕石落下というとんでもない攻撃をかます。
しかも二つ。
穢土転生は使えないのに、妙に穢土転生に詳しい。
現五影五人相手に一方的に勝つほど強い。
「リン木の葉で大暴れ計画」は自分が仕組んだといっているが、相当に無理がある。
無理がありすぎるので、詳細は語らないのがナルトクオリティ。
最終的にはオビトを呪印札で操っていたことを暴露するという後付けにも程がある設定を披露してくれた。
最もいいタイミングで、真・裏黒幕に殺された。
十尾…一尾から九尾全ての尾獣の集合体。
六道仙人…輪廻眼の持ち主。
十尾の人柱力。
大筒木かぐや…黒幕の黒幕を制御していたホントの黒幕。
誰と闘うのかは不明だが、人間を兵士として生産しなおしたいらしい。
空間を自由に移動でき、全ての忍術を吸収できるわりにはあっさりと封印された。
千手一族…最強と謳われた忍び集団その1。
後の木の葉の国の創始者である柱間もこの一族。
うちは一族…最強と謳われた忍び集団その2。
木の葉で肩身の狭い思いをしている。
日向一族…最強集団その3。
ちなみに、木の葉の国には、千住一族もうちは一族も日向一族もいる。
みんなぼくのかんがえたさいきょうにんじゃ。
最も優秀な血継限界を持つ一族(by日向ネジ)。
忍術小学校…通称アカデミー。
サスケとナルトは同期だが、成績トップのサスケと何度も卒業試験に落ちているナルトが同時卒業なのはちょっと違和感がある。
中忍選抜試験…最低8つ以上という、もの凄く少ない数の任務をこなしていれば上忍の推薦により受けることができるという緩い試験。
ちなみに迷子の猫探しなども数としてカウントされる模様。
それでいいのか。
入り口は限りなく緩いが、出口は滅茶苦茶厳しい。
天才や逸材ぞろいのナルトたちの初試験時(当然何度も受験している奴らもいた)は、シカマルしか合格しなかった。
死人さえ出る、恐ろしい試験。
螺旋丸…技の名まえ。
ナルトや自来也が得意とする。
術の中の会得難易度6段階中上から2番目のAランクという超高等忍術。
しかし、他の術で会得難易度の話が出てきたことはなかったし、会得難易度Sランクの術は作中一度も出てこなかった。
羅生門…最強防御術。
の割には下忍にへこまされていた。
最強防御だが、三重や五重にしないと弱すぎて破られる。
ちなみに九尾には三重にしてもあっさり破られていた。
写輪眼…うちは一族の中でも一部しか使えない血継限界。
万華鏡写輪眼…最も親しい者の死によってのみ、開眼される。
当初は最も親しい者を殺すこと、だったがいつのまにか条件が変わった。
写輪眼を持ったものの中でもさらにほんの一握りしか使えない、稀有中の稀有な能力。
輪廻眼…六道仙人と長門しか使えない、最も崇高な眼。
というか万華鏡写輪眼がほぼなんでもアリなので、ワリを食ってる。
百眼…白目。
なんか凄い。
この世界の瞳術…写輪眼(万華鏡含む)や輪廻眼は使えるのがほんの数人である非常に稀有な能力。
但し、この世界では眼の移植がコンタクトレンズを入れ替えるくらい簡単にできるため、写輪眼も万華鏡写輪眼も輪廻眼も皆が使い放題だったりする。
死人からの移植も可。
死んでしばらくたっても、全然大丈夫。
月読(つくよみ)…万華鏡写輪眼を持つ者だけが使える、最強の幻術。
天照(あまてらす)…万華鏡写輪眼を持つ者だけが使える、最強の物理攻撃。
正体は決して消えない炎。
なので、物理攻撃ではない。
須佐能乎(すさのお)…月読と天照の二つの能力を開眼したときに身につけることができる。
サスケの場合は両目の万華鏡写輪眼を開眼したときに…という条件に変わっていた。絶対防御。
長時間使うと体中の細胞が痛むという、絶対防御なのに他のところでダメージを食らうという、わりに合わない術。
イザナギ…究極幻術。
術者に対して不利なものを夢に変えることができ、有利なものを現実に変えることができる、己自身にかける術。
イザナギを使うと、その眼は光を失い、二度と開くことはない。
なので、使えるようになったからといって、気軽に使えない。
ぶっつけ本番で効果を試すしかない、非常に使えない術。
ちなみに月読は最強幻術。
間違えないよーに。
うちはと千手の両方の力(六道の力)を得た者だけが使える瞳術。
イタチが、戦争のたびに結構な数の人間が使っていたと語った話と矛盾している。
作者が設定を忘れたわけではないと思いたい。
対象者の運命を決める。
術をかける相手にAという状況を作り出し、時間をおかずしてそのAとほとんど同じ状況A´を作る。
そうしてAとA´をつなげて、A~A´間を永久にループさせる幻術。
一度使うとイザナギ同様に眼は光を失う。運命を受け入れたらこの術は解ける。
仕込みからリスクから色々とめんどくさいのに、大した能力ではない。
イザナギを止めるために開発された術。
イザナギにしろ、イザナミにしろ、他の幻術にしろ、かけたもん勝ちなので、あんまり使う意味はない気がする。
別天神…ことあまつかみ、と読む。
またまた出ました!最強幻術。
対象者を幻術にかけられたと自覚させることなく操ることができる。
操ることができるので、自覚できようが自覚できまいが関係ない。
逆に、幻術をかけられたと自覚できる幻術なんて存在するんだろうか…。
五大性質変化…火、風、雷、土、水の優劣関係が物語が半分以上進んでようやく説明された。
火は水に弱く、風に強い…っていうアレ。
これが説明されるまではだれも優劣について語ってなかったのに、説明されるや否や、語りだすようになった。
さらにどいつもこいつもやたらと「性質変化」「形態変化」という言葉を使いだした。
チャクラの性質…感応紙にチャクラを流すことによって、火、風、雷、土、水のどの性質を自分が持っているかわかる。
ちなみに火の場合は紙が燃える、風なら紙が切れる…という風に、某漫画の水見式に非常に似ている。
作者が安易にパクったわけではないと信じたい。
陰と陽の性質変化…ナルトが混乱するといけない、という理由で説明が後伸ばしにされてしまった事柄。
作中では結局説明されることはなかった。
決して作者が何も考えてなかったわけではないと信じたい。
ナルト世界の科学技術…作中には無線、パソコン、テレビ、監視カメラ(言葉のみ)といった技術が出てくるが、電話や車は出てこない。
もちろん銃や兵器といった類も出てこない。
第四次忍界大戦…五大国連合VSうちはオビト&薬師カブトの二名という、何が戦争なのかよくわからない戦争。
まあ、薬師カブトの持っている術が凄すぎて、一応戦争としては成り立っている。
白ゼツ10万VS忍8万という壮絶なモブ対モブの無駄すぎる勝負が実現。
白ゼツの数が半分になったとき、律儀に忍の数も半分になっていた。
血継淘汰…血継限界のさらに上。
三つの術を組み合わせることができる。
最強忍具…人柱力のような膨大なチャクラを持つバケモノみたいな者しか使えず、普通の忍が扱うと死んでしまう。
もちろん普通の忍が普通に使っていた。
口寄せ三竦み…蛙、蛇、蛞蝓の三竦み。
最初は蛙、蛞蝓対蛇の二対一。
二回目は共闘。
全然三竦みではない。
作者、三竦みって言葉使いたいだけだろ。
ナルトはねぇ。
第一部は非常に面白かったんですが、第二部の途中から雲行きが怪しくなり、そのあとの戦争編が全てを台無しにしています。
戦争編では
オビト「あきらめろ!」⇒ナルト「あきらめねぇ!」⇒オビト「あきらめろ!!」⇒ナルト「あきらめねぇ!!」⇒オビト「あきらめろ!!!」⇒ナルト「…くッ… あきらめねぇ!!!」
ていうのを延々繰り返しては、間に後付けとしか思えない設定をどんどん付け足していっただけのような展開でしたから…。
もちろん、面白い漫画ですので、まだ読んだことのない人はぜひとも読んでみてください。
鳥取大雪!! 観測史上最大の積雪場所も!
どんもっす。
鳥取では2017年2月現在、大雪が降り続いています。
先月も大雪を記録しましたが、今月も相変わらず雪が凄いです。
鳥取県智頭町(ちづちょう)では、1月の観測史上最大積雪を記録👇
その他、兵庫や岡山の一部でも1月の観測史上最大積雪を記録している模様。
この日はリアルに家に帰れない知り合いも何人かいました。
1月23日(月)の朝の時点ではまだそんなに降ってはいませんでした。
そこからの24時間で降った量が物凄かった。
窓の外に置いてある車の上に、どんどん雪が積もっていく様が幻想的であり、恐怖でもありました。
そのときのやりとり
移住者の私「ちょちょ、この雪の量、マジでやばくないっすか?」
鳥取の方々「な~に、これくらいは軽いもんよ。それよりも雪かきを手伝うがよい!」
って感じだったのが、翌日になって
鳥取県の方々「ちょ、マジやばいって、これ。マジふざけんなよ、雪!」
移住者の私「………………」
真剣にビビっている移住者の私がいました。
こういうとき、皆いうことが違って非常に面白い。
「わしらが子供の時は毎年このくらい降ってた」
「昭和58年以来の大雪」
「この程度は2~3年に一回くらいはある」
「こんな大雪生まれて初めて!!」
今年は33年ぶりの大雪なので、昭和58年以来の大雪発言をした方は非常に凄いです。
なお、鳥取市内の積雪90cmは平年の10倍近いらしいので、2~3年に一度あるといってる方は見栄っ張りの様です。
2月現在も降っているんですが今回は1月とは違って、非常にサラサラフワフワしており、雪質が軽いです。
50cm以上積もった所では、ザンギエフ(格闘ゲームのキャラクター)のフライングボディプレスをしても痛くも痒くもありません。
↑フライングボディプレス
(引用:http://maidskii.hatenablog.com/entry/2015/07/29/020558)
↑フライングボディプレスをしてみたの図
1月の時点では移住者である私は全然雪かきの重要性がわかっておりませんでした。
皆さん、車の前の雪を必死にかいてらっしゃったんですが、私は何もやらず。
というかスコップ持ってないし。
雪かきしたところで、どこもかしこも雪だらけで行くところないし。
で、駐車場の雪を放置していたのですが、大変なことに。
↑こんな。
左上から、にょきっと黒いものが出ていますが、マイカーのワイパーです。
右側にあるのは雪の壁です。
そう、これだけ雪が降ると雪かきしても雪を捨てる場所がないんです。
自分のエリアの雪かきをしないでいると、みんな
「あ、あそこに雪捨ていいんだ!」
ってなっちゃって、次から次へと雪が捨てられて…
気づいたときには取り返しのつかないことになっちゃいます。
ま、1月の時の雪は結構重かったのと、皆さんが一か所に固めてくださったおかげで、そこそこ圧雪されていたので、簡単にかまくら作ることができました。
↑自車の駐車場でかまくらを作る!の巻、
所要時間30分でかまくら作成しましたが、そこそこ居住性は良かったです。
ただ、今回2月も同じように雪の壁を車の前に作られると、周囲の雪が溶けてもマイカーの前の壁のために車出せないので、しぶしぶ雪かきをすることにしました。
↑もう見ただけで萎える雪の量です。
ちなみに車向かって左側はスペースが空いているように見えますが、れっきとした駐車場です。
車を一日置かなかったら、もう二度と置けなくなります。
注意しましょう。
車の上はこれくらい雪がのってます。
雪の重みで家が潰れるとかいうのがわかる気がします。
雪かきの心得
1.量(回数)で攻めるか、質(一回当たりの重さ)で攻めるか決めるべし
2.誰にも迷惑のかからない場所に雪を捨てるべし
3.ひたすらかくべし
今回の雪質はサラサラで、量の割にはとんでもなく軽いので、圧雪して固めて質で攻めることにしました。
いかんせん周りじゅう雪だらけで、雪を捨てる場所が結構遠いので、なるべく往復する回数を減らしたいです。
↑フワフワしてるのでとりあえず圧雪。
↑こんな感じで。
見た目の10倍くらい圧雪してますので滅茶苦茶重いです。
スコップがミシミシ音を立てるのを初めて聞きました。
ま、10倍に圧雪したおかげで、捨てる場所との往復が1/10に済むので良しとします。
↑雪かきすること一時間、ようやく車の前を除雪することができました。
見てわかるように、車幅と全く同じ分しか雪かきしてないので、車を出すことはもちろん、格納することも不可能です。
じゃあなぜ雪かきしたのか?というと、前述したように”車だす振り”だけでもしておかないと、自分の車の前に大量の雪を捨てられ、いざというときに本当に車出せないからです。
ちなみに、車の上に雪積もってますけど、一回全部取り除いた後に、再度積もった雪です。
もうね…雪を掻いた傍からどんどん積もっていって、逆賽の河原状態です。
「あれ、ループしてね?」
っていう錯覚に軽く陥ります。
余談ですが、今回みたいにフワフワしている雪質のときは、このソリタイプの雪掻き道具は非常に便利です。
一度に大量の雪を運ぶことができます。
雪かきに満足したので、ちょっと周辺の様子を紹介したいと思います。
これは雪に埋もれた私の自転車。
春になったら発掘します。
雪に埋もれた送電設備。
一昔前に流行った工場萌え?みたいな雪萌えはあるのかしらん。
公園です。
決して道路の白線ではありません。
ジャンプして公園に入るとこんな感じです。
腰まで雪に埋もれます。
雪かきをしないと一晩でこんな感じや
こんな感じになってしまい、車を出すことができなくなります。
もっとも、出せたとしてもどこへ行っても雪しかないので、特に何もできません。
町全体がスケートリンクみたいに凍っております。
こんな状況でもオープンしているコンビニエンスストアには感謝感激雨霰でございます。
屋根の上に積もった雪の量がおかしい。
雪国で雪下ろしをする大切さが身に沁みました。
確かに、こんなもんがこの調子でどんどん積もっていったら家が潰れてもおかしくないです。
とまあ、鳥取県は大変な状況です。
が、北海道や東北地方の方々に
「大したことねぇよ」
と言われたら、謝るしかありません。
こんなんが日常茶飯事の雪国の方々は相当凄いと今回思いました。
今回の結論:雪かきは振りだけでも大事!!
そんでは、皆さんもお気を付けください。
ちなみに、雪かきしたのは今日の午前中。
三時間前くらい。
今外に様子を見に行ったら、もう車が雪で埋もれてました。
うん、もういいや。
色々諦めた。
バキ道をドラゴンボールに例えてみた
どんもっす。
今現在連載中のバキ道、あまりにも面白くない展開と今までのストーリーや強さの序列を無視した展開に、ネットでは非難囂々です。
しかし一部では
「アンチがわいている」
だの
「そんなに非難して何が面白いんだ? もっと純粋に漫画を楽しめよ」
といった意見も散見されます。
ふむ。
私も最近の内容には眉をひそめておりましたが、刃牙はひょっとして昔と変わらず面白いのか?
純粋な目で見たら、実は面白いのか?
長期連載の弊害なんてそもそも気のせいだったのか?
ということで、現在連載中のバキ道を純粋な目で見るべく、またどこがおかしいのかを検証すべく、その内容をドラゴンボールで例えてみることにしました。
人造人間セル(バキでいうピクル)とZ戦士との戦闘が終了した後、天下一武道会の審判のおっちゃん(バキでいう徳川みっちゃん)が、より刺激的な戦いを見物したいがために、ドラゴンボール(バキでいう霊媒)で伝説のスーパーサイヤ人ブロリー(バキでいう宮本武蔵)を復活させた。
早速主人公である孫悟空(バキでいうバキ)はその気をかぎつけ、戦いを挑む。
悟空は瞬間移動を使ってブロリーに攻撃を加える。
ブロリーは瞬間移動を見たことがなく、避けようと思えば避けることができたが、後学のためにとりあえず攻撃を受けることに。
思いがけずダウンをとられ、ブロリーは怒り心頭。
「一人用のポッドでか?」
とぶちぎれて悟空を一方的にボコるも、なぜか決着がつかず(読者的には予想通り)にブロリー逃走。
悟空はこの後、
「ブロリーの前でアクビしてやっぞ!」
と修行&解説モードに入り、現在に至るまでリベンジする気配は一切無し。
当然、ブロリーの話はZ戦士たちにも伝わり、(準地上最強の悟空がやられた段階で)よせばいいのに皆こぞってブロリーに戦いを挑もうと画策する。
第一の犠牲者は安定の神コロ(バキでいう烈)。
神コロらしく、手伸ばしたり、巨大化したり、卵吐いたりと、多種多様な技でブロリーを翻弄する。
なな、なんと!
まさかの神コロのK.O勝ちか?と見せかけて、ブロリーは死んだふりをしていただけ。
全くのノーダメージで、反撃開始。
神コロまさかの死亡。
このとき、なぜかわからないが
「でぇじょうぶだ! ドラゴンボールで生き返る!」
とはならず、皆で神コロの死を惜しんで終了。
神コロは仲間の薄情な対応のせいで強制退場となってしまった。
※実際武蔵は霊媒で生き返らせたので、烈も生き返らせることができたはずではあるが…
なお、審判のおっちゃんは試合を止められる権利を持っていたにも関わらず、傍観に徹し、神コロの死体を見ながら号泣と訳の分からない対応をとる。
この後何をとち狂ったのか、天津飯(バキでいう本部)が突然
「私がZ戦士を守護る!」
と動き始める。
Z戦士(バキでいう地下闘技場戦士とか)を守護る云々の発言は以前からしており、神コロも当然守護る対象であったが、神コロを守れなかったことでどうやら本腰入れて活動することにした模様。
天津飯ごときが何をやろうと知ったこっちゃねぇ、と誰も相手にしていなかった。
スーパーサイヤ人2になり、名実ともに地上最強の存在となった悟飯は、その強さゆえ、対戦相手に困るという日常を送っていた。
日々自分と対等に戦える存在を探していたにもかかわらず、ブロリーの存在を知った後も
「闘りてぇ…」
と言いながらホテルの一室で一日を過ごすという、本当に戦いたいのか何だかよく分からない言動をとっていた。
そこに天津飯が訪問。
いきなり地上最強の存在である悟飯に対して、
「安心していい。君たちは俺が守護る」
と自分の立ち位置が全く見えてない勘違い発言をする。
地上最強である自分が、ましてや天津飯ごときに守護ってあげる宣言をされた悟飯はぶち切れ、いきなりスーパーサイヤ人2へと変身。
スーパーサイヤ人2の悟飯はご存知の通りとんでもなく気が荒い。
「殺してやる~」
と半ば涙目になりながら天津飯に飛びかかるも、ここはさすがに天津飯。
お得意の太陽拳でピカっ!とやって見事逃走に成功。
しかし、地上最強の悟飯を挑発したことから、内心は汗びっしょり、膝ガクガク、ションベンもらす勢いでビビっていた。
天を仰ぎながら、
「フフ…地上最強相手に我を通せたじゃないか…」
と守護る発言しておきながら、実際は焚き付けただけという真逆の事をしているにもかかわらず、悟飯を挑発して生き延びた事実にご満悦。
調子にのった天津飯は今度は悟空を訪ねる。
守護る発言を受けて、さすがの悟空もご機嫌斜めな様子。
「誰であろうとオラを守ることは許さねぇ」
と天津飯に勝負を挑もうとする。
悟飯から逃げおおせた自信と、温厚な悟空だからまさか殺されることはあるまいと、高をくくって余裕綽々の天津飯。
親子二代に対してのまさかのピカっ!!
油断していた悟空の目をくらませて背後をとることに成功し、悟空へ敗北感を味わわせることに見事成功。
「負けたんだな…オラは…」
と背後を取られただけなのに、妙に潔い悟空に気を良くしたのか、
「君たちはこういう戦いに慣れていない」
と慰めているのか、おちょくっているのかよくわからない発言をしていく。
一方、特に戦う気はなかった悟飯は、焚き付けられてしまったのでブロリーのもとへ。
読者の期待を良い意味で裏切り、いきなり地上最強と伝説のサイヤ人の夢のカードが実現してしまう。
この夢のカードが見たかった審判のおっちゃんは
「最高の幸せ~」
と喜んでいた。
両者一進一退の攻防を続け、悟飯がやや優勢に勝負を進めるも、ついにブロリーの奥義が炸裂!!
と見せかけて、すんでのところで天津飯が割って入り、ブロリーの攻撃を一身に受けて悟飯を守護ることに成功。
ブロリーの攻撃を受けて気絶するも、恍惚の表情を浮かべていた。
勝負を邪魔されたことと、守護られたことに悟飯は怒り狂い、
「この馬鹿ぁ~」
とまさかのオネェ言葉、内またでビンタというおおよそ普段の悟飯からは考えられない攻撃を天津飯に繰り出す。
さすがに見かねた審判のおっちゃんが
「この勝負は無し」
として、ブロリーと悟飯の勝負は読者の予想通り、つかずじまいになってしまった。
天津飯が目を覚ますと、目の前には怒りに満ちた審判のおっちゃんが座っていた。
「私が守護らなければ、やられてましたよ、悟飯は」
と自分が無傷であるにもかかわらず、なぜか悟飯やられていた宣言。
審判のおっちゃんは
「で? わからんのぉ…」
と天津飯ごときに夢の対戦の邪魔をされて取り付く島もない。
半ばあきれていた様子で話を聞いていたが、天津飯の話を聞くにつれ、
「天津飯でいい!!」
となぜか手のひらをかえした。
なお、審判のおっちゃんは、この世界は闘って強さを示してナンボのはずなのに、口だけ上手い天津飯にだまくらかされて
「いいよな~ 天津飯」
などという、審判という立ち位置にあるまじき発言をしてしまっている。
さらに、パワーアップしたフリーザ(バキでいうジャック)がブロリーと闘いたくて審判のおっちゃんを訪ねた際も、
「あの天津飯じゃ」
と、誉めてるのかけなしているのか皆目見当もつかない発言をする。
フリーザもフリーザで、無視してブロリーに闘いを挑めばいいものを、律義に天津飯に闘いを挑む。
フリーザ対天津飯の勝負は人知れず特殊重力室(バキでいう公園)で行われることになった。
この天津飯、なぜか特殊重力室ではやたらと強く、フリーザを圧倒。
フリーザはフリーザで、昔は楽々足蹴りで跳ね返していたような攻撃を律義に目玉にくらったり、気円斬で自分自身を攻撃したりと、パワーアップして帰ってきたはずが、ものの見事に弱体化に成功。
あっさり天津飯相手に土をつけられる(というか縛られる)。
そうこうしているうちに、今度は人造人間セルとブロリーの対決カードが決まる。
天津飯は、Z戦士でないセルに対して
「あいつだけ守護らんわけにはいかんなぁ」
と守護る発言したにも関わらず、やはり勝負開始には間に合わないという愚行を犯す。
セル対ブロリーの勝負は一方的な試合展開となっていた。
セルは太陽系全てが吹き飛ぶほどのMAXパワーかめはめ波を放ち、ブロリーはノーガードで受け止める。
ブロリーはダウンしたかと思いきやまたもや死んだふりで、まさかのノーダメージ。
渾身の力を込めた技をぶちかましておきながらノーダメージと、セルに勝ち目はなく、一方的にボコられ、負けを悟ったセルはまさかの逃亡。
逃亡先には天津飯が待ち構えており、セルと入れ違いに武道場へ姿を現す。
作中きっての技巧派である天津飯は、気功砲、四身の拳、排球拳(行くわよ~)、四妖拳と多彩な技を繰り出し、ブロリーを翻弄する。
また、このとき天津飯はカプセルコーポレーションが開発した戦闘服(サイヤ人が着ていたアレ)を着込んでおり、なりふり構わず防御力を上げていた。
ブロリーはブロリーで、頭とか首を狙えば一撃で倒せるのに、わざわざ戦闘服の上から攻撃という、非常にアホ臭い戦闘を繰り広げる。
いよいよ戦闘も佳境に入ったところで、天津飯が決めに選んだ技はまさかのチョークスリーパー。
単純な腕力であれば、大人と赤ちゃんほどの差がある(もちろんブロリーが圧倒的に上)のに、大人しく落とされるブロリー。
復活後、ブロリーは自ら敗北を認めたが、天津飯はこれは練習試合であり、死合いであれば負けていた…などと語りお互いに勝ちを譲り合うというまさかのグダグダで本編の(作者的)ベストバウトは幕を閉じた。
その後、テレビ出演などを経て、なんやかんやで警察に追われる身となったブロリー。
警察は、過去に人造人間セルやピッコロ大魔王(バキでいうスペック)相手に軍隊が全く歯が立たなかった教訓を少しも活かさずに、少人数で重火器や兵器も持たず、ゴム弾と拳銃でブロリーを捕えようとする。
部隊の責任者が一対一でブロリーに面するも、瞬殺。
100人からなる警察部隊は、多勢とゴム弾からか、勝ちを確信してブロリー捕獲に挑む。
勝ちを確信しすぎて、乗ってきた戦車から、まさかの全員降車。
こともあろうにブロリー相手にほぼ生身で挑むという、作中でも愚行中の愚行を犯す。
さらには、持ってきた重火器を一切しようせず、
「うしろうしろ!」
「うわぁ~~」
「囲まされてるんだよ!」
と緊張感の欠片もない応戦で、一方的にブロリーにやられていく。
さすがのブロリーも、このまま一般人相手に暴力をふるうのはヤバい(というかあまりにも面白くない)と感じたのか、一括して追い払ってこの戦闘はここで終了。
↑今ここ。
なお、ベジータ(バキでいうオリバ)は重力室で一人筋トレ中の為、現在まで一度も出て来ず。
↑出てきたが、冷や汗かいてビビるという引き立て役に。
という感じ。
ドラゴンボールに例えるとわかりやすいです。
フリーザにすら勝てない天津飯が大活躍し、悟空、悟飯は空気と化し、セルは使い捨て、神コロは謎の死亡、ベジータ未登場。
今更普通の警察とブロリーの勝負なんて誰が見たいんだ?
結論:バキ道はつまらん
以上。
2018/03/13 追記
その後の話。
ついにブロリー対悟空が始まった。
対戦前から、ブロリーを屠りさる、とおよそ悟空らしからぬ発言が目立つ中、天下一武道会場への入場シーンだけで2話も使うという愚行を犯す。
その後、悟空対ブロリーの瞬間移動対決が始まるが、ブロリー優勢。
この二人、一発殴ってはくっちゃべっているので、どうにも戦いのテンポが悪い。
いよいよクライマックスというところで、まさかの占いババ(バキでいう寒子)乱入。
ブロリーにディープキスをかますと、ブロリーはショックで昇天してしまい、決着。
なに、これ?
読者舐めるのも大概にせーよ。
バキ世界における強さランキングはこちら👇
syaa-sennnyou-neko.hatenablog.com
耳をすませば 天沢聖司はストーカーか検証 ピュアと犯罪は紙一重
どんもっす。
雫よりも汐(しほ)派です。
子供の頃から何度となく見た「耳をすませば」ですが、昔からの疑問を、おっさんになった今このとき解消すべく、今回一から見ています(見ながらツッコミどころをメモしてます)。
その疑問とはすなわち、
天沢聖司はストーカーか否か?
結論:ストーカー
いや、もう立派なものでした。
疑うべくもなく、ストーカーです。
あまりにも手口が鮮やかすぎて、雫へのストーキングが初犯であるかどうかすら怪しいレベルです。
以下、聖司をストーカー認定した所業👇
・雫がベンチに忘れた本に誰よりも早く近づいて、読み耽る(雫のことを常に観察してないとできない所業)
・雫の忘れた荷物を届ける際、雫の物だと知っておきながら中身を見てしっかり確認している(何を忘れたと期待していたんだ?)
・シャツをズボンにイン!
・家からの景色を見ながら、この瞬間が一番綺麗に見えるんだよ、と雫の気を引くために明らかに嘘をついている
・カントリーロードをバイオリンで完璧に弾けるくらいに練習している(冷静に考えたら滅茶苦茶怖い)
・図書館ですれ違ったアピール
・隣の席に座ったこともあるアピール
・雫の気を引くために、雫が読みそうな本を先読み(これは真剣に怖い)
まあ、ドリーミングガール(夢見がちな痛い子)である雫はコロっといっちゃうわけですが…
雫が聖司にコロッといったわけ👇
・バイオリンを作れる
・すらっとしていてイケメンである
・バイオリンを弾ける
・中学出たらバイオリン作るために、イタリアへ行く
・イケメンである
・勉強もできる
・同年代の男子と比べて異常に落ち着いている
・イケメソである
・雫のクラスを知っており、昼休みにいきなり訪ねてくる(しかもいきなり雫と呼び捨てしており、付き合ってもないのにイタリアへ行けることを教えに来ている。雫に一番に教えたかった旨の発言をしている。全てを計算ずくでやっている)
・その辺の土手を秘密の場所に勝手に決めており、雫に教えたかった云々言ってる
受験で疲れた中学三年生女子がクラクラしそうなスペック&発言を兼ね備えており、それを十二分に活かしています。
その上、あんなオーケストラ即興でされたら、そらー惚れますわ。
これが、
「デュフフ。フォカヌポウ!」
みたいなキャラだったら、雫は惚れなかったでしょう。
女子中学生と付き合いたかった、隣の席に座って匂いを嗅いでいた…などと供述しており…といった事案に発展しても何ら不思議ではありません。
イケメンは得です。
一方雫は雫で、猫を見かけたら素敵な物語が始まるんじゃないかと期待してその猫(ムーン)を追いかけまわす、良く言えば夢のある子、悪く言えば痛い子。
しかも追いかけまわしている間中猫に話しかけるという、相当に痛い子。
なので、二人の間で奇跡的なバランスが取れているといえば取れている(ストーカーVS痛い子)。
雫は地球屋の品ぞろえや景色にいちいち驚いてましたが、こいつをヴィレッジ・バンガードやスカイツリーに連れてったら、発狂するんじゃあるまいな。
もしも私が二人の保護者だったら、
「あかんわ、こいつら!」
って二人の将来を真剣に心配するでしょう。
ま、大体こういうカップルは別れますわ、ええ。
この物語自体は~ピュアな恋物語~みたいな説明されてますけど、ピュアと犯罪、もしくは痛いのって紙一重なんだな、っていうのが凄く良くわかる作品です。
「ピュアと犯罪の違いを言葉ではなく心で理解できた!」
って高らかに宣言したいくらい。
雫の周りにはここぞとばかりに曲者が集まっています。
さながら、曲者の応酬です。
雫「(フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵に向かって)君はさっきの猫君?」
なわけねーだろ!!
じじい「(時計をいじりながら)あるお城で眠っていた」
ってどこだよ!!
なぜそんなものがこんな場所に?
盗んできたんじゃあるまいな?
どうでもいいけど、この時計、porco rosso(ポルコ ロッソ)って書いてますね。
紅の豚??
雫「ドワーフ!!」
じじい「良く知ってるね。お嬢さんはドワーフを知っている人なんだね」
つってっけど、皆知ってますから!!
FF舐めんなよ!
夕子「こんな顔じゃ学校いけないから、明日は休むね」だぁ~?
んな下らねえ理由で義務教育をさぼろうなんざ、100年早いんじゃ、ボケェ!
モブ友達の一人が、カントリーロードの詩を見て
「これ過激ね!」
つってるけど、何が??
コメントすりゃーいいってもんじゃねーぞ。
雫の追いかけていた猫、物語で悪者にされてるやんけ!!
なんで猫嫌うん?
地球屋は開いてるほうが珍しい??
物売るってレベルじゃねーぞ!!
どうでもいいけど、保健室の先生の声優、高山みなみさんですね。
大人の色気がムンムンしてますね。
夕子ママも滅茶苦茶可愛い。
ジブリ映画は30~40代と思われる母親陣が滅茶苦茶可愛い気がするのは気のせい?
おまけ:ラストの1シーン
聖司「雫に会いたくてさ、心の中で何度も叫んだんだ。しずくーって! そしたらさ本当に会えた。凄いよ俺たち!!」
お前は最後の最後までストーカーか!!
ヘラクレスの栄光Ⅲ シナリオは神だがそれ以外が…
どんもっす。
過去の名作(迷作?)レビュー、第三回目は
最近ようやくクリアしましたよ…。
シナリオが秀逸とのことでクリアしたかったゲームの一つなのですが、如何せん操作性、インターフェース、エンカウント率、ゲームバランス等々、諸々の設定が本当にひどい。
あまりのひどさに、毎回中盤くらいまでやって放置、中盤くらいまでやって放置を繰り返していましたが、今回気合を入れて本腰入れてプレイ!
見事にクリアできました(攻略サイトに大分お世話になりましたが)。
中盤まではシナリオが普通な上に、戦闘があまりにもかったるすぎて放置したくなるんですよ…。
で、確かに思った。
シナリオは秀逸。
というよりも神。
私なりにS、A、B、C、D、Eの6段階で評価すると、
・シナリオ…S というか神の領域
・ゲームバランス…D
・音楽…C
・グラフィック…C
・エンカウント率…E
・謎解き…D
・総合評価…B
こんな感じです。
シナリオが神!その一点だけで名作と語られているようなこのゲーム。
それ以外はうーんって感じ。
シナリオが秀逸でなければ、確実にクソゲーもしくは何も語られないゲームだったことでしょう。
ということで、ゲーム性について言及したいと思います。
※ネタバレ注意
自分でプレイして結末を知りたい人は読まない方が良いです。
音楽とグラフィックがなんか暗い
1992年当時にSFCとして発売されたということを考えれば、決して悪くはないんですよ。
音楽もグラフィックも。
これ以降に発売されたソフトで、もっとひどいグラフィックなんかいっぱいあったし。
世界観を壊さないような音楽やグラフィックであることは重々承知しています。
が、それでもやっぱり暗い…。
特に戦闘。
まず、ボスがやる気の欠片もないグラフィックの奴らが多数。
アーグリオとかナーガとか…
凄い粗が目立つグラフィックです。
ボス戦の音楽は結構いいんですけどね。
で、雑魚戦は音楽も微妙だし、グラフィックも微妙だし。
母なるガイアが時折カットインでゲーム中に出てくるんですが、こちらは異常なまでに気合が入っているグラフィックです。
まあ、超重要イベントなので、当然っちゃ当然ですが。
このグラフィックを、せめてボスだけでもいいから分けてあげて欲しかった。
ゲームバランスとエンカウント率が悪すぎる
当時のゲームには、なぜかやたらとエンカウント率が高いゲームが存在します。
このゲームも御多分にもれず、エンカウント率がやたらと高い。
しかも、最後の方は敵が画面狭しとワラワラ出てきます。
私が確認できたのは、最大8匹。
この雑魚敵が、HP回復したり、死んだ奴を復活させたり、仲間を呼んだり…。
戦闘スピードが遅いこともあって、一回の戦闘が果てしなくなげぇ。
こちらの与えるダメージに対して、死ぬよりも早く仲間を呼ぶ敵(ドラクエで言うところのマドハンド)にハマったときは、さすがにリセットしました。
戦闘が終わらねぇ…。
さらにこのゲーム、こちらのレベルが上がったら雑魚敵も強くなる、という厄介なゲームシステムを取り入れています。
こちらの強くなるスピードの方が早いので、相対的な強さが永久に変わらない、ということはないのですが、こちら側が圧倒的に強くなることもないため、雑魚戦のスピードが全然変わりません。
世界崩壊後、シナリオは畳みかけるように一気に進んでいくんですが、戦闘はそれまでに増してのらりくらりとし始めます。
遅い…。
早くシナリオの続きが見たいのに、それを嘲笑うかのように道を塞ぐ雑魚敵ども…。
10Lvくらい前に初めてエンカウントしたような奴らが、ニヤニヤにやけながら立ちふさがっているかと考えると、コントローラーを壊したくなる衝動に駆られます。
ゲームバランスも決して良いとは言えません。
雑魚敵はこちらに合わせて強くなるのに、ボスはずっとそのまま。
従って、雑魚戦よりもボス戦の方がはるかに楽ちん!という逆転現象が起きてしまいます。
補助魔法をかけまくって、余裕で殴り殺せるボスに対して、補助魔法をかける暇もなく総力戦になりがちな雑魚戦…。
何かが間違ってます。
ただし、終盤に手に入る装備やアイテムが非常に便利なので、これらを上手く使えば雑魚戦もそこそこ楽になります。
各種最強魔法や補助魔法の効果がある装備やアイテムが多数手に入り、しかも無制限に使えるものも多く存在するのでその点は楽っちゃ楽。
各キャラクターが覚える魔法が使われなくなる、という欠点はありますが。
この辺のゲームバランスは本当に難しいところではあります。
埋める、飛び降りるという謎のコマンド
他のゲームとの差別化を図ろうとしたのか、このゲームには謎のコマンドが二つほどあります。
それが、埋めると飛び降りる。
まずは埋めるから。
このゲームはアイテムを最大48個しか持ち歩けません。
あまりにも多くのアイテムを持ち歩けてしまうと、ゲームの世界観を崩したり、難易度が激減したりと良くないこともあるので、これ自体には問題ありません。
問題は、過剰なアイテムの保管方法。
その方法が、地面に埋める。
??
と思ったでしょ?
そのまんまです。
町とかの地面に埋める。
モグラか!
っつーくらい地面に埋めます。
地面に埋めて保管。
これだけ。
なお、地面に埋めても地面の色などには特に変化がないため、どこに埋めたのかは覚えてないといけません。
できるか!
一応、救済措置としてどこに埋めたのかを教えてくれるキャラがいるのですが、めんどくさすぎる…。
そもそも、そのキャラ自体がどこにいるのか忘れるし…。
とはいえ、アイテムは48個しか持てないので、過剰になってきたら埋めるしかありません。
埋める町と場所を決めて、せっせとアイテムを埋めていたある日、預かり屋なるものに遭遇。
アイテム預かってくれました。
は?
舐めてんの?
さすがにコントローラーを破壊しそうになりました。
埋めたアイテムを全部掘り起こして、預かり屋に預けに行きました。
すげぇ無駄な行動。
一体全体開発スタッフは何を考えて、埋めるなんてコマンドを考えたんだろうか…。
最初から預かり屋を出しとけや。
で、もう一つの謎コマンドが飛び降りる。
正確にはコマンドではなくて、崖や穴に向かって、十字キーをダブルタップ。
このゲームでは主人公たちが不死身という設定です。
不死身ということを証明あるいは活かすために、ありとあらゆる場所から飛び降りることになるんですが、その回数が多いこと多いこと。
開発スタッフに飛び降り自殺願望がある方でもいたのではなかろーか、というくらいに飛び降ります。
この飛び降りるという行為が攻略上非常に重要な意味を持っていて、とにかく主人公たちは色んな所から飛び降りる羽目になります。
で、大体着地が上手くいってない様子。
何なんだ。
この埋めると飛び降りるというコマンド、もっと何とかならなかったんですかね?
シナリオは神もしくは神々
上記色々とクソゲー要素を多分に含みながらも、それら全てをひっくり返してお釣りがくるくらい、シナリオが秀逸です。
言い換えれば、シナリオの秀逸さをゲームバランスやシステムが全て台無しにしているとも言えますが…。
当時リアルタイムでクリアできた小中学生は少なかったでしょうし。
※ここからは本当にネタバレです。
注意して読んでください。
主要キャラは最後の最後で5人になります。
主人公、レイオン、ステイア、謎の男、ヘラクレス。
このうち、主人公と謎の男の名前は自分で決めることができます。
それだけ、この二人が物語上重要な役割を担っているのですが、その説明は後程。
最初に動かすことができるのは、当然主人公。
主人公チームはヘラクレス以外は全員記憶を失っています。
ゲーム当初は、ゲームの目的が明確ではありません。
なぜ旅をするのかもわかっていません。
とりあえず記憶喪失の主人公を動かせるので、記憶を取り戻す旅にでてみっかぁ?くらいのノリ。
物語を進めていくと、どうやらバオールという名の男が神々の逆鱗に触れる行為をしたらしいことが明らかになります。
このバオールという男のせいで、母なる大地ガイアがかつてないほど傷ついてしまいました。
神々は様々なアプローチから、母なる大地ガイアを救おうとします。
全知全能の神・ゼウスは大洪水を起こして、地上を洗い流すことによって
冥界の王・ハデスは魔物を送り、人間を滅ぼすことによって
プロメテウスは三人の人間の記憶を奪い、不死の肉体を与えて、その行為(自分たちの過ちを自分達の手でやり直せるかどうか)を見守ることによって
ウラノスは自分自身の封印を人間に解かして、自ら人間界に介入しようとすることによって
それぞれが神であり、お互いがお互いを良く思っておらず、次回の神の王を決めるための要素も相まって、神の間では色んな駆け引きが行われます。
ここで重要なのが、彼ら神の世界を救う行為=人間を救う行為ではないということです。
ゼウスやハデスは問答無用で人類を抹殺しに来ています。
母なる大地であるガイアを傷つけているのは他ならない人間だからです。
これは、世界そのものを作った神視点でしかありえない、非常に新鮮な考え方だと思いました。
プロメテウスから不死の力を得た人間は3人のはずが、なぜか四人集まります(ヘラクレス以外の四人。ヘラクレスは半神半人であり、元々不死身)。
プロメテウスは、かつて人間が犯した過ち(というかバオール個人が犯した罪)を人間が清算できるかどうか、不死の力を与える代わりに記憶を奪って、その行動を見極めようとします。
このプロメテウスが結構抜けているというか、説明してくれないというか…。
シナリオ上仕方ないにしても、神様にしてはいくら何でも説明不足じゃない?ってくらい説明してくれません。
「お主らが正しい道を選べるかどうか見ておったが、間違えおって!」
みたいなこと言ってくるんですが、記憶を奪っておきながらこの言いぐさはちょっとひどくないですかね?
いや、知らんがな!
って感じ。
※ここからは本当にネタバレ
バオールという人間が犯した罪は、オケアノスという神の使いを石化して陸地に変えて、人間の生活向上を図るというもの。
オケアノスとは滅茶苦茶デカいクジラみたいな化け物。
こいつを石化させることによって、要は橋を作ったわけですね。
石化させた方法は、見る者全てを石に変えてしまうメデューサの首を使って。
オケアノスの石化を解くには、メデューサ三姉妹の血を使えばいいのですが、プロメテウスが選んだ人間3人はオケアノスではなく、天上界を支えるアトラスの石化を解こうとします。
で、プロメテウスに怒られて、ゼウスにも怒られて地上は津波で流されてしまいます。
…だって、オケアノスなんて知らないんだもの。
ちょっとは多めにみてくれよ。
この天上界を支えるアトラスの石化を解こうとしたのは、ウラノスを地上に下ろすため。
ウラノスの力を借りて、地上の危機を救おうとしたからです。
ウラノスも中々の策士で、自分を信じている国の王様を懐柔して、自分を地上に下ろそうとします(ゼウスの力で天上に封印されており、地上に力が及ばない)。
アトラスの石化を解くタイミングで、バオールという名の醜い巨人と戦闘になります。
そう、神々の怒りをかったバオール本人は、物言えない巨人に姿を変えられてしまい、悠久の時を流されていたのでした。
ここからが衝撃の事実。
このバオールという人物、実は主人公そのものだったのです。
アトラスの石化解除の直前(アトラス石化解除には失敗する)に、プロメテウスとゼウスの怒りを買い、ゼウスの起こした大洪水によって、地上は崩壊します。
一行はハデスにより、冥界へと呼び出され、そこで真実を知らされます。
実は主人公は、ハデスにより不死の力を得ており、魔物を率いて地上を滅ぼす命を受けていたのでした。
つまり、
主人公⇒ハデスにより不死の力を得る
他の3人(レイオン、ステイア、謎の男)⇒プロメテウスにより不死の力を得る
となっており、地上に4人の不死の人間がいるのは、辻褄があっているのです。
とはいえ、プロメテウスに初めて会ったとき、
「お主ら人間3人に不死の力を与えて~」
云々の説明を受けているとき、こっちのパーティは主人公、レイオン、ステイアの3人。
謎の男はまだ仲間になっておらず、どう考えてもミスリードを狙っているとしか思えないプロメテウスの発言。
神様なんだから、もう少し考えてくれよ。
巨人化したバオール(主人公)が現・主人公たちの前に姿を現すのは時系列的におかしい(主人公が二人いる)のですが、これは冥界に行った主人公を時の神クロノスが永遠の時間をさまようように、主人公に無間地獄を与えたため。
流れを時系列にすると
・バオールがオケアノスを石化させ、橋作る
↓
・神々激怒 人間を滅ぼそうとする
↓
・人間は慌てて、オケアノスを元に戻そうとする
↓
・オケアノスを元に戻そうとした人間達を問答無用でバオールが石化させていく
↓
・バオールはゼウスにより殺され、冥界のハデスの下に行く
↓
・バオールはハデスに不死の体と若い肉体をもらい、魔物を引き連れて地上の人間を滅ぼしに行く
↓
・再度バオールはゼウスの怒りを買って、記憶を失う
↓
・記憶のないバオール(主人公)の旅の始まり(ここからゲームスタート)
↓
・主人公たちはオケアノスではなく、アトラスの封印を解こうとして、神々に失望され、ゼウスのおこした大洪水によって、地上は流される
↓
・地上破滅後、主人公たちはハデスのいる冥界へと引きずり込まれる
↓
・ハデスとの約束を守れなかった主人公(バオール)は、醜い巨人に姿を変えられ、無間地獄のタルタロスへ落とされる
↓
・タルタロスを脱出した主人公は時の神クロノスによって、過去(地上破滅前)に飛ばされる
↓
・過去の自分達によって、醜い巨人になった主人公(バオール)はボコボコにされる。そのとき主人公(バオール)がとった選択は…?
最後の主人公の取った選択により、その後の未来が変わります。
過去に行く系の話はよくよく考えると矛盾が生じるんですよね。
ターミネーターの話もそうですが、過去を変えると、結局事件そのものが起きなかったもしくは起きたけど未然に防げたことになってしまい、じゃあそもそもターミネーターが作られないから、どうやって過去に現れるの…?というパラドックスが生じますが、まあSFの世界なので。
それよりも私が気になるのは、ハデスの命令を受けてバオールが地上を滅ぼそうとしたこと。
このあたりが納得いきません。
別にバオール(主人公)は人間を恨んでなかったし、むしろ偉業を成し遂げて名声を得ようとしていたんです。
別に人間を滅ぼそうとはしてませんでした。
自分の邪魔をする人間は容赦しないって感じでしたが。
ハデスの命令を受けた時も、半分死者のような感じだったのですが、この時点ではまだ記憶を失っていません。
なので、ハデスの命令に従うこと自体が若干おかしい。
少なくとも、人間を滅ぼすことに加担するような人間ではなかったのに。
この辺のストーリーはちょっと脇が甘いかな、と感じました。
ラスボスが最後の最後まで誰かわからない
シナリオ上、勧善懲悪ではありません。
まあ、バオールという主人公は自分のことしか考えてない、クソみたいな奴ですが。
つまり、ものすごい悪い奴、は味方側なわけです。
ってか主人公。
で、旅をつづけても、こいつがラスボスか?ってな奴に全く出くわしません。
神々か? はたまた旅先で出会った魔物か? それとも?
私は最後の最後までわかりませんでした。
というか、倒して え? こいつがラスボスだったの?
って感じでした。
このあたりの伏線の張り方は非常に上手いと感じました。
ラスボスは自分の目で確かめてください。
というわけで、ヘラクレスの栄光Ⅲ お勧めです。
ゲーム的にはあれですが、シナリオは本当に秀逸。
質問があればお答えします。
空が灰色だから 究極のほんわか&鬱エピソード満載漫画
どんもっす。
シャア専用ねこがお勧めする漫画シリーズ
記念すべき第十五回目は
空が灰色だから(ばばばばばばばばばばばばばばばーん!!!)
もうね…
はっきり言って、この漫画は鬱!!
全5巻という少ないボリューム、10代女子を中心に、人々のうまくいかない日常を描いたオムニバスショート漫画!と言えば何となく取っ付きやすそうな感じなんですが、いかんせん内容がヤバい。
究極の鬱漫画と言っても過言ではありません。
ヤバすぎて、ヤバいという単語しか出てこないくらいにヤバい。
もうヤバすぎてヤバい。
作者である阿部共美さんは、どうやら男性漫画家らしいんですが、男性であそこまで女性の心理をかけるのはある意味ヤバい。
かといって、女性漫画家だとしたらそれはそれでヤバい。
北九州弁で言うと、ヤバいばい!!
もうほんとヤバい感情の倍々げーむ。
作中には、ほんわかしたエピソードととんでもない鬱エピソードが入り乱れてます。
私の好きなほんわかエピソードと鬱エピソードをいくつか紹介したいと思います。
まずは私の好きなほんわかエピソードから。
ほんわかエピソードその①
「ネガティブスリーパー」
続編がある、数少ない珍しい話。
続編含めて全部で3話で、女子中学三年生、美緒と璃瑚奈と翔の友情を描いたエピソード。
最終的には高校生になってます。
キャラクター説明をすると
・美緒…ミスター凡人。テストの点数から、睡眠時間まで全てが凡人の範囲に収まっているという恐ろしいほどの凡人。
・璃瑚奈…やる気のかけらもない言動をするやる気のない女の子。ネガティブ思考と言い訳の才能を併せ持つ、やる気のない女の子。
・翔…ハイパー天然少女。突然叫びだしたり、ゲームの技を繰り出したりする。でも、テストは全て満点と典型的な天才肌だったりもする。
この全然タイプの違う3人のやりとりが非常に面白い。
とりあえず、璃瑚奈がやる気のかけらもない言動をとって、美緒が諫めるけど口喧嘩では勝てず、むしろ美緒からすると璃瑚奈のやる気のない言動は鋭利であり甘美な響すらしてしまう…。
で、ラストで翔の真理を突く一言で締め。
間違いなくベストエピソードでしょう。
ほんわかエピソードその②
「スーパー宇佐美物語伝説」
恋人も友達もいない無職の女、宇佐美が通販で買ったバニコス着て深夜徘徊する話。
これだけ聞くと何のこっちゃって感じですが、この宇佐美という女性が実は極度の恥ずかしがり屋。
で、恥ずかしがり屋を克服するために、滅茶苦茶恥ずかしい思いをして、耐性を身につけようとする話。
この漫画に出てくる女性は、巨乳で極度の恥ずかしがり屋が多いです。
第一話にして、この漫画の全てを表しているといってもいい良エピソードです。
ほんわかエピソードその③
「イチゴズ オブ デスティニー」
大学デビュー戦未勝利
大村いちご 19歳 牡羊座 A型
右利き 恋人いない歴=年齢
という限りなく残念な女の子の物語。
特注のワンピースを購入しようとするが、様々な運命に邪魔をされつつも、その邪魔してくる運命を切り裂いて、ワンピースを購入するという物語。
お金をおろそうとするもATMが恐ろしく混んでおり、町中で友人に土下座してお金借りて、高校時代に憧れだった男性に声をかけられるもこれを無視して、同時に商品に手をかけた女性から奪い取るようにしてワンピースを購入!
そしたら、東京にいるお姉ちゃんから同じものをプレゼントしてもらって、結果的に2着手に入るという、あるある話です。
マーフィーの法則とでも言いますか…
ほんわかエピソードその④
「選択する私と選択しない私を選択する私と選択する私と選択しない私を選択しない私の選択」
もう題名からして何のこっちゃ、って感じですが、要は不思議系天然女子とその彼氏の話。
天然女子が、やたらと物事を選択するかしないかに拘り、Aを選択したら、しなかった私が存在する~ってことをやたらと気にするんです。
いるよな~、こういう奴。
とにかく終始物事を選択するかしないかに拘って、選択したり選択しなかったり…
ほんわかエピソードその⑤
「世界一我侭な私から世界一ブスなお前に」
そこそこ可愛い今崎とそこそこブスな中浦の友情物語。
二人とも口が非常に悪く、話すたびに相手のことをけなします。
特に今崎は、中浦のことをブス呼ばわり。
それを陰でこっそり見ていた今崎がぶちぎれて、店内に乱入。
最後は二人して泣きながら慰め合うっていう話。
本当の友情とはこういうものかも。
で、こっからは鬱エピソードの紹介です。
鬱エピソードその①
「お前は私を大嫌いなお前が大嫌いな私が大嫌い」
ヤバいエピソードその①。
何がヤバいって、この話を連載第二話目に持ってきているのが、もうヤバい。
第一話目は上記の「スーパー宇佐美物語伝説」。
ほのぼのしてて、なんとなく共感もできます。
ところが、第二話目にこの話を持ってくるのは、相当ヤバい。
明と言う名前の女子高生が、森永という友人である女子高生を嫌いになり、別の女友達に嫌いになった理由を延々と上げるという話。
嫌いになった理由も最初は、友達より受験を選んだ、ポテトチップスを箸で食べる、可愛いいと思ってすましている、という何となく納得がいきそうなものなのですが、途中から、風呂上りに必ず1L水を飲むことが嫌い、寝る前に枕を叩くことが嫌い、勉強と称して音楽やネット動画見ているだけだから嫌い、と本人しか知りえない内容に次々と変わっていきます。
最終的には、
「私が大嫌いなお前の大嫌いと私には大嫌いをお前が大嫌いが私のお前が大嫌いの大嫌いが私が大嫌いだからお前が大嫌いに私の大嫌いのお前が私を大嫌いなお前が大嫌いはお前が大嫌いの私が大嫌いで…(倍くらい続く)」
というカオス極まりない言葉をつぶやきながら、ぶっ倒れるという話。
まあ、広い心で読んでみると、遊んでくれなくなった友人に対する苛立ち、のようなものが感じられなくもないですが…。
鬱エピソードその②
「黒」
この話はヤバいというよりもナゾい。
沢村亘理という名の女子高生が、目を覚ましたら暗闇の中にいて、そこから出られないという話。
そもそも暗闇にいる理由もわからないし、出られない理由もわからない。
本人なりに色々と推理はしてみるものの、暗闇から出られないため全ては推理の範疇でしかありません。
最終的に暗闇から出られず、そのまま話が終了。
閉所恐怖症の人にはたまらんエピソードです。
鬱エピソードその③
「こわいものみたさ」
これもヤバいというよりかはナゾい。
極度の怖がりにして、極度の怖いもの見たがりの前園という名の女子中学生の話。
いるよなー、こういう奴。
んで、皆で廃墟探索に行こうという話。
ただ、これだけなら普通の話なんですが、それは普通の漫画。
忘れてはいけません。
この漫画は「空が灰色だから」。
この廃墟探索がかなりヤバい。
この廃墟内にある扉に、びっしりと貼られたお札。
前園は怖いもの見たさの為、このお札を憑りつかれた様にはがし始めます。
皆が怖くなって廃墟の外に避難したところ、前園は
「とれちゃった」
という言葉だけを残して失踪します。
何がとれたのかも、なぜ失踪したのかも全て謎のままこの話は終わり。
鬱エピソードその④
「ただ、ひとりでも仲間がほしい」
これまで紹介した鬱エピソードは、鬱と言いながらもそれなりに考えさせられたり、ただ単に良くわからんだけのナゾいエピソードで、真の鬱とは程遠いものでした。
しかし、それもどうやらここまでです。
このエピソードはほんまもんの鬱。
鬱の中の鬱。
鬱の神。
もうね、ヤバい。
ヤバすぎて、ヤバいという感想しか出てこないくらいヤバい。
あまりにもグロテスクな絵を書きすぎて、周りから孤立していた来生という女子高生が、自分を解放することの大事さを力説することにより、佐野という女子高生の精神を解放してしまう話。
精神が解放された佐野は、自分で自分に絵を書くのですが、その絵が、大量のコバエのようなものが沸いた液体を自分に塗り付けて表現したもの。
もうその時の絵がヤバすぎる。
真っ黒の体に、白い液体で丸を描き、それにコバエのような虫が大量に張り付いたもの。
そして、精神を解放した佐野のセリフも色々とヤバい。
こんなもの読んだら、100%気がめいります。
作者も一体何を考えてこんなエピソードを考えたのか。
この漫画に限らず、他の色んな漫画を含めても、Top3に入るくらいの鬱エピソードです。
このエピソードほどではありませんが、近い感じのエピソードはまだまだ一杯あります。
この作者の他の漫画には
・死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々
といったものがありますが、これらも「空が灰色だから」に負けず劣らずほんわかエピソードや鬱エピソードが満載です。
もう題名からして、なんのこっちゃ?って感じでしょ?
本屋に注文するときとか、どないせーちゅうねん。
ま、この作者の本を読むときは、ある程度覚悟して読んでください。
鬱になっても、知りませんよ。