シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

ウサギたちの邂逅 本当は「アホらしい」日本昔話

どんもっす。

 

日本昔話シリーズその⑥

リアルにウサギがいたら…多分こんな感じ👇

 

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ウサギ一同「かんぱーい!!!」

 

白ウサギ「うー、一仕事終えた後の一杯は格別やな」

月ウサギ「せやなー。五臓六腑に染み渡るわ」

カチカチウサギ「にしてもあれやな。ワイらもメジャーになったもんや」

油断ウサギ「せやなー。昔話でも引っ張りだこや」

白ウサギ「今日はなんや、酒の席やしそれぞれの武勇伝でも語ろうや」

月ウサギ「おお!ええな。お互いの活躍、言うほど知らんしな」

カチカチウサギ「ほな、言い出しっぺの白ウサギからいけや

白ウサギ「ええで」

 

白ウサギ「ワイは古事記にも出てくるからな。恋のキューピッドや」

油断ウサギ「おお! ええやんええやん」

白ウサギ「エピソード自体はまあまあ普通や。海の向こうの島まで渡ろ思たんやけど、ウサギやから泳げへんやん?」

月ウサギ「ほうほう」

白ウサギ「せやから、海に住むワニサメ共を騙くらかして、あいつらの頭の上をぴょんぴょん飛んで向こう岸に渡ったんや」

カチカチウサギ「なかなかの策士やな」

白ウサギ「傑作やったで~、あいつら。そろいもそろってアホ面下げて、向こう岸までずらーっと整列しよんねん」

油断ウサギ「どう騙したんや?」

白ウサギ「ワイらウサギ連合とワニサメ共で人数比べしよう言うたんや」

月ウサギ「ほうほう」

白ウサギ「で、ワイが数数えたるから向こう岸まで並べ言うたんや。」

カチカチウサギ「それでワニサメ共は並んだんか?」

白ウサギ「せや。普通並ばんやろ? 自分らの数くらい覚えとけ、いう話や」

油断ウサギ「救いようのないアホやな」

白ウサギ「アホ丸出しやったで。で、あいつら騙されたと分かると、寄ってたかってワイの皮を剥ぎよんねん。全身ズルむけや」

月ウサギ「えげつな! なんやねん、それ」

白ウサギ「せやろ? アホの上に陰険ってなんやねん。ホンマ救いようがないわ。で、そこを八十神さんたちが通りかかったんやけどな、こいつらが輪をかけて陰険やったわ」

カチカチウサギ「というと?」

白ウサギ「苦しんでるワイを見て、『海水に浸かれば治る』やと。ありえんやろ?」

油断ウサギ「もろ嘘やん」

白ウサギ「せや。しゃーけど、あんときのワイは純粋やったからな。切羽詰まっとったしな。藁にも縋る思いで、神さんが嘘つくわけない!思て言うとおりにしたら、激痛や。ホンマ、あいつらシャレならんで」

月ウサギ「けったいな神さんもいるもんやなぁ」

白ウサギ「ま、次会うことがあったら、絶対イワしたるけどな」

カチカチウサギ「せやせや。ウサギ連合の総力挙げて潰そうや」

白ウサギ「そんときは援軍頼むわ。で、そのあとに来た大国主命ができた人でな。ホンマもんの治癒法を教えてくれたわ。お礼に、八十神と大国主命の目当ての八上姫に、あることないこと吹き込んだったわ。結果的に八上姫と大国主命が結ばれたっちゅーわけや」

油断ウサギ「おおーーー!!」

月ウサギ「やんややんや!!」

カチカチウサギ「ホンマ恋のキューピッドやな。やること憎いわ」

白ウサギ「さて、これでワイの話はおしまいや。お次は誰や」

カチカチウサギ「ほな、ワイいくわ」

 

カチカチウサギ「ワイは性悪タヌキをシバキあげた話やな」

油断ウサギ「おお、めちゃおもろそうやんけ」

カチカチウサギ「ホンマ傑作やで。ワイの住んどる山の麓に、ジジイとババアが住んどったんやけどな。まあまあええジジイとババアやったわ。懐いとるフリしたら餌くれたしな」

月ウサギ「ほうほう」

カチカチウサギ「で、そのジジイの畑を毎度毎度荒らすアホダヌキがおったんや。怒り狂ったジジイに取っ捕まったんやけどな。このアホダヌキがアホのくせに知恵を働かしよんねん」

白ウサギ「というと?」

カチカチウサギ「ババア騙して逃げよんねん。騙されるババアもアホやけどな。こともあろうか置き土産に棒でババアをシバキ倒しよった」

油断ウサギ「恩を仇で返すとはこのことやな。ババアどうなったん?」

カチカチウサギ「死んでもーたわ。殴られ過ぎてな」

月ウサギ「引くわー。どんだけシバキよんねん、そのタヌキ」

カチカチウサギ「せやろ? ワイも怒り心頭や。絶対イワしたる!思てな」

白ウサギ「せやせや。そんな畜生を放置しとったら、しょーもないで」

カチカチウサギ「せやから、そのアホダヌキを芝刈りに連れてって、背中に背負った芝に火ぃつけてやったわ」

油断ウサギ「そんなん絶対に途中でバレるやんけ」

カチカチウサギ「そう思うやろ? しゃーけど、あのアホダヌキまんまと騙されてくれたわ」

月ウサギ「ほうほう」

カチカチウサギ「火打ち石で火点けたんやけどな。『カチカチ』音がするやろ? タヌキが『何の音や?』って聞いてくるから、カチカチ山やからカチカチ言うんや、言うたら納得しよったわ」

白ウサギ「マジでか! ワニサメ共といい、世の中アホばっかしやん」

カチカチウサギ「せやろ? そんで火点いたら『ボウボウ』音がするやん? タヌキが『何の音や?』って聞いてくるから、ボウボウ山やからボウボウ言うんや、言うたら納得しよったわ 」

油断ウサギ「救いようのないアホやな」

カチカチウサギ「アホ丸出しやったで。ワイも自分で言っておきながら、心の中で『ボウボウ山ってなんやねん! さっきはカチカチ山や、言うてたやんけ!』って自分に突っ込んでたからな」

月ウサギ「そらツッコむわ。そのタヌキ、ほんまもんのアホやん」

カチカチウサギ「せやろ? で、そのうち火が大きくなって大火傷や。しゃーないから見舞いに行ってやったけどな」

白ウサギ「どーせ単なる見舞いやなかったんやろ?」

カチカチウサギ「ご名答や。塗り薬のフリして、とうがらし塗りたくってやったわ」

油断ウサギ「ファーwww。悪魔やん」

カチカチウサギ「タヌキは『痛い痛い』言いよるんやけどな。良く効く薬ほど痛いんや、我慢せぇ!言うたら歯を食いしばって耐えよんねん。そのうち気絶しよったわ」

月ウサギ「面白すぎるやろ、それ。動画撮ってないん?」

カチカチウサギ「傑作やったで~。動画は無しや。あの時代やしな。で、タヌキの背中が治ったから釣りに誘ったんや。あのアホ、疑いもせんとノコノコついてきよった。」

白ウサギ「普通警戒するやろ。アホすぎるわ、そのタヌキ」

カチカチウサギ「ま、ワイが役者やったのもあるけどな。タヌキはワイお手製の泥船や」

油断ウサギ「泥船にタヌキまんまと乗ったんけ?」

カチカチウサギ「普通に乗って大海原に出よったわ」

月ウサギ「いよいよもってヤバいわ、そのタヌキ。ビョーキやん」

カチカチウサギ「ワイの作戦通り、泥が溶けて沈んでいきよったわ」

白ウサギ「タヌキどうなったん?」

カチカチウサギ「もちろん、海の藻屑や。ちょっと張り合いなかったけどな」

油断ウサギ「おおーーー!!」

月ウサギ「やんややんや!!」

白ウサギ「さすがやなー。やること憎いわ」

カチカチウサギ「さて、これでワイの話はおしまいや。お次は誰や」

月ウサギ「ほな、ワイいくわ」

 

月ウサギ「いうて、ワイはそんなに自慢することもないなぁ。月に住んどるのが苦行すぎて、それが唯一にして最大の自慢なくらいや」

油断ウサギ「そもそもなんで月に住んどるんや? 絶対住みにくいやろ」

月ウサギ「ホンマ最悪やで。空気薄いし、食うもんモチしかないし。それもこれも全部あのアホザルとアホギツネのせいや

白ウサギ「というと?」

月ウサギ「あのアホ共、何を血迷ったか人間になりたい!言い出しよってん」

カチカチウサギ「マジでか! ワニサメといいタヌキといい、アホしかおらんやん」

月ウサギ「せやろ? で、神さんも輪をかけてアホでな。真に受けよってん。ワイらの食べ物を人間に差し出したら叶えたる、言い出しよったわ」

油断ウサギ「ほうほう」

月ウサギ「サルもキツネもホンマにアホやからな。真面目に食べ物差し出しよったわ。ワイはあほくさ思てなんもせんかったわ」

白ウサギ「それが正解や。別に人間になりたい訳やなかったんやろ?」

月ウサギ「当ったり前やん。何が悲しゅうて人間にならなあかんねん。ストレス溜めて生きとうないっちゅーねん」

カチカチウサギ「ほんまやなぁ。ワイらは気楽やもんな」

月ウサギ「せやけど、あのアホ共はワイを非難してきよってな。『なんで食べ物あつめてこんのやー』『人間になりとうないんかー』言うて。やかましいわ」

油断ウサギ「救いようのないアホやん。ていうか真面目なんかアホなんか、よう分らんな。ほんでどないしてん?」

月ウサギ「人間になるのなんてどうでもええけどな。あのアホ共に文句言われるのは我慢ならんかったわ。しゃーないからワイ自身の丸焼きプレゼントや」

白ウサギ「思い切ったなー。ヒーローやん」

月ウサギ「せやろ? アホザルもアホギツネも目を白黒させて、あわあわ言うとったわ。誤算はそのあとや」

カチカチウサギ「何があったんや?」

月ウサギ「アホ神さんもごっつい感動してな。特別に月に連れてったるー言い出しよった。余計なお世話じゃ、ボケェ!」

油断ウサギ「八十神の件といい、神さんたちもアホしかおらんのやな」

月ウサギ「正直な、ワイも最初は楽しみやったで。神さん曰く『幸せの月の国へ連れてってあげよう』やからな。いざ行ってみたら地獄や。どこが幸せの国やねん」

白ウサギ「新手の宗教やんけ」

月ウサギ「ホンマやで。あの神さんだけは絶対いつかイワしたるわ」

カチカチウサギ「せやせや。ウサギ連合の総力挙げて潰そうや」

月ウサギ「そんときは援軍頼むわ」

油断ウサギ「かぐや姫とは交友あるんか?」

月ウサギ「ないわ。めっちゃ高圧的やしな。ホンマ、ワイらウサギを舐めてるで」

白ウサギ「最近地球に来たみたいやな」

月ウサギ「あのねーちゃん、地球大好きやからな。せやせや、あのねーちゃんもえげつないで。自分のワガママで死傷者でとるのに、腹抱えて笑っとったわ」

カチカチウサギ「悪魔やんけ」

月ウサギ「せやで。今度テレビに出るはずやから。チャンネル適当に回したって」

油断ウサギ「了解や。 ほな、基本自分一人なん?」

月ウサギ「せやで。さすがに寂しいわー。今日は飲み会に呼んでくれてありがとな」

 

白ウサギ「寂しいと言えば、アレや。ワイらウサギの俗説や」

月ウサギ「あー。アレやろ? ウサギは寂しいと死ぬとかいうやつやろ? 何やねん、アレ。アホかっちゅうねん」

カチカチウサギ「ホンマ、ウサギを小馬鹿にしとるわ。そんなわけないやんけ。そんな舐められるようなこと、ワイらしてへんぞ」

油断ウサギ「………………………」

白ウサギ「ん? 自分どないしてん? なんか暗ない?」

油断ウサギ「すまんな。舐められるようなこと、してもうたわ」

月ウサギ「ほうほう」

油断ウサギ「最期はワイの番やな。ホンマ、申し開きもできんわ」

カチカチウサギ「というと?」

油断ウサギ「ワイな、カメに負けてん。よりにもよって、かけっこでな」

白ウサギ「嘘やん…。カメにかけっこで負けるて…。太陽が西から登るくらいありえへんで」

油断ウサギ「ワイもそう思っとった時期があったわ。世のなか、舐めたらあかんわ」

月ウサギ「いうてカメに負けるてよっぽどやで? 自分、クソザコナメクジやんけ」

油断ウサギ「あんませめんといてーな。ホンマ、責任感じとるんや」

カチカチウサギ「とりあえず、詳細聞かせえや。話はそれからや」

油断ウサギ「生意気なカメがおってな。ここは一発イワしたろ!思って山のてっぺんまで競走したんや。で、あんまりカメが遅いもんで途中で寝たんや。それがアカンかった。寝すぎてもうてな。起きたらなんもかも手遅れや。急いでカメを追いかけてんけど、元の木阿弥や」

白ウサギ「で、負けちゃったと。せやけど、カメに負けるてどんだけ寝ててん。アイツラのトロさは折り紙つきやで」

油断ウサギ「どれくらいやろ。普通に丸一日寝てたんちゃうか。朝方勝負して、ぐっすり寝たのに、まだ朝やったからな」

月ウサギ「丸一日て…。よーそんな寝れるな、自分! 羨ましいわ。下手したらなんかのビョーキちゃうん?」

油断ウサギ「俺もそれは悩んでてん。一応病院行ったけどな。どこも悪いところなかったわ」

カチカチウサギ「そうなんか…。まあ、それやったら負けたうちに入らんわ。むしろ、カメ起こせっちゅーねん。そんなんで勝って嬉しいんやろか? アイツラ」

油断ウサギ「そう言ってくれると、嬉しいわ」

白ウサギ「せやせや、気にしたら負けやで。ウサギの噂も75日言うやんけ。今度リベンジしいや。次は余裕やろ」

油断ウサギ「せやな! 明日にでもリベンジするわ。なんや、気が軽くなってきたわ。やっぱり持つべきものは友達やな!」

 

カチカチウサギ「よっしゃ! ほな飲みなおそうや。コーラが無くなってきたから、お次はジンジャーエールや」

月ウサギ「やんややんや!」

白ウサギ「今日はとことん飲むでぇ! ファンタオレンジに、ファンタグレープ、三ツ矢サイダーCCレモン、何でもありや!」

油断ウサギ「ワイらの友情に乾杯!!」

 

こうしてウサギたちの夜は更けていくのであった…。

 

日本大学の悪質タックル事件で日本体育大学にクレーム入れようとしている方々へ

どんもっす。

 

日本大学のアメフト部の悪質タックル事件、皆さんご存知でしょうか👇

“悪質タックル”指示は? 日大選手22日に会見(18/05/21) - YouTube

 

画面奥で無防備に走っている選手の後ろから、実に綺麗にタックルが決まっています。

タックルされた選手はボールを持っていませんから、このタックルは反則以外の何物でもありません。

私も動画見るまでは、アメフトなんてタックルしてナンボ、ケガしてナンボだから仕方ないんじゃないの?と思っていましたが、これはひどい

実に綺麗にタックル決まってますね!

なんかもう、ボールもってるって勘違いしてたんじゃない?ってくらい清々しくタックルしてます。

 

反則を犯した日大の選手は、「クォーターバックを潰してこい!」という指示を受けて、ボールを持っていない状態で、まんま実行したので、ある意味素直っちゃ素直。

ちなみに、アメフトでクォーターバックをタックルで潰すのは、別段珍しいプレイでもなんでもないです。

但し、クォーターバックがボールを持った状態で。

ボールもった状態でタックルして骨が折れたところで、何の問題もありません。

タックルされるクォーターバックが悪いという話。

 

本当のところ誰が指示したかはわかりませんが、これには指示した側も開いた口が塞がらなかったでしょう。

ボールもってない状態のクォーターバックにあんなあからさまにタックルしたら、悪質な反則を取られるに決まっています。

ルール上問題ないように潰してほしかったのに、まさかの反則タックル。

タックルした本人は精神的に追い詰められていたとのことですが、指示出す上でそんなことまで計算できねーよ、って感じでしょう。

 

もう一度、アメフトでクォーターバックがタックル受けてケガするのは日常茶飯事です。

なので、指示自体はおかしくもなんともありません。

ただ、ボール持ってないクォーターバックにタックルはあかんやろ、って話です。

 

タックルされたほうは、完全無防備で、まさかこのタイミングで?って思ったでしょうね。

実に綺麗に倒れてます。

早くケガが治るようにお祈りしています。

 

 

で、ここからが本題。

この件で最も被害を被っているのが、何と日本体育大学

全然関係ありません。

試合をしたのは、日本大学関西学院大学のアメフト部。

 

しかし、日本大学日本体育大学の区別もつかない、暇を持て余した、くだらない正義感をもった方々から、日本体育大学に抗議や問い合わせの電話が殺到しているとのことです。

これは非常に面白い。

 

日本体育大学に抗議した方々は、

「すわっ! 抗議の電話いれなくちゃ!」

っていう、頼まれてもいないのに謎の正義感をだして、わざわざ日本体育大学のHPで電話番号調べて、いちいちクレームの電話入れてるってことです。

どんだけ暇やねん。

 

ツイッターとかにも結構いるみたいですね。

勘違いして非難されている方々。

 

どうでもいいんですが、この間違えて非難された方々は、きちんと正式に日本体育大学に謝罪されたんですよね?

相手先を間違えてクレームするって、かなりのものですよ?

 

日本体育大学も、わざわざHPの「重要なお知らせ」の部分に情報乗っけてるので、かなり困っていると推察できます。

まあ、日本大学日本体育大学の違いも分からない輩は、「重要なお知らせ」なんて一切見ずに電話してきてもおかしくないので、どの程度効果があるのかは疑問ですが。

 

 

日本、東京(もしくは地方の都市名)、国際と名のつく大学は、代表的なものを残して改名もしくは廃止したら?

まー、間違えるのは分らんでもないんですよ、これが。

通常、日本大学は日大、日本体育大学日体大と略されてますよね?

今回ネットの記事見ると、日本大学を日本大と略している記事が見られたんですよ。

日本大

日体大

確かに紛らわしい…。

イがあるかないか。

 

普段日本大学を日大と略して認識している人は、間違えても仕方ないかも知れませんね(でも、クレーム入れる場合は慎重にいきましょう)。

で思ったのですが、東京〇〇大学とか日本〇〇大学とか〇〇国際大学とか多すぎません?

紛らわしいっちゃあ、紛らわしい。

いっそのこと、東京、日本と名のつく大学は一つにして、他は改名したらいかがでしょう?

改名できないのであれば、改名できない理由を掲げて、今回みたいなときは無関係でも対処に追われてください。

 

国際大学も、本当の意味での国際大学以外は廃止で。

国際大学なんて言ってても、どこが国際?っていう大学しかありませんし。

 

 

悪いことしたら素直に謝りましょう!!

って皆さん、幼稚園で習いました?

小学校で習いました?

私は物心ついたときにはもう親に教え込まれてました。

 

今回、日本大学の記者会見見てたら、これは久々に面白い会見来たな!って感じですね。

船場吉兆の記者会見を思い出します。

 

監督、明らかに嘘ついてますからね。

学生の証言との齟齬がある時点で明白です。

あんなんで騙せると思っているのかな?

それとも監督という立場がそんなにも惜しいのかな?

 

司会者の謎の司会っぷりも、火に油を注いでますねー。

あれ、日大の方々は、誰か止めようとか思わないんでしょうか。

司会者はかなりご高齢の方でしたから、(権力的に)誰も止めることができない?

 

人間なんて間違いの一つや二つ、絶対に犯します。

間違いを犯さない人間なんて、いないです。

許されるかどうかは別として、間違いを犯したら真摯に対応してしっかり謝罪しましょう。

で、また1からやりなおせばいいんです。

謝罪の場で嘘ついたり適当な対応したら、さらに状況を悪化させるだけです。

誠心誠意対応してください。

そして現実としっかりと向き合ってください。

 

最後に、日本体育大学にクレーム入れようとしているそこのあなた!

クレーム入れる入れないは個人の自由なので、どうでもいいですが、せめて大学名くらいはキチンと調べましょう。

そして、万が一間違って日本体育大学にクレーム送ってしまった場合は、きっちりと謝罪しましょう。

そこで逃げたら日本大学の謝罪会見にも劣りますよ。

 

AI恐慌という人類最悪のシナリオ

どんもっす。

 

前回、新井紀子さんの「AI vs 教科書が読めない子どもたち」の読解力の部分について触れてみました👇

新井紀子さんの「AI vs 教科書が読めない子どもたち」を読んで - シャア専用ねこのブログ

 

今回は、「AI恐慌」について触れてみたいと思います。

 

AIによって人の仕事が奪われる可能性は以下の二つが考えられています。

①シンギュラリティ(AIが自分自身を越えるAIを生み出すようになること)を迎えて、ほとんど全ての人類が仕事から解放され、わずか数%の人類のみ働くようになる。

②AIによって代替される仕事がなくなる。現在で言えば、半数程度の人類が仕事を奪われ、失業者となる(新井紀子さんのおっしゃるAI恐慌)

 

①と②のシナリオは、一見すると非常に似ていますが、その性質は全く異なっています。

 

①のシナリオの場合、仕事の概念は現在の延長ではなくなります。

生きていくための手段ではなくなり、趣味などと並列して語られるようになります。

この場合、人々はベーシックインカムなどにより生活に必要な収入を得て、暮らしていくことになります。

そこには貧富の差などほとんどなくなり、ブラックな仕事から全て解放されるという、人類が夢見ていた楽園が広がっています。

が、本書によると様々な制約により、これは当分やってこないとのこと。

少なくとも、我々が生きているうちは到底やってこないようです。

残念。

 

そして、②のシナリオ。

こちらは、仕事の概念はあくまで今現在の延長であり、収入を得る上で仕事に就くことが必須となります。

そこにはAIによって仕事を奪われた人と、奪われずに仕事を続けられる人と完全に二極分化した世界が訪れます。

AIによって大勢の人の職が奪われ、街には失業者、貧困者があふれかえっています。

当然、失業者だらけなので経済にも大きく影響し、奪われなかった人々の生活すらも脅かされるようになります。

これがAI恐慌です。

本書によると、こちらが最悪のシナリオであり、またこれが起こる可能性自体決して低くはないとのこと。

 

AIによって奪われた人の分、新しい仕事を生み出すことができなければ、こちらのシナリオになる可能性が高いようです。

 

そして、それを回避する方法が、読解力の向上をはじめとする教育改革と人間にしかできない(人間がすることに意味がある)仕事の創出とのことです。

 

 

ふむ。

概ね納得も賛同もできるのですが、AIがこのまま進化していったら、AI恐慌はまず避けられないでしょう。

 

仮に2030年にAI恐慌がやってくるとした場合、猶予はあと十数年です。

その間に教育改革を施すのは不可能に近いでしょう。

恐慌とは、全世界的にやってきます。

日本だけ教育改革をすればよいというものではありません。

他国が歴史的な不況に陥ってしまった場合、日本もその影響を受けます(リーマンショックのように)。

今の世の中、ブロック経済なんてできないんです。

 

この間に教育改革が奇跡的なスピードで進み、読解力その他、機械に代替されない能力を持った子供たちの養成が上手くいったとしましょう。

その子たちが活躍するころには、上には全く持って使えない人材が多数ひしめき合うことになります。

これでは同じことです。

また、新しい教育を受けた子どもたち全てが、AIに取って代わられない能力を身につけられるとも到底思えません。

 

そもそも論として、今現在社会人になっている方々の能力矯正は、もうほとんど不可能に近いです。 

最近色んな人と仕事しているのですが、明らかに読解力、思考力が低い方々の方が多い印象を受けます。 

読解力の低い人は、例えば、書面などでの説明を理解することができません。

理解することができないので、勝手に拡大解釈して行動をとります。

こういった方々が大勢いる現在の世の中で、AIに代替されない仕事を生み出したところで、就ける人は物凄く限られてくるでしょう。

 

 

仮にAI恐慌がおきてしまった場合、世の中は大混乱に陥るでしょう。

下手すれば、戦争やテロ活動が活発化しても何ら不思議ではありません。

人間はAIに滅ぼされるようなことはない、と新井紀子さんは仰ってますが、AIを開発したがために、滅んでしまうことはあり得そうです。

 

AI恐慌、いつ訪れるのでしょうか。

その日が訪れる前に、一人一人が考えて行動に移す時期に来ているのかもしれません。

 

勇者の苦難 旅立ち編

 

 

前略 お母さん様

勇者です。

 

最初の街を旅立って、早数日、息災であることを心から祈っております。

私はというと、早くもこの旅に出たことを後悔しております。

 

魔物退治が辛くなったのではありません。

ひきつれるメンバーが、あまりにも個性的で、しんどいのです。

 

まずは戦士。

パーティ随一のインテリであり物知りです。

メガネをかけており、これ見よがしにクイッとやるのがイライラします。

 

勇者「…せ、戦士さんはメガネをかけてらっしゃるんですね」

戦士「ははは。お恥ずかしい。勉強のし過ぎで。」クイッ

勇者「えー! 勉強できるんですね! それは凄い。得意科目は?」

戦士「量子力学流体力学です。熱統計力学も得意としております。」クイックイッ

勇者「!! な、なんですか、その聞きなれない学問は…」

戦士「なあに。電子の存在確率を記述したり、水の流れを記述したり…」クイッ

勇者「そ、そうなんですね…。 あの、失礼ですが、剣術は…」

戦士「はっはっは。ご心配なく。もちろん剣術も得意ですよ」クイッ

勇者「そうですよね。剣術できないと戦士名乗れないですもんね」

 

 

と、会話だけ聞けばまともに見え、腕も確かなのですが、戦闘ではあまり役に立ちません。

常に、何らかの計算をしており、中々行動に移ってくれないのです。

 

戦士「むう。今の角度で切りつけると、ろっ骨を分断できないのか。これはよどみ点の計算が違ったか… もう一度計算しなおしてみるか。 ににんがし、にさんがろくすけ…」

勇者「あ、あの… 戦士さん?」

戦士「今計算中でしてね。質問なら後にしてもらってもよろしいですか?」クイッ

勇者「いや、戦闘中なので、計算を後にしてほしいんですけど…」

戦士「勇者殿にはこれが、単なる計算に見えるとでも? これはいかに魔物を効率よく倒すのかの計算式であり、ここから導き出された答えに従うことにより、なんやかんやで敵を効率よくほふりさることができ、なおかつ云云かんぬん…」クイックイックイッ

勇者「わ、わかりました! 計算に集中してください!」

 

といった始末。

 

お次は僧侶。

この僧侶が輪をかけて曲者でして…

 

勇者「こんにちは、よろしくお願いいたします。」

僧侶「俺をパーティーに加えるなら、一つだけ。俺の後ろには絶対に立つな」

勇者「え… それはなぜ?」

僧侶「理由を言わないといけないのか?」

勇者「いえ、そんなことは…」

僧侶「だったら話が早い。俺の後ろには絶対に立つな」

勇者「ま、まあ僧侶さんは後衛ですから… 最後尾で問題ありませんけど…」

僧侶「いついかなるときでも、だ。俺の後ろには絶対に立つな」

勇者「わ、わかりました」

 

こんな有様ですから、当然戦闘では役に立ちません。

 

勇者「ちょ、ちょっと僧侶さん、どうしてそんなに後ろにいるんですか! 戦闘に参加してください。岩に背中を預けるのは止めてください」

僧侶「戦闘に参加したら、背後を取られるだろう。それだけは絶対にできん」

勇者「わ、わかりました。 では、そこから補助呪文と回復呪文をお願いいたします」

僧侶「承知」

 

ちなみに、街の中に入っても、背後をとることを許しません。

街の中には人がたくさんいるので、背後を取られないように、常に建物を背にして歩いています。

一度地形を利用して背後を取ろうとしたら、失敗した挙句無言で詰め寄られました。

 

僧侶「………………………………………………………………………」ジーッ

勇者「あ、あう…」オクチパクパク

 

この状態で30分ほど。

逃げ出そうにも逃げ出したら殺されそうな表情で睨みつけられました。

 

僧侶「何度も言うが、俺の後ろには絶対に立つな。残り少ない寿命をさらに縮めることになるぞ」

勇者「は、はいぃぃ」

 

 

そんなこんなで、もう二度と僧侶さんの背後には立つまいと決心しております。

 

一番危ないのが、まさかの賢者さんです。

この人に関しては、もう何もかもがわかりません。

唯一、危ない人間だということだけはわかります。

 

勇者「あ、あの賢者さん」

賢者「ん、ん?  ななな、なんだな?」ヒィーッスヒィーッス

勇者「な、なんでナイフペロペロしてるんですか?」

賢者「ここ、これしてると、おちおちおちおちつくんだな」ヒィーッスヒィーッス

勇者「あ、危なくないですか?」

賢者「お、お、おでの、らちぇっとさらまんだーはともだちなんだな。ととともだちがきずつけることはないんだな、これが」ヒィーッスヒィーッスヒィーッスヒィーッス

勇者「いや、でもベロから血がしたたり落ちてますよ?」

賢者「ここ、これがすきんしっぷなんだな、うん。もも、もんだいないんだな、これが、うん。」

 

 

覚えている魔法の数も多く、魔法の腕は確かなのに、魔法を使ってくれません。

いつもいつもナイフやダガーや毒針といった、短射程の武器を持って敵陣に突っ込みます。

一度、爆弾岩の群れに遭遇した時は、死を覚悟しました。

 

賢者「きぇぇぇーーーーい!!  それっそれっそれっそれい!!」ザクッザクッザクッザクッ

 

満面の笑みを浮かべて、普段の活舌の悪さはどこへやら、テンションMAXで爆弾岩を毒針で削り始めました。

 

勇者「あ、あわわわわわわわわわ」オクチパクパク

僧侶「オイオイオイ 死ぬわ、アイツ」

戦士「ほう、毒針攻撃ですか。大したものですね。毒針は一見非効率に見えて実に効率的な武器です。かのメタルスライムハンターも愛用しているとかいないとか」クイッ

僧侶「なんでもいいけどよぉ、相手はあの爆弾岩先輩だぜ」

戦士「計算したところ、我々の通常攻撃では、爆弾岩が爆発する可能性は、わずかに2.7%。生存確率のほうが圧倒的に高いです。が、ああやって毒針で1ダメージずつ与えていく場合、その確率は98.5%まで跳ね上がります。つまりほぼ爆発するということです。急所を探り当てることができれば、爆発する確率はグッと下がりますが…。いずれにしろあれだけの数の爆弾岩相手に毒針攻撃を仕掛けるとは、超人的な肝っ玉というほかはない」クイッ

勇者「な、なに感心してるんですか! 一緒に止めましょうよ!」

戦士「落ち着きましょう、勇者殿。古来、慌てる乞食は貰いが少ないといいます。計算したところ、爆弾岩の爆風に巻き込まれないポイントが、このフィールドにはいくつか存在します。我々はそのポイントに立って、やり過ごすとしましょう」クイックイックイッ

僧侶「俺は背後さえとられなかったら、何でもいい」

勇者「な、何言ってるんですか! このままじゃ賢者さんが死んじゃいます!」

戦士「彼はそれを望んでいるようにも見え…」

そのとき!

ちゅどーん!!

爆弾岩は粉々に砕け散った!!!

 

賢者「…おごぉっ!!」

賢者は息絶えた。

 

勇者「い、言わんこっちゃない」ガタガタブルブル

僧侶「俺はまだ蘇生魔法使えないから、教会行きだな」

戦士「早速まいりましょう」クイッ

勇者「なんでこの人たち、こんなに冷静なの?」

 

あたりに散らばった賢者さんの肉片をかき集め、教会で生き返らせてもらうことに。

 

賢者「い、い、いきかえらせてくれて、ありがとうだな、うん」

勇者「これに懲りたら、もうあんな危ないことは止めてくださいよ!」

賢者「そそ、それはできないんだな、うん。あのばくはつするしゅんかんがたまんないんだな、これが」

勇者「えええっ!! じゃあ、爆発するように仕向けたってことですか?」

賢者「あたあたあたりまえなんだな、これが。どくばりのじてんでさっしてほしいんだな、うん」

勇者「もうやだぁ」

 

なぜこんなことになってしまったのか…。

思えば、旅立ちの時から間違えていたような気がします。

 

現実は厳しいものです。

魔王を倒す旅に、キャッキャウフフの女の子たちなんか連れて行った日には、倒せるものも倒せません。

屈強な男たちでパーティを固めようと決心し、酒場に行ったのが間違いでした。

 

そこで勧められたのが、

「戦う漢のパーティ」

 

勇者「な、なんですかそれは…」

店主「戦う漢のパーティよん。命も省みず、敵陣に突っ込んでいってくれるわ」

勇者「ものすごく危ない気が」

店主「なーに言ってんの! 魔王を倒すんでしょ!? だったらこのくらい個性的なパーティじゃないとやってけないわよん」

勇者「それもそうですね!」

 

今は心底後悔しております。

が、パーティチェンジをしようものなら、自分の命が狙われるのではないかと不安で不安でたまりません。

仕方なく、しばらくはこのパーティで旅をつづけることにします(というか続けざるを得ません)。

 

またご報告いたします。

お袋様もお元気で。 

 

新井紀子さんの「AI vs 教科書が読めない子どもたち」を読んで

どんもっす。

 

AI開発者の第一人者である、新井紀子さんの著書

「AI vs 教科書が読めない子どもたち」

を読みました。

 

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この本、今現在子育て中のご家庭はもちろん、教育現場で活躍されている方、教育に携わっている方々全てに読んでほしい本です。

内容を要約しますと、

人工知能はMARCH(明治、青山、立教、中央、法政大学)にはすでに合格レベルにあるが、東大には合格できない(即座に合格できる見込みもない)

人工知能が苦手とする分野は主に読解力であり、その分野は今現在の子どもたちも苦手とする分野なので、現在の子どもたちの能力は人工知能にとってかわられる

・シンギュラリティ(AIが自分自身を越えるAIを作り出すこと)は簡単にはやってこないが、AI恐慌がやってくる恐れがあり、それこそが最悪のシナリオである

 

となっています。

 

 

多くの子どもたちが苦手とする読解力について

本書では、子どもたちとAIが最も苦手とする能力の一つに読解力を挙げています。

要は文章が読めず、読んでも理解できないということです。

 

私自身、子どもたちの家庭教師(小学校~高校生)をしていて、ハタと思いつくことがありました。

私は理数系の国立大学を卒業しており、理数系が非常に得意です。

なので、理数系が苦手な子どもたちを抱えているご家庭からの依頼が多いです。

ご家庭の方々の認識は大体似通っており、曰く

「我が家の子どもは国語は得意なんだが、数学(算数)が苦手」

 

確かに、算数や数学は低年齢からの積み重ねであり、算数ができない子供は、絶対に数学はできません。

算数、数学は多くの方々が苦手とする分野なので、納得のいくところなのですが、実際に教え始めて???と思えることが多々ありました。

 

どの子も、計算問題は解けるんです。

時間がかかったり、ケアレスミスをすることはあれど、決して解き方そのものが間違っているとか、手も足も出ないということはありません。

おや?と思いつつ、文章問題を解かせてみると、途端に手も足もでなくなります。

例えば、小学3年生の以下のような

「午前9:15に学校に着き、午後15:15に学校を出ました。学校には何時間いたでしょう?」

というような問題に、小学5年生が答えられないんです。

 

答えは当然6時間です。

私が教えている生徒は、何を考えたか、9:15と15:15を足して、24:30と答えました。

小学3年生が、ではありません。

小学5年生です。

小学5年生が小学3年生の文章問題に全く歯が立たないんです。

 

最大の問題は、この子に対する周りの評価です。

「国語は得意だが、算数が苦手」

確かに、その子は国語は得意で、学校のテストは大体100点です。

算数になると、半分程度の点数になってしまいます。

 

本書の、現在の子どもたちの多くが読解力がない、とする指摘がすんなり理解できました。

と同時に背筋がうすら寒くなったのを覚えています。

 

他の子も同様です。

小学校の算数はできていたが、中学校に入ったら途端についていけなくなった、という子もいました。

その子も文章問題を苦手としました。

その子が、中学に入って数学になった途端についていけなくなった理由は明白です。

算数と違い、数学は文章問題が圧倒的に多いからです。

 

高校生も例外ではありませんでした。

生物基礎がわからない、ということで勉強を見ていたのですが、教科書の文章を正確に読めないんです。

私は生物をとってなかったのですが、その私でも読めば理解できる内容でした。

教科書は読めば分かるように出来ているので、当然です。

特段、難しい内容でもなかったのですが、その高校生の子は読んで理解できてなかったのです。

 

これらの子たち全てに共通する問題が、本人やご家族含め、みな一様に

「国語は得意だけど、算数(数学、もしくは理系科目)が苦手」

と認識していることです。

これは非常に危険なことであり、由々しき事態です。

 

苦手分野は誰にでも存在するし、克服すればいいんです。

が、本人含め周りまでも、苦手分野を苦手と認識していなければどうしようもありません。

結果、全く関係ないように見える教科が不利益を被る現状は、何としても変えなくてはいけません。

 

また、学校教育も問題があります。

現行の国語教育では、読解力が全く身に付かないということです。

どの子も国語の点数は悪くはありません。

毎回100点を取ってくる子もいます。

最近ではそういう子たちに、国語のテストを私の監視下で解かせるようにしていますが、解き方を見ていると読解力がつかない理由が分かります。

文章なんて一切読まないんです。

問題を読んで、傍線部に近い部分から似たような語句を選ぶ、近い言葉の選択肢を選ぶというような解き方なんです。

これでは読解力は到底身に付きません。

これらの子たちに、この文章を要約してごらん?と言っても、全くできません。

文章を理解できていないからです。

 

つまり、何が書いてあるのかわからなくても、テストで100点を取ることができるということです。

これはテストはもちろん、現行の国語教育を見直す必要があるでしょう。

 

 

読解力を身につけるには?

読解力を身につけることができなければ、AIにとってかわられると本書では述べられています。

そうでなくても、読解力は全ての基本です。

高いことに越したことはありません。

 

では、どうすれば読解力が身につくのか?

 

新井紀子さんは、著書の中で読解力と日々の勉強量、読書量、生活習慣やスマホの使用時間といった様々な項目について相関関係を調べられていますが、目立った相関は見られなかったとのことです。

つまり、日々の勉強量や読書量などは、読解力とは関係ないという結論に達します。

 

本当にそうでしょうか?

 

所謂、日々の読書量や勉強量といったものは、主観的なものであり、客観的に測定できるものではありません。

数人であれば、数日客観的に見張ればできなくもないですが、統計的に有意な差を出そうと思えば、客観的に測定するのは不可能です。

 

例えば、現代はスマホで平易な文章やブログを簡単に読めますし、ラノベといった分野も台頭してきています。

これらも、見ようによっては読書でしょう。

勉強に関しても、漢字ばかり勉強していても読解力とは程遠いものです(漢字を勉強したら漢字検定に受かるので、勉強している子は多そう)。

つまり、相関関係の調査を受けている子供たちが、その真意を理解できていない可能性があるということです。

本人たちが勉強や読書であると認識していることでも、世間一般的には効果の薄いないようであったり、読解力とは関連の薄い分野ばかりであれば、アンケート調査は意味をなしません。

 

新井紀子さんは、多読ではなく、精読、深読にヒントがあるのかも、とも仰られておりますが、この通りだと思っています。

私の知る限り、私の知人で読解力があり、所謂一を聞いて十を知る能力を持っている方々は、例外なく読書好きです。

日常の読書量と読解力が無関係とは到底思えません。

 

が、やみくもに読む量を増やしても、全く意味がないでしょう。

大事なのは、精読、深読であり、完全に理解できるまで、一冊の本を読み込むことにあるのだと思います。

 

子どもたちに文章を読ませると、速読か!というくらいに早く読みます。

理解できない部分は飛ばして読むからです。

そして、内容はほとんど理解できていない。

理解できない部分を聞いたり、わからない言葉を調べようともしません。

これでは読解力は身に着かないでしょう。

 

ちなみに、文章を声に出して読ませると、驚くほどに間違いが多いです。

ほとんど棒読みであり、区切る場所もおかしく、飛ばしている単語があるのは日常茶飯事です。

本当の意味での読解力ではなく、単純な意味での読解力さえ持っていないのが現状なんです。

 

これが、現代の子どもたちが抱えている、能力なんです。

 

今現在、十代のお子さんを抱えていらっしゃるご家庭や、教育関係の方々は、ぜひとも今一度子どもたちと真摯に向き合って、子どもたちに何が欠けているのか、何が本当に苦手なのかを見極めてあげてください。

算数や数学が苦手な子どもたちも、多くはこの読解力がないためであるのではないでしょうか。

であれば、算数や数学が苦手と認識されることは、不幸以外の何者でもありません。

 

今一度、子どもたちと真剣に向き合うことをお勧めします。

 

長くなったので今日はこの辺で。

AI恐慌については、次回。

 

地方国立大学再編ついでに、お役所仕事も再編しましょう

どんもっす。

 

自民党が大学再編に手を付け始めました👇

国立大は規模縮小、学部再編を=自民部会が提言案:時事ドットコム

 

国立大学という不可侵領域とも思えるところにメスを入れ始めたということは、ついに日本も来るところまできたか、という感じがしてきます。

まあ、今の日本では国立大学といえど、偏差値50にも満たないような大学は行く価値がないので、再編よりも統合合併して数減らせって感じですね。

学部再編とかだと、結局色んな大学が相当数残ることになり、そこで働く職員の給料もなんやかんやで出さないといけないので、あんまり経費削減とかには寄与しない感じがしますが。

授業料上げて、各家庭や生徒に負担をしいるようであれば、笑ってやります。

こんな研究やっても、世の中のなんのためにもならんだろ、っていう研究室や教授はとっととぶっ潰すか解雇したほうが良いです。

 

で、公務員の数を減らすとか、自治体の再編を検討ということにならないということは、やはり公務員という地盤は美味しいからでしょうか?

ベクトルが全く違うから?

自治体の再編とかは各自治体任せだから? ←こんなもん、全然進まなそうですが。

 

今、各業界ではAIの導入による効率化が進んでいます。

バブル期のビジネスモデルではようよう立ち行かんということにようやく気付いたトップたちが、ようやく重い腰を上げて、AI導入、業務の効率化、人員削減による高収益化を目指しています。

銀行はその最たる例ですね。

なお、航空業界も最近機械化目覚ましいですね。

成田などに行くと、ものすごく感じます。

 

 

そんな中、昭和と全く同じ働き方をしている驚くべき機関が存在します。

そう、お役所です。

私、つい最近まで肩書上は公務員(相当特殊な仕事で今は公務員ではありません)で、お役所の方々と一緒に仕事してたんですけど、いまだに紙ベースにダウンロードして諸々記載して、ファイリングして…みたいなことを一日中やってます。

う~ん、それ税金使ってやる必要ありますかね?ってな仕事を延々やってるんです。

 

このお役所の仕事にメスが入らないのは、そういう国だから?

ある一定の雇用を確保しないといけないから?

 

はっきり言って、今現在のお役所で、人間が必要な仕事は4割程度でしょう。

つまり、AIや機械化による効率化を図った場合、お役所の6割近い人間が職を失うということです。

一日何人も来ないようなインフォメーションセンターに、人間おいてもしゃーないです。

人員削減と給与削減にぜひ取り組んでいただきたい。

税金を有効に使っていただきたい。

 

いまだに何らか申し込みするときは、申請書類をダウンロードしてFAXで送れ、なんてやってる国ですよ?

頭がおかしいとしか思えません。

 

その他、私がお役所との仕事でビビったことの一例

・休憩時間終了間際に外食から帰ってきて、休憩時間終了とともにタバコ休憩に行く

・どいつもこいつも、緊急の用でもないのにいちいち電話をかけてくる

・「この書類の書き方、皆間違えるんですよ~」などと言いながら、一向に改めようとしない

・基本的にボランティアを雇い、自分たちは公務で給料発生しているのに、ボランティアには一銭も払わない

・改革が大事だと言いつつも、前例のないことは絶対にやらない

・自分が職を追われることになるので、業務の効率化について話し合うようなことは絶対にしない

・上の言ったことは絶対であり、誰が考えてもおかしい命令にホイホイ従うしか能がない

・納期という概念が一切ない、そのくせやたらと急かしてくる

 

こんな仕事してる奴らが、夏冬しっかりボーナスもらい、20代のうちに車と家を買い、60で定年を迎え、退職金を何千万ともらっていることには納得がいきません。

彼らが、待遇に見合う働きをしているのであれば私は文句は言いません。

でも、今現在お役所で、待遇に見合う働きをしている人は一人もいません。

断言できます。

何とか再編していただきたい。

 

そもそも、お役所の仕事なんて「守り」の仕事で、攻めではないんです。

書類を作るのが仕事、市民活動の邪魔をするのが仕事みたいなお役所が好待遇で、求人に対する募集の倍率が10~20倍になるような国に未来はありません。

それでなくても、少子化の影響で人手不足になることが確定しているのに、こんなところに人員を割く余裕は一切ないはず。

名のある国立大学を卒業した人員が書類整理に勤しむ姿を見ていると、暗澹たる気持ちになります。

 

なんでこんなこと書いているかというと、最近やたらとお役所の方から、地方再生するにはどうしたらいいかとか、どうすれば経済が活性化するか~みたいな話を良くされるんですけど、いや、そこ悩むんだったら、まずは自分たちの仕事の再編しろよ!って思ったからです。

多分、お役所の7割くらいの人が感じていると思いますが、ほとんどが税金使ってする仕事ではありません。

お役所の人員と給与削減して、浮いた人員を何らか付加価値を生み出す仕事に、浮いた税金分を減税する、とかやったら相当な効果を生み出しそうなんですけど。

 

っつーわけで、お役所の仕事のAI、機械化及び人員削減、給料削減を切に望みます。

公務員の方々は、自分たちがもらっている給料と自分たちの仕事が見合っているかどうか、自戒してください。

また、ボランティアを雇うことを心の底から恥じてください。

いや、マジで。

 

登山時の隊列、登山でバテる主な原因について

どんもっす。

 

前回に引き続き、超初心者向けに登山とは何ぞや?ということに関して、記載していきます。

今回は、主に隊列、歩き方についてです。

 

 

登山時の隊列について

登山の隊列は一見無秩序に見えて、決まりごとがあります。

・先頭…道に詳しく、登山歴の長い人。通常、グループ内のサブリーダーが務める

・先頭のすぐ後ろ…グループ内において最もスタミナの無い人、もしくは技術が乏しい人

以下、後ろに行くに従って、より体力技術のある人が来るように並びます。

・最後尾…隊全体を見渡し、指示を出す人。通常グループ内のリーダーが務める

 

つまり、先頭と最後尾に経験者、レベルの高い人を配置します。

これは当然なのですが、重要なのが二番目に歩く人。

要は先頭のすぐ後ろ。

ここに、最も体力のない人(もしくは技術の乏しい人)を持ってくるのがセオリーです。

なぜならば、先頭のサブリーダー(もしくはリーダー)は自分のすぐ後ろを歩く、最も体力のない人にペースを合わせて歩くからです。

言い換えると、グループのペースメーカーは、どんなグループであれ、最も体力のない人になるということです。

 

これは律速点と同じ概念で、考えてみれば当然なのですが、グループとしてまとまって行動している以上は、全員が無事に下山するまでは、登山終了とは言えません。

早く降りてきた人から順次解散なんて、グループとは言えません。

よって、グループ内で最も体力のない(遅い人)がゴールするまでは、登山終了ではないからです。

 

仮に、グループ編成を、体力のある順に並べてしまうと、登山中に隊列が伸びきってしまう恐れがあります。

これは、マラソンを思い浮かべていただくとわかりやすいと思います。

ラソンは、早い人から順次ゴールしていきますが、先頭と最後尾では物凄く時間が開きます。

都市部で行われるマラソンではそれでも問題ありませんが、非日常である登山では、これは好ましくありません。

問題があったときに、対応できない恐れがあるからです。

 

なので、良く体力がないから…他の人に迷惑をかけるから…といって、最後尾に行こうとする人がいますが、今すぐやめてください。

非常に愚かな行動です。

そういう人ほど、前の方に来てください。

誰もそれを迷惑などと思わないし、仮に周りの人が迷惑であると感じるようなグループならば、脱退したほうがましです。

 

 

登山においてバテる主な原因

登山でバテる原因は主に以下の通り

1.体力・筋力不足 ⇒ 心配機能、筋持久力不足によるもの

2.技術不足 ⇒ 歩き方、荷物の背負い方、ペース配分などからくるもの

3.エネルギー不足 ⇒ 水や食料の摂取の仕方

4.準備・知識不足 ⇒ 体調管理、コースの下調べ、天気・気温への対処の方法

5.重すぎる荷物 ⇒ 初心者は余分な荷物を携行しがち

 

このうち、致命的になるのが、体力・筋力不足とエネルギー不足です。

体力・筋力不足については、何となく理解できると思いますし、重要性も理解していただけるとは思いますが、案外注目されてないのが、エネルギー不足。

 

特に足をつりやすい方は注意してください。

体力・筋力不足ではなく、エネルギー不足である可能性があるためです。

通常、人間が汗をかくと、

汗 = 水分 + 塩分

となっており、水分(H2O)と同時に、ミネラル(ナトリウム、カリウムマグネシウム亜鉛などなど)も同時に体外へ発散されます。

 

ここで気を付けたいのが、水分補給時に何を飲むかということ。

お茶や水ばかり補給していると、水分しか補給されないことになります。

水分とミネラルが同時に消費されているのに、水分ばかり補給していると、体内のミネラルバランスが崩れてしまい、それが足の痙攣などに繋がってきます。

体内のミネラルバランスが崩れると、人間の身体は死を選んでしまうことが研究で明らかになっています。

たった数種類の元素のバランスが崩れただけで、人間は死んでしまうんです。

 

これを食い止める前段階として、それが体の痙攣として現れます。

足をつるのは、その最たる例で、これ以上運動して、汗をかいて体内のミネラルバランスが崩れるのを、身体が止めようとするからなんです。

 

なので、登山中もしくは運動中に足をつったことがある方は、体力・筋力不足だけでなく、エネルギー不足である可能性が高いため、そちらも疑うようにしてください。

対処法は言うまでもなく、ミネラルを含んだ水分の補給です。

 

また、バテ(疲労)を軽減させる3つの方法は以下の通り

1.ゆっくり歩く

2.エネルギーを補給する

3.水分を補給する

 

 

休憩について

歩行50分に対して、10分程度取るのが望ましいです。

また急登を30分ほど登ったら、5分程度取るようにしましょう。

ここで言う急登とは30分で200m以上登る場合を指します。

人間の身体は、運動し始めが最もきつくなるようになっているため、一定のリズムで取ってあげると良いでしょう。

季節や天候、標高に応じて適切な場所で休憩を取るようにしましょう。

雨や風をしのぐことができ、見晴らしが良いなど、急な天候変化にも対応できる場所が望ましいです。

 

一日の歩行時間は長くても8時間程度にとどめておきましょう。

また、15時をめどに行動が終了するように、その日の行動予定を立てましょう。

15時を過ぎてくると、予期せぬトラブルに遭った場合、リカバリーするのが困難になってきます。

また、冬場では薄暗くなってくる山域もあり、精神的にもストレスを感じてしまいます。

それを防ぐ意味で、15時には行動終了するように予定を立てましょう。

 

 

今日はこの辺で。

 

過去記事は以下👇

これから登山を始める超初心者の方々へ - シャア専用ねこのブログ

登山超初心者~初級者にお勧めの登山スタイル - シャア専用ねこのブログ