AmazonのPrime Nowの仕組みってピザの配達と同じじゃない?
どんもっす。
Amazonの「Prime Now」というサービスを皆さんご存知でしょうか
Amazonで商品を購入したら、1時間以内に届くというサービス。
1時間以内に購入した商品が届くというのは、最初はとてつもないサービスと思ったのですが、結構条件がある。
以下、条件
・Amazon プライム会員(年会費3900円)に加入する必要がある
・対象エリアが、世田谷区、目黒区、大田区、品川区、渋谷区、港区、杉並区、新宿区(一部除く)、神奈川県川崎市の高津区と中原区(一部除く)のエリア。
・対象となる1万8000点の商品のみ
・配送料金が別途必要(税込み890円)
条件見て思った。
「デリバリーピザ」と同じじゃね?
デリバリーピザって、注文から大体30分以内に届きます。
なぜ届けることができるかと言うと、
・配達エリアが決まっており(30分以内に届けられる範囲)
・商品が限定的(ピザ及びそれに付随する食品)
・配達料金を別途とっている
っていうシステムだからです。
ピザに至っては、焼く時間も上記30分に含まれています。
んで、Amazonの新サービスはピザのシステムと全く同じ。
配達エリアは決まっているし、商品も限定されている。
商品を限定して、配達料金を取ることにより、一個ずつ配送するのに余計にかかるコストもしっかり吸収できています。
つまり、既存のデリバリーピザのシステムが大きくなった感じ。
なので条件を知ってしまった私としては最初の感動がなくなってしまいました。
なんせ、エリアが狭すぎる…
これが、離島を除く日本全域で展開されているのであれば驚愕でしたけど、東京と神奈川の本当に一部のエリアのみ。
う~ん。
インパクトに欠けるなぁ。
でも、このサービスが結構ネットを賑わしているみたいですね。
中には、近未来だ!って叫んでいるネットユーザーもいるくらい。
なんでだろ?
皆、ピザの配達頼んだことないのかな?
不思議不思議。
私がこのサービスを知って疑問に思った点、以下3つ
1.1時間以内に配送してもらうことの必然性
2.どこまでエリアが拡大されるのか
3.一体いつまでこのサービスを維持できるのか
1.1時間以内に配送してもらうことの必然性は?
1時間以内に配送してもらう必要性がありそうなものって、日常の消耗品くらいしか私は思いつきませんでした。
Amazon prime nowで届けられるエリアは東京都神奈川の一部のエリア。
このエリアで、日常品で手に入らないものはないでしょう。
むしろ、上記以外のエリアに届けるべきのような気がします。
高齢者が多い地方の都市とかね。
もちろん、現段階では物理的にも金銭的に不可能でしょうが。
2.どこまでエリアが拡大されるか
一番の興味はこれ。
いくら近未来だ!なんて叫んだところで、所詮届ける方法はバイク便かトラック便。
十数年前から変わっていません(極論、飛脚便の頃とも大して変わってない。乗り物が変化しただけ)。
結局物理的に不可能な距離には届けられないので、地方に届けるには地方に商品を置く拠点をいくつも作る必要がある。
Amazonが今後どこまで視野に入れるのかはわかりませんが、エリア拡大は結構興味ある。
3.いつまでこのサービスを維持できるのか
というのが、日本の労働人口はもう既に減っていて、配送の人手が今後絶対的に不足することが予想されます。
そんな中で、このサービスをいつまで維持できるのか…
2.のエリア拡大とも共通しているのですが、ある程度エリアを拡大したらその後は縮小していきそうです。
最終的にはサービス自体なくなりそうですが…。
まあ、このサービスに限らず、日本は労働人口減って、人件費が相当上がることが予想されるので、サービス減ったら、「ああ、日本も終了ね」って感じたほうがよさそうですね。
ということで、Amazonの新サービス、今後の動向が楽しみです。