シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

ダイの大冒険 魅力溢れるキャラクターたちの名言名場面

どんもっす。

 

シャア専用ねこがお勧めする漫画シリーズ

第九回目は

ドラゴンクエスト -ダイの大冒険ー(ばばばばばばばばばーん!!!)

 

ドラゴンクエストの設定を基本として、勇者ダイが仲間を集めて最終的に大魔王バーンを倒すという物語。

基本的な呪文はドラゴンクエストに準拠しており、この漫画オリジナルの呪文や技が大量にでてきます。

本家ドラゴンクエストへ、ダイの大冒険から逆輸入された技や呪文もあります。

当時の小学生の大半が、雨の日には傘を持って

「アバンストラッシュ!!」

ってやっていたものです。

それくらい分かりやすく、少年のハートが熱く燃える冒険と戦法、技や呪文を展開してくださいました。

以下、少年心をくすぐられた必殺技、もしくは呪文

・アバンストラッシュ

・ブラッディースクライド

・フィンガーフレア・ボムズ

・グランドクルス

メドローア

・ドルオーラ

・カイザーフェニックス

 

こうしてみると、凄い語感の良い技ばかりですね。

素晴らしい。

 

それでは、ダイの大冒険の名言・名場面、行ってみましょう!!

 

 

大勇者アバン「アバンストラッシュ!!」

(一番初めにダイにアバンストラッシュを披露)

本当に当時の小学生は真似してない人はいないんじゃないかと思えるくらいに有名な必殺技。

一体いくつの傘が犠牲になったことか。

アバン曰く、スーパーな必殺技。

陸海空はもちろん、この世の総てを斬ることができる必殺技です。

ダイの大冒険はこの技無くしては語れないでしょう。

 

 

魔王ハドラー「オレの部下になれ! そうすれば世界の半分を与えてやるぞ…!!」

(アバンとの勝負で、勝ちを確信してアバンに言ったセリフ)

でました! 

ドラゴンクエストの魔王お決まりのセリフ。

ドラゴンクエストⅠのラスボスである竜王のセリフに「はい」と答えたらそのままゲームオーバーになったのは相当衝撃でした。

ちなみに、第32巻の大魔王バーン対双竜ダイ戦でも、バーンはダイに

「…余の部下にならんか…?」

と提案しています。 

 

 

ニセ勇者の一味まぞっほ「相手の強さによって出したりひっこめたりするのは本当の勇気じゃなぁいっ!!!」

(クロコダインとの戦闘から逃げ出したポップを激励した言葉)

ダイの大冒険はわき役たちでさえ魅力あふれるキャラクター性を持っています。

このニセ勇者一行もしかり。

まぞっほの一言で、それまで逃げてばっかりだったポップは勇気を出して、獣王クロコダインに戦いを挑みます。

ポップに勇気が宿った瞬間ですね。

 

 

獣王クロコダイン「ぐわああああーーーーーーーッ!!」

(ダイたちをかばった時、ヒュンケルにお腹を貫かれて)

クロコダイン、記念すべき第一回目の「ぐわああああーーーッ!!」。

って、いや、クロコダインは相当強く、彼がいなければ全滅していたであろう場面は多々あります。

ただ、強敵と対峙した際には「ぐわああああーーーー」という断末魔?のような悲鳴を挙げてやられているという印象がなぜかやたらと強いため、2chなどでは叫びの場面のまとめが作られています(馬鹿にされている)。

仮にゲームであったら相当強いんはずなんですけどね、クロコダイン…。

 

 

氷炎将軍フレイザード「たとえ全てを失ったとしてもオレの勝利だけはのがさねぇ…!!」

(ダイのパーティに追い詰められて、観念したと見せかけて…)

勝利という栄光にのみ興味をおく、フレイザード。

何気に生みの親であるハドラーの、当時の精神状態をもろに表現していたりします。

この何が何でも勝ちに執着する執念。

今の日本に足りない部分ってこういう部分だよなーってつくづく思います。

 

 

王女レオナ「友情と正義と愛のために己の生命をかけて戦いなさい」

(魔王軍に属していたヒュンケルに対しての名采配)

敵であったヒュンケルに対して、全てを許して正義のために戦うよう諭したレオナの名采配です。

レオナのカリスマ性は作中でもぶっちぎりで、フレイザードもそのカリスマ性を認めていました。

さすがは正義の使途です。

 

 

魔法使いポップ「…おれが死ぬところを見てもまだ とぼけたツラしてやがったら… …うらむぜ…」

(竜騎将バランにメガンテを仕掛ける際、ダイに向けてはなった言葉)

いや~、もうポップはほとんど名言名場面の塊なんですよね。

周りが伝説の騎士だったり、生まれながらの王族や良血の戦士だったりする中で、唯一一般人のポップ。

下手したら村人Cくらいで終わっていてもおかしくないポップ。

このポップの成長の過程を描いているといっても過言ではありません。

そのポップが親友であるダイの為に命を散らすシーン。

涙なくては見ることはできません。

ちなみにこのバラン戦でのクロコダインの

「バラン…ギガブレイクでこい…!!」

も物凄い名場面です。

 

 

勇者ダイ「いまこそ目覚めろ!! 俺の中の竜よ!!」

(対バラン戦でバランの放つドルオーラに耐えるためにドラゴニックオーラを展開して)

ついに主人公であるダイが本気になって、真の力に目覚めました。

少年漫画ではよくあるシーンです。

胸熱です。

この頃から、もうダイと他のキャラクターとの強さがはっきりと別れてきます。

ダイがぶっちぎりで強くなってしまいます。

対魔王軍との最大戦力たる所以ですね。

 

 

チウ「隊長は部下を必死で守るものなのだあぁっ!!!!」

(フェンブレンとの戦いで、獣王遊撃隊を守るときのセリフ)

登場初期は人間に憧れて、カッコばかりつけていたチウ。

師匠である拳聖ブロキーナに諭されて、考えを改めました。

以降は戦力としては役に立たないものの、随所でその良きキャラを発揮します。

ちなみにこのチウとフェンブレンとの戦力差は圧倒的です。

直後のフェンブレンの

「ワシは残酷なのだ…」

というセリフもこの場面を際立たせるものになっています。

 

 

大魔王バーン「…今のはメラゾーマではない… メラだ…」

(呪文の威力に驚くポップ達に対して、さらなる脅威をお届け)

未だかつて少年漫画でこれ以上に絶望するシーンがあったでしょうか。

ドラゴンボールフリーザ様の

「私の戦闘力は530000です」

に匹敵する絶望感です。

余りにも強い火炎系呪文、ポップはメラゾーマで対抗しますが、勝負になりません。

ポップが、大魔王のメラゾーマの方が強いのか…と驚いたところに、実は火炎系でも最少ダメージの呪文だったという衝撃。

つまり、

大魔王のメラ(最弱火炎呪文)>>>ポップのメラゾーマ(最強火炎呪文)

って訳です。

ちなみに、バーンのメラゾーマ=カイザーフェニックスです。

こら勝てんわ。

 

 

魔法使いポップ「おまえに行けておれにいけねえ場所はねぇ…!」

(バーンに打ちのめされて、逃げ出したダイを連れ戻しに行った時のセリフ)

どうして俺が逃げた場所がわかったんだ?というダイの問いに対する答え。

さらっと話しているのですが、ダイとポップの絆の強さを表しています。

そう、ダイが住んでいたデルムリン島を出発したときからラストバトルまで、ダイとポップは常に一緒に行動しているんです。

この二人以外の仲間キャラは中途参戦であり、皆一回以上パーティーを離脱しています。

が、この二人だけは常に同じパーティ。

強いてあげるなら、ダイの剣を作る時に若干ダイが遅れて到着したくらい。

ゲームにした場合、このあたりの設定は上手く活かしてほしいです。

 

 

大魔導士マトリフ「もうおまえはオレの手の届かない所へ行っちまうんだろうなあ…」

(ポップが、自身のしるしが光らないことを相談するために訪問した際)

またポップ絡みだよ…

ってか、マトリフは最初は単なるスケベじじいかと思わせておいて、話が進むにつれてどんどん渋みが増していきます。

ポップとの師弟愛もどんどん深まっていき、メドローアをポップに授けたときのマトリフの胸中たるや…

元祖大魔導士です。

 

 

大魔導士ポップ「…そう!! おれを呼ぶなら大魔導士とでも呼んでくれっ!!!」

(シグマとの戦いにおいて)

シグマの、君は賢者なのか?という問いかけに対して答えた言葉。

先の戦いでのメルル負傷~マァムへの告白を経て、賢者の資質を得たポップ。

勇気の使途としての力を手にいれます。

以降は回復呪文さえこなすようになったポップ。

しかし、本人はマトリフの意思を継いで賢者ではなく、大魔導士を名乗ります。

マトリフ曰く、世界に一人しかいない最強の呪文使いの肩書を考えた結果らしく、ポップがこれを名乗ったということは、自身に絶対の自信を持ったということでしょう。

にしても、ポップ名言多いな。

 

 

魔王ハドラー「オレの死に場所を…この男の腕の中にしてくれるとは…な…!」

(復活した大勇者アバンの腕の中で死に行く際の言葉)

敵キャラが成長するのもダイの大冒険の魅力の一つ。

登場初期は全然しまらない魔王だったハドラーも最後の最後は滅茶苦茶カッコいい宿敵と化しています。

このハドラーが死にゆく際のポップ(また出たよ!)とのやりとりは神シーンです。

ハドラーが、

「骸が動いたのだ。もうけものと思え」

「この男を死なせたくない」

ともかくシーンの盛り上がりは、主役のそれに匹敵します。

 

 にしても、ハドラーは初期は部下に恵まれない中間管理職って感じなんですよね。

とても魔王とは思えない。

ハドラーの苦悩を表した2chまとめサイトのコピペ(コピー&ペースト)👇 

 ハドラー視点から見た六団長。 

ザボエラ→曲者。長い物に巻かれる奴だからいつバランやミストについてもおかしくないな。

フレイザード→一応俺の息子。だが、強く造りすぎたせいか親を舐めてるふしがある。この前「ハドラー様もなっちゃいねえな」とか陰口を叩いていた。

ミストバーン→得体が知れない奴。いちいち俺の行動をバーン様にチクってるっぽい。たぶん俺より強い。

ヒュンケル→反抗的なクソガキ。何故かバーン様のお気に入り。増長してる上にはっきりそれを態度に出す。あと俺より強い。

バラン→総司令の座を奪われそうな第一候補。絶対こいつ俺のこと腹の底で見下してるよ。部下のラーハルトさえ俺より強い。っていうかこいつと戦ったら五秒で消し炭にされる。

クロコダイン→唯一のまともな部下。こいつだけは信じても大丈夫と思ってた。でも裏切った。もう誰も信じられん。

 (出典:ダイの大冒険読み終わったwwww – 腹筋崩壊ニュース

可愛そうなハドラー(笑)。

 

 

戦士ヒュンケル「…師よ!! 瀕死のオレをこうして立ち上がらせてくれたのはいつもあなただった…!!!」

(覚醒したヒムとの戦いにおいて)

闘志の力の魂をもつヒュンケルならではのセリフ。

ヒュンケルはアバンに師事している際は常にアバンの命を狙っていました(親の仇と勘違いしていた)。

にもかかわらず、瀕死の状態に陥った際はいつもアバンの言葉を思い出して立ち上がります。

憎んでいてもアバンの教えはきちんとヒュンケルの血や肉になっていたんですねー。

ヒュンケルもいい場面が多いんですが、ポップには一歩及ばず(笑)。

 

 

勇者ダイ「…おまえを倒して…! この地上を去る…!!」

 (老バーンに、例え勝って帰ってもあまりの強さに、人間達に迫害されてしまうのがオチと諭されたことに対するダイの答え)

先のハドラーの時にも書いたのですが、老バーンがダイに部下になれと提案。

ダイはNoと答えます。

老バーンは、地上に戻ってもお前の居場所はないだろうといったことに対するダイの答え。

あまりにも主人公してます。

あまりにも勇者してます。

よく、ダイの大冒険はポップが主人公なんて言ってますが、とんでもない。

こんなセリフを笑顔で言える者が主人公でない訳がない。

直後のレオナの悲痛な顔も非常に印象的です。

 

 

死神キルバーン「他の殺し方なんてバカらしくなってしまうんだよ…!!」

(アバンとの闘いにおいて、相手を罠にはめて殺す理由について語ったとき)

修行して無敵になる才能は有ったが、そんなことで勝っても楽しくない。

むしろ罠に嵌めて相手がもがき苦しむ姿を見る方が楽しいと語ります。

さすがは死神の異名をとるキルバーン

罠の種類も豊富で、不死身であり、自身も最後の最後で本当の姿を明かします。

ある意味では作中最強だったかも知れません。

 

 

大魔導士ポップ「一瞬…!!! だけど…閃光のように…!!! まぶしく燃えて生き抜いてやるっ!!! それがおれたち人間の生き方だっ!!!」

(ラストバトルにて、黒のコア爆発寸前でのバーンへの啖呵)

またポップだよ…。

魔界の神である大魔王バーンは地上を魔界の天井の蓋くらいにしか思っていません。

その地上を吹き飛ばして、魔界に太陽の恵みをもたらそうとします。

ここまでスケールの大きいラスボスがかつていただろうか…。

大体RPGのラスボスってなんだかよくわかんない私怨で動いてますが、バーンは魔界全体の為に動いていました。

その策にダイパーティはまんまとはまってしまうわけですが、ポップの一言によって、ダイは復活します。

ポップ、君に出会えて本当に良かった。

 

 

勇者ダイ「こんなものがっ…!!! こんなものが正義であってたまるかっ!!!!」

(常に力が全てであると言っていたバーンを殴りながら)

力が全てと言って憚らないバーンに対して、自身も力でねじ伏せようとするダイ。

涙を流しながら、バーンを圧倒的な力で殴りつけます。

力のみに頼るのは間違っているという考えを持っていながら、結局バーンの圧倒的な力に対してはそれをさらに上回る力を手に入れるしかなかったダイ。

主人公の苦悩が良く表れていますねー。

最後の最後で、少年漫画の命題ともいえる問題に触れています。

 

 

 

ってなかんじで、ダイの大冒険紹介させていただきました。

まだまだ紹介したい名言、名場面あるので、おいおい追加していきます。

 

ちなみに、ダイの大冒険

原作:三条 陸

漫画:稲田 浩司

のコンビ作である、「冒険王ビィト」が10年ほどの休載を経て、今年復活しました!!

いやー、滅茶苦茶嬉しいです。

10年前は、ポップ的な立ち位置にいるキッスというキャラが覚醒するシーンで終わっていたんですよ。

 

見ねば。