シャア専用ねこのブログ

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女子バレーがリオデジャネイロ出場決定! でもルールが謎いな…

どんもっす。

 

女子バレーボールがリオデジャネイロ出場を決めました!

おめでとうございます、わー、ぱちぱちぱちぱちぱちぱち!!

 

女子バレーの日本 VS イタリア戦を生放送で見てたん(ってか今現在も視聴中)ですけど、感動が半端なじゃないですね。

 

しかし、バレーボールってルールが凄い特殊みたいですね。

今日の生放送見てて、ん?って思ったのがいくつか。

 

まず、オリンピックに出るための条件ですが、当然勝ち点の多い上位数チームがオリンピックにでることができるわけです。

ちなみに、日本が出場するには、アジア地区で1位になる必要があります(日本、韓国、タイ、カザフスタンの中で1位)。

 

問題の勝ち点の計算が、

・セットカウント 3-0 or 3-1 の場合 勝者3点 敗者0点

これは普通なのですが、特殊なのが

・セットカウント 3-2 の場合 勝者2点 敗者1点

というもの(必然的に最終セットまでもつれ込みます)。

サッカーとは全然違いますね。

 

要は、近い実力同士なら、勝っても負けても点数あげますよ、っていうシステム。

苦戦したら、勝ち点3点上げないし、勝てないにしても相手を苦しませることができたら点数あげますよ、ってこと。

この、勝っても負けても、セットカウント次第では点数が入るというシステムのお蔭で、試合途中であるにもかかわらず、今回の日本 VS イタリア戦では、両方のチームがリオデジャネイロオリンピックへの出場権を獲得しました。

 

今回の試合では、セットカウント取った順が

1日本(25-23)、2イタリア(25-27)、3イタリア(25-27)、4日本(25-21)、5イタリア(9-15)

でした。

()内は(日本-イタリア)の順序でポイント数です。

今リアルタイムで勝負ついて、イタリアが勝ちました。

 

3セット目のイタリアが取ったときは、日本もイタリアも死に物狂いの気迫が伝わってきたんです。

状況として、1セット目を日本、2セット目をイタリアが取っているので、3セット目をどちらがとっても、勝ち点の計算上、オリンピックへの出場が決まる状況でした。

つまり、日本もイタリアも2セットさえ取れば、負けたとしても勝ち点を1点もらえて、この段階でオリンピックの出場が決定するという状況。

逆に3セット目を相手側に取られて、続く4セット目も取られてしまうと、この試合ではオリンピックの出場権を獲得できない状況。

なので、3セット目はすげー必死。

ここが天国と地獄の分かれ目。

カウントも25-27までもつれこんで、イタリアが大接戦の末勝ち取りました。

 

で、4セット目。

見てて思った。

イタリア全然やる気ねぇ。

いや、本当に目に見えてやる気を無くしているイタリア。

 

そりゃーそうです。

オリンピック出場決まったもの。

これ以上、この試合頑張る必要ないもの。

 

対する日本は気迫十分でした。

4セット目を取れば、日本もリオデジャネイロ出場が決定します。

4セット目を取れなければ、明日に持ち越し。

これは絶対に勝たないといけません。

 

で、あっさり4セット目勝利。

最後のポイントもしまらない取り方でした。

会場も、

ええ? お、おお! おお? うおーーーーー! 

みたいな、若干盛り上がるタイミングを外されたみたいな点数の取り方。

 

続く、5セット目。

もうどっちがとっても、どちらもオリンピック出場決めてます。

なので、どちらもやる気ねぇ。

しいて言えば、4セット目に全てをつぎ込んだ日本が、より気迫負けしていました。

結果はイタリア勝利。

至極あっさり。

もちろん、プロなので目に見えてちんたら試合していたわけではないのですが、3セット目と比べると明らかに両チームやる気なし。

 

このバレーボールの試合見てて思ったのが、スポーツの勝敗において精神状態や気迫って勝敗に相当大きな影響を与えるのね、ってことです。

もちろん、

セットカウント取る ⇒ オリンピック出場決定 ⇒ 試合そのものはまだ終わってない

っていう、非常に特殊な状況じゃないとあそこまで如実には出てこないでしょうけども。

 

4セット目のイタリア見てたら、

「日本にも出場させてあげようよ」

っていうある種、菩薩のような気持ちが見え隠れしていたような、そんなやる気のない試合っぷりでした。

 

ニュースとか見てたら、

「日本、オリンピック出場を決める大事な一戦でイタリアに敗れる! でも見事オリンピック出場決定!」

とかになるんでしょーか。

ルール知らん人間からしたら、???ってなりませんか? 

 

どっちもリオに出られるからいいんだけど。

 

 

チャレンジシステムについて

で、もう一つ見てて思った謎システムがこのチャレンジシステム

・審判の判断に対して、スローカメラで判定する権利を得る

・1セットにつき二回失敗するまでチャレンジ可能

 

要は、人間の目は信用ならんから、スローカメラで確認しろと。

その確認回数が決まってるのが、面白い。

 

まあまあ、多分バレーって昔からこういうルール(?)なんだとは思いますが、技術革新が進んだ今、リアルタイムでスローカメラで確認できるのでは?とは思いました。

 

審判の目が信じられん! 

てのは至極真っ当な意見。

でも、それをスローで確認できる回数が強制的に決まっているのはいかがなものか。

これ、成功すれば(要は審判の目が節穴だったら)回数は減らないようですが、失敗すれば(いちゃもんつけたけど、結局審判が正しかったら)回数が減ります。

つまり、

審判の目を疑いやがって! 黙って審判のいうこと聞いてりゃいーんだよ!

っていう、制裁のようなもののために、回数が決まっている。

 

うーむ。

いいのか?

 

そんなもん、高精細なカメラをいくつも用意して、常にどっかで再生してればいいんでない?って思いますけどね。

ってか、もっと技術が進んだら、このルールどうなるんだろ?

 

試合が止まるので、流れを変える(という目的もあるらしい)っていう点ではありだとは思うんですが、それならタイムアウト増やしたら?とも思います。

 

いやはや、スポーツの世界は奥が深い。

今日初めてバレーボールのオリンピックバージョン?のルール知りました。

ってか、これが気になって試合全然楽しめんかった。

 

 

なにはともあれ、女子バレー、オリンピック出場おめでとうございます。

リオデジャネイロも頑張ってください!!