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シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記②

どんもっす。

 

サトシの手記②です。

①はこちら👇

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記① - シャア専用ねこのブログ

 

 

・20日目

ここ2~3日はハナダシティを拠点としてポケモン集めと今現在のポケモンたちのレベル上げにいそしんでいる。

というのも、前回の旅で長距離移動の困難が身に染みたからだ。

いくらポケモンのためとはいえ、何度もあんな思いはしたくない。

街を離れることに対して、一抹の不安を覚える。

 

とはいえ、いつまでもハナダシティに滞在しているわけにもいかない。

一か所に留まっていてもポケモン集めが捗らないというのももちろん理由の一つだが、最大の理由はお金だ。

街での滞在時間が長くなるとどうしてもお金がかかってしまう。

野宿でもいいんだけど、野宿ばかりだと疲れがたまって体調管理が上手くいかない。

それに街中で野宿していると職務質問を受けかねない。

それでなくても見知らぬ子どもが1人でうろついていたら変な目で見られるご時世だ。

メンドー毎は極力避けたい。

交番に連れていかれて、一日中職務質問なんてされた日には、取れる疲れも取れない。

ということで街にいる間は極力ホテルに泊まるようにしている。

もちろん高級ホテルなんかではなく、どこにでもありそうな安価なビジネスホテルだ。

値段は素泊まりで一泊3000円なり。

それでも、布団の上で眠れて、水洗トイレを使えて、風呂に入れるのはありがたい。

街にいる間、これくらいの贅沢をしても罰は当たらないだろう。

 

それにしても資金調達には頭を悩ませられる。

野生のポケモンを倒したり、ゲットしたところでお金がもらえるわけではない。

余程貴重なポケモンであれば、捕獲すればどこかで高く買い取ってもらうことができるのかもしれないが、今のところ出会えてないし何よりお金と引き換えは気が引ける。

それに貴重なポケモンほど手元に置いておきたい気持ちもある。

お金と引き換えにそれっきり…なんてのは嫌だ。

 

ポケモントレーナーたちの資金源は大きく分けて二つ。

大企業にスポンサーになってもらうか、ポケモントレーナー同士の対戦で得るか、だ。

スポンサーになってもらった場合、前述したように珍しいポケモンなどを企業の要請に従って捕まえてきて、換金してもらう。

オレはポケモンを集めだしたばかりでまだまだ有名じゃないし、捕まえたポケモンの種類も全然多くないので、スポンサーなどつくはずがない。

さっきも書いたようにお金儲けのためにポケモンを捕まえてくるのはあまりしたくない。

 

もっぱらオレの資金源は、ポケモントレーナー同士の対戦である。

通常ポケモントレーナー同士のポケモンバトルでは相手のポケモンを奪うことはできない。

ポケモントレーナー同士の場合は、お金をかけて行われる。

奪い合うのは誇りとお金だ。

その金額は、お互い合意の上での額になる。

1000円、2000円では安すぎる。

かといって10000円を超えると高すぎてのってくる人が限られてくる。

大体3000~5000円が相場のようだ。

 

ポケモントレーナーの数は限られているし、お金がかかっている真剣勝負の世界で、一度負けた相手にすぐさま対戦を挑むようなバカはいない。

ポケモンの対戦では、即座にリベンジしても同じ結果になるからだ。

自然と1日に対戦できる人数は限られてくる。

1日4~5人と対戦できればいい方で、1人も対戦しない日もある。

そんな日は街に滞在していても、さすがに野宿しようかと迷ってしまう時もあるが、何とかホテル泊にしている

明日があるさと自分に言い聞かせて。

 

念のために言っておくが勝率が5分ではお話にならない。

全勝するくらいの気持ちでなければすぐに資金が底をつきて、旅を続けられなくなってしまうからだ。

 

お金をかけることがルールで決まっているとはいえ、そんなに気持ちのいいものではない。

相手が大人であれば遠慮は要らないが、自分よりも小さい子であった場合、勝ってしまったら一日中罪悪感に苛まれることになる。

 

この前、ポケモンをまだ始めたばかりであろう女の子と対戦した。

オレよりも2~3歳年下だったろうか。

お金をかけずにやるか?と聞いたところ、子ども扱いされたくないのか、きちんとお金をかけてやりたいと申し出た。

小さくても、心は立派なポケモントレーナーだ。

感心した。

が、持っていたポケモンコラッタ1匹。

こっちはコラッタ含めて6匹。

負けるはずがない。

案の定、あっさりと勝たせてもらったが、お金を払うときその女の子は目に一杯の涙を浮かべていた。

なけなしの、恐らくはお小遣いの全てであろう3000円を握りしめながら。

これじゃあその辺のカツアゲか追いはぎと何ら変わらないじゃないか。

ほとんどいじめに近い。

オレが憧れたポケモントレーナー像とは遠くかけ離れている。

ポケモン集めの旅の、その空気を吸うだけでオレはポケモンマスターになれると思っていたのかなぁ。

それ以来、自分よりも小さい子とは対戦していない。

 

対照的にロケット団は非常に美味しい相手だ。

たまらなく美味しい。

涎だらだらだ。

企業ぐるみでえげつない手を使ってポケモンを集めているという噂なのに、対戦を挑んでくるトレーナーはビビるほど弱い。

というか、お話にならない。

趣味レベルの弱さだ。

あれだけの企業で、どうやったらこんなに弱いトレーナーを雇うことができるのか不思議でたまらない。

だが、金払いは良い。

負けたら100%律儀にお金を払ってくれる。

 

ロケット団と最初一戦するまでは正直避けていた。

絶対に強いだろうという確信と、こっちが勝ってもいちゃもんつけてお金を払わないだろうと思っていたからだ。

どんな汚い手を使っても勝ちに来るだろうという予想もあった。

が、事実は真逆だった。

汚い手を使うというようなことは決してない。

対戦を始める前こそ、頭の悪そうな使い古された謳い文句をぺちゃくちゃとしゃべってくるが、対戦はフェアプレーそのもの。

清々しいほどに綺麗な勝負を挑んでくる。

捨て台詞も雑魚悪役のまさにそれであるが、それ以上何もしてこない。

美味しすぎる相手である。

最近では、ロケット団を見かけたら積極的に声をかけて対戦を挑むようにしている。

もちろん、掛け金は10000円だ。

フヒヒ、サーセンwww。

 

本音はもっと高額を掛けたいところなのだが、中々上手くはいかない。

一度50000円掛けたいと申し出たところ、向こうが怪しんでのってこなかった。

それからは不本意ではあるが、10000円で我慢してやっている。

オレのロケット団との対戦勝率は100%で、美味しすぎる相手だ。

まさにカモネギとはこういう相手の事を言うのだろう。

ポケモンカモネギには悪いけど。

 

ロケット団については、どんな手を使ってもポケモンを集めるとか、超絶ブラック企業とか言われているが、実は隠れた超ホワイト企業ではないかと睨んでいる。

何でも噂は当てにならない。

将来的に就職してやっても悪くはない。

その時は、ポケモンバトルのいろはを叩き込んで最強集団を作り上げてやる。

 

そんなこんなで旅を続ける資金が無限に調達できる訳ではないのである。

ポケモン達はポケモンセンターで無料で回復してもらえるし、エサも自分たちで勝手に取って食べてくれるのでエサ代がかからないのが唯一の救いか。

だが、戦闘ではそうはいかない。

少しでもいいキズぐすりを使ってあげたいし、状態異常(毒、マヒなど)を回復するアイテムも別に必要になる。

ステータスを一時的に上昇させるアイテムも重要だ。

ポケモンを捕まえるのも、今は単なるモンスターボールで事足りているが、今後もっとポケモンのレベルが上がっていったらスーパーボールやハイパーボールを使う必要がある。

もちろん捕まえやすくなる分、高価だ。

自分の食事代や寝泊りする分も最低限必要だし…。

 

最初は少ない金額でやりくりするのが楽しかったが、ポケモンの数が増えてきたり、マサラタウンを遠く離れてからは不安しかない。

万が一お金が尽きたら、対戦を挑むこともできない。

こんなことならオーキド博士から幾らか借りてくれば良かった。

オーキド博士オーキド博士だ。

餞別として少しくらいのお金はくれてもいいようなものなのに。

オレがその辺でのたれ死んだらどうするつもりだ。

 

はぁ~。

ポケモンマスターへの道は果てしなく険しい。

 

 

つづく

 

③はこちら👇 

syaa-sennnyou-neko.hatenablog.com