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シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記⑥

どんもっす。

 

サトシの手記⑥です。

過去分はこちら👇

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記① - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記② - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記③ - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記④ - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記⑤ - シャア専用ねこのブログ

 

 

・55日目

ついにやってしまった…。

自分の信念を曲げ、自分の気持ちに嘘をついて、持っているポケモンを総入れ替えした。

なぜか?

到底勝てない相手がでてきたからだ。

 

その相手の名はヤマブキシティのナツメ。

エスパー軍団4匹で固められた強敵だった。

そもそもエスパー軍団には弱点というものが存在しない。

さらに自己再生、サイケこうせん、催眠術といった多彩な技を繰り出してくる。

個々のポケモンのレベルもかなり高かった。

フーディンなんて見たのは初めてだった。

 

これまでのジムリーダーは

・明確な弱点が存在する

・所有ポケモンが少ない

という点で、ジムリーダーとしては破格の弱さだった。

だが、ナツメは違った。

本物だった。

 

こっちは6匹で挑んだのに、最後のフーディンを引きずり出したときは、こっちも最後の一匹だった。

フーディンの攻撃力は凄まじく、一ダメージも与えることなくこちらのポケモンは完膚なきまでに叩きのめされた。

完敗だった。

 

その後、レベルを上げて何度か挑んだが結果は常に同じだった。

このまま勝てるレベルになるまで現在のポケモンのレベル上げを行うか、エスパー軍団に勝てるメンバーに入れ替えてチャレンジするか…

 

オレが選んだのは後者だった。

最初に捕まえたポケモンであるカメールゼニガメから進化)、ラッタ(コラッタから進化)、オニドリルオニスズメから進化)、ピカチュウには格別の愛着があった。

皆オレに物凄く懐いてくれていた。

必ずこいつらと一緒に、チャンピオンリーグを勝ち上がり、ポケモンチャンピオン、ポケモンマスターになると心に誓ったのに…

もう一つ、愛着が沸いている意外にポケモン入れ替えを行わない重大な理由があるのだが…

とにもかくにも、ポケモンを入れ替えてしまった。

 

オレなりに総入れ替えを正当化する言い訳はある。

最近自軍のポケモンのパワー不足を感じ始めていた。

特に顕著になったのがポケモンタウンだった。

ゴースト相手に、こちらの物理攻撃はほとんど効かなかった。

そして今回のナツメ戦。

今後ももっともっと強いポケモントレーナーが現れるのであれば、今現在のポケモンで勝ち抜くことは難しいだろう。

勝てるようになるまでレベル上げをしてもいいが、時間がかかりすぎる恐れがある。

一刻も早くポケモンマスターにならなければならないオレにとって、どれだけの時間がかかるか分からない選択はリスクが大きい。

 

オレは仕方なくポケモンを入れ替えることにした。

弱点が少なく、それでいて今後の活躍が期待できるそれぞれの属性の、現時点での最強と思われるポケモンで固めた。

 

結果、ナツメに勝てた。

だがしかし、勝利と引き換えに大切な何かを失った気持ちだった。

胸にぽっかりと穴が開いたような感じ…。

 

やはりオレは今まで一緒にいたポケモンたちを愛していたのだ。

チャンピオンロードを勝ち上がって、ポケモンマスターになるまではあいつらと最後まで行動していたかった。

旅の最後まで苦楽を共にしたかった。

ナツメを倒すまでは気づかなかったが、ナツメを倒してそのことに気づいてしまった。

いや、本当はナツメと対戦する前から気づいていたのだが、気づいていないふりをして自分の行動を正当化させた。

オレは自分の気持ちに嘘をついたのだ。

目的を達成するために…

 

もう後戻りはできない。

取り返しはつかない。

これからは入れ替えたポケモンで勝ち上がっていくだけだ。

何も間違ってはいない。

そう割り切ったはずなのに…。

この虚しさは何だろう。

 

思えば何時の頃からか、ポケモン集めを全く楽しいとは思わなくなっていた。

ほとんどノルマと化している。

ポケモン集めの旅の最初の頃は心底面白かった。

新しいポケモンが出るたびにワクワクした。

 

レベル上げの為に、野生のポケモンをやっつけるときも、躊躇していた。

野生のポケモンを痛めつけて、死なないだろうか。

傷薬を置いていった方がいいのではないか。

当初はそんなことを考えていたが、最近そんなことを考えることはない。

 

新しいポケモンは、図鑑を完成させる為のノルマだ。

もう既に捕まえたことのあるポケモンは、自ポケモンのレベルを上げるための格好の相手だ。

いつの間にかそんな風にしか考えられなくなっていた。

気づけば、ポケモン集めを全然楽しいと思わなくなっていた。

 

オレが目指したポケモントレーナーとはこんなものだったのか?

オレが夢見たポケモンマスターへの道はこんなものだったのだろうか?

一年前のオレが今のオレを見たらなんていうだろう。

 

これから進む先に、その答えが待っているのだろうか。

 

この先に何が待っているのか、それはわからない。

今はただ前に進むだけだ。

 

 

・59日目

今日はセキチクシティのサファリパークに来ている。

珍しいポケモンを捕まえるためだ。

ポケモン総入れ替えをして、しばらくは気分がふさぎ込んでいたが良いリフレッシュになりそうだ。

 

ここでは、石を投げてポケモンを弱らせる。

そこで、サファリパーク限定のモンスターボールポケモンを捕まえる寸法だ。

通常では滅多に会えないポケモンもいるから、楽しみだ。

 

…数時間後

 

おかしい。

ラッキー、ガルーラ、ケンタロスといった珍しいポケモンがいるはずだが全然会えない。

いや、物凄く低頻度ではあるが会えてはいる。

問題は逃げた後だ。

どこにも見当たらない。

3匹ともとてつもなくでかいので、その辺にいたらすぐにわかるはずなのだが、逃げ出した後は影も形も見当たらない。

つまり、一度出会って逃げられた後、再度出会うことがなかなかできないということだ。

これは一体どういうことだ?

 

そもそもエンカウントする際も、実際に出会う寸前まで近くにいることさえわからない。

このサファリパークは一体どういう原理なんだ?

普通にだだっ広い草原で、ポケモンが逃げ隠れできるような場所はない。

ラッキー、ガルーラ、ケンタロスは巨体なので、その辺をうろついていれば簡単に見つけられるはずなんだけど…。

全然見当たらない。

いい加減イライラしてくる。

 

ストレスが溜まる要因になっているのが、こいつらを捕まえるのが非常に難しいことだ。

出現率が低いのは百歩譲って我慢できるが、さらに捕まえずらいのはストレスが溜まって仕方がない。

いきなりモンスターボールを投げても100%捕まえることができない。

かといって、石を1~2回投げただけですぐに逃げ出してしまう。

なんなんだ…

 

リフレッシュしに来たはずが、逆にストレスをためる結果になってしまった。

入場料として高額な値段ふっかけやがって。

珍しいポケモンは一向に捕まらないじゃないか。

こんなもん、ほとんど詐欺だろ。

このサファリパークもオレがポケモンマスターになったら、いずれは叩き潰してやる。

オーキドのジジイの次だな。

楽しみに待っていやがれ。

 

ということで、全然リフレッシュしなかった。

仕方なく先に進むか。

そのうち、気分も晴れてくるだろう。

 

 

つづく