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シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記⑧

どんもっす。

 

サトシの手記⑧です。

過去分はこちら👇

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記① - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記② - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記③ - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記④ - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記⑤ - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記⑥ - シャア専用ねこのブログ

ポケモントレーナー・サトシの苦悩の日々 サトシの手記⑦ - シャア専用ねこのブログ

 

 

 

・ライバル戦後

結論から言うとライバルには勝った。

今現在は俺が全ポケモントレーナーの頂点に立つポケモンマスターだ。

 

…でも、この虚無感は何だろう。

憧れのポケモンマスターになれたはずなのにー

少しも嬉しくない。

 

理由はわかっている。

ライバルに先を越されてしまったこと、そしてそのライバルがほとんどポケモンの入れ替えを行っていなかったからだ。

ここに来るまで、至る所でライバルはオレに戦いを挑んできた。

その度に撃破していたが、ずっと気になっていたことがある。

ライバルは極端にポケモンの入れ替えを行っていなかったことだ。

初期のヒトカゲやラッタといったポケモンが入っている。

その後冒険の中で多少は入れ替えを行ったみたいだが、途中からは極端に変わることはなかった。

 

それに比べて、オレは…

 

オレは効率を優先して、ポケモンの入れ替えを行った。

ナツメに負けて以来、もはや四の五の言っていられる状況ではなかった。

より強いポケモンを捕まえては入れ替えて…

いつしかポケモンに対する愛着など消え去っていた。

 

効率を優先した入れ替えには理由がある。

ライバルよりも早くポケモンマスターになりたかったからだ。

事あるごとに絡んでくるライバル。

このポケモン集めの旅も常にオレよりも一歩早く次の場所へと到達していた。

対戦ではオレが常に勝利していたのに…

そんな奴に、最大の名誉であるポケモンマスターの称号を得る勝負で、負けるわけにはいかない。

 

それはオレにとって何よりも優先されるものだった。

ポケモン達との友情よりも。

 

にもかかわらず、ライバルに先を越されてしまった。

確かにポケモンマスターになれることは、ポケモントレーナーにとって最高いの栄光だろう。

しかし、オレの場合、ライバルより先になれなかったら、そんなものはほとんど無価値と言っていいものだった。

 

そしてオレはその競争に負けた。

 

憧れのポケモンマスターになれたはずなのに。

ちっとも嬉しくない。

この胸にぽっかり空いた感じは何だろう。

 

何だか、無性にあいつらに会いたくなってきた。

旅の半分以上を共に戦った初期ポケモン達。

初期の、餓死すら覚悟した苦行の旅、その苦楽を共にしたあいつら…。

 

今、あいつらはポケモンセンターに預けてある。

会いに行ったら、あいつらはまた懐いてくれるだろうか…

会いに行く資格が、今のオレにあるのだろうか…

 

 

・その一か月後

オレは今、ポケモンマスターの座を辞退して自由気ままなポケモン集めの旅をしている。

 

ポケモンマスターの座に一切の価値を見出せなくなった俺は、ワタルに譲って旅に出た。

そして、初期のポケモン達に会いに行った。

久しぶりにオレの顔を見たあいつらは…

 

ポケモンボールから出してあげるや否や、オレの胸に飛びこんできてくれた!!

あいつらは以前と変わらず、オレに懐いてくれたんだ。

あまりに嬉しくて、涙があふれた。

そう、オレが目指した真のポケモントレーナー像はこれだったはず。

ポケモン達を愛し、ポケモン達に愛される、そんなポケモントレーナーだ。

目先の利益を追い求めて、勝利に目がくらんだオレはバカだった。

こんな簡単なことも分かっていなかった。

 

この世界にポケモンは150匹いる。

一度に持ち歩けるポケモンの数は6匹までだ。

全てのポケモンを平等に愛することは不可能かもしれない。

それでも、ずっとポケモンセンターに預けているのは忍びない。

あいつらも、大自然で思いっきり遊びたいに違いない。

一部例外はいるけど。

 

そんな訳で、今は再びポケモン集めの旅に出ている。

というよりも、ポケモンの旅だ。

色んなポケモンと色んな旅をしている。

同じ場所でも連れているポケモンが異なれば、見えてくる風景も不思議と変わってくる。

こいつらも普段自分の生息地とは違う場所に来たら、最初こそ驚いているがすぐにはしゃぎだしてくれる。

この旅に出て本当に良かった。

 

今は強さや属性に拘らず、その時連れていきたいと思ったポケモンと一緒に旅に出ることにしている。

なるべく長期間ポケモンセンターに預けられるポケモンがいないように。

以前のノルマと化したポケモン集めの旅と違い、余裕があるからかポケモン達の色んな側面が見れてものすごく嬉しい。

 

ポケモン達もさらに懐いてくれて、旅に連れていこうとすると大はしゃぎだ。

これこれ、ポケモントレーナーはやっぱりこうでなくちゃ!

これがポケモン集めの醍醐味って奴だ。

 

これから先のポケモン集めの旅に多くの幸がありますように!

 

 

・エピローグ -数か月後ー

ポケモンを150匹集め終えた後オーキドのジジイの研究所に立ち寄ったら、世界には500匹を越えるポケモンがいるとか言い出しやがった。

 

………このジジイだけはいつか必ずヤッタる。

 

おわり