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シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

桃太郎の憂鬱 本当は「ない」日本昔話

どんもっす。

日本昔話シリーズその①

リアルに桃太郎がいたら…多分こんな感じ👇

 

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え、オレ?

オレはアレよ。

桃太郎よ。

 

そうそう、日本三大太郎の一人。

浦島太郎、金太郎、あと一人がオレね、桃太郎。

オレらなんか有名らしいね。

日本昔話として先祖代々語り継がれてるらしいし。

日本でオレらのこと知らん人間いないみたいだし。

 

オレのエピソード知ってる?

そうそう、イヌ、サル、キジ連れて鬼退治に行ったのね。

 

いや、マジねーわ。

この世界観。

色々ひっくるめて一言でいうと、ない、絶対ない。

この世界観は、ないわ。

 

何がないってオレが人間かどうかが疑わしい点が一番ないわ。

つまり、オレが一番ありえないってことよ。

言ってしまえば。

 

知ってる?

オレ桃から産まれたんだぜ。

違う違う、そんな下ネタ的な意味じゃなくて。

リアルにフルーツの桃から。

ありえなくね?

割と最近まで、オレそれが普通だと思ってたからね。

え? それがおかしいってどうやって知ったのかって?

ネットよ、ネット。

Google先生

ネットマジすげーわ。

調べたら何でも知りたいことわかるね、これ。

まあ、どんなサイト見てたのかは推して知るべし。

とにかく、オレが異常中の異常、稀有中の稀有ということを知ってしまったわけ。

 

何をどうやったら桃から人間が産まれるんだよ。

ってか、本当にオレ人間なの?

生物学的には何動物に当たるわけ?

冗談抜きで、オレの子どもが産まれたらリアル桃の可能性あるからね。

ワンチャンあるよ、マジマジ。

 

桃から産まれたももたろう~! から産まれた立派な桃~! って言うてる場合か! 

引くわ~、マジで引く。

自分の出生にドン引きできる奴、何人いるよ?って話。

 

考えてみ?

今から食おうとしてた桃から赤ちゃん産まれたら? ドン引きでしょ、マジで。

いや、桃でも柿でも梨でも西瓜でもなんでもいいんだけどよ。

どうするよ、その赤ちゃん。

普通に育てるとか絶対にないっしょ?

まず普通に警察か保健所行くわ。

でも、桃切ったら赤ちゃん出てきたんですけど…とか言っても誰も信じてくれない訳よ。

どうすんの? 赤ちゃん。

捨てる?

人としてその選択肢はないよね。

 

オレを拾ってくれたジジイとババアは、オレを普通に育ててくれたんだけどよ。

その点はマジ感謝してるわ。

ま、でもやっぱりオレの存在自体がずっと薄気味悪かったんだろうね。

成人するや否や、鬼退治の旅ヘでろ!ってさ。

あり得なくね?

本当に可愛い息子や娘だったら、絶対に鬼退治なんか行かせねーだろ。

正味の話。

 

え? 

鬼退治は自分から志願して行ったんじゃないかって?

それ多分ジジイやババアが村人に嘘ついたんだと思うよ。

昔話なんて所詮は口伝だからね。

伝える人によっていくらでも捻じ曲げて伝えられるのよ、言ってしまえば。

 

そら嘘つくよ。

だって普通に大事に育ててた息子を、いきなり鬼退治に行かせる鬼のような親がどこの世界にいるって話よ。

そうでしょ?

それこそ、リアルな鬼と、息子に鬼退治に行かせるジジイとババアのどっちが鬼だよ、そんなもん、ちゅう話よ。

人の心の醜い部分にこそ本当の鬼が住んでいました! って上手いこと言うてる場合か。

とにかくそんなことしたらジジイもババアも非難囂々、あっちゅうまに村八分よ。

村だけに! ってやかましいわ。

そらー嘘つくしかないっすわ。

 

桃から産まれた奇想天外、摩訶不思議以外の何者でもないオレをここまで育ててくれたから、そのことについては別にいいわけ。

オレもちょっとはジジイババア孝行してーな、とは思ってたし。

鬼退治上手くいったら、箔がつくなってちょっといやらしい考えもあったし。

 

でも、餞別の品がきびだんごオンリーってどーなのよ。

これでジジイもババアもなくなったわ。

マジでない。

ありえねー。

 

言っとくけどオレずっと、じいちゃんばあちゃん、ってちゃんと親しみと敬意を込めて呼んでたからね?

ジジイババア呼ばわりしだしたのはきびだんごもらってからよ、正味の話。

これでどうしろと?

言っとくけど鬼には何の効果もないからね。

ぶつけて、ちょっと不快にさせるくらいの効果しかないからね。

目潰し?

んなコントロール持ってねーよ。

 

ドラ〇もんの「桃太郎印のきびだんご」ってあるやん?

あれはオレのエピソードありきの道具だからね。

オレがもらったのは、単なるきびだんごだから。

あんなチートな道具と一緒にしてもらったら困るわ。

ってか、そもそもあれ漫画の話だから。

現実世界はそんなに甘くないわ。

 

え、刀?

ないない、それだけはマジでない(笑)。

www。

↑あ、これネットで知った笑いの表現法。

便利だね。

 

銃刀法違反って知ってる?

訳もなく刀持ち歩いてうろついてたら、普通に捕まるからね?

持って歩けるわけねーだろ、刀。

アホなの?

死ぬの?

 

鬼退治に行くから、とかそんな訳わからん理由で誤魔化せるほど警察馬鹿じゃないんだよ。

言っとくけど、日本の警察は超優秀よ?

 

というわけで、仕方なくきびだんご持って鬼退治の旅に出たわけよ。

仕方なーく。

で、旅の途中でイヌ、サル、キジにきびだんご上げたらお伴になってくれたのよ。

これは嬉しかった。

もう涙がちょちょぎれるくらい。

 

正直、戦闘には何の役にもたたんよ、こんな奴ら。

念のため言っとくけど、相手鬼よ?

百歩譲ってイヌはまだしも、サルやキジは如何ともしがたいのよ。

引っ搔きとか突っつきでダメージ通るわけないし。

突っつきで目潰し?

そりゃ相手が棒立ちだったらね。

相手反撃してくるからね。

 

ただ、一人の心細い旅に付いてきてくれるのはありがたかったね。

これは本当に助かった。

 

そうそうその質問、凄いされる。

なんでイヌ、サル、キジなの?って。

そりゃ常識的に考えたら鬼退治にこいつらはないよ、ないない。

戦力的な意味で言えば、マウンテンゴリラとかアフリカゾウシベリアトラ、グリズリー、チーター、ライオン… この辺でしょ、どう考えても。

でもまあ、冷静に考えたら、マウンテンゴリラの群れなんて連れてった日にゃ、どっちが鬼かわかりゃしねえよ。

鬼退治したあと、ゴリラの群れどう処理すんのよ。

バナナで釣るか?

 

それはさておき、ここは日本。

どういう意味か分かる?

 

ご名答。

イヌ、サル、キジしかいなかったのよ。

正確にはノライヌ、ノラザル、ノラキジね。

ゴリラやらゾウやらの超強力な動物がノラでいないのよ。

つまり舞台が日本って時点で、ないわけ。

マジありえねー。

 

野山に入れば、シカ、ツキノワグマ、イノシシくらいはいるよ。

そりゃあね。

ただ、こいつらとは中々エンカウントできねーのよ。

ゴリラやトラだったら、こっちも真剣に探そうという気になるけどね。

イヌに毛が生えた程度の戦力の為に、わざわざ山に出向かねーっちゅう話よ。

わかるっしょ?

日本でこの設定、マジでないわ。

 

そんなこんなで、イヌ、サル、キジ3号と一緒に鬼ヶ島に渡ったわけよ。

え? キジ3号ってなんだって?

3代目よ、3代目。

初代と2号機は鍋よ、鍋。

キジ鍋。

毎日毎日きびだんごばかりだとさすがに飽きるからね。

 

いやいや、人聞きの悪い。

初代と2号機は腹減ったから、キジ鍋にしたわけじゃないよ?

普通にノラネコにやられたからね、あいつら。

やっぱ、キジないわ。

弱すぎwww。

仕方ないから鍋にして供養してやったよ。

いやいや、埋葬だけはないわ。

この時代、栄養源が少ないからね。

食べられるときに食べておく、これ基本ね。

 

なんやかんやで着いたよ、鬼ヶ島。

まんまなネーミング(笑)。

ないわー。

 

鬼?

うじゃうじゃ居たね。

何匹かは知らんよ。

数える余裕ねーし。

種類?種族?も結構いたよ。

赤鬼、青鬼、黄鬼、子どもの鬼から老人の鬼、一本の角の奴もいれば、二本の角の奴も。

鬼って一口に言っても色々あるんだな、ってこんとき思ったね。

百聞は一見に如かずとはこのことよ。

 

ってか、この鬼がまたないわ。

オレと同レベルでありえねぇ。

オレも鬼も一番ないわ。

冷静に考えて、鬼って何よ?

何動物?

どっから発生したん?

二足歩行で、角生えて、金棒持って、でも知性低いっておかしくね?

二足歩行してる時点で知能があるはずだから、絶対話し合いが通じる相手のはずなのよ。

 

ってなわけで、いきなり戦闘ふっかけるのも何だったから話し合いしてみることにした。

通じた。

案外良い奴らだった。

 

ありだわ。

鬼。

全然ありありだったわ。

 

話聞いたら、別に悪いこと何もしてないのに親の仇のように追い回されたんだと。

で、この鬼ヶ島(笑)でひっそりと暮らしてたのに、それすらも人間は許さなかったと。

 

ないわー。

やっぱ人間ないわ。

 

オレも桃星人だから。

鬼の言い分は痛いほどわかんのよ。

人間って、自分たちの都合のいいように他人に勝手にレッテル貼って勝手に悪者扱いするからね、平気で。

 

鬼と仲良くなったんで鬼退治は止めて、代わりに退治したことにしておくから、この鬼ヶ島(笑)でずっと暮らすこと勧めておいたのよ。

鬼が滅びたとなれば、こんな辺境の島にわざわざ来る人間、いないっしょ。

この島で自給自足するのは大変そうだったけどね。

 

で、オレが勝手に決めたことなのに、なぜかやたらと感謝されて宝物一杯くれたのよ。

別にいらないんだけど。

どうせジジイとババアに取られるだろうし。

鬼には使い道がないから、ってんで持って帰って欲しいんだと。

仕方ないから持って帰ったけどね。

案の定ジジイとババアに持ってかれたわ。

 

ありえねー。

マジないわ。

 

一番ないと思ってた鬼が一番アリだった。

 

ま、そんなこんなで、噂や見た目で人を判断するのはまずいっつーこった。

そんなオレの、鬼退治の話。

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