DAYS(デイズ)高校生の友情を描いた感動のサッカー漫画
どんもっす。
シャア専用ねこがお勧めする漫画シリーズ
記念すべき第十四回目は
DAYS(デイズ)(ばばばばばばばばばばばばばばーん!!!)
高校生たちの典型的な友情、努力、勝利を描いたサッカー漫画です。
アニメ化も決定!!
安田剛士さんの作品の中でも最高傑作と言っても良いでしょう。
この安田剛士さん、週刊少年マガジンで多く連載作品を出しているのですが、知名度が若干低い…。
作品自体は非常に面白いんですけどねー。
基本スポーツ漫画を描く安田先生ですが、テーマが難しい。
以下、安田先生の作品ですが、
・振り向くな君は⇒サッカー漫画
・一瞬の風になれ⇒陸上漫画
・Over Drive⇒自転車漫画
と題材として中々書きづらいテーマが多いです。
端的に言うとネタ切れに陥りやすい。
安田先生は、キャラの心情や生い立ちなどを深く描くタイプで、ともすれば作品のテーマがおいてけぼりになってしまいがちで、それが賛否両論を呼んでいるところです。
主要キャラの生い立ちがやたらと暗かったり…。
ここが知名度が低い理由の一つなのですが…。
振り向くな君は、に至っては明らかに打ち切られてるし…。
とはいえ、取り上げているテーマが全て描きづらいテーマなので仕方ないと言えば仕方ないかも。
そんな中、DAYSは長期連載と化し、アニメ化まで決定しました(わー、ぱちぱちぱちぱち!)
というわけで、DAYSの名言、名場面、振り返ってみましょう。
風間「とんでもねえ奴じゃねぇかよ!!」
(サッカー初心者である柄本を賞賛した言葉)
サッカーどころかスポーツすらほとんど経験のない柄本。
名門である聖蹟高校に入部するも完全なお荷物。
しかし、その陰では足の豆が完全につぶれるまで走りこむという努力家でした。
そんな柄本の努力を知った天才・風間のモノローグ。
犬童「遊びだと思っているのはお前の方だろう?」
(フットサルにて、柄本に本気を出してくださいと言われて)
フットサルをしにきた桜高のキャプテン犬童と、聖蹟の柄本。
犬童がパサーに徹しているので、柄本はおずおずと尋ねます。
「本気出していただいても構わないので…」
しかし、犬童はそのセリフを一蹴。
たとえ、フットサルとはいえ、常に本気を出して勝つための最善策をとっている犬童なのでした。
成神「呼吸をやめても かおるから必ずボールは来るから」
(対聖蹟戦にて、犬童からのパスをもらってゴールを決めるシーン)
桜高のエースストライカーである成神とパサーである犬童の連携を描いたシーン。
ちなみに、この二人は前作「振り向くな君は」の主人公です。
あえなく打ち切りとなってしまった作品の主人公が今作ではライバルとして登場します。
前作では1年生、今作では3年生と成長した二人が最強のタッグとなって聖蹟に襲い掛かります。
生方「心では拒否しても体はわかっていたのだ ああ 私はここで諦めるのだと」
(自身の小説家になるという夢をあきらめたときの回想シーン)
聖蹟のマネージャーでありモチベーターでもある生方。
事あるごとに柄本へのアドバイスを欠かしません。
その中でも、特に重要なシーン。
敗北した柄本に、ここで心の底から泣いて泣いて泣きまくらなければ、夢をあきらめてしまう、と自身の経験から諭します。
「聖蹟は強い」
「私だって聖蹟の一員だ」
「何年ぶりだろうか 必死になること 足掻くこと そのすべて だけど今度こそ だから今度こそ」
と自身が夢を諦めたため、聖蹟の全国優勝という夢をかなえるためにあがき続けています。
灰原「そもそもコピーはオリジナルに勝てない」
(柄本に、柄本だけのオリジナルの武器を作れとアドバイスするシーン)
他人から見ればテクニックの塊なのです
が、体格に恵まれなかったことから四苦八苦して現在のプレースタイルに
「チビが頭使わねぇでどうするよ」
という言葉通りに、常に頭を使ってプレー内外でその実力を発揮します。
水樹「子供たちに自慢させてやる 先生は全国で優勝したチームにいちばん初めに負けたんだと」
(インターハイ県予選初戦で、目白台高校との試合後に目白台へのキャプテンへ向けた言葉)
そうなんですよ。
どんなに強いチームだろうが、トーナメントである限り一回負けたらそれで終了。
極論、日本一強いチームと日本で二番目に強いチームが地元の予選で闘っていても何ら不思議ではありません。
全てのチームが一回しか負けませんが、その負けるタイミングももちろん重要ですが、最も重要なのはどこに負けたか。
全国優勝したチームに負けたら、諦めがつこうというものです。
君下(聖蹟の命運は三度この男の右足に託される-)
(京王との試合にて、三度目のFKを獲得したシーン)
もう既に二つのFKを見事に決めている聖蹟の君下。
そして、二対二の同点、残り時間はほぼ0という状況で三度目のFKを託されます。
犬童のようなセンスや平(青函高校のトップ下)のようなフィジカルを持たない君下は、しかしそのキックの精度でトッププレイヤー達に勝負を挑みます。
キックの精度は作中でも随一です。
水樹「あと6つ 勝つと決めている」
(東院学園との県予選決勝にて、保科に対して向けた言葉)
あと6つ勝つとは、即ち全国優勝すると宣言しています。
水樹は、県予選の段階から何度も全国優勝してみせると宣言し、それは全国に行っても一切緩いでいません。
こんな頼もしいキャプテン、いたらいいですね。
成神「聖蹟が三回戦で当たる梁山には十傑が三匹いる」
(柄本に聖蹟高校にとって嬉しい出来ことを伝えるシーン)
プロ入りが決まっている十人のトッププレイヤー。
作中では彼らを十傑と呼んでいます。
それらトッププレイヤーを三人も擁している梁山に、三回戦で当たれるのだから聖蹟は幸運だと成神は言います。
如何にも不敵な成神らしいセリフです。
にしても、三匹て…。
ちなみに、梁山高校は夏のインターハイを制している、実質的に最も強い高校です。
平「今の風間は十傑に迫る」
(全国大会一回戦にて、今までと明らかに違うプレーを見せる風間を賞賛して)
不敵に笑う風間に被せての平のこのセリフ。
安田先生は本当にこういうシーンが大好きで、こういうシーンを書かせたら随一です。
一年生でありながら、実力でいえばプロ入りするトッププレイヤーに肉迫する風間。
そのプレイを目の当たりにして、平は冷静に分析します。
臼井「十傑とは普段からやり慣れているものでね」
(一星の相庭と対峙して)
聖蹟の水樹と一星の相庭。
全国大会では初の十傑同士の対決。
ディフェンダーである聖蹟の臼井は相庭を止めるために相庭につきます。
ちなみに臼井は、十傑の一人である東院の保科でさえ認める実力者
十傑でこそないですが、その実力は誰もが認める名CB(センターバック)です。
果たして、臼井と相庭の戦いの軍配はどちらに…。
ということで、DAYSの名言、名場面でした。
マガジンではこれから聖蹟高校対梁山高校が始まります。
いったいどちらが勝つのか!
非常に楽しみです。