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シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

空が灰色だから 究極のほんわか&鬱エピソード満載漫画

雑感 漫画の名言・名場面

どんもっす。

 

シャア専用ねこがお勧めする漫画シリーズ

記念すべき第十五回目は

空が灰色だから(ばばばばばばばばばばばばばばばーん!!!)

 

 

もうね…

はっきり言って、この漫画は鬱!!

 

全5巻という少ないボリューム、10代女子を中心に、人々のうまくいかない日常を描いたオムニバスショート漫画!と言えば何となく取っ付きやすそうな感じなんですが、いかんせん内容がヤバい。

究極の鬱漫画と言っても過言ではありません。

ヤバすぎて、ヤバいという単語しか出てこないくらいにヤバい。

もうヤバすぎてヤバい。

 

作者である阿部共美さんは、どうやら男性漫画家らしいんですが、男性であそこまで女性の心理をかけるのはある意味ヤバい。

かといって、女性漫画家だとしたらそれはそれでヤバい。

北九州弁で言うと、ヤバいばい!!

 

もうほんとヤバい感情の倍々げーむ。

 

作中には、ほんわかしたエピソードととんでもない鬱エピソードが入り乱れてます。

私の好きなほんわかエピソードと鬱エピソードをいくつか紹介したいと思います。 

 

まずは私の好きなほんわかエピソードから。

 

ほんわかエピソードその①

「ネガティブスリーパー」

続編がある、数少ない珍しい話。

続編含めて全部で3話で、女子中学三年生、美緒と璃瑚奈と翔の友情を描いたエピソード。

最終的には高校生になってます。

キャラクター説明をすると

・美緒…ミスター凡人。テストの点数から、睡眠時間まで全てが凡人の範囲に収まっているという恐ろしいほどの凡人。

・璃瑚奈…やる気のかけらもない言動をするやる気のない女の子。ネガティブ思考と言い訳の才能を併せ持つ、やる気のない女の子。

・翔…ハイパー天然少女。突然叫びだしたり、ゲームの技を繰り出したりする。でも、テストは全て満点と典型的な天才肌だったりもする。

 

この全然タイプの違う3人のやりとりが非常に面白い。

とりあえず、璃瑚奈がやる気のかけらもない言動をとって、美緒が諫めるけど口喧嘩では勝てず、むしろ美緒からすると璃瑚奈のやる気のない言動は鋭利であり甘美な響すらしてしまう…。

で、ラストで翔の真理を突く一言で締め。

間違いなくベストエピソードでしょう。

 

 

ほんわかエピソードその②

「スーパー宇佐美物語伝説」

恋人も友達もいない無職の女、宇佐美が通販で買ったバニコス着て深夜徘徊する話。

これだけ聞くと何のこっちゃって感じですが、この宇佐美という女性が実は極度の恥ずかしがり屋。

で、恥ずかしがり屋を克服するために、滅茶苦茶恥ずかしい思いをして、耐性を身につけようとする話。

この漫画に出てくる女性は、巨乳で極度の恥ずかしがり屋が多いです。

第一話にして、この漫画の全てを表しているといってもいい良エピソードです。

 

 

ほんわかエピソードその③

「イチゴズ オブ デスティニー」

大学デビュー戦未勝利

大村いちご 19歳 牡羊座 A型

右利き 恋人いない歴=年齢

という限りなく残念な女の子の物語。

特注のワンピースを購入しようとするが、様々な運命に邪魔をされつつも、その邪魔してくる運命を切り裂いて、ワンピースを購入するという物語。

お金をおろそうとするもATMが恐ろしく混んでおり、町中で友人に土下座してお金借りて、高校時代に憧れだった男性に声をかけられるもこれを無視して、同時に商品に手をかけた女性から奪い取るようにしてワンピースを購入!

そしたら、東京にいるお姉ちゃんから同じものをプレゼントしてもらって、結果的に2着手に入るという、あるある話です。

マーフィーの法則とでも言いますか…

 

 

ほんわかエピソードその④

「選択する私と選択しない私を選択する私と選択する私と選択しない私を選択しない私の選択」

もう題名からして何のこっちゃ、って感じですが、要は不思議系天然女子とその彼氏の話。

天然女子が、やたらと物事を選択するかしないかに拘り、Aを選択したら、しなかった私が存在する~ってことをやたらと気にするんです。

いるよな~、こういう奴。

とにかく終始物事を選択するかしないかに拘って、選択したり選択しなかったり…

 

 

ほんわかエピソードその⑤

「世界一我侭な私から世界一ブスなお前に」

そこそこ可愛い今崎とそこそこブスな中浦の友情物語。

二人とも口が非常に悪く、話すたびに相手のことをけなします。

特に今崎は、中浦のことをブス呼ばわり。

中浦中浦で、今崎をおこちゃま扱い。

で、中浦バイトの面接に行ったらそこでも中浦はブス扱い。

それを陰でこっそり見ていた今崎がぶちぎれて、店内に乱入。

最後は二人して泣きながら慰め合うっていう話。

本当の友情とはこういうものかも。

 

 

で、こっからは鬱エピソードの紹介です。

 

鬱エピソードその①

「お前は私を大嫌いなお前が大嫌いな私が大嫌い」

ヤバいエピソードその①。

何がヤバいって、この話を連載第二話目に持ってきているのが、もうヤバい。

第一話目は上記の「スーパー宇佐美物語伝説」。

ほのぼのしてて、なんとなく共感もできます。

 

ところが、第二話目にこの話を持ってくるのは、相当ヤバい。

明と言う名前の女子高生が、森永という友人である女子高生を嫌いになり、別の女友達に嫌いになった理由を延々と上げるという話。

嫌いになった理由も最初は、友達より受験を選んだ、ポテトチップスを箸で食べる、可愛いいと思ってすましている、という何となく納得がいきそうなものなのですが、途中から、風呂上りに必ず1L水を飲むことが嫌い、寝る前に枕を叩くことが嫌い、勉強と称して音楽やネット動画見ているだけだから嫌い、と本人しか知りえない内容に次々と変わっていきます。

最終的には、

「私が大嫌いなお前の大嫌いと私には大嫌いをお前が大嫌いが私のお前が大嫌いの大嫌いが私が大嫌いだからお前が大嫌いに私の大嫌いのお前が私を大嫌いなお前が大嫌いはお前が大嫌いの私が大嫌いで…(倍くらい続く)」

というカオス極まりない言葉をつぶやきながら、ぶっ倒れるという話。

まあ、広い心で読んでみると、遊んでくれなくなった友人に対する苛立ち、のようなものが感じられなくもないですが…。

 

 

鬱エピソードその②

「黒」

この話はヤバいというよりもナゾい。

沢村亘理という名の女子高生が、目を覚ましたら暗闇の中にいて、そこから出られないという話。

そもそも暗闇にいる理由もわからないし、出られない理由もわからない。

本人なりに色々と推理はしてみるものの、暗闇から出られないため全ては推理の範疇でしかありません。

最終的に暗闇から出られず、そのまま話が終了。

閉所恐怖症の人にはたまらんエピソードです。

 

 

鬱エピソードその③

「こわいものみたさ」

これもヤバいというよりかはナゾい。

極度の怖がりにして、極度の怖いもの見たがりの前園という名の女子中学生の話。

いるよなー、こういう奴。

んで、皆で廃墟探索に行こうという話。

ただ、これだけなら普通の話なんですが、それは普通の漫画。

忘れてはいけません。

この漫画は「空が灰色だから」。

この廃墟探索がかなりヤバい。

この廃墟内にある扉に、びっしりと貼られたお札。

前園は怖いもの見たさの為、このお札を憑りつかれた様にはがし始めます。

皆が怖くなって廃墟の外に避難したところ、前園は

「とれちゃった」

という言葉だけを残して失踪します。

何がとれたのかも、なぜ失踪したのかも全て謎のままこの話は終わり。

 

 

鬱エピソードその④

「ただ、ひとりでも仲間がほしい」

これまで紹介した鬱エピソードは、鬱と言いながらもそれなりに考えさせられたり、ただ単に良くわからんだけのナゾいエピソードで、真の鬱とは程遠いものでした。

しかし、それもどうやらここまでです。

このエピソードはほんまもんの鬱。

鬱の中の鬱。

鬱の神。

もうね、ヤバい。

ヤバすぎて、ヤバいという感想しか出てこないくらいヤバい。

 

あまりにもグロテスクな絵を書きすぎて、周りから孤立していた来生という女子高生が、自分を解放することの大事さを力説することにより、佐野という女子高生の精神を解放してしまう話。

精神が解放された佐野は、自分で自分に絵を書くのですが、その絵が、大量のコバエのようなものが沸いた液体を自分に塗り付けて表現したもの。

もうその時の絵がヤバすぎる。

真っ黒の体に、白い液体で丸を描き、それにコバエのような虫が大量に張り付いたもの。

そして、精神を解放した佐野のセリフも色々とヤバい。

 

こんなもの読んだら、100%気がめいります。

作者も一体何を考えてこんなエピソードを考えたのか。

この漫画に限らず、他の色んな漫画を含めても、Top3に入るくらいの鬱エピソードです。

このエピソードほどではありませんが、近い感じのエピソードはまだまだ一杯あります。

 

 

この作者の他の漫画には

大好きが虫はタダシくんの

 ・死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々

ちーちゃんはちょっと足りない

といったものがありますが、これらも「空が灰色だから」に負けず劣らずほんわかエピソードや鬱エピソードが満載です。

 

もう題名からして、なんのこっちゃ?って感じでしょ?

本屋に注文するときとか、どないせーちゅうねん。

 

ま、この作者の本を読むときは、ある程度覚悟して読んでください。

鬱になっても、知りませんよ。