Dr.STONE 全人類が石化した理由を考察してみた
どんもっす
シャア専用ねこがお勧めする漫画シリーズ
記念すべき第十七回目は
Dr.STONE(ばばばばばばばばばばばばばばばばばーん!!!)
突如ツバメと地球上の全人類が石化して3700年経ち、完全に文明が崩壊してしまったところから、主人公である千空(名前)の石化が解けて物語は始まります。
全人類が一度に石化してしまうという、かなりSFファンタジーものですが、主人公である千空が、
「一見ムチャクチャなファンタジーだが何かルールがある! だったら俺は戦える ルール(再現性)を探すのが科学だ」
「忘れんな 石化がどんなにファンタジーだろうがなー 科学の基礎だけは絶対にゆらがねぇ…!!!」
と言っているところから、石化した理由と原因についても、物語が進むにつれて解明していくのではないかと。
もちろん、相当なファンタジーであることには違いないですが、ある程度の説明はつけてくれるのではないかと期待しています(絶対に現実的ではないでしょうが、物理的にはありえる、といったような)。
とは言いつつも、いち高校生が素手でライオンの群れを撃退したりと、かなりファンタジーやってますが…
というわけで、単行本が5巻まで出た現時点までの情報から、石化した理由などを考察してみたいと思います。
※以下はネタバレ注意です。
読んでない方はご注意ください。
Dr.STONEで全人類が石化した原因は?
普通に考えれば、全人類を石化させて3700年以上経過するなんて、何らか宇宙人か何かの攻撃とするのが一番しっくりきます。
が、物語の中で、千空が
「これは本当に攻撃なのか」
と推測しているところからも分かるように、恐らく攻撃ではなく、防御のための石化だったのではないかと考えられます。
石化にルールがあり、そこに何者かの意思が感じられるからです。
石化は、地球上の全てのツバメ⇒地球上の全ての人類(宇宙ステーションは除く)の順で起きており、他の動植物には被害が及んでいません。
また、建造物もそのままであり、今のところツバメと人類のみ石化しております。
では、なぜツバメと人類なのか?
なぜ地球上の全てのツバメが石化したのか?
ツバメは人類に先駆けて石化しましたが、これは全人類を石化するための前実験であると考えられます。
ツバメが選ばれた理由は
①鳥なので、世界中に分布している
②亜種が多い
③家畜ではない
ということが理由として挙げられると思います。
①鳥なので、世界中に分布している
全世界の人類を石化させたいので、前実験はかなり広範囲での効果が得られないといけません。
この点で、例えばトラとかクマとかは実験に向かないことが分かります。
また、人目に日常的につきやすい生物なので、効果が一目瞭然です(事実、物語ではツイッターで皆がツバメの石化について言及している描写があります)。
②亜種が多い
ツバメは鳥なので、近い種類が大量にいます。
スズメ、カラス、ハト…
例を挙げればきりがありません。
ツバメを石化させて、イヌを石化させないのは簡単そう(本当か?)ですが、ツバメを石化させて、スズメは石化させないのは非常に難しそうです。
なので、鳥の中でもツバメのみを石化させることができれば、狙った種族のみを石化させることができたと言えます。
この首謀者は、人類のみを石化させたくて、人間に近い動物(猿やチンパンジーといった他の霊長類など)が石化してしまうのは本意ではなかったのでしょう(ツバメは犠牲になってますが…)。
③家畜ではない
この石化の首謀者は、石化が解けるのを期待していたようにも思えます。
なぜなら、人類以外は石化されてないからです。
人類以外の全ての生物が石化した場合、人類が石化から復活しても、食料となるものがない(家畜とか)ので、あっさり死んでしまうことになります。
もしくは、生態系が著しく崩れてしまうことを恐れていたか…。
何らかそこに首謀者の思いを感じ取ることができます。
なぜ全人類を石化させる必要があったのか?
石化させるよりも、抹殺させる方が簡単そう(本当か?)です。
ので、やはりこの石化は攻撃ではないのではないかと推測されます。
つまり、首謀者は石化が解けることまで頭にいれていたのではないかと。
天変地異や隕石落下から身を守るためではないということは明らかです。
この場合、他の全生物(植物含む)も石化する必要があるからです。
先ほども書きましたが、人類が復活した時に他の動植物が全滅していたら、人類も死滅してしまうからです。
つまり、地球上において人類のみが死滅してしまう危機が存在していた、もしくは人類が今のままの状態では存続と死滅の危機が迫っていた のどちらかが理由ではないかと推測できます。
考えられる可能性は以下の二つ
1.人類のみに媒介する凶悪なウイルスが発見もしくは開発された
2.人類の愚かな行動(戦争とか)による地球破壊行動が予見された
1.ウイルス説について
ウイルスというものは実は相当に厄介な代物です。
文明が滅びる理由は、インフレとデフレ(戦争の原因)と疫病と言われているぐらいです。
人類のみに媒介するウイルス、例えば感染力が非常に強く、かかったらゾンビ化してしまうようなウイルスが発見もしくは開発されてしまったら、大パニックです。
ワールド・ウォー・Zみたいな世界になるかどうかは、実は紙一重なんです。
ゾンビ化するかどうかはともかく、ワクチンが間に合わない場合、人がバッタバッタと倒れていくのは現実的には十分に起こりうる話。
で、首謀者はこのウイルスを発見もしくは開発者と近しい関係にあり、このままじゃ人類全滅するじゃん!ってなって石化に踏み切ったのではないかと。
宿主である人類が石化してしまった場合、増えることができないウイルスは死滅していきます。
人類は数千年の眠りについてしまう羽目になりますが、全滅よりかはマシ、というシナリオですね。
とはいえ、全人類を石化させる装置なんて、開発するのに相当な時間を要する(というか現実的にはそもそも無理)ので、ウイルス見つけてからでは遅そうですね。
2.人類の危険行動抑止説
第三次世界大戦勃発を未然に防ぐためとか、今現在の人間の破壊行動にがっかりしたとか、虐げられている動物を守るためとか…
いずれにしろ、人類を守るためというよりかは、今現在の文明を一度リセットして、復活した人類が原始時代からやり直すことを期待しているような感じです。
作中のラスボス候補である獅子王司と似たような思想ですね。
他の動物を巻き込むことを最大限避けているので、この説はありそうですね。
この場合、文明を0から復活させようとしている千空は最大の脅威になりますね。
首謀者が生きているのか、石化しているのかは不明ですが…。
「いし」というキーワード
この漫画には、「いし」という同音異義語が大きな意味を持つようになっています。
タイトルからして、
Dr.=医師
STONE=石
ですし、石から自力復活するには意思が必要と千空がほのめかしています。
Dr.STONEは作中で石けんと説明されていますが、石化⇒修復という現象も表しているのではないかと大樹が発言しています。
千空の名字は「石神」ですし、父親は宇宙に行っている間に石化を免れたので、もう既にこの世にはいません。
つまり、千空は遺子ということです。
そして、袂を分かった、異志をもった獅子王司とのバトルが待ち構えています…。
要するに、
「医師」の役目を持った「石」から「遺子」が「意思」の力で復活して、「異志」と闘う話、なんです。
良くできてますね。
ということで、現時点で考察できる範囲で考察してみました。
また新しい事実がでてきたら、考えてみたいと思います。
2019/07/07 追記
最近ジャンプで追えてないのですが…
最近の話を見ていたら、黒幕は電子データ化された(要は電気信号としてコンピュータになってしまった)元人間じゃね?って思うようになりました。
なんか黒幕が3700年生きているように感じるのですが、それができるのはコンピューターの一部になるしかないので…
最近ついていけてないので、もう一度読み直すとします。