老後余生を楽しむのは不可能なので、今を楽しむべき
どんもっす。
定年を65歳以上に引き上げた企業の割合が18%になったという記事を見つけました。
記事を一部引用👇
少子高齢化による労働力不足が深刻になる中、定年を65歳以上に引き上げた企業の割合が平成29年に約18%にのぼり、10年あまり前の約3倍に増えたことが12日、分かった。人材を確保したい企業と、できる限り長く働きたいシニア世代の意欲が背景にある。
平均寿命が延び「人生100年」といわれる時代となり、国家公務員についても政府が定年延長の検討を始めている。
これ、元ネタは産経新聞の記事なのですが、新聞社っていまだに国家の犬なのね、ってことが分かりやすいほど前面に出てて、非常に面白いです。
記事を要約すると
・定年延長している企業が増えている
・働きたいと思っているシニアが増えている
・国家公務員も定員延長するかも
ということを記載していて、
「ほらほら、定年後も働くのは簡単ですよ~ 60歳で定年迎えて、余生を楽しむ人はごく一部なんですよ~ 皆働きたがってるんですよ~ ですから、年金貰えなくても文句言うのやめましょうね~」
っていう意図が見え隠れしてます。
あと、こっそり国家公務員の定年延長を検討(延長するとは言ってない)とか書いてますけど、いやいや、検討じゃなく、実施しなさいよ。
もう公務員の定年も70歳でいいでしょう。
そうじゃないと、ますます若者の公務員志向がすすんで、この国は滅びますよ、冗談じゃなく。
記事に対するコメント欄にはそれに対するバッシングが多く見られ、全然騙せてないのが笑えます。
ってか、こんな記事で今更騙される人はほとんどいないと思いますが。
いい加減、国家は国民をバカにするのを止めた方がいいです。
こういう記事載せる新聞社も少しくらい恥を知った方が良いと思いますよ。
で、記事に対するコメント見てて思ったのが、皆さん定年(60~65歳くらい?)後、年金もらって悠々自適な生活、アクティブな生活を送りたいんだなってこと。
ふむ。
頑張って、企業に忠誠を誓って、休みが少なくても文句も言わず、趣味ややりたいことを我慢して、定年まで汗水流して働いてらっしゃる方々が多い日本なので、気持ちは分からないでもないです。
でも、皆さん、そこまでやりたいことを我慢して、20歳から40~50年働いて、人生の半分以上を仕事に費やして、今更老後に何かやりたいことがあるんですかね?
皆さん、老後にやりたいことがそんなにあるんでしょうか?
逆に、今それほどやりたくないことをやってるんでしょうか?
ちなみに、私は老後にやりたいことなどありません。
今やってるから。
今やってることが楽しいから。
なぜこんなことを書いているかというと、定年後にアクティブに活動している人、悠々自適に生活している人なんて、ほとんどいないからです。
私の知る限り、定年過ぎた人は大体ゲートボールやってるか、日向ぼっこしているか。
もしくは暇を持て余していて、誰彼構わず話し相手を探しているか。
それが本当に、若い時にやりたかったことですか?
汗水流して働いて、若いころに我慢に我慢を重ねた対価と釣り合ってますか?
別にゲートボールや日向ぼっこが悪いと言っているわけではありません。
それが本当に若い時にやりたかったことなのか?と聞きたいんです。
だって、若い時に趣味がゲートボールです!なんていう人や、日向ぼっこが大好物です!なんていう人、中々いないでしょう。
少なくとも、私の友人には一人もいません。
今現在我慢している趣味などを老後にやりたい!と思っている方々もいるでしょう。
その趣味を老後楽しむのは不可能です。
断言できます。
なぜなら、老後(ここでは65歳以上と仮定)は、気力、体力、集中力と全てのパラメーターが20~40代の時と比較して、爆発的に落ちているからです。
感受性も当然低下しています。
なので、老後に趣味を再開しても、イマイチ盛り上がりに欠ける展開になるはずです。
趣味が日曜大工とか、ウォーキングとかいう人は別です。
そういう人はしっかり楽しめるでしょう。
新しい技術を習得するのも、若い時に比べて相当時間がかかります。
最近、60~70歳の方々を相手に、運動の講師を行うことがあるのですが、皆さんビックリするくらい身体が動かず、
「こんなはずじゃなかった…」
と嘆かれてます。
もう運動自体が苦痛のレベルまで、体力・筋力が落ちているんですね。
結果として、皆簡単なゲートボールや日向ぼっこに走るわけです。
もう一度聞きますが、それが本当に若い時にやりたかったことですか?
中には、非常に若々しく生き生きと動き回っているご年配の方もいますが、そういう方は決まって仕事続けています。
しかもかなり重要な地位にいたり、特別な技術をもっていたり…
で、結局仕事やりたいのね、ってなるわけですよ。
つまり二極分化されるわけです。
・若い時にとりたててやりたいわけではなかったことをやる方々
・結局仕事を続ける方々(仕事のみが生きがいの方々)
老後にやりたいことやって楽しむなんて、金があろうがなかろうができません。
そんなものは幻想です。
若い時にやりたいことは、若い時にやったほうがいいです。
老化というものを舐めてはいけません。
体力、気力、精神力、集中力、感受性が落ちてしまったら、若い時のように楽しむのは不可能なんです。
今現在の仕事にやりがいや生きがい、面白さを見いだせず、65歳以上も続けるなんて考えられない!って方は、ぜひ転職をお勧めします。
思い立ったが吉日。
皆さん、やりたいことがあれば今日からやりましょう。
今日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学べ。
先人は本当に良いことを言います。
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syaa-sennnyou-neko.hatenablog.com