シャア専用ねこのブログ

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登山時の隊列、登山でバテる主な原因について

どんもっす。

 

前回に引き続き、超初心者向けに登山とは何ぞや?ということに関して、記載していきます。

今回は、主に隊列、歩き方についてです。

 

 

登山時の隊列について

登山の隊列は一見無秩序に見えて、決まりごとがあります。

・先頭…道に詳しく、登山歴の長い人。通常、グループ内のサブリーダーが務める

・先頭のすぐ後ろ…グループ内において最もスタミナの無い人、もしくは技術が乏しい人

以下、後ろに行くに従って、より体力技術のある人が来るように並びます。

・最後尾…隊全体を見渡し、指示を出す人。通常グループ内のリーダーが務める

 

つまり、先頭と最後尾に経験者、レベルの高い人を配置します。

これは当然なのですが、重要なのが二番目に歩く人。

要は先頭のすぐ後ろ。

ここに、最も体力のない人(もしくは技術の乏しい人)を持ってくるのがセオリーです。

なぜならば、先頭のサブリーダー(もしくはリーダー)は自分のすぐ後ろを歩く、最も体力のない人にペースを合わせて歩くからです。

言い換えると、グループのペースメーカーは、どんなグループであれ、最も体力のない人になるということです。

 

これは律速点と同じ概念で、考えてみれば当然なのですが、グループとしてまとまって行動している以上は、全員が無事に下山するまでは、登山終了とは言えません。

早く降りてきた人から順次解散なんて、グループとは言えません。

よって、グループ内で最も体力のない(遅い人)がゴールするまでは、登山終了ではないからです。

 

仮に、グループ編成を、体力のある順に並べてしまうと、登山中に隊列が伸びきってしまう恐れがあります。

これは、マラソンを思い浮かべていただくとわかりやすいと思います。

ラソンは、早い人から順次ゴールしていきますが、先頭と最後尾では物凄く時間が開きます。

都市部で行われるマラソンではそれでも問題ありませんが、非日常である登山では、これは好ましくありません。

問題があったときに、対応できない恐れがあるからです。

 

なので、良く体力がないから…他の人に迷惑をかけるから…といって、最後尾に行こうとする人がいますが、今すぐやめてください。

非常に愚かな行動です。

そういう人ほど、前の方に来てください。

誰もそれを迷惑などと思わないし、仮に周りの人が迷惑であると感じるようなグループならば、脱退したほうがましです。

 

 

登山においてバテる主な原因

登山でバテる原因は主に以下の通り

1.体力・筋力不足 ⇒ 心配機能、筋持久力不足によるもの

2.技術不足 ⇒ 歩き方、荷物の背負い方、ペース配分などからくるもの

3.エネルギー不足 ⇒ 水や食料の摂取の仕方

4.準備・知識不足 ⇒ 体調管理、コースの下調べ、天気・気温への対処の方法

5.重すぎる荷物 ⇒ 初心者は余分な荷物を携行しがち

 

このうち、致命的になるのが、体力・筋力不足とエネルギー不足です。

体力・筋力不足については、何となく理解できると思いますし、重要性も理解していただけるとは思いますが、案外注目されてないのが、エネルギー不足。

 

特に足をつりやすい方は注意してください。

体力・筋力不足ではなく、エネルギー不足である可能性があるためです。

通常、人間が汗をかくと、

汗 = 水分 + 塩分

となっており、水分(H2O)と同時に、ミネラル(ナトリウム、カリウムマグネシウム亜鉛などなど)も同時に体外へ発散されます。

 

ここで気を付けたいのが、水分補給時に何を飲むかということ。

お茶や水ばかり補給していると、水分しか補給されないことになります。

水分とミネラルが同時に消費されているのに、水分ばかり補給していると、体内のミネラルバランスが崩れてしまい、それが足の痙攣などに繋がってきます。

体内のミネラルバランスが崩れると、人間の身体は死を選んでしまうことが研究で明らかになっています。

たった数種類の元素のバランスが崩れただけで、人間は死んでしまうんです。

 

これを食い止める前段階として、それが体の痙攣として現れます。

足をつるのは、その最たる例で、これ以上運動して、汗をかいて体内のミネラルバランスが崩れるのを、身体が止めようとするからなんです。

 

なので、登山中もしくは運動中に足をつったことがある方は、体力・筋力不足だけでなく、エネルギー不足である可能性が高いため、そちらも疑うようにしてください。

対処法は言うまでもなく、ミネラルを含んだ水分の補給です。

 

また、バテ(疲労)を軽減させる3つの方法は以下の通り

1.ゆっくり歩く

2.エネルギーを補給する

3.水分を補給する

 

 

休憩について

歩行50分に対して、10分程度取るのが望ましいです。

また急登を30分ほど登ったら、5分程度取るようにしましょう。

ここで言う急登とは30分で200m以上登る場合を指します。

人間の身体は、運動し始めが最もきつくなるようになっているため、一定のリズムで取ってあげると良いでしょう。

季節や天候、標高に応じて適切な場所で休憩を取るようにしましょう。

雨や風をしのぐことができ、見晴らしが良いなど、急な天候変化にも対応できる場所が望ましいです。

 

一日の歩行時間は長くても8時間程度にとどめておきましょう。

また、15時をめどに行動が終了するように、その日の行動予定を立てましょう。

15時を過ぎてくると、予期せぬトラブルに遭った場合、リカバリーするのが困難になってきます。

また、冬場では薄暗くなってくる山域もあり、精神的にもストレスを感じてしまいます。

それを防ぐ意味で、15時には行動終了するように予定を立てましょう。

 

 

今日はこの辺で。

 

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