シャア専用ねこのブログ

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勉強することの意味 勉強は魔法の元 魔法使いになるために

どんもっす。

 

勉強することの意味について、京都大学ナンバーワン教官が説いてます👇

京大ナンバーワン教官が教える「勉強することのホントの意味」(現代ビジネス編集部) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

 

この方の発言、本当に素晴らしく、今現在進路で悩んでいる学生さんや、勉強嫌いのお子さんを抱えるご家庭の方にぜひ読んで欲しい内容です。

 

記事の一部を抜粋します👇

・『答えが決まっている仕事』のほとんどは、コンピュータが行うようになることが確実です

・過去の偉人たちが発見した偉大な真理や発明が、いまの私たちの生活を支えています。江戸時代の人が見たら『魔法だ!』というような事柄も、支えている根本は、皆さんの多くの人が嫌いな『数学』なんです。

ドラえもんに、『おこのみボックス』というひみつ道具が出てきます。レコードで音楽を聞くことも、カメラにもなる。それってつまり、皆さんが持ってるスマホですよね。わずか30数年前の『夢の道具』が、それ以上の性能で、現実になっているんです。

・皆さんは若くてどこの世界に行っても新人です。でもそれゆえに、世の中を変えられる可能性が、大人よりもずっと大きいんです。

 

で、講演を聞いた後、女子生徒が「なぜ勉強するのか?」という問いに対して答えた回答がこちら👇

私たちは今は何者でもないけれど、未来には何にでもなれる可能性があると思います。だからこそ、今興味が持てないことでも、勉強する価値がある、ということではないでしょうか

 

本当に素晴らしいです。

一人でも多くの方に、この講演内容を知ってほしいです。

 

以前は私も、なぜ勉強するのか?という問いに対しては、以下のように答えてました。

イチローは野球選手であって、例えばボディビルダーとは何ら関係ない。でも週に何度も野球の練習に加え、筋肉のトレーニングをする。それは、直接的には関係ないように見えても、野球選手であるイチロー選手を支えており、それがイチロー選手の糧になっているからだ。数学も一見、役に立たないように見えて、一人一人の人間の素養になっており、糧になっている」

っていう、納得できそうで納得できない内容ですね。

 

でも、今度からは魔法が使えるようになるからだよ~、って説明するようにします。

 

 

現在の学校教育は色々と批判されがちですが、非常に理にかなっていると私は思っています。

特に義務教育の内容。

もう少し実社会に役立つ内容を…という意見もあるかと思いますが、実社会で役に立つ内容なんて、それこそ無限にあるので絞り込むのは不可能でしょう。

とりあえず、義務教育で学ぶ内容は今現在のもので問題ないでしょう。

また、公立学校の内容だけでは不安、物足りない…という意見もあるかと思いますが、そんなこともなく、公立中学校で取り扱っている教材や問題集で十分すぎるほどです。

物足りないという方は隅から隅まで何度も解いてから言ってください。

また、ついていけない…という場合は、ついていけなくなった時点から、再度復習することをお勧めします。

もちろん、塾や家庭教師をつけるのは、人によってはある程度近道になるので、金銭が許す限り利用すべきでしょう。

 

 

とにもかくにも、現在の義務教育の内容は全ての実社会の基本であり、ここを疎かにするようでは到底魔法が使えるようにはならないし、そもそも内容を理解できないようではお話にならないということです。

 

 

フローレンス=ナイチンゲールから学ぶもの

で、もう一つ重要なことが。

上述した記事でも少し触れられているのですが、ナイチンゲールという故人を皆さん、ご存知でしょうか?

 

恐らく、大半の人は知っていると思います。

そう、クリミアの天使と呼ばれ、戦時中の看護婦として大活躍した人物です。

が、これだけだとナイチンゲールという人物を全て記述したことにはなりません。

 

彼女は、数学、特に統計学が得意だったので統計学やデータを活用し、イギリス女王が直轄している委員会へ、兵士たちの死因の統計データをまとめた報告書を提出して、当時の状況を劇的に変えたんです。

そう、彼女は数学、統計学を巧みに使って客観的なデータを集めることにより、周りの人間を説得して動かしたんですね。

 

って、私も上述したサイトを見て初めて知ったことなんですけど。

伝記にはナイチンゲールが数学が得意だったなんてほとんど記載されてなくて、唯一、ポプラ社の子どもの伝記シリーズ「ナイチンゲール」に

・記録をとるのがくせだった

・数学が得意だった

・本が好きだった

・意志が強かった

と、巻末にこそっと記載されています。

 

こういう重要なことをもっと子供達には伝えるべきだと思います。

何か現状を変えたいと思うとき、主観的な意見では人は動かず、客観的な、統計的なデータを揃えて初めて人は動きます。

そして、その統計学を理解するには、まず算数や数学を理解する必要がある、ということですね。

 

例えば、企業なり雇い主なりに、業務改善案を出しても、それが

「なんとなくこうすればよくなるに違いない」

というものでは、誰も聞いてくれません。

それよりも、

「こうすれば、コストが〇〇%カットされて、その分新しい分野にお金を投入できる」

といった、データに基づくものであれば、皆を説得することができます。

 

 

ナイチンゲールも、数学が得意でなければ、そこまで大きく状況を変えることはできなかったかも知れません。

ナイチンゲールは他の看護婦にはない、統計学という最強の武器を持っていたから状況を変えることができたんです。

 

ちなみに、ナイチンゲールは非常に裕福な家の生まれで、当時としては最高級の教育を受けることができたみたいです。

ので、教育状況が違っていれば、また異なる結果になっていたかもしれません。

他の看護婦が同じことをしていた可能性もありますし(当時の看護婦はだらしない女性が就くとされていたため、可能性は低いですが)。

 

我々日本人は、基本的には中学までは教育を問題なく受けることができます。

それは、当時ナイチンゲールといったような裕福な一部の限られた家庭でしか受けられなかった教育です。

勉強嫌いな子供たちは、もう一度できなくなった部分からやり直してみてください。

そして、勉強を好きになってください。

義務教育で、何も考えずに教育を受けることができるということは、非常に幸せなことなんです。

 

今日もどこかで魔法の元を学ぶ子供たちが、少しでも勉強に興味を持ってくれますように。