人生100年時代の蓄え指針案が、公的年金を正面から全否定
どんもっす。
最近ネットでは、年金やら平均寿命やらの記事ばっかり目につきますね。
その中でもかなり衝撃的だったのが、こちら👇
人生100年時代の蓄えは? 年代別心構え、国が指針案:朝日新聞デジタル
ついに来る時が来たか…って感じです。
国が、年金制度はもう持たないって宣言しちゃいましたね…。
案外早かった。
もちろん、国がそう明言したわけではないですよ、念のため。
ただ、この記事を読んで、そう感じない人は一人もいないでしょう。
なお、私は以前に、厚生労働省が国民を洗脳しようとしていると過去記事を書きました👇
厚生労働省が公的年金の説明で国民を洗脳しようとしている、もしくは完全に詐欺 - シャア専用ねこのブログ
厚生労働省のこのサイト👇
はじめに~公的年金、もっと知ってください | いっしょに検証! 公的年金 | 厚生労働省
では年金子さんがうまいこと(いや、全然うまくねーけど)愚かな国民を丸め込もうとしてました。
国民:年金なくなるのでは?(もらえなくなるのでは?とは言ってない)
年金子:それは誤解です!(もらえなくなるとは言ってない)
年金子:年金がなくなることはありません!(もらえなくなるとは言ってない)
年金子:年金が給付されなくなるということはありません!(1円でも給付してればOKだもんね…)
っていう、非常にうまい(いや、全然うまくねーけど)やり方で丸め込もうとしてました。
この厚生労働省のサイトが公開されたのはいつだったのだろう…
今回、政府はそのサイトを100%全面否定するような、こんなアドバイスをしてきました。
さーて一つ一つ見て、突っ込んでいきましょう。
厚生労働省の公的年金のページと比較しながら見ると、より一層楽しめます。
人生100年時代に備えて、現役時代にやること
〇早い時期から少額でもいいから積み立て
→いや、それが年金じゃないですか…
みんな一生懸命、年金積立てるじゃないですか…
これ以上どうしろと?
〇老後を意識し、資産の現状を「見える化」
→具体的なことは何一つ言ってませんね…
大体からして今の日本に資産の現状が見えていない人なんているの?
そんなのほほんとした人は、もういませんよ…
〇長期的につきあえる金融機関の選定
→これは昨今の金融機関の人員削減を危惧してるんですかねー?
おいおい、俺らの天下り先がなくなるぞ、みたいな。
だから、お金使わずに金融機関の保険でも買ってろ、もしくは貯金に励めと。
これ以上デフレを進行させてどうするんだ…
公的年金のページではやたらとインフレを心配してましたけど…
頼むから経済回して、インフレ起こしてくれ…
大体からして、長期的に付き合える金融機関ってなんだよ…
どうやって判断するの?
そもそもみずほでさえ人員削減しているのに、信頼できる金融機関なんてもうないですよね…
ここでも何一つ具体的には説明してませんねー。
人生100年時代において、退職前後にやること
〇もう少し長く働くことを検討
→もう少しってどのくらい?
もう死ぬまで働け!って明言したら?
〇退職金の額を早期に確認
→確認することに何の意味が?
確認してどうすんの?
そもそももらえない人はどうすんの?
人生100年時代において、高齢期にやること
〇自らの資産額に応じて、計画的な取り崩し
→年金はあてにしたらダメですよ、って言ってますね。
貯金をどんどん取り崩してくださいな!ってことです。
貯金が尽きたら? それは自己責任です。
〇要介護など心身の状況に応じて資金計画の見直し
→ここまできて、計画見直して何の意味が?
これから対応できる人、何人いるよ?
〇認知症になった際、お金の管理をどうするか検討
→オレオレ詐欺に騙されないでね!ってことです。
詐欺集団ではなく、国のためにお金を保管しておいてね!ってことです。
経済を回すという点で、まだ詐欺集団にお金とられたほうがいいような気がするんですが…
何がおもろいって、今までの公的年金を100%否定しておきながら、具体的にどうすればいいかについては何一つ触れてないってことです。
以前の記事にも書きましたけど、年金もらえなくなるとかはいいんですよ、別に。
我々国民一人一人に責任があるわけですから。
だから、政府はもっと正直に、国民に現状を伝えて、過ちを認めて、国民の理解を得てはいかがでしょうか。
国だから過ちを認められないっていう時代はもう終わってます。
これからは、国と国民と、一丸になるべきなのです。
日本が貧乏になるのは、仕方のないことなのですから…。
国民がこれだけ政府に不信感を抱いている国に、将来はありません。
そしてそのしりぬぐいをさせられるのは、他でもない我々の子供たちなのです。
そんなことをしていいわけがありません。
マジでなんとかしなくてはね…