シャア専用ねこのブログ

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大学入学共通テストで民間試験活用はありえない

どんもっす。

 

2020年度から、大学入試センター試験に代わって始まる大学入学共通テストの英語の民間資格検定試験において、TOEICが撤退の意思を表しました。

国内で、英検についで2番目に受験者が多いTOEICが撤退の意思表示をしたことで、大学なども慎重にならざるを得ないでしょう。

おそらく文部科学省TOEICをかなりあてにしていたはずで、マジ?ってな感じでしょう。

 

ちなみに、文部科学省が認定した残りの7つの試験がこちら👇

ケンブリッジ英語検定実用英語技能検定(英検)、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFLiBT

英検とTOEFLE以外は聞いたこともないんですけど…

文部科学省は癒着してんのか?

 

当然のごとく、これらの試験はそれぞれ内容が異なるため、著しく公平性を欠きます。

TOEICが撤退するのも当然の話。

文部科学省にはアホしかおらんのか。

 

で、全国に82校ある国立大のうち北海道大、東北大、京都工芸繊維大は、公平性に問題があるなどとして活用しないことを決めています。

私、これを最初に見たときは、この3大学に拍手を送ったくらいです。

 

当然です。

こんな公平性に欠く内容で、受験に加えて良い訳がありません。

受験とは、この日本に残されたただ一つの公平であり、その公平性を損なおうとしている文部科学省はアホ以外の何者でもありません。

 

で、残りの79の国立大学は利用するのか…とがっかりしていたところ、東京大学

 

 「民間試験の活用は、地域や経済的な格差によって受験機会が左右されるなどの課題が残る」  

として、成績提出を必須としないことを明らかにしました!

さすがは東大ですね。

これにより、他の大学も動き始めるでしょう。

で、東京大学の動きと前後して、全国の大学も方針変更を検討したり、もう既に変更していたりするようです。

 

良かった。

日本の教育はまだ終わってなかった。

文部科学省はアホなので置いといて、各大学は本当に毅然とした態度で、自分たちの独自の試験を課せばいいのだと思います。

今の大学の二次試験は、本当に良く練られた問題ばかりであり、公平性も担保されている素晴らしい試験であると私は思っています。

民間の試験に頼る必要なんて一切ありません。

 

ちなみに、英語のテストに詳しい京都工芸繊維大の羽藤由美教授は 

「懸念が残ったままなのに民間試験を合否判定に使うのは、入試の実施主体として無責任だ。円滑に運営できることが確実になってから制度を導入すべきで、受験生を実験台にしてはならない」と批判している 

とのこと。

いや、本当に素晴らしい言葉です。

文部科学省のアホどもは、全員爪の垢を煎じて飲んでください。

 

上記大学を除く、国立大学82校のうち、13校は受験機会の均等が保障されていないことや英語の不得意な受験生に門戸を閉ざさないことを考慮して、「中学卒業程度」を出願資格とすることを決めたとか。

これもまあまあ、ありがたい措置ですよね。

割とマジで、理数が得意な生徒の中には、全然英語ができない人がいます。

そんな人たちが、上述した民間試験で高得点が取れるとは到底思えません。

私の知り合いにも、理数だけなら東大レベルだけど、英語ができないからレベルを落として受験した人がいるくらいです。

これって、相当もったいないと思いませんか?

 

他のまだ方針を検討中の大学もすぐに、民間試験を活用しない方向にかじを取るべきです。

特に、偏差値や立地が近い大学同士で、一方の大学が活用せず、もう一方の大学が活用する場合、活用しない大学に生徒が殺到して、活用する大学は著しく受験者数を減らすことが予想されます。

 

というか、国際的に活躍する人材育成=英語ができる人っていう考え方がもう既に時代の流れにそぐわないと思っているのですが、私だけ?

別に英語が不要といっているわけではありませんが、高校卒業、大学入試レベルの読み書きができれば、特段苦労はしません。

私も英語の論文読んだり書いたり、海外の学会で発表したりしましたけど、何とかやれました。

 

そもそも日本人が英語が苦手な理由は、必要ないから、であって、海外で活躍したい!って思った人だけが、留学するなりして、高レベルな英語能力を取得すればいいのだと思います。

日常会話程度なら、それこそアプリが解決してくれる世の中ですし…。

 

今後は小学校の高学年から、英語教育を施すみたいですけど、マジでやめといた方が良いと思います。

それよりも、国語と算数をしっかりやった方が全然将来の日本のためになると思います。

今の小学生たちは、驚くほど国語が苦手です。

自国語さえままならない子たちに、他国の言語を教えて身に付くわけがありません。

 

文部科学省のアホどもは、もっと現実を見るべきだと思います。