シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

もしもるろうに剣心の志々雄が実際に煉獄を購入したら

どんもっす。

るろうに剣心のスピンオフというか、現実だったらこんな感じというのを考えてみました。

 

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越後屋「くっくっく…ぷくくくく…ぐわーっはっはっは!」

部下「どうなされたので?」

越後屋「これが笑わずにいられるかいな。みてみい、この銭」

部下「! ど、どうしたんですか、この大量の札束」

越後屋「相場をなんも知らんド素人が来よってな。カモネギや、カモネギ。これでしばらく運営には困らんでぇ」

部下「騙し取ったので?」

越後屋「騙したとはなんやねん、人聞きの悪い。ワシの提示した金額を疑いもせんとホイホイ払った向こうがアホやっちゅう話や」

部下「といいますと、例の?」

越後屋「せやせや、あの大型甲鉄艦発注した、大たわけもんや」

部下「私、詳細を知らないので、詳しく教えてほしいんですけど」

越後屋「なんちゅうことはあらへん。オリジナルの大型甲鉄艦作ってほしい、いう依頼があったわけやけどな。奇抜すぎて部品から工場から何から何まで0からせなあかん。それを一週間で作れ!言うてきよった」

部下「一週間!」

越後屋「せや。アホ丸出しやろ? 起工から竣工までいうに2~3年はかかるで。工場作るだけでも半年がかりや。一週間じゃあ部品すら届かんで。アマゾンやないっちゅうねん、アホか」

部下「それで引き受けたので?」

越後屋「あったりまえやん。2秒でカモネギ認定したったわ。で、もらうもんもらって、銭すっぱ抜きや」

部下「ファーwww」

越後屋「な? 笑いが止まらんやろ?」

部下「実際の納品はどうされたので?」

越後屋「その辺にある適当な船の外装だけ適当に変えといたわ。で、カルヴァリン砲とか適当につけて、見た目はそれっぽくしといたわ。半分ハリボテやけどな。ワシが段ボールで作ってる場所もあるで。そんな船を疑いもせんともらっていきよった」

部下「ちなみにどういう客でした?」

越後屋「なんや、身体中包帯ぐるぐる巻きのけったいな男とその腰ぎんちゃくやったわ。で、これで明治政府に一泡吹かせるとか、国盗りや!とかイキッとったわ」

部下「あ~最近そういう輩多いですもんね。打倒明治政府とか言ってる痛い奴ら」

越後屋せやねん。何が政府転覆や。笑わしよるわ。お前らは所詮1商人の手の平で踊らされるだけの存在やっちゅーねん。あほらし」

部下「でも、金は持ってたんですよね、そいつら? 案外明治政府を翻弄したりするんじゃないですか?」

越後屋「ないわw。ありえへん。所詮テロ起こそうなんて奴らは明治政府の規模からしたら蠅みたいなもんや。放置しとったらうるさくてしゃーないけどな。」

部下「ということは万に一つも勝ち目はないと」

越後屋「ないわ。0。安西先生も諦めたら試合終了、絶対に勝ちの目はある、言うとったけどあれはあくまで高校生VS高校生の話やろ? これは政府と蠅の戦いや。可能性0。大体からしてあんな船で戦い挑んで勝てるわけないやん。政府の本気砲弾喰らったら一撃で沈みよるわ。なんやったら、手榴弾の2~3発で沈むで」

部下「手榴弾でw そんなに適当に作ったんですか?」

越後屋「ええボディなかったからな。その辺の漁船や。カタログ品でも一週間でボディ作るの無理やしな。見た目はそこそこカッコええで! 職人呼んで外装だけはそれなりにしといたからな」

部下「しかし、適当な作りがバレたら仕返しに来るのでは?」

越後屋「かめへんかめへん、びびんな。あんな船で戦に行ったら、二度と帰ってこれん。断言できるわ。行く前に気付いたとしても、後にはひけんやろ。腰ぎんちゃくの参謀役っぽい奴が色々と手続き進めたからな。自分のミスであんなスカ掴まされたなんて、死んでも言えんやろ。みんなで仲良くオダブツや」

部下「まあ、仮に仕返しに来ても返り討ちにするくらいの兵器がありますもんね」

越後屋「せや。あいつらに渡した兵器の10倍はする兵器を扱っとるからな。なんも怖くないわ。所詮世の中金と情報や」

部下「www。 それにしてもあくどいですね」

越後屋「人聞きの悪い。あんなわけわからん連中から金をむしり取って、経済を回す。何も悪いことやないで。ああいう輩は何に使うかわからんからな。下手したらもっとやばい地下組織とかに金が回るで」

部下「なるほど~。勉強になりました」

 

 

~~一方そのころ~~

ほーじ(ええ!? うっそ! 手榴弾で戦艦煉獄が沈んだよ? 夢なら覚めてくれ…ってか、やっぱりあいつらクソみてーな船売りやがったな…おかしいと思ったんだよな、戦艦が1週間でできるわけねーだろ。それをアホししおがイキッて一週間で作れ!とか言うから… 絶対無理だと思ったけど、部下として恥かかせるわけにはいかねーから、のっかったけど。 は~…ほんと上司がアホだと苦労するわ…)

ししお(うっわ、煉獄めっちゃ沈んでるやん。ドン引きなんですけど。やっぱ、偽物だったんだな、あれ。おかしいと思ったんだよ。戦艦が1週間でできるわけねーだろ。 最初の交渉の時に、めっちゃ急いでる感出すために、かましたのがまずかったな。でも、ほーじものってきたし… え?マジで一週間でできるの?って内心思ってたのに、ほーじのアホがあれよあれよと手続き進めちゃうから… は~…ほんと部下がアホだと苦労するわ…)

ほーじ(っつーか、これ、俺のせいじゃないよね? アホししおのせいだよね? アホししおがあんなこと言いださなかったら、こんなことにはなってないよね?)

ししお(っつーか、これ、俺のせいじゃないよね? アホほーじのせいだよね? アホほーじが手続き進めなかったら、こんなことにはなってないよね?)

ほーじ(別に責任取らされるのは構わないんだが… 無能扱いされるのだけはやだな)

ししお(別に責任取るのは構わないんだが… 無能扱いされるのだけはやだな)

ほーじ&ししお(よっし! 煉獄に非はなく、敵が凄かったことにして、適当にごまかそう)

 

ほーじ「苦心して作った煉獄が、あんなバラガキにぃ! おのれ、おのれぃ!」

ししお「(ええ! やっぱそうなの? あいつらが凄かったの? 煉獄は悪くないの? ここはのっとこう) あいつ一人じゃねぇ… 抜刀斎の読みと斎藤の判断…そしてこの俺の隙が最大の原因だ!(さりげなく自分のせいにして、いやそんなことないっすよ!っていう展開を狙いつつ…)」

ほーじ「(そーだそーだ! てめえのせいだぞ、このクソボケが! 反省しろや! 大体根拠のねえ自信ばっかつけやがって…)」

ししお「(あれ? のってこねえ… 普通、そんなことないっすよ!ってフォローするくね? なにコイツ黙ってんの? 舐めてんの?)」

ほーじ「………」

ししお「………」

 

 

 ~~戦い終わって~~

ほーじ「あーあ。何の希望も見出せんかったら死んでみたけど…って、げえっ! あ、あれ、アホししおじゃね?」

ゆみ「ほーら、少し待てばほーじも来るっていったでしょ」

ししお「ふふ、ああ。(いや、ほんとこのアマ、何言ってくれちゃってんの! 地獄でのんびり過ごそうと思ってたのに! まーた何かやらないといけない雰囲気になっちゃったじゃん!)」

ほーじ「(やっべ! 地獄でのんびりしようと思ってたのに! アホししおのことだから、閻魔相手に地獄の国盗りだ!とかわけわからんこと言い出すぞ、きっと!)」

ししお「ほーじ!(あー、どうしよ。ぜってー言いたくねえ。超のんびりしてえ) 閻魔相手に地獄の国盗りだ!(自分で言ってて意味が分かんねぇ…)」

ほーじ「(やっぱりね… なんだよ、閻魔相手に地獄の国盗りって… 心底アホやな、この人)」

ゆみ「宇水も今度は本当の仲間にしてあげましょうよ」

ししお「(いやいや、ほんっと、何言っちゃてんの、この人。あんな奴入れてたら、なおさらのんびりできねーだろが。ほんと、女は気楽でいいよな)そうだな。考えておくか(今はこれが言えるぎりぎりの精一杯)。 どうした、ほーじ。なにぐずぐずしてる」

ほーじ「(いや、行きたくねーんだよ。空気読めよ。そんなんだから負けるんだよ、馬鹿が! ここで断ったら、日和ったと思われるだろうな…それだけはやだな…仕方ねえ)ハッ! 只今」

ししお「抜刀斎との戦いは時代が俺を恐れて奴に力を貸したが、ここには悪人しかいえねェからな。今度はそうはいかねえぜ。(やっべ! 自分でもマジで何が言いたいのか分かんなくなってきた。仕方ねえ、笑ってごまかせ!) ハッーハハハハハハッ!!(しまった! なんかめっちゃ不自然な感じの笑い方に!)」

ほーじ「(いよいよわけわからんこと言い出したよ、この人… しかも今、笑い方おかしくなかった?)」

ししお「…」

ほーじ「…」

 

終わり