シャア専用ねこのブログ

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ハンター×ハンター ピトーとネテロどっちが強いか考えてみた

どんもっす。

 

久しぶりにハンターハンター読んだら、やっぱり面白いですね!

皆さんは何編が好きですか?

私はGI編が、ゲームっぽくて、冨樫節がよく出てて、好きです。

 

で、蟻編読んでて、思ったというか考えたこと。

ネテロとピトーがガチで戦った場合(薔薇や死後の念は考えない)、どちらが強いのか?

ということです。

 

実は私はリアルタイムで読んでいた時はピトーの方が全然強いと思っていたんですよ。

で、ネットの評判見たら、どうやらネテロ優勢の模様。

 

あれ? 

そんなにネテロ強かったっけ?

と思って読みなおしましたけど、やはり私の感想は変わりませんでした。

戦ったら、ピトーの方が強い(少なくともネテロは相打ちにしかもっていけない)と私は思います。

 

これは、実際に二人はガチで戦っていないし、冨樫さんも特に言及されてないので、答えは出ません。

なので、私が読んで考えた結果ですので、間違ってるとか言われても知りません。

 

ピトーの恐るべき強さ

ピトーに限らずですが、護衛軍(ピトー、プフ、ユピー)とメルエムは圧倒的な強さで描写されています。

正攻法でこの4匹に一対一で勝てた人間はおらず、唯一ゴンが全てと引き換えにピトーに勝利しています(ゴンのその後を考えると単純な勝利とはいいがたいですが…)。

メルエムも、ネテロの薔薇自爆により倒せただけで、ネテロの渾身の一撃をもってしてもメルエムを弱らせることさえできませんでした。

 

で、ネフェルピトーですが、生まれたばかりで、念のこともまだそこまで理解していない状態(ドクタープライスもまだ作ってない)で、カイトに

「化け物だ…」

「なんてことだ 信じられん」

とまで言わせてます。

これ、まだ生まれた直後だということをカイトが知ってしまったら、カイトは発狂してたかもしれません。

 

カイトはピトーには勝てないことを瞬時に悟って、一緒にいたキルアとゴンに逃げるように指示します。

生まれた直後でさえ、ピトーたちはシングルハンターよりもはるかに強い状態だったということです。

 

 

ネテロの「あいつ ワシより強くねー?」セリフはおちゃらけていたのか?

その後、ネテロがピトーを見て、言ったセリフ。

「あいつ ワシより強くねー?」

 

これが議論の争点にもなってます。

ピトー強い派は額面通り受け取って、ピトーの方が強いと主張しています。

ネテロ強い派は、ふざけて言っている、本気で言っていない、余裕がみられるとする説。

 

これは、(ネテロ強い派に都合が良いので)このセリフだけ抜き出すからおかしなことになるんです。

このセリフの直前にネテロは顔に汗をかきながら

「…うーむ まずいのォ」

と言っています。

全然冗談ではなく、本気で言っているのがわかります。

即ち、この時点(ネテロが勘を取り戻す前)ではネテロよりもピトーの方が強いということをネテロ自身も認めているということになります。

※このセリフを本気で言ってないとか言い出したら、もうすべてが成り立たないので、そんなアホみたいな苦情は受け付けません。

 

なお、このセリフが本気である証拠に、

「できれば(闘うのは)御免こうむりたい」

と言っていますし、勘を取り戻した後ですら

「…この任務…果たせぬかもな… 誰かを犠牲にしない限り…」

と言っています。

この誰かとは、戦力として数えてないキルアやゴンはもちろん、シュートやナックルも入っていないでしょう。

自分本人か、ノブかモラウか…

いずれにしろ、敵軍の主力と戦うであろうキャラの死を予感しています。

それでも(誰かを犠牲にしないといけないとしても)悲壮感が漂っていないのが、ネテロのキャラたるゆえんであり、上述の冗談めかして言ってる部分も、本気でピトーが強いと思っていることの裏付けになります。

 

 

その時点でピトーはどの程度ネテロよりも強かったのか?

ここで重要になってくるのが、モラウのセリフ。

・相手の能力がどんなものかわからないのが普通

・一見したオーラの総量が多い少ないなんて気休めにもならない

・勝敗はたゆってて当たり前

・ほんの一瞬のゆるみ、怯みが一発逆転の致命傷になる

 

念能力者同士の戦いで、どっちが強い弱いとか、勝ち目とか言っても仕方ないということを言っています。

旅団の団長も、圧倒的な戦闘力を誇るウヴォーギンも操作系や具現化系と闘うと負ける可能性があると言及しています。

即ち、念能力者同士の戦いで強い弱いを語っても意味がなく、相性や誓約などを考えると、少々のオーラの量など関係ない、ということです。

 

それを踏まえたうえでの、ネテロの上記のセリフ。

即ち、この時点では相性や能力ではその差を埋めることができないほど、ピトーの方が強いということが推測されます。

 

勝負事は何でもそうですが、ある程度の実力差は作戦などでひっくり返すことができますが、それも限界があります。

圧倒的な力の差がある場合はどうしようもないんです。

 

この、モラウ➡ネテロのセリフによって、蟻たちの方がどうしようもないくらい遥かに強い(オーラの総量が多い)ということを読者に突き付けています。

 

冨樫さんは、もともと敵側の強さのインフレを起こすのが好きで、幽遊白書でもそれは見て取れます。

戸愚呂(弟)がB級上位の妖怪であり、魔界にはA級やS級がうじゃうじゃいて、そいつらは一匹たりとも人間界に入れるわけにはいかない、という発言をコエンマがしたときに、幽助が汗をかきながら驚いています。

その後、味方側のインフレを起こすことによって実力を伯仲させてますが、それでも最終的には敵側(もしくは第三者)の方が強いまま終わっています。

 

ハンターハンターも同じ感じで描かれていて、敵側が圧倒的な強さを持っており、ここまでは完全に自軍の方が弱く、どうやってこんな奴ら倒すんだ?という不安を読者がもつように描かれています。

くしくも、蟻編はゴンさんのインフレを除けば、味方軍は全く歯が立ちませんでしたが…

 

 

終戦の段階ではどちらが上か?

これもやはりピトーであると私は思っています。

なぜなら、蟻たちは圧倒的な守備力を誇っているので、ネテロの攻撃では倒せないと踏んでいるからです(百式の零でも怪しい)。

ピトーの守備力も相当高く、王が殺す気でしっぽで殴りましたが、ホホから血が出るだけでした。

なお、これは王が産まれたてで、全然力がなかったとする説がありますが、ピトーもほとんど産まれたてで、その後成長しています。

ピトーの守備力があの時と同じと考える方が間違っています。

また、あの王の一撃は殺すつもりで放っているが、本気ではないとする説も見られますが、この説はもう本当に意味不明すぎます。

ネテロ強い派に都合のいいように解釈しているだけとしか思えません。

普通に読んでいたら、あの王が殺す気で殴った場合、それは本気であると推測できます。

殺す気なのに手加減する理由がないからです。

あの王の性格上、殺す気なのに手加減するとは思えません。

 

なお、ネテロと王が戦う直前にプフとユピーも同様に殴られていますが、やはり二人とも顔から血が出る程度でした。

ユピーはともかく、護衛軍の中で最も早く生まれたピトーがプフよりも弱いとは考えにくいです。

したがって、ネテロと戦う直前の王の攻撃でも、ピトーは同様に耐えることができたと考えられます。

 

さらに、ドラゴンダイブから降りてきたとき、ネテロはピトーを吹っ飛ばすために念で吹っ飛ばしていますが、ピトーは無傷です。

もちろんこれから王と戦闘するために、温存した攻撃であったとしても、無傷であるということは揺るがない事実です。 

以上のことから、ピトーの守備力を前に、ネテロの攻撃が有効な手段にはならないと考えられます。

 

ゴンさんのほうが強くて何の問題もない

ネテロのほうが強い派が、もう一つ認められないのが、ピトー>ネテロとした場合、ゴンさん>ネテロとなってしまうので、ダメだとする説。

うーん。

別にゴンさんのほうがネテロよりも強くても何の問題もないですよね?

ゴンさんのほうが強いと困る派は、ゴンが、ピトーを倒せる年齢まで強制的に成長しただけ(年取っただけだから、最強のネテロを超えているのはおかしい)、とでも考えているのでしょうか?

残念ながら、この認識は間違いです。

確かに、ピトーが、ボクを倒せる年齢(レベル)まで成長したんだ!と分析していますが、そのあとに、天賦の才を持つものが、さらにその全てを捨て去ることによって力を得た…と描写があります。

事実、ピトー戦のあと、ゴンは念能力を失い、シワシワの体になってしまい、明日をもしれない状態になります。

この世界は、契約と誓約が大きく戦闘能力に寄与します。

年能力を覚えたばかりのクラピカがウヴォーギンを圧倒できたのも、この契約と誓約のためです。

ゴンは自分の命さえ投げ出したんですよ?

全然ネテロ全盛期よりも強くてしかるべき。

これが人間最強でなければ、そっちの方がおかしいです。

 

 

ということで、私はピトーとネテロの戦いは、ピトーに軍配が上がると思っています。

もちろん百式観音が通用するという考えもあると思いますので、色々な推測があっていいと思います。

 

ハンターハンター、早く再開してほしいですね!