成功するダイエット、失敗するダイエット
どんもっす。
お正月太りが気になるあなた、今年こそは体重を青春時代と同じ値まで戻したいと考えている君へ。
私自身、10年以上前の学生時代から体重が全く変わっておりません。
そんな自分の実生活や周りの方々のダイエット失敗記、成功記を参考に、これからダイエットを始めようという方、今までことごとくダイエットに失敗してきた方に向けて、ダイエットを成功させるための心構えを記したいと思います。
ダイエットに関する誤解
ダイエットは短期間で簡単にはできません。
当然です。
脂肪は長い年月をかけて体についていきます。
その脂肪を一朝一夕にはとれたりはしません。
まずはそこを理解しましょう。
体質改善などは焼け石に水
最近、多くのサプリや体質改善の食品が出回っています。
脂肪が燃焼しやすい体づくりを謳っていたり、体質改善で簡単ダイエット~なんて言っていたり…
はっきり言いましょう。
こんなものを試したところで、ほとんど効果がありません。
この世の全ての物質と生命は、「エネルギー保存の法則」と「質量保存の法則」からは決して逃れることができません。
どんな体質の人間であれ、どんなに代謝の良い人間であれ、同じものを同じ量だけ食べれば、一時的には増える重量は全く同じです。
ただこれが、エネルギーとして消費されるか、体内に脂肪などとして蓄えられるか、の個人差があるだけです。
そしてエネルギーと質量は本質的には等価値です。
食べれば太る、動けばエネルギーを使う。
考えてみれば当然のことです。
つまり、ダイエットを成功させるには以下の二通りしかパターンがありません。
1.摂取するエネルギー量を減らす
2.日常的に使用するエネルギー量を増やす
この二つを無視して安易に体質改善に走っても、絶対にダイエットは成功しません。
確かに、体質改善して脂肪が燃焼しやすくなる体作りは必要でしょう。
が、20代を過ぎたら基礎代謝は落ちる一方です。
食物やサプリだけで落ちていく基礎代謝を維持するのは不可能です。
私の周りにも、脂肪が燃焼されやすくなるサプリや食物を取って体質改善を試みている方々が大勢いますが、体重を減らした成功例を見たことがありません。
もちろん話のネタ作りや気休め程度でやるのであれば構いませんが、本気で痩せたいのであればお勧めしません。
では、ダイエットに必要な上記1,2の項目を順に考えてみましょう。
1.摂取するエネルギー量を減らすための食事制限は絶対NG
ダイエットを始めようとしている方は食事制限を最初に行う方が多いかと思いますが、絶対に駄目です。
愚の骨頂です。
食事制限をするぐらいなら、ダイエットはしないほうが良いです。
体がボロボロになるからです。
生きるために必要な栄養素を摂取せずに過剰なダイエットを続けると、必ず体に無理がきます。
特に、30代以降であればそれが顕著にでます。
もう20代の頃のように無茶はききません。
自分の体を大切にしましょう。
食生活を改善して低下カロリーや良質な栄養源に変えるのは有りですが、自分の食べたくないものを食べるのはあまり良くありません。
人間の三大欲求の一つである食欲をなめてはいけません。
食べたいものを我慢していても絶対に長続きはしませんし、我慢を続けているとふとした時に反動でドカ食いをしたりします。
そういう意味でも、食事制限で必要な栄養素をサプリメントなどで補うこともお勧めしません。
ダイエットに悩む方々は、間違いなく食べることが大好きなはずです。
好きなことを無理やり抑えつけていても、絶対にダイエットは成功しません。
そんな訳で、食生活は今まで通りで行くことを強くお勧めします。
よほどひどい食生活を送っている方は別ですが…。
2.日常的に使用するエネルギー量を増やすためには、有酸素運動が最適!!
ダイエットを成功させるには、運動するしかありません。
断言できます。
運動して、摂取したエネルギー以上のエネルギーを使用すれば良いわけです。
運動したくない方へ
はっきり言います。
ダイエットはあきらめたほうがいいです。
運動せずして蓄えられた脂肪を健康的に減らすことは不可能です。
運動したくないけど脂肪は減らしたい、というのは
「働きたくないけど年収1000万円欲しい」
「勉強したくないけど、東京大学に入りたい」
といってるようなものです。
皆さん、旦那さんや奥さんあるいは息子さんがそんなこと言いだしたら、
「ふざけんじゃねぇ!!」
って思うでしょ?
同じことです。
ダイエットしたいなら、昔の体型を取り戻したいなら、運動しましょう。
また、運動していたら自然と筋肉がついてきて、基礎代謝が上がります。
要は余計なことをしなくても、運動を続けていれば脂肪が燃焼されやすい体になるということです。
つまり、運動には
・摂取したエネルギーを使用する
・脂肪を蓄えにくい体質になる
という一石二鳥の効果があるのです。
運動嫌いな方へ
運動を好きになる必要はありませんが、運動してください。
運動嫌いな方に多いのは、運動神経の関係から学生時代に体育や部活などであまり活躍できなかった方が多いのだと推測できます。
安心してください。
ダイエットに必要な運動は他人と競ったり、順位が出るようなものでは決してありません。
ただ単に、体重を減らすためだけに行えばいいのですから、運動の得手不得手は全く関係ありません。
安心して運動に励んでください。
ダイエットに最適な運動とは
私が知っている中でも、簡単に始められてなおかつ長続きするお勧めの運動は以下の3つです。
・ウォーキング
・ジョギング
・サイクリング
ダイエットを成功させるには、一回当たりの運動の時間を30分以上に設定する必要あります。
上記の3つの運動は無理なく30分以上できるので非常にお勧めです。
もちろん、水泳やエアロビクス運動などもお勧めですので、出来る環境にあれば選択肢として考えましょう。
運動を長続きさせるためには
まずは運動する習慣を身につけましょう。
とはいっても、いきなり高い目標を掲げても上手くいきません。
途中で挫折するのがオチです。
運動と言っても最初のうちは30~60分程度のウォーキングで十分です。
以下、運動量の目安を記載します。
・~1か月目
最初のうちは無理せず、運動する癖を身につけましょう。
30分程度のウォーキングを週に2~3日で十分です。
雨の日や気分がのらない日は無理にやる必要はありません。
通勤時に一駅歩く、買い物の時には車ではなく自転車を利用する、などといったことから始めるのも非常に有効です。
・1~3か月目
そろそろ運動に慣れてくる時期です。
徐々に運動する量を増やしていきましょう。
ウォーキングであれば1時間程度、ジョギングであれば30分程度続けてみましょう。
ジョギングの目安は30分で4km程度走れれば十分です。
頻度も週に3日程度で十分です。
・3~6か月
この時期を乗り越えられれば、運動する習慣が身につきます。
簡単な有酸素運動であれば、1時間以上続けてみましょう。
ジョギングであれば、時間を気にせずに8~10km程度走ってみましょう。
頻度は週に3~4日程度。
もちろん、気分がのらなかったりすれば、無理する必要はありません。
また、この時期にこの運動量が苦痛であれば、一つ前のステップをもう少し続けましょう。
音楽を聞きながらでもOKです。
毎日コースを変えて、変化を楽しむことが長続きするコツです。
なるべくなら普段は通らないような場所を通ってみましょう。
季節の移り変わりを感じられる場所をメインフィールドにすることをお勧めします。
ダイエットの為に運動という考えをなるべく捨てて、日々新しい発見を行うためにやるのだという意識を身につけましょう。
何より、楽しんでやることが長続きするコツです。
一か月くらいやって面白くなければ、別の運動に切り替えましょう。
やらなきゃ!という使命感は捨てましょう。
別にやらなくても死ぬわけではありません。
一回の運動あたりの消費カロリーを計算するのは止めましょう。
絶望してしまいます。
そんなもの知らなくても、運動続けていれば自然にやせていきます。
こうして、運動する習慣を身につけていくと体が変化を起こし始めます。
個人差もありますが、はっきりと感じ始めることができるのが運動を始めて、大体200日後くらいです。
この時までに習慣化していれば、この後は劇的に体が変化していきます。
結果、運動がより楽しくなっていきます。
1月から始めると200日後は7~8月という真夏の時期にあたります。
このころまでに運動が習慣化されていないと、体の変化も感じることができず、夏の暑さに心が折れて運動を継続できない方が増えてしまいます。
そんなときは無理しないで、9月からの運動に持ち越しましょう。
プールが近くにあるのであれば大いに利用しましょう。
別に太っていても誰も気にしませんので、恥ずかしがらずに水着で泳ぎましょう。
サイクリングも手です。
朝や夕方の涼しい時間帯を利用して運動してみましょう。
サウナはダイエットには効果なし
良くサウナで汗を流して体重を減らすということをやっている人がいますが、あれは無意味です。
一時的に水分が抜けている状態であり、ダイエットにはなんら効果をもたらしません。
但し、寒いサウナは別です。
人間は寒さに耐えるときに大きなエネルギーを必要とします。
なので、寒い時期は寒さに耐えるのも一つの方法です。
※南極大陸を横断するには一日15000~20000kcal必要らしいです。
日常生活の6~7倍という恐ろしい数字です。
以上、長々と書いてきましたが難しいことを考える必要はなく、要は運動をすればよいわけです。
今年の目標にダイエットを掲げている方々、ぜひとも運動を習慣化してください。