シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

これから登山を始める超初心者の方々へ

どんもっす。

 

最近、登山教室の講師を始めました。

その登山教室の謳い文句が

超初心者向け登山教室開催!!

ですので超初心者向けに色々と講座を行う予定です。

折角なので、ブログの方でも内容をかいつまんで紹介しようかなと。

これから登山を始めようと思っていらっしゃる方々へ少しでもお役に立てれば幸いです。

 

※ちなみに、私は日本山岳ガイド協会公認のガイドです。

 

超初心者向け!ですので、登山とは何ぞや?というところから説明させていただきます。

 

 

登山とは何ぞや?

山登りと一口に言っても、色々あります。

登山にハイキングにトレッキング…それぞれの違いは以下になります。

・登山…山に登ること。主に頂上を目指すこと。

・ハイキング…自然を楽しむために、野山を歩くこと。

・トレッキング…山歩き。風景などを楽しむこと。

 

とそれぞれなっておりますが、明確には大きな違いはありません。

最大の共通点は、非日常であることです。

そのことを念頭に入れて、皆さん行動しましょう。

100mだろうが200mだろうが、山は山です。

平地であれば10分以内に救急車がやってきますが、山ではそうもいきません。

そもそも自分一人しかおらず、誰も登らないような山だったら、気を失ってそのまま…なんてこともありえます。

しっかりと備えて登山に向かいましょう。

 

 

登山と他のスポーツの違い

これはもちろん、ルールの有無です。

登山には勝敗がなく、対戦相手といった概念もないため、ルールがありません。

なので、周りの人や自然に迷惑をかけず、マナーを守ってれば何やっても構いません。

ハイヒールで登ろうが、スーツで登ろうが、食料を一切持って行かなかろうが、自分が登っている山がどんな山か知らずに登ろうが…

 

登山はどこまで行っても自己責任の世界です。

そのことをしっかり認識して、登山をしましょう。

 

ストックいりますか? 

この山きついですか? 

雨具はいりますか? 

私でも登れますか?

といったような質問に対しては、

知りません

としか答えようがないです。

ストックや雨具を持って行っても使わずに済むときもあるでしょうし、たまたま調子が良くて、きつさを感じないこともあるでしょう。

でも、それは偶然に過ぎないんです。

次の登山ではどうなるかわかりません。

皆さん、それを忘れないでください。

 

 

登山に最も必要な要素

と聞いて、皆さん何を思い浮かべるでしょうか?

 

私は以下の5つを挙げています。

体力(筋力含む)、経験、技術、知識、道具

 

これを皆さん、重要な順に並べることができますか?

人によって重要なものが変わってくるかと思いますが、私が考える重要な順は

体力>道具>知識>技術=経験

です。

体力が一番重要であると私は考えています(もちろん、どれも重要ですよ、念のため)。

多少、経験や知識がなかったとしても、極論一日100km動ける体力があれば、何とかなります。

反対に、一日5kmも歩けないような体力ではお話になりません。

 

また、体力は日常生活でつけることが可能であり、必ずしも山に登る必要はありませんし、高いお金がかかることはありません(技術、経験を身につけるには山に登る必要があるし、道具をそろえるには金がかかる)。

言い換えると登山は日常生活の努力が如実に出るとも言えます。

なので、これから登山を始めようと思っていらっしゃる方々は、日常生活で体力をつけることから始めてください。

 

余談ですが、最近300m程度の山に十数人お連れしたのですが、一人足を攣って、一人下りで膝を痛めました。

その山は、ほとんど車道を登っていく山で、登山道も険しい場所は一つもありません。

人によっては山にあらず!とさえ言ってしまうような山です…。

上記のお二人は、普段から運動をせず300m位の山なら…と軽い気持ちだったみたいですが、この状況です。

昔取った杵柄は通用しません。

人間は20歳を越えたら、何もしなかったら衰える一方なので、皆さん日ごろから運動して体力をつけてください。

 

ぜぇはぁぜぇはぁ言いながら登っても、面白くありませんしね…。

景色や植生を楽しんだりする余裕があればあるほど登山は楽しくなります。

 

 

登山のマナーについて

・ゴミは持ち帰りましょう

・すれ違いざまに挨拶しましょう

・基本的には、登りが優先です

・登山道(木道)からは、はみ出ないように

・声かけ情報(石が浮いている、落石がある、滑りやすい、などなど)しっかり伝えあいましょう

・(狭い道や休憩場所などは)譲り合いの精神で

 

こうして書くとほとんど当たり前のことしか書いていません。

が、ゴミのポイ捨てがやはり目立ちます。

皆が快く登れるように、持ってきたゴミは持ち帰りましょう。

 

もう一つ、登り優先について。

これは、下っている人の方が視野が広いので、相手を見つけやすいからです。

登ってくる人たちが見えたら、ちょっと立ち止まって、道を譲ってあげましょう、ということですね。

また、位置関係を想像していただいたら分かるのですが、下りを優先した場合、下っている人たち(位置的に標高が高い)が失敗(例えば落石をおこす)した場合、下で待っている登ろうとしている人たちに被害が及ぶ可能性があります。

登りの人が失敗しても、上で待っている人たちに被害が及ぶことはありません。

こういう観点からも、登りを優先したほうが良いのです。

 

また、人数は少ない方が優先です。

特に、相手が一人二人の場合は、道を譲ってあげてください。

 

但し、これらはあくまで優先の話。

状況により、登りを優先したりすることもあるかと思いますので、臨機応変にいきましょう。

 

長くなってきたので、今日はこの辺で。

皆さん、マナーを守って快適な登山を楽しんでください!!

 

装備についてはこちら参照👇

syaa-sennnyou-neko.hatenablog.com

 

 

 登山の魅力や良い出会い方についてはこちら👇

syaa-sennnyou-neko.hatenablog.com

 

Dr.STONE 全人類が石化した理由を考察してみた

どんもっす

 

シャア専用ねこがお勧めする漫画シリーズ

記念すべき第十七回目は

Dr.STONE(ばばばばばばばばばばばばばばばばばーん!!!)

 

突如ツバメと地球上の全人類が石化して3700年経ち、完全に文明が崩壊してしまったところから、主人公である千空(名前)の石化が解けて物語は始まります。

 

全人類が一度に石化してしまうという、かなりSFファンタジーものですが、主人公である千空が、

「一見ムチャクチャなファンタジーだが何かルールがある! だったら俺は戦える ルール(再現性)を探すのが科学だ」

「忘れんな 石化がどんなにファンタジーだろうがなー 科学の基礎だけは絶対にゆらがねぇ…!!!」

と言っているところから、石化した理由と原因についても、物語が進むにつれて解明していくのではないかと。

もちろん、相当なファンタジーであることには違いないですが、ある程度の説明はつけてくれるのではないかと期待しています(絶対に現実的ではないでしょうが、物理的にはありえる、といったような)。

とは言いつつも、いち高校生が素手でライオンの群れを撃退したりと、かなりファンタジーやってますが…

 

というわけで、単行本が5巻まで出た現時点までの情報から、石化した理由などを考察してみたいと思います。

 

※以下はネタバレ注意です。

読んでない方はご注意ください。

 

 

Dr.STONEで全人類が石化した原因は?

普通に考えれば、全人類を石化させて3700年以上経過するなんて、何らか宇宙人か何かの攻撃とするのが一番しっくりきます。

が、物語の中で、千空が

「これは本当に攻撃なのか」

と推測しているところからも分かるように、恐らく攻撃ではなく、防御のための石化だったのではないかと考えられます。

石化にルールがあり、そこに何者かの意思が感じられるからです。

 

石化は、地球上の全てのツバメ⇒地球上の全ての人類(宇宙ステーションは除く)の順で起きており、他の動植物には被害が及んでいません。

また、建造物もそのままであり、今のところツバメと人類のみ石化しております。

 

では、なぜツバメと人類なのか?

 

なぜ地球上の全てのツバメが石化したのか?

ツバメは人類に先駆けて石化しましたが、これは全人類を石化するための前実験であると考えられます。

ツバメが選ばれた理由は

①鳥なので、世界中に分布している

②亜種が多い

③家畜ではない

ということが理由として挙げられると思います。

 

①鳥なので、世界中に分布している

全世界の人類を石化させたいので、前実験はかなり広範囲での効果が得られないといけません。

この点で、例えばトラとかクマとかは実験に向かないことが分かります。

また、人目に日常的につきやすい生物なので、効果が一目瞭然です(事実、物語ではツイッターで皆がツバメの石化について言及している描写があります)。

 

②亜種が多い

ツバメは鳥なので、近い種類が大量にいます。

スズメ、カラス、ハト…

例を挙げればきりがありません。

ツバメを石化させて、イヌを石化させないのは簡単そう(本当か?)ですが、ツバメを石化させて、スズメは石化させないのは非常に難しそうです。

なので、鳥の中でもツバメのみを石化させることができれば、狙った種族のみを石化させることができたと言えます。

この首謀者は、人類のみを石化させたくて、人間に近い動物(猿やチンパンジーといった他の霊長類など)が石化してしまうのは本意ではなかったのでしょう(ツバメは犠牲になってますが…)。

 

③家畜ではない

この石化の首謀者は、石化が解けるのを期待していたようにも思えます。

なぜなら、人類以外は石化されてないからです。

人類以外の全ての生物が石化した場合、人類が石化から復活しても、食料となるものがない(家畜とか)ので、あっさり死んでしまうことになります。

もしくは、生態系が著しく崩れてしまうことを恐れていたか…。

何らかそこに首謀者の思いを感じ取ることができます。

 

 

なぜ全人類を石化させる必要があったのか?

石化させるよりも、抹殺させる方が簡単そう(本当か?)です。

ので、やはりこの石化は攻撃ではないのではないかと推測されます。

つまり、首謀者は石化が解けることまで頭にいれていたのではないかと。

 

天変地異や隕石落下から身を守るためではないということは明らかです。

この場合、他の全生物(植物含む)も石化する必要があるからです。

先ほども書きましたが、人類が復活した時に他の動植物が全滅していたら、人類も死滅してしまうからです。

つまり、地球上において人類のみが死滅してしまう危機が存在していた、もしくは人類が今のままの状態では存続と死滅の危機が迫っていた のどちらかが理由ではないかと推測できます。

 

考えられる可能性は以下の二つ

1.人類のみに媒介する凶悪なウイルスが発見もしくは開発された

2.人類の愚かな行動(戦争とか)による地球破壊行動が予見された

 

 

1.ウイルス説について

ウイルスというものは実は相当に厄介な代物です。

文明が滅びる理由は、インフレとデフレ(戦争の原因)と疫病と言われているぐらいです。

人類のみに媒介するウイルス、例えば感染力が非常に強く、かかったらゾンビ化してしまうようなウイルスが発見もしくは開発されてしまったら、大パニックです。

ワールド・ウォー・Zみたいな世界になるかどうかは、実は紙一重なんです。

ゾンビ化するかどうかはともかく、ワクチンが間に合わない場合、人がバッタバッタと倒れていくのは現実的には十分に起こりうる話。

 

で、首謀者はこのウイルスを発見もしくは開発者と近しい関係にあり、このままじゃ人類全滅するじゃん!ってなって石化に踏み切ったのではないかと。

宿主である人類が石化してしまった場合、増えることができないウイルスは死滅していきます。

人類は数千年の眠りについてしまう羽目になりますが、全滅よりかはマシ、というシナリオですね。

 

とはいえ、全人類を石化させる装置なんて、開発するのに相当な時間を要する(というか現実的にはそもそも無理)ので、ウイルス見つけてからでは遅そうですね。

 

 

2.人類の危険行動抑止説

第三次世界大戦勃発を未然に防ぐためとか、今現在の人間の破壊行動にがっかりしたとか、虐げられている動物を守るためとか…

いずれにしろ、人類を守るためというよりかは、今現在の文明を一度リセットして、復活した人類が原始時代からやり直すことを期待しているような感じです。

作中のラスボス候補である獅子王司と似たような思想ですね。

他の動物を巻き込むことを最大限避けているので、この説はありそうですね。

 

この場合、文明を0から復活させようとしている千空は最大の脅威になりますね。

首謀者が生きているのか、石化しているのかは不明ですが…。

 

 

「いし」というキーワード

この漫画には、「いし」という同音異義語が大きな意味を持つようになっています。

タイトルからして、

Dr.=医師

STONE=石

ですし、石から自力復活するには意思が必要と千空がほのめかしています。

Dr.STONEは作中で石けんと説明されていますが、石化⇒修復という現象も表しているのではないかと大樹が発言しています。

 

千空の名字は「石神」ですし、父親は宇宙に行っている間に石化を免れたので、もう既にこの世にはいません。

つまり、千空は遺子ということです。

そして、袂を分かった、異志をもった獅子王司とのバトルが待ち構えています…。

 

要するに、

「医師」の役目を持った「石」から「遺子」「意思」の力で復活して、「異志」と闘う話、なんです。

良くできてますね。

 

ということで、現時点で考察できる範囲で考察してみました。

また新しい事実がでてきたら、考えてみたいと思います。

 

2019/07/07 追記

最近ジャンプで追えてないのですが…

最近の話を見ていたら、黒幕は電子データ化された(要は電気信号としてコンピュータになってしまった)元人間じゃね?って思うようになりました。

なんか黒幕が3700年生きているように感じるのですが、それができるのはコンピューターの一部になるしかないので…

最近ついていけてないので、もう一度読み直すとします。

 

藤井聡太にみる、才能というものに抗うこと

どんもっす。

 

去年の話ですが、羽生善治さんがついに永世竜王とりましたねー。

おめでとうございます! 

パチパチパチパチパチパチパチパチ!!!

 

羽生棋王「ついに竜王が永世をとったか」

羽生棋聖「くっくっく… あいつは羽生一族の中では最弱」

羽生王将「羽生一族の面汚しよ」

 

などといった会話が聞こえてきそうな中、7冠(王将、王位、王座、棋聖棋王竜王、名人)同時獲得、永世および名誉7冠、通算タイトル獲得数99と、もはやこの記録を超えるのは不可能ではないか、羽生さんを超える天才はもう現れないのではないかと思われていた今日この頃…。

 

現れましたね。

羽生さんを超えそうな逸材が。

藤井聡太君。

どう控えめに見ても、天才ですね。

 

藤井君の記録に関しては色々な場面で語られているのでここでは触れませんが、1年目にして数々の記録を打ち立て、しかもまだ高校一年生で成長途中というとんでもない化け物です。

こうしてみると、スポーツや芸術などの分野って一般人と天才とで絶対に越えられない壁が存在するな、と思います。

もちろん、将棋なんて才能だけで勝てる世界ではなく、棋士は血のにじむような努力を幼いころから積み重ねていたのでしょうが、藤井君に関しては、プロ棋士も参加する詰将棋大会で、小学生のころから四連覇するほどの才能の持ち主。

 

これを天才といわずして、何を天才というのでしょう。

この詰将棋大会については、他のプロ棋士も参加している中で、一人だけ満点。

もう明らかに、他の人とは見えているものが違うとしか思えません。

 

そもそもがプロ棋士は天才しかなれない、というむきもあるぐらいですから。

その中でも天才と呼ばれる存在。

次元が違いすぎます。

 

 

次元が違う人材というものは色んな分野で存在します。

例えば、NBAのシャキール=オニール。

怪物と呼ぶにふさわしいフィジカルで、ゴール下を支配していました。

とてつもないパワーの持ち主で、バスケットのリングを破壊したこともあるくらいです。

バスケットといえば、神様と呼ばれたマイケル=ジョーダンを皆さん聞いたことがあると思います。

マイケル=ジョーダンも、たぐい稀なる身体能力でNBAの頂点に6度たったわけですが、ことチームの勝利への貢献度で言えば、シャキール=オニールには及びませんでした。

 

なんせ、シャキール=オニールはパワーがとんでもない、という理由だけで他の選手が止めることができなかったんです。

シャキール=オニール選手は2m16cmの巨体でしたが、他の選手も2m越えの人は大勢います。

それでも止めることができなかったんです。

この選手は正攻法では止めることができなかったので、NBAはルールを変えてしまったぐらいですから。

たった一人の選手が全体のルールを変えてしまう…。

この世界には、そんなとんでもない規格外の才能が多々存在します。

 

 

一方、将棋に戻って考えると、羽生さんも藤井君もとてつもない才能の持ち主で、規格外の存在なのですが、一対一で止めることができないかと言われるとそうでもありません。

二人とも、天才と呼ばれる集団の中で恐ろしく高確率で勝っていますが、もちろん負けるときは負けています。

 

何が言いたいのか?

たとえ天才といえど、神様ではないので付け入るスキが存在するということです。

藤井聡太六段の快進撃を受けて、谷川浩司九段が20~30代の棋士にむけて

「君たち、悔しくないのか」

といったことを発言されておりますが、これ本当に思います。

 

最近は、羽生さんと藤井君効果で、棋士たちに執筆や講演依頼が増えてしまい、研究会に顔を出す棋士が減っているとか。

いやいや、そんなことやってる場合じゃないでしょ。

 

かつて羽生さんが7冠を同時制覇したときも圧倒的な強さでしたが、その後1冠にまで追い込まれています。

周りにいる棋士たちが、羽生さんの将棋を徹底的に研究し、楽に勝たせるようなことはさせなかったからです。

 

 

今、藤井君と対局している20~30代の四~六段のプロ棋士は何を思って、藤井君と対局しているのでしょう。

「絶対勝ってやる」

でしょうか?

「もう少ししたら、彼は遠くへ行ってしまうな…」

でしょうか?

「彼が活躍してくれたら、将棋界も安泰だ」

でしょうか?

 

事実、藤井君がタイトルを取るようなことがあれば、彼と公式戦で勝負できなくなる棋士も出てくるでしょう。

谷川さんは、羽生さんが台頭してきたときの自身の思いと比較して、上記のような発言をされたのだと思います。

この谷川さんの発言が

「藤井君は天才だから、仕方ないね」

だったら、かなり悲しいですよね…。

同じ舞台で勝負しているプロ棋士同士なのですから、何とか意地を見せてほしいところです。

特に20~30代の若手棋士はまだまだこれからなんですから。

少なくとも、天才と呼ばれる組織の一員なのですから、圧倒的な才能というものを前にしても、戦う姿勢を見せてほしいです。

 

 

そして、これは勝負という物事に身を置く全ての人に感じてほしいことだと思っています。

仕事の世界でも同じことです。

好むと好まざるとにかかわらず、若くして才能あふれる人間というものは次から次へと生まれてきます。

それらの参入を拒むことはできません。

 

今2,3年目の社員でも、今年の優秀な新人に劣るなぁって方、大勢いるでしょ?

終身雇用なんて崩れた今、うかうかしていたら若い才能にあっという間に追い越されて、途方もない差をつけられてしまいます。

 

スポーツ漫画なんかでよく見かけるのですが

「チームが強くなれば、俺は(試合に出られなくても)嬉しいんだ」

っていうセリフ、ありますよね?

こういうセリフを言うキャラクターは、献身的なキャラクターとして描かれており、スラムダンクのメガネ君(木暮)がこれに当たります。

 

こういうセリフ見ると、

「おいおい、お前は顧問の先生か何かか?」

って思いませんか?

 

いや、それでいいのかと。

良い訳ないだろうと。

絶対に、自分が試合に出てチームの勝利に貢献したいに決まってますし、そのほうが良いに決まってます。

 

圧倒的な才能を前にして

「こりゃー勝てんわ」

と思ってしまうのは、仕方のないことかもしれません。

それでも、同じ舞台で勝負しているのだから多少なりとも意地を見せてほしい、そう思います。

 

 

逆に、負けても悔しいとも何とも思わないのであれば、その世界で勝負する才能がまるっきり0ってことです。

勝負する世界を変えることをお勧めします。

 

余談ですが、スポーツの世界でも仕事の世界でも、一旦控えに回ってしまうと第一線で活躍している方々とは、天と地ほどの差をつけられたと思ったほうが良いです。

スポーツであれば、レギュラーと控え選手では、試合の経験値で絶対的な差をつけられてしまいます。

それは、自分一人の力ではどうすることもできない、明確な差なんです。

そのことを悔しい!何とかしなければ!と思えないのであれば、勝負する世界を変えることをお勧めします。

 

 

新しい人との出会いが多くある4月という時期に、新人ではなく、あえて旧人にエールを送ります。

そして、自分自身にも。

 

みんな、頑張れ!!

 

タンザニア旅行記② ~発展途上国を発展させるには~

どんもっす。

 

前回のエントリでは、発展途上国タンザニア)が発展しない最大の理由について、考えたことを記載しました。

今回はその続きです。

前回のエントリと分けたのは、今回は愚痴が混じっているような気がしたので、あえて分けました。

 

 

私が、タンザニアが発展しないと考える理由は以下の点です。

①車社会であり、動線が悪い(←前回のエントリで記載)

②オペレーションが悪すぎる

③人力による農業の限界

 

①については、前回記載したので今回は②、③について記載します。

また、発展するにはどうすれば良いのかを最後に記載します。

 

②オペレーションが悪すぎる点について

多くの国にとって、海外からの観光客の消費は、外貨を得るための非常に有効な手段です。 

日本でもインバウンドという言葉が流行ったように、自国で消費していただくのは、大きな経済活動に繋がります。

そのためにも、多くの観光客に来ていただくだけでなく、多くの消費を行ってもらわないといけません。

 

残念ながらタンザニア発展途上国)では、その土台ができておらず、消費したいという気持ちが全然湧き上がってきません。

 

オペレーションが適当過ぎるからです。

 

私はエチオピア航空を利用してタンザニアへと行きましたが、CAのサービスが悪すぎて、驚きました。

ある程度は予想していたのですが、海外客と最初に接触するCAがあのレベルでは、国内のサービスもたかが知れるというものです。

 

機内サービスで、機内食や飲料水を配布するサービスがありますが、もうぐだぐだです。

カートをあちこちにぶつけながら、飲料水や機内食をこぼしながら配布を進めていく現地CA。

私もズボンに飲料水かけられました。

機内食も複数種類があるにもかかわらず、要望を聞かれた(ビーフ or チキン? ってやつですね)のは最初だけで、後はなぜかCAが選んだものが出てきました。

 

一番驚いたのは、CAがこぼしたりぶちまけた食材やカップを、全く拾わずにいたこと。

お客さんがこぼした、ではなく、そのCAがこぼしたものを、ですよ?

普通に考えて、拾って清掃するでしょう。

この人たちは、重大な何かが欠落しているとしか思えないようなサービスでした。

 

 

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↑CAが落としたカップ二つ。

私の横の通路(←!)には、キュウリのようなものがずっと拾われずにありました。

これは、本当に一部です。

着陸後の機内は、滅茶苦茶汚かったです。

ゴミだらけ。

 

 

街一番のホテルも中々でした。

シャワーの圧が弱すぎる部屋がいくつもあり、逆に圧が普通の部屋では排水が全く追い付かない状況です。

食事も、19:00開始で予約していたのに、出てきたのは21:00。

宿泊客、我々(数名)しかいないのに、ですよ?

行列ができているわけでもないのに、2時間待たされたのはさすがに初めてです。

ちなみに、食事は10分くらいでできそうな代物。

舐めてんのか。

白ワイン頼んだら赤ワイン出てくるし。

前払いしているのに料金請求してくるし。

彼らには、業務上の報連相という意識が0なのでしょうか。

 

街に存在する市場もいただけません。

ぼったくる気が満々だからです。

「All 1 dollar」

「じゃあ、これください」

「10 dollars」

ギャグか。

 

あるいは、勝手にこっちの手や頭に物をのっけてきて、色々訳の分からん説明した挙句、

「5 dollars」

買うか、ぼけぇ!

 

こっちはね。

買おうという気があるんですよ。

珍しいものだったら、それだけで面白いし、多少値が張っても、まあいいかなと。

 

でもね。

こんなあからさまに嘘をつかれたり、強引な商法だと、さすがに買う気がなくなるというもんですよ。

いやいや、待て待て、と。

 

この辺のオペレーション、国をあげて磨く必要があると感じてます。

もう、こんな詐欺まがいの商法で買う人はいないでしょう。

それよりも、ちゃんと誠実な態度で誠実な方法で売ってくれれば、こっちも買おうというもんです。

未だにこんな商売方法が横行しているのには辟易します。

こっちは、ゆっくり物を見て、納得して買いたいんですよ。

そんな押し売りみたいな方法では観光客は買いません。

事実、我々は誰一人買いませんでした。

皆、買おうという意思で市場に行ったんですけどね…。

 

国全体のオペレーションがこれでは、消費したり優雅に観光したり…という気持ちが沸き起こってきません。

非常に残念です。

 

③人力による農業の限界について

タンザニアに限らず、途上国にとって農業は死活問題です。

が、あまりにも広い土地を人力で耕しています。

あれだけ広くて平坦であれば、まず間違いなく耕運機などの機械化が必要であると思われるのですが、全く見かけませんでした。

車よりも耕運機の導入が先じゃね?って感じです。

 

土地も荒れ果てたような土地が多く、人力で耕しても、うーん、って感じです。

外貨収入の多くを農業に頼っているのに、その農業が非常に非効率でお話になっておりません。

 

 

というわけで、タンザニアが発展しない理由について考えてみました。

はっきり言えば、青年海外協力隊なんて、ほとんど無力です。

井戸掘ったって、何の解決にもなりません。

現地の人たちにとっては多少なりとも意味があるのかもしれませんが、全体の繁栄からすると、焼け石に水です。

 

では、どうすれば発展するのか?

これはもう、先進国の街を再現するしか方法はありません。

まず、先進国の人々を送り込んで機能的な都市を作ります。

場所は空港から鉄道を引いて、一発で行ける場所です。

 

都市には、市民活動に必要な建物を機能的に配置します。

病院、役所、学校、コンビニ、飲食店、ホテル、等々。

それらに加えて、一般住宅やマンション、アパートを取りそろえます。

あわせて上下水道の整備、ネット環境の整備、電力などの安定供給を行えるようにします。

街から一歩も出ないで、用が済むようにします。

 

これを急ピッチで、先進国民で進めていきます。

この仕事を、青年海外協力隊が担っても良いでしょう。

徐々に、働く人間を現地の人間と入れ替えていきます。

現地の方を雇う場合、家族そろってこの街に移り住んでもらいます。

なので、子育て世帯、若者が優先的になります。

 

現地の人には、十分な年収を約束します。

街の主な収入源は、観光客です。

この街から、タンザニアのどの観光地へもアクセスしやすいように整備、手配します。

また、街内で経済が回るように、街内にタンザニアの若者や子育て世代が消費できる魅力的な娯楽や飲食店を配置します。

必要であれば、街内で消費する飲食や物品を作る工場を建てることもあるでしょう。

新たな雇用の創出につながります。

 

街づくりを担う先進国民と徐々に入れ替えていくタイミングで、先進国のオペレーションを学んでいただきます。

一流のもてなしが浸透したタイミングで、先進国民は完全に撤退、後は現地の方々にお任せします。

 

タンザニアで、もしくはアフリカで最も治安が良く、一流のホテルに宿泊することができ、現地の観光地へとアクセスが容易となれば、多くの観光客が訪れることになるでしょう。

ホテルや飲食店の値段は、それ相応の値段にします。

 

とにかく移動に掛かる費用と時間を徹底的に排除します。

農業に従事している方の多くを、サービス産業へと移行させます。

農業を捨てるわけではありません。

農業は、機械化・大規模化を図り、少人数で今まで以上の生産量をカバーできるようにします。

 

 

先進国から強引に開発の手が入らない限り、途上国の発展は望めないでしょう。

何時まで経っても先進国からの搾取という構図が変化しないからです。

 

タンザニアの方々のスマホ所持率は非常に高いです。

ちらっと見たら、ラインのようなアプリも使っていました。

が、スマホは消費端末であり、生産端末ではありません。

そのスマホを使うのを見ると、通信料やスマホの機種代などが搾取されていくのだろうなぁと悲しくなりました(通信料は国かもしれませんが)。

 

タンザニアで知り合ったガイドの人が、パソコンの値段を聞いてきました。

子供たちにパソコンをプレゼントしたいから、ということです。

一部の意識の高いタンザニアの方々は、あの現状を変えたいと心の底から願っているんです。

 

今、高速道路を作る目的で、大きなチャイナマネーがアフリカへ流れ込んでいますが、私は良いことではないかと思います。

チャイナマネーの功罪はさておき、強引に外力が加わることによって、良くも悪くも発展せざるをえないからです。

 

以上、タンザニアに行って感じたことでした。

 

タンザニア旅行記① ~発展途上国が発展しないわけ~

どんもっす。

 

キリマンジャロに登ってきたついでにタンザニアの町(アリューシャ、モシ)を、ほんのちょっとだけ観光したのですが、その時に感じたことを記載しておきます。

 

タンザニアの基本データ(2016年のもの)

【人口】55,570,000人

【面積】954,087㎢

【首都】ドドマ (機能上、実質上はダルエスサラーム

【経済】平均年収50万程度 (中心はダルエスサラーム

【言語】スワヒリ語、英語

【平均寿命】65歳

識字率】80%

【通貨】タンザニア・シリング

【経済成長率】6.9%

 

最大の都市であるダルエスサラームには行っておらず、第二の都市であるアリューシャと、モシという街を観光してきました。

 

 

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キリマンジャロ国際空港を一歩出たら、そこはもう大自然が広がっています。

 

 

ダルエスサラームには行ってませんが、他のブログ記事などを読んでみると似たり寄ったりだと推測されます。

一言で言うと、発展途上国がいつまでも発展しない理由がわかった感じです。

とはいえ、タンザニアは2000年以降、経済成長率6%台をキープしているため、途上国ではまだましな方かも。

平均寿命も年々向上し、20年前までは50歳程度だったのが、近年では65歳まで伸びているので、改善は著しいです。

が、街を歩いた感じでは、全然発展している感じがしなく、むしろチグハグな印象を受けました。

 

※以下は、実際にタンザニアという街を歩いて感じた、私の推測によるものです。

 

タンザニアが発展しない最大の理由 

いくつかあるとは思いますが、私が感じた最大の理由はとにかく動線が悪いこと。

これに尽きます。

日本と比較して考えると、タンザニアの国土面積は日本の約2.5倍なのに対して、人口は1/2.5です。

単純計算で、人口密度が日本の1/6程度であるということになります。

最も発展しているダルエスサラームに1割の人口が集中しており(東京と似ていますね)、残りの人口が広い国土に散らばりすぎている、これが最大の理由であると今回の旅を通じて感じました。

 

 

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↑点在する民家。

この写真からはわかりませんが、果てしなく縦方向に自然が広がっており、そこにぽつぽつと民家が建っています。

隣の家が、数km離れている感覚。 

 

 

街から街への移動にあまりにも時間がかかりすぎており、移動区間中は何もありません。

今回の旅行では、ホテルに泊まるために隣町へ移動し、空港行くために隣町へ移動し…ということを繰り返していましたが、そもそも隣街へ移動する必然性が全く感じられません。

街には非常に無駄な空間ばかりが存在し、スッカスカな印象を受けます。

街を統一して、もっと密集して経済活動を行うことは十分に可能なはずですが、それが行われていません。

 

なぜか?

それはタンザニアが車社会であるからだと、私は推測しています。

 

タンザニアの一般市民に、先進国の新車を買う経済的な余裕はありません。

平均年収からすると、日本において不動産を購入するのと同等かそれ以上の負担でしょう。

なので、タンザニアには中古車しか走ってません。

特に、日本からのおさがりが滅茶苦茶多いです。

福祉施設〇〇」とか、「〇〇専修学校

と書かれた車がそこかしこに走っています。

先進国で、20~30万km以上走った車が、タンザニアに格安で売られているからです。

タンザニアでいくらで売られているかはわかりません(非常に安いはず)が、日本ではお金を払わないと引き取ってくれないような車が、タンザニアではビュンビュン走ってます。

そんな車ばかりなので、車検という概念も恐らくないでしょう。

なので、タンザニアでは車を所有したら維持費がほとんどかからないと推測されます。

土地も余りまくっており、皆そこら中に車止めてます。

かかるのはガソリン代くらい。

実際、タンザニアの町で一番目にしたのは、ぶっちぎりでガソリンスタンドでした(次点で銀行)。

コンビニなんてもちろんありません。

日本で言う、昔ながらの駄菓子屋のタンザニアVer.みたいなのがぽつぽつとあるくらいです。

 

 

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↑恐ろしいほどよく見かけるガソリンスタンドと、そこでたむろする若者。 

 

 

タンザニアの若者の多くは暇を持て余しており、休日はバイクや車でドライブするのが日課になっております。

基本的にやることがないため、車に乗っての長距離移動が苦になっていません。

そのため、多くの時間を移動に費やし、ガソリン代に多くの費用をかけるという事態に陥っています。

これが、タンザニアが発展しない最大の理由ではないかと。

 

 

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↑何をやるでもなく、ひたすら話している若者。

このほかにも、バイクにまたがってひたすら話している若者が滅茶苦茶大勢います。 

 

 

先進諸国を見ればわかりますが、発展している場所ほど一極集中が進んでいます。

1つの街に、都市機能が集中すればするほど便利になり、住みやすくなるからです。

これがタンザニアでは拡散しすぎています。

そのため、上下水道の整備も遅れており(広い国土をカバーできていない)、電気もほとんど通っておらず、都市機能(病院、スーパー、学校、etc…)を利用するのに、数時間かける必要があるんです。

 

 

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↑一見すると近代的な建物が並んでいるように見えますが…

 

 

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↑道路挟むともうこんな感じです。

主要道路以外は、未舗装です(主要道路も一本のみで、日本のように何本も国道や県道が走っているなんてことはありません)。 

 

 

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↑主要道に繋がっている側道は全てこんな感じ。

これ、街の一流ホテルのすぐ横の道路です。

 

 

最大の問題は、これをタンザニア国民が「マズイ」と感じていない点でしょう。

なぜか?

車社会だから。

車で移動するのが当たり前、かつ快適だから。

そして前述したように、たとえ中古車とはいえ、所有して維持するのがそれほど難しくないから。

 

先進国を見てみると、車の登場は他の都市機能の登場よりもずっと後です。

広く世間に普及したのは、産業革命のずっと後であり、都市部の近代化が進んだ後でした。

従って、先進国の都市部には、文明活動に必要な機能が集中しています。

 

タンザニアは十分に発展する前に、移動に便利な車というものが導入されてしまいました。

車の導入以前と比較して、爆発的に移動が簡単になってしまったことによって、都市部への機能の集中が遅れ、近代化が進まなくなったのではないかと推測しています。

それが当たり前であり、それを不便と感じることがないんです。

また、前述しましたが、時間やお金を使う場所が極端に少ないため、ドライブで時間をつぶすということが常態化しています。

 

タンザニアで車社会が成り立っていることによる最も大きな弊害は、ガソリン代が大きな負担であることです。

タンザニアのガソリン代は、日本とさほど変わらないみたいです。

ちょっと調べましたが、夫婦で仕事をしており、タンザニアではエリートと思われる夫婦の月収が200万シリング、ガソリン代の支給はなく、月のガソリン代の負担が30万シリング。

👇こちらを参考にしました。

https://www.jetro.go.jp/ext_images/theme/bop/precedents/pdf/housesurvey_20160808_tz.pdf

 

夫は政府役人とのことですが、夫の給料の1/3がガソリン代に消えていってます。

日本では考えられないです。

皆さん、年収の1/3がガソリン代に消えていったら、生活できないでしょ?

 

タンザニアではこれが当たり前になっており、多くのお金が原油国へと流れて行ってしまってるんです。

私、このことについては、原油国と自動車生産国との間で何らかあると思わずにはいられません。

 

まとめると、タンザニアでは

①移動に時間がかかりすぎており、経済活動に影響を及ぼす

②都市機能が拡散しすぎており利用しづらく、上下水道などの整備も遅れている

③娯楽といった国内で循環させるべき費用が、ガソリン代という名目で外国へ流れている

 

ということで、タンザニア発展途上国)が発展しない最大の理由について、私なりに推測してみました。

長くなってきたので、この辺で。

次回は、他の発展しない理由と、ではどうすれば発展するのかについて考えたいと思います。

 

アフリカ最高峰、キリマンジャロに登ってきた

どんもっす。

 

タイトル通り、セブンサミッツ(七大陸最高峰)の一つ、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(5895m)に登ってきました!

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あ、登ってきたと言うと語弊があります。

正確には、私は5500m地点で引き返してきました。

重度の高山病にかかり…

まともに立っていることもできない状態になってしまったので、やむなく下山しました。

下りはほとんど転がってましたよ~。

 

 

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↑私がつけたスロープの跡(写真ではさすがにわかりません)

 

高山病の憎いあんちくしょうめ…

 

まあ、行くときと帰りとで身体的には全く変わりがないので、個人的には成功したと思ってます。

命あっての物種ですから。

 

ちゅうわけで、記録残しのためにも色々と記載しておくだす。

 

【全日程】9泊10日

【登山日程】5泊6日

【国】タンザニア(通貨シリング  アメリカドルで支払い可能)

【山容】キリマンジャロ 最高点5895m(ウフルピーク)

【気温】下界30℃ 中腹10℃前後 頂上付近-10~-20℃

【費用】60~70万円程度

費用内訳:

・宿泊飲食含むツアー代金(50~55万前後 時期により変動)

・海外保険(1万前後 補償内容により変動)

・道具代(10万前後 通常の登山道具で可 私は少し買い足しただけなので、1万前後でした)

・チップ(1~2万前後 現地のガイドさんやポーターさんへ)

・お土産(2~3万前後 量、質によります)

・パスポート(1万2000前後 持ってなかったので…)

・ビザ(5000前後 タンザニアはビザが必要 ツアー会社が代行で取得してくれます)

・その他消耗品(1万前後 行動食とか…)

【必要事項】一年以内の健康診断書(肺活量測定含む 個人で現地へ直接申し込む場合、健康診断は不要)

【推奨レベル】国内の3000m峰に登頂経験がある、3000m付近で宿泊経験がある、とにかく滅茶苦茶スタミナがある

 

私が登ったルートはマラングルート(山小屋泊)です。

【ルート】マラングルート

【全長】69km

【宿泊】山小屋泊

【日程】登り3.5日 高度順応日1日 下り1.5日

 

以下、登山に関しての日程(理想のルート、時間であり、私は途中までしか行けませんでした)を記載しておきます。

【初日の行程】マラングゲート(1860m)~マンダラハット(2720m)

【歩行時間】3~4時間程度

【備考】全長8km 樹林帯を歩く

 

【2日目】マンダラハット(2720m)~ホロンボハット(3720m)

【歩行時間】6~7時間程度

【備考】全長11km 半分樹林帯、半分高原を歩く

 

【3日目】ホロンボハット周辺散策

【歩行時間】4時間程度

【備考】高度順応日 4200m付近までゆっくり登って散策

 

【4日目】ホロンボハット(3720m)~キボハット(4720m)

【歩行時間】6~7時間程度

【備考】全長9km 土漠帯を歩く 

 

【5日目】キボハット(4720m)~ウフルピーク(5895m)~キボハット(4720m)~ホロンボハット(3720m)

【歩行時間】キボ~ウフル 9~10時間程度

ウフル~キボ 4時間程度

キボ~ホロンボ 3時間程度

【備考】全行程で21km キボ~ウフルピークは6km

仮眠後、夜24:00に出発、朝日が昇る頃にギルマンズポイント(5685m)、その2時間後にウフルピーク登頂、その後引き返す

※私はこの日のギルマンズポイント手前で引き返しました。

 

【6日目】ホロンボハット(3720m)~マラングゲート(1860m)

【歩行時間】6時間程度

【備考】全長19km 来た道を引き返す

 

キリマンジャロタンザニアの国立公園に指定されているため、滞在期間が決まっています。

行程は4泊5日~7泊8日からしか選べず、ハット(山小屋)泊の場合は、4泊5日 or 5泊6日の2パターンしかありません。

5泊6日の場合は1日高度順応する日が設けられています。

登山中の荷物は全てポーターさんが持って下さり、自分は最低限の荷物(水、行動食、防寒着、その他)だけ持てばよいので、登山自体は非常に快適かつ楽です。

が、それでも相当きつい(高度障害により)です。

キリマンジャロは、他の山域と比べると、この高度順応がポイントらしく、多くの登山者がこの高度順応で苦しめられているとかいないとか…

ラスト1.5日で富士山と同じ高さから、2000m登って2000m降りてくるわけですから、相当過酷です。

私はゲロンゲロンのぐにゃんぐにゃんでした。

 

タンザニアには雨季と乾季が存在し、乾季に登山客が集中するため、雨季から乾季への移り変わりに行くと、快適に登れます(3月くらい)。

今回(3月中旬)は、ホロンボハット~キボハットの土漠帯を通過する前日まで雨で、その後はずっと晴れという非常に天候に恵まれた日程になりました。

土漠帯は砂だらけなので、連日乾燥していたら巻き上がる砂で非常に不快な登山になると思われます(土漠帯は風の通り道なので、砂が巻き上がりやすい)。

 

下界では、気温が30℃越えしてますが、登るにつれてドンドンと下がっていき(約1000mにつき6℃低下)、5000m超えると夜間では-10℃をきることも珍しくないです(5000m付近は雪だらけ)。

 

国立公園の規定上、ガイド及びポーター、コックさんをつけないと、登山できません。

が、そのサービスが至れり尽くせりであるため、非常に満足感の高い登山になります。

登山客6人に対して、現地ガイド3人、ポーター11人、料理関係者2人くらいかな。

 

宿泊場所では、ポーターさんが無限にお湯を沸かしてくれるため、飲むものには困りません。

キリマンジャロティーやココア、珈琲など多様な飲み物が出てきます。

食事も準備から片付けまで全て行ってくれるため、自分たちでやることはほとんどありません。

朝は、温かいお湯を沸かしていただくため、顔を洗うこともできます。

まさに至れり尽くせりの登山です。

日本ではまず味わえない状況ですね。

 

頂上には立てませんでしたが、個人的には非常に満足のいく登山でした。

やはり行くときと同じ状態で帰ってくるのが登山は重要です。

天変地異でも起きない限り、山は逃げません。

皆様も、十分にお気を付けください。

 

登山中のアレコレについては、また後日

 

小児アイドルは、需要を作り出す親に問題がある

どんもっす。

 

※最初に断っておきますが、このブログは犯罪を助長するものでは決してありません、念のため。

 

少女アイドルに熱中する日本が問題視されております👇

少女アイドルに熱中する日本 「崇拝」か「小児性愛」か 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

 

まあ、詳細はリンク先を見ていただくとして、最近はロリコンとかポリゴンとかが流行っているので、皆さんもぜひ気を付けてください。

まとめるとこんな感じです。

・彼らが熱狂しているのは6歳の少女

・ファンからの性的なアプローチは絶対に「ダメ」

・日本社会において、児童ポルノの被害が確認された未成年者の数はこの10年間で5倍に増加

・多くの日本人は幼い少女を性的な対象として見ることをタブーとはせず、グレーぐらいにしか考えておらず、危機意識が極めて乏しい

 

 

私はロリコンでもポリゴンでもないので、小児に性的興奮を覚えるということはないのですが、気持ちが分からんでもないです。

というのも、子供ってそもそもが可愛いじゃないですか。

何かの本で読みましたけど、動物って赤ちゃんであれば種族分け隔てなく育てるんですってね。

分かります。

赤ちゃんって可愛いですもん。

守ってあげなきゃ!っていう気持ちが芽生えるのは理解できます。

 

日本人男性が良くロリコンが多いとかで問題になってますけど、それって普通じゃね?って思います。

だって、可愛いものって皆大好きじゃないですか。

小学生くらいの子って、まあ可愛いですよ。

これが中学生くらいになると、舐めた口を聞くようになってくるので腹立ちますけど。

 

しわくちゃのジーサンバーサンが大好き!とか、子供が大嫌い! 子供を見るのが嫌で嫌でたまらない!っていう人の方が大丈夫か?ってむしろ心配になります。

男女問わず。

ちなみに、日本女性が海外男性から人気が高いのも、顔立ちが幼いからだとかなんとか。

要は全世界わけ隔てなくロリコン性癖があるということです。

 

ので、子供に性的興奮を覚えたり、性的対象と見るのは異常だとは思いますが、何らかそういう気持ちが行きすぎちゃった人、もしくは成長過程でイレギュラーがあって、可愛いと思う気持ちを性的興奮にすり替えてしまっている人、ということで納得できないわけではありません。

児童ポルノを所持してしまう理由も、まあまあ理解できないわけではないんですよ。

ツルツルスベスベのお肌を眺めたい、ってのは、まあ理解できます。

これが、しわくちゃのジーサン、バーサンのポルノ画像ばっかり所持していたら、異常でしょ、さすがに。

 

勘違いしないでほしいのが、実害があるのはNGです。

当たり前ですが。

10代、もしくは10歳にも満たない小児に手を出すなんて、人間としてあるまじき行為です。

そんな輩は市中引き回しの刑にした後、そういうことやる人ですよ!っていうアンテナでも立てて、危険人物であることを周りに認識させてもいいくらいです。

男性であれば、男根をちょん切ってほしいくらい。

一生刑務所の中でも構いませんし、極刑でもOKです。

とにかく、そういう犯罪する輩は、考えうる限りの地獄を味合わせてやってください。

 

何が言いたいかというと、周りに迷惑をかけないのであれば、別にいーんでない?ってことです。

性癖を抑えるのは不可能というものです。

人の性癖をとやかく言うのは野暮というものです。

東川篤哉の小説、「謎解きはディナーのあとで」の中にも「人間はベッドの上ぐらい自由でないといけない」というセリフが出てきますが、本当にその通りだと思います。

 

本題はここから。

このニュースの本質的な問題は、小児に性的興奮を覚える大人ではなく、それらの事実を知っていながら、金銭的あるいはその他の理由から小児をさらす機会を作る親もしくは大人たちにあると私は思っています。

 

こういう親は、どう考えても異常でしょう。

子供を守らないといけない立場にいながら、危険に晒しているんです。

言語道断です。

 

10歳にすら満たない子供たちに、自分たちがどれほど危険なことをしているかを認識する術はありません。

親や周りの大人たちは、子供たちがどれほどの危険にさらされているのかを知っていながら、容認しているんです。

はっきり言えば、人間失格です。

児童ポルノに代表される写真なども同様です。

 

もしも、どれほどの危険があるのかを認識できていないのであれば、それは親失格です。

子供を育てるのは10年早いと言わざるをえないです。

 

記事の中にも、子供が

「アイドルになりたい」

と言ったから、娘のためにやっているというようなニュアンスで書かれています(もしくは批判があった時の言い訳でしょうか…)が、明らかに親の拡大解釈でしょう。

子供がアイドルや歌手、スポーツ選手に憧れるのは当然です。

子供なんて、子供の頃は必ず一度は

「お姫様になりたい」

仮面ライダーになりたい」

というもんです。

それを真に受けて、あるいは都合のいいように解釈して、子供を好機の目に晒すのは、明らかに間違っている行為です。

 

子供がスーパーアイドルになった先に、大きな夢を見ているご両親や周囲の大人の方々へ。

あなたがたのやっていることは、やましいことは何一つないと胸を張って言えますか?

子供の目をまっすぐに見て、言えますか?

 

もう一度、何も知らない子供に、悪意の手を伸ばす、性的な接触を試みる大人なんて、問答無用で極刑で良いです。

何のフォローも不要です。

ただ、そもそもその危険性を作り出している側も、猛省する必要がある、という話です。