古事記「因幡の白兎」と「八上姫」 日本最古のラブストーリーの地で恋愛成就
どうも。
ここ鳥取県は日本最古のラブストーリー発祥の地です。
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「大国主神(オオクニヌシノカミ)が結婚を申し込むために大勢の兄弟、八十神(ヤソガミ)達と八上姫(ヤガミヒメ)の元へ向かっていました。その途中、気多の岬で泣いている白兎が…」
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という導入で始まる、因幡の白兎、皆さんご存知でしょうか?
そんな訳で、ここ鳥取にはこんなモニュメントが至る所にあります。
大国主神と八上姫、白兎ですね。
鳥取市にある河原町には縁のある、「売沼(賣沼)神社」と「八上姫公園」があります。
1.売沼(賣沼)神社
一見普通の神社です。
が、ここの絵馬は変わっていて、なんと! ハート型なんです!!
さすがは、日本最古のラブストーリーの地!!!
もちろん、普通の形のタイプもあります。
恋愛関係で悩んでいらっしゃる方々、この神社で祈願してみてはいかがでしょうか?
2.八上姫公園
こちらも一見すると普通の公園なのですが、写真のような感じで、石に因幡の白兎のエピソードが刻まれていて、公園を一周すると因幡の白兎の話が理解できるようになっています。
原画は拳児で有名な藤原芳秀さん、文章は青河鮎千代(ペンネーム)さんが担当されています。
かなり良い出来で、私も全部読みました。
折角ですので、少しだけ紹介しておきます。
まずは、皆で仲良く八上姫を訪ねるシーン。
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八十神A「因幡の里に美しい娘がおるそうな」
八十神B「わしは会いに行くぞ」
八十神C「わしも行くぞ」
八十神D「わしも」
八十神E「わしも」
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コントか!!!
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八十神A「大国主神、連れてってやるから、わしの荷物を持て」
八十神B「わしのも持て」
八十神C「わしのも持て」
八十神D「わしのも」
八十神E「わしのも」
大国主神「はい、わかりました」
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素直か!!!!
中々ツッコミどころ満載ですねー。
続いて、白兎初登場時の図。
中々綺麗です。
でも、見ようによっては、アザラシに見えなくもないです。
白兎と話した後の大国主神の行動。
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川上を見ると、出会いの辺りの岸辺で娘が水浴びをしていました。
大国主は、心が洗われるようで、旅の疲れもすっかりとれました。
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私「げっへっへ、好きですねぇ、旦那も。ちょっくらあっしもお邪魔して…」
ってアホかぁ!!!
捕まるわ!!
心が洗われたとか旅の疲れがとれたとか良い感じに言ってますけど、単なる覗きですからね。
若いおなごの水浴びみれば、そりゃー疲れとれますよ。
男の悲しい性です。
それから何やかんやあって、最後には
大国主と八上姫は結婚の約束をしました。
それを聞いた白兎や村人たちは心の底から祝福しました。
めでたしめでたし…。
ちょっと待て、結婚の約束??? 結婚はどうなったの?
そうなんです。
この二人、実は結婚しないんです。
八十神たちに色々と嫌がらせを受けて、大国主神は根の堅洲国へ逃げます。
そこで出会った須勢理姫(スセリヒメ)があまりにも可愛いので、求婚してなんやかんやあって、結婚します。
うおい!! 自由か!!
というか、八上姫も連れてけよ!!
現代に大国主神がいたら、「好色系男子」とか名付けられそうですな。
そんな訳で、皆さん一度は売沼(賣沼)神社、八上姫公園を訪ねてみてください。
※両観光地は単体だと割とがっかりします。
他の観光のついでにいらっしゃることをお勧めします。
両観光地はこちら(隣接しています)👇
英語Ver.👇
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