どんもっす。
最近地方創生が政府の政策として挙げられています。
私自身、それに便乗して関東からここ鳥取に移りすんできました。
鳥取の人口を増やすためにも、鳥取の魅力をアピールしていかないといけません。
今鳥取には人口60万人いないので、目指せ100万!!です。
関東から引っ越してきて、まだ間もないですが私が感じた鳥取(あるいは田舎)の長所と短所(メリット、デメリット)を列挙します。
まずは長所、メリットから
1.ストレスフリーである
鳥取に限らず、都会から離れると大体該当すると思うんですが、渋滞含む待ち時間がほとんどありません。
関東だと30~60分程待たされる場合でも、鳥取ではほとんどそんなことはありません。鳥取には並ぶという文化がない。
私が一番びっくりしたのは18:00頃にすき家に入ったら、誰も客がいなかったこと。
これには本当に驚きました。
混むから早めに!と思っていったら誰もいねぇ!!
これだけでも、田舎に住む価値があります。
2.物価が安い
これは説明するまでもないでしょう。
最も大きいのは不動産ですね。全然価格が違います。
最近では空家ビジネスなんかも盛んですので、数百万円でも信じられないくらい広い家が買えます。
ただ、鳥取の飲食代はそこまで安くない気もします。
3.人が優しい、親切
田舎ではよく言われることですが、隣近所の関係が密接です。
東京に行ったときに、「東京砂漠」の意味が理解できませんでした。
大体どこもこんなもんじゃね? と思っていましたが、鳥取にきたら、「東京砂漠」の意味が、言葉ではなく、体で理解できます。
ああ、確かに東京はビビるくらい他人に無関心だったな…と。
無関心は無関心で、ありとあらゆるものを受け入れる器があるという裏返しでもあるんですけどね…。
それはさておき、鳥取では未だに、都会では絶滅危惧種と思われる「お見合いおばさん」がいます。
どこからともなく縁談話を持ってくる…。
まあ、今はいわゆる縁談ではなく、合コンの話だったりします。
おばさんに限らず、「お見合いおじさん」もいます。
さらに、道行く小学生たちがきちんと挨拶する!
これには本当に驚きました。
横断歩道でも、こちらが車で歩行者を優先させたときは、皆会釈してくれます。
こういう気配り、本当に大事だと思います。
4.美人が多い!
鳥取は美人が多いです。これホント。
秋田や福岡も美人が多いといわれてますが、日本海側は美人が多い気がします。大陸が近くて、大陸の血が混ざってるから??
エキゾチックな顔立ちの方が多いです。
5.自然が多い!!
自然が多いということは、アクティビティが豊富ということです。
特に鳥取はべらぼうに多い。
日本でもトップ3に入るんじゃないでしょうか。
マリン、スカイ、サンド、ウインター、リバー… 鳥取でできないスポーツ、レジャーはないです。
断言できます。
6.美味しいものが多い!!!
これも日本海側の特色ですね。やはり太平洋側よりも美味しいものが多いです。
カニやフグが簡単に美味しく食べられるのは嬉しいですね。
※上記は主観が大分入っていますので、全ての方の欲求を必ずしも満たせるとは限りません。予めご了承ください。
7.交通マナーが非常に良い
一車線道路で、譲り路線ってありますよね?
鳥取の方は皆譲り路線の方に行って、譲ってくれます。
以前、前に走る車5台ぐらいが、全て譲り車線に行ってその後本線に復帰して走る順序が全く変わらなかったのには非常に暖かい気持ちになりました。
また、鳥取ではほとんどクラクションを鳴らしません。
大阪や東京だったら、7回くらいならされてるんじゃないだろうか、というような状況でも、皆辛抱強く待ってくれます。
続いて短所、デメリットについて、というか私が鳥取に来て「!」と感じたことを書きます。
1.交通が不便
まあ、田舎は仕方ないですね。
車があるとないとでは天と地ほどの差があります。
私は以前は公共の交通網が発達した地域に住んでいたので、車ほしいなぁとつくづく思います。
が、最近アマゾンが非常に便利になってきているので、なくても生きてはいけます。
緊急時には車がないと相当苦労しますが…。
2.虫が多い
鳥取の良いところで「自然が多い」ということをあげましたが、裏返せば虫が多いということでもあります。
近所のコンビニは夜になると虫に襲われています。
さながら風の谷のナウシカ状態。
まあ、家の横の田んぼに蛍がいたり、小学校の木にクワガタやカブトムシがいるので、子供たちには良いでしょうね。
どうでもいいですが、大人になると虫が気持ち悪く感じるのは何なんでしょうね…。
3.方言が凄い
鳥取は意外に方言がきついです。東北並じゃないかな。
私は方言がほとんどない地域出身ですので、尚更きつく感じます。
特に60代以上の方の発言は半分近く聞き取れません(笑)。
しかも、鳥取県民で驚くのが、人の名前を呼ばないで会話してきます。
突然、隣の隣の隣に座っている方が話しかけてきます。
間に別の人がいるので、「え、今俺に話しかけてました?」って思います。マジで。
今まで私がいたところの常識では、話しかけるときは隣の人間でも名前呼んでからでした。
鳥取にはこの文化がないです。びっくりします。
SVOCもほとんどない。この件に関してはいずれもう少し掘り下げて書きたいと思います。
でも、鳥取県民の間ではきちんと会話が成り立っています。それが凄い!!
※上記は主観が大分入っていますので、全ての方が必ずしも「!」と感じるとは限りません。予めご了承ください。
鳥取県民との会話をスムーズに行うためには、細かいことを気にしてたら駄目ですね。
で、肝心な鳥取県民の県民性ですが、一言でいえば
細けぇこたぁ、いいんだよ、気にすんな!!
っていう文化がありますね。
いや、鳥取の方々はあまり気づいてないと思いますが。
職場の隣の席で、経理計算?か何かやってると思うんですが、ちょいちょい、「○○企業の誰それさんが抜けている」みたいなことやっています。
「ええ? そんなこと、あり得るんですか?」と聞きたいのをグッとこらえて、
「へ~」とか適当にお茶を濁しながら、耳を傾けて会話を聞いてます。
うーむ。
別に新規の企業が参入してきたという訳ではないんですけどね。
今までと同じようなことをやっているはずなのに、大体どこかの企業あるいは職場の方が名簿から抜け落ちているようです。
なにゆえ??
また、ある時は電話で会話します。
半分以上聞き取れません(笑)
なんだか良くわからないので、後日会ったときに聞いてみます。
「まあ、ええだらぁ」
ってなります。
いいんかい!!
会議に使われる資料も恐ろしくおおざっぱ。
前回からの変更点を強調するような仕様は一切なし。
それでもみんな理解している。
恐るべし。
でも、こんなところで働いていたら、気の持ちようがいい意味でおおらかになります。
鳥取では県民性ゆえか、大体どこもこんな感じのようです。
私も、関東にいたときは時間にピリピリ、資料作りに四苦八苦していましたが、今では大分適当になりました。
細かい事は、いいんですよ。
どうでも。
※適当とはいっても、仕事を適当にしているとか、数字を適当にごまかしているということではありませんよ!! 念のため。
以前、関東で暮らしていたときは、電車が5分遅れたら鉄道会社にクレームをつけている人を見たことがあります。飛行機が30分遅れたら、航空会社にクレームをつけている人を見たことがあります。
皆さん、時間に追われているんですね。
その5分、あるいは飛行機なら30分遅れても、その後の行動にはほとんど支障がないでしょう。
関東なんて、電車は5分おきに来るし。
例えば、大事な商談で相手方が5分遅れる!ってなっても、電車が遅れていれば、皆さん別に何とも思わないでしょ?(大事なのは商談の内容であって、時間を守ってくれるあなたではありません)
例えば、デートで、相手が10分遅れてきても、皆さん何とも思わないでしょ?
でも、遅れるほうからすれば、一大事!!なんですよね。
私も同じ考えでした。
でも、鳥取に来ていい意味で吹っ切れました。
大体皆さん事情を伝えれば、「ああ、ええですよ」ってなります。
下手すれば、遅刻したことも別に気づかれないくらいです(それはそれでまずい気がするが…)。
「心配事の9割は起こらない」って書籍がありましたが、これ、ほんとその通りだと思います。
大体、個々人が心配していることなんて、全体からすれば、微々たるものだったり、どうでもいいことだったり。
でも、関東にいたら、都会にいたら絶対にそんな心境にはなれません。
なぜか?
多くの先人たちが、そういう風には生きてきてないから、です。
皆、他人にどう見られているか、他人には迷惑をかけたくない、という心理の下行動しているから、です。
そして、多くの先輩たちがそんなどうでもいいことを気にしているからです。
私も同じでした。
類似の書籍を何冊読んでも、到底そんな心境にはなれませんでした。
でも、鳥取にきて、(多分)良い意味で気持ちが変わりました。
環境を変えるって大事です!!
今、分刻みのスケジュールで動くことにウンザリしている、あなた!!
環境を変えてみて下さい。
そして、全ての 田舎に共通すること
それは、
選択肢がない!!
しかし、これは決して悪いことではありません。
むしろ私はメリットとしてあげたい。
選択肢がない、ということは選択に使う時間が必要ない
ということです。無駄に時間を使う必要がない。
言うまでもなく、この世の中で一番大事なものは「時間」です。
都会だと、何をするにも選択肢が多すぎて、決めるまでに時間がかかりませんか?
例えば、家電量販店なんかでも、ヤマダ、コジマ、ヨドバシ、ビックカメラ…
さらに店舗には、例えば冷蔵庫にしろ、洗濯機にしろ大量にずら~りと並んでいます。
その中から、一つを選ぶという作業に1~2時間以上費やしたという人は大勢いるでしょう。
アマゾンで物を買う、という人も最近は増えていると思いますが、家電製品に限らず、とりあえず店舗に実物見に行く、という方もまだまだ多いはず。
店舗に行って、店員に話聞いても、どれもこれも似たり寄ったりな性能で、値段も大して変わらんから、決め手に欠けて…
アマゾンのレビュー見ても、正反対のコメントなんか見たときは発狂しそうになったり…
結局、今回は見送ったりして…
なんていうことになりがちですよね。
でもね、田舎ではそんなことありません。
店舗なんて、大体地域に一つです。
家電にしろ、消耗品にしろ、本屋にしろ…
買いに行く店は決まっている(笑)
そして、中に入ってみると、品ぞろえが恐ろしく少ない。
大体、一つの品種につき10個ないです。
で、その中で、自分の要求を満たすものはせいぜい2~3個。
速攻で買えます。
私も都会にいたときは、色々と悩んで買ったりして、後で「あー、やっぱりあれにしておけばよかったぁ」なんて後悔したりもしてました。
でも、選択肢少ないとそんなこと思いません。
ま、いっか、くらいの感じです。いい意味でおおらかになります。
ちなみに、買って「マジ?」って思うようなものには当たったことはありません。
大体全て満足いってます。
選択肢がないだけで、物はいいもの売ってますからね。
夜の飲みも凄いシンプルになりました。
都会にいたときはよく居酒屋難民になってました。
一次会終了して、まだ22:00
帰るには早いし…ということで、次の居酒屋探したりしてましたが、席があくまで待ったり、ラストオーダーまで1時間なかったり…
かといって、朝までやっているようなチェーン店には行きたくないし…
ってな感じで、よく友達と夜の街をさまよって、時間を無駄にしていました。
選択肢が多いと、絶対に他にいい店があるはず、っていう心理がどうしても働くんですよね。だから、帰るという選択肢が中々出てこない。
結局どこかの段階で妥協しますが、いつもの店だったりします。
田舎ではそんなことはありません。
店自体が3~4件くらいしかないので、その日飲む店を決めたら、二次会なんてほとんどありません。大体22:00くらいまで飲んで、はい解散!
まだ「どこどこ空いてるかな?」なんて気にする必要ありません。
全ての店が同じ時間に閉まりますから。
あっさりしたもんです。
というわけで、田舎は時間を大切にできます。
意識しなくても都会よりも確実に時間を有効に使えます。
都会には物が溢れて、決めることができねぇ!!というそこのあなた!!
是非とも、田舎暮らしをおすすめします。
ということで、鳥取の魅力と県民性でした。
鳥取に少しでも興味が湧いたのであれば遊びに来てやってください。