どんもっす。
皆さん、サードプレイス(The Third Place)というものをご存知でしょうか?
ファーストプレイス(第一の居場所)は自宅であり、セカンドプレイス(第二の居場所)は職場や学校を指します。
サードプレイスとは、居心地の良い環境や場・空間のことで、例えば喫茶店、飲み屋・居酒屋、図書館、公民館、自治会、青年団、などがそれに当てはまるとのこと。
地域活性化のための情報誌「地域づくり」の2月号にこのサードプレイスのことについて記載してあったので、ちょこっと紹介させていただきます。
従来の企業や組織は、外のものを組織の中に内生化して、新しいアイデアの創出や新しい活動・イノベーションを行ってきた。
ところが、社会変化の幅とその速度があまりに大きく、かつ人的な資源が激減する現在においては、その対応には限界がある。
これに対して、サードプレイスは組織の外に、新たな場・磁極をつくり、さまざまな人・組織や情報、アイデアが集まってきて、それらがお互いにぶつかり合い、刺激しあって、新たなるアイデアやプロジェクトなどを生み出していける場なのである。
なるほどなるほど。
意見交流のコミュニティは非常に重要ですね。
私も地域活性化といった仕事についているのですが、こういったサードプレイスの存在は非常に重要であると感じています。
特に、今私が住んでいる鳥取の片田舎では、人口が少ないこともあって、人財が全然足りません。
なので、こういったサードプレイス及びそこでの交流は意見交換の場として非常に重要な役割を持っているわけです。
で、最近鳥取県立図書館に行く機会がありまして、このサードプレイスとしてどの程度機能しそうなのかを、完全に個人的な興味で調査してきました。
私は図書館なんて、本を借りに行くだけの場所だとずっと思ってました。
しかし、今回の私的な調査で、鳥取県立図書館でできることのクオリティの高さに驚愕しました(今まで私が知らなかっただけですが…)。
恐らくはどこの県立図書館も同じようなレベルであると推測されます。
県立図書館のサードプレイスとしての可能性について述べたいと思います。
市場情報評価ナビが利用できる
一番驚いたのがこれです。
町長別のマーケット評価ができます。
とある町のマーケット水準を調べることができるんです。
マーケットの規模、安定、富裕層の割合、人口密集度、成長度などなど…。
法人格の割合から、その偏差値までおよそビジネスに必要と思われる情報がすべて手に入ります。
これらの情報って、相当高額な値段を払ってしかるべき場所に依頼するもんだと私は思っていたのですが、鳥取県立図書館ではほぼ無料で調べることができるみたいです。
これは本当にびっくりしました。
図書館職員が調査を手伝ってくれる
上述したデータベースを利用して、図書館職員も調査を手伝ってくださるみたいです。
ちなみに、過去の相談内容の事例がこちら👇
・植物工場での野菜生産にかかるコストが知りたい
・ある会社の破産情報が見たい
・ハタハタの消費量を知りたい
どうでしょうか。
結構踏み込んだ内容まで調べてくれるみたいです。
これは非常に便利ですね。
研修室の使用が難点
サードプレイスで重要なのは、意見交換ができるということ。
図書館は私語禁止なので、その点どうなんだろ?って思っていたのですが、研修室を使用する条件が非常にハードルが高いことがわかりました。
仕える条件は以下のいずれかを満たしている場合
・図書館関係団体が行う事業
・
うーむ。
最後の生涯学習活動がどこまで入るのかわかりませんが、この辺ハードルが高そうですね。
他の県立図書館の利点としては、Wi-Fiが繋がる~などありますが、Wi-Fiは最近どこでもつながるので、そこまで大きなメリットではないかな、と。
というわけで、意見交換ができなさそう(基本私語禁止)なので、サードプレイスとしてはちょっと活用できなさそうな感じです。
残念。
とはいえ、別の観点では鳥取県立図書館は相当利用価値がありそうなので、単なるデータ収集目的入り浸るにはいいかもしれません。
冒頭にも書きましたが、県立図書館はどこもハイレベルだと思いますので、近くにある方は利用しない手はないです。
観光地として選択してもいいくらいです。
その土地の情報が簡単に手に入りますし、時間をいくらでもつぶせます。
こういう公共機関が恐ろしく充実しているから、日本のGDPは改善されないんですよね。
ま、それがいいと感じるか、悪いと感じるのかは人それぞれだと思いますが。
ちなみに、鳥取県立図書館のホームページはこちら👇
ホームページがわかりにくいのもネックかなぁ。
こういう公共機関のホームページってどうしてこんなにわかりにくいものばかりなんでしょうね?
ここを改善するだけで、利用者はもっと爆発的に増えそうですけど。
余談でした。