ビリギャルとドラゴン桜から学ぶ、難関大学攻略法と人生の楽しみ方
どんもっす。
映画化もされた、奇跡のストーリー
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
通称、ビリギャル!
私は書籍しか読んでないのですが、映画見たかった…
あんまり映画の評判良くないみたいですが(笑)
ストーリーを引用。
ビリギャル本人は中学、高校で学年ビリを経験し、高2の夏に小学4年レベルの学力しかなかった。高2の夏の坪田先生との出会いを機に、日本最難関レベルの私大、慶應義塾大学の現役合格を目指すことになる。結果、1年で偏差値を40上げて、複数の難関大学のほか、慶應義塾大学に現役で合格を果たす
一年で偏差値40上げたって!!
そりゃあすげえ!
確かに奇跡だ! と思いたくなりますが、実は奇跡でもなんでもないです。
と、夢も希望もないこと言ってしまって申し訳ありません。
なんせ、世の中を冷めた目で見て批判するというのが当ブログのモットーでして(てきとう)。
なぜ、奇跡ではないのか?
そういう人間、実は結構いるからです。
私も俗にいう「難関大学」に合格しておりますが、合格した後色んな人に話聞いたら、
高校三年の春の段階でE判定の方、結構いました。
そこから偏差値を20~30程度上げて、皆さん合格されてます。
20~30? 40は上がってないんだろ? と思われた方々!!
甘いんですねー、その考えは。
甘い甘い。
そういう人たちの共通点として、夏まで部活動をやっていたという共通点があります。
即ち、本格的に受験勉強に取り組みだしたのは夏以降です。
そこから20~30上げたってなると、春からだったら40くらい上げれてもおかしくないです。
凄い人になると、夏から勉強しだして偏差値が2倍になったという方もいました。
少なくとも、夏から勉強して30は上がっていることになります。
恐るべし。
ちなみに、私も夏まで部活動、夏から勉強組で、偏差値20位上げてます。
三年の9月の模試の結果はE判定でしたが、11月くらいにはB判定になってました。
つまり、偏差値を一年で40上げるのは決して夢物語でも、奇跡に満ちたストーリーでもなんでもないです。
では、一年で偏差値を40上げるのに何が必要か??
漫画「ドラゴン桜」(これは完全にフィクションですが)でも触れられていますが、受験に必要なのは、
根気とテクニック
ビリギャルでは、上記に加えて
優秀な指導者との出会い
を追加しています。
ドラゴン桜も、桜木弁護士が偏差値30の学生を東大に合格させるためにノウハウを教えているので、優秀な指導者との出会いを満たしています。
この三つ、私も完全に同意です。
受験にはこれがあれば必ず合格できます(ただし、医学部を除く)。
一つ一つ見ていきましょう。
・根気について
いくら綺麗ごとを並べたところで、最低限必要な勉強時間というものが存在します。
大学受験の場合、100~200時間ではお話になりません。
少なく見積もっても3000時間は必要でしょう(10時間×300日)。
ドラゴン桜でもビリギャルでも、勉強時間はしっかり確保されています。
・テクニックについて
これが実は相当重要です。
各教科の勉強法もあるのですが、それプラス、どの単元をどう勉強するかが非常に重要になってきます。
分かりやすく言うと、高校三年の春の段階で志望大学を一つ、まずは決めます(これができない人が圧倒的に多い)。
そして、その志望大学の過去の問題を徹底的に分析して、勉強する単元と勉強しない単元を絞り込みます。
極論、志望大学の過去問で一度も出ていない分野は一秒も勉強しなくていいです。
これで最低限勉強する範囲を絞り込むことができ、効率よく勉強することができます。
ここで問題なのが、高校三年の春の段階で志望大学を一つに決定できていない人が多いということです。
春の段階で自分の偏差値+αで入れそうな大学をいくつか選んで受験、ってパターンが一番多いのではないかと思いますが、一番失敗しやすいパターンです。
春の段階の偏差値は全くあてになりません。
現段階での偏差値は無視して、きちんと自分の行きたい大学を一つだけ選んで戦略を立てる、これが成功する近道です。
実際、私が入った大学の周りの方々は、ほとんどの方が当大学しか受けていませんでした。
滑り止めを受けるようなこともしていません。
春の段階での偏差値では絶望的な状況であるにも関わらず、皆一つの大学しか受験していません。
当然、勉強もその大学に絞っての勉強なので、相当効率がいいです。
※意外に知られていない事実ですが、各大学ごとに受験の科目は同じでも、出てくる内容は驚くほど異なっていたりします。各大学ごとに求めているものが違うからです。
・優秀な指導者との出会い
とはいえ、根気とテクニックを手に入れるのは非常に難しい。
そこでこの二つを補完してくれるのが、優秀な指導者との出会い、というわけです。
ビリギャルにでてくる、坪田先生はまさにこの優秀な指導者の典型です。
彼の信念を引用します。
「ダメな人間などいません、ダメな指導者がいるだけなのです」
地頭が悪い子などいない。ただ、学習進度が遅れているだけ。
なので、遅れた地点からやり直せば、低偏差値の子でも1〜2年で有名大学、難関大学への合格は可能となる
これ、本当にその通りだと思います。
ドラゴン桜でも同じようなことが言われています。
恐らく教育界では、既に常識となっている事実なんだと思います。
「学力の余裕」という言葉、皆さん聞いたことがあるでしょうか?
中学時代は理解できなかったことでも、高校に上がることにより理解できるようになり、高校時代は理解できなかったことでも、大学に上がることにより理解できるようになる、というものです。
一つ上の高度な学問に触れるだけで、以前は理解できなかった学問が理解できるというものです。
反対に小学校時代は、その余裕が全くないんです。
加えて、個体差がまだ相当激しい年代で、子供によっては勉強のスピードについていけない子もいます。
その為、小学校時代で全くついていけず、のちの勉強にも支障が出てしまい、所謂おちこぼれ状態になってしまう子が出てくるわけです。
しかし、これは学校教育では致し方のないことです。
これを防ぐためには、「学力の余裕」を利用して、中学や高校で、小学校や中学の復習を一から徹底してやる必要があります。
これができていないのが、今の学校教育の残念なところだと思います。
ぜひとも、この辺の改革を行ってほしい。
優秀な指導者はこの辺の指導が本当に上手。
ですから、皆さんも優秀な指導者との出会いを大切にしてください。
どんな街にも一人や二人は必ずいるはずです。
っとまあこんなところですかね。
結局何が言いたいかというと、別に
ビリギャルは奇跡でも何でもないから、騙されるな!
なんてくだらないことを言いたいわけではないです。
要は、物事にはきちんと攻略法があり、その攻略法にのっとるかどうかで結果が大きく変わってくるということを言いたいわけです。
ドラゴン桜の桜木弁護士の名言を引用します。
「なぜ難関大学に挑戦することが大事かというと、日本人は皆挑戦もせずに自分には無理だと決めつけ、勝手にあきらめて、勝手に祭りあげるからだ」
皆さんも、偏差値40!! 奇跡だ! 自分にはできない! と決めつけずに、少し物事の見方を変えて、色んなことに挑戦してみてください。
きっと結果は大きく変わるはず。