差別をなくすために「放送禁止用語」を増やしても、解決にはならない
どんもっす。
放送禁止用語の厳しすぎる現実が👇
「放送禁止用語」とは、テレビやラジオ等のマスメディアで使用が禁止されている言葉のことだが、そもそも法的に禁止されているわけではないので、実際には放送禁止用語というものはない。あくまでメディア側、特にマスコミの自主規制であるため、差別的な言葉、暴力的な言葉、卑猥な言葉などの、いわゆる“不適切な言葉”が放送禁止用語となっているようだ。
ちなみに、放送禁止用語一覧の表はこちらのサイトが詳しいです👇
もうこの問題馬鹿馬鹿しすぎます。
なんで、規制なんかしちゃうのかなー。
クレームなんか無視していればいいのに。
公序良俗に反する言葉や誰が聞いても明らかに差別していると思われる言葉は仕方ないとしても、それ以外の言葉、例えば
「がんばれ」
とかは別にええんでない?って感じ。
他にも、「~屋」とかは駄目って聞くけど、なんで?
軽蔑しているとかなんとか書かれてますけど、誰もそんなこと考えて言ってねーよ!って言いたくなっちゃいますよね。
割と最近、「障害物競走」が障害者を馬鹿にしているもしくは連想させる云々あって、でもそれ以前に「障害者」は差別用語に当たるから使っちゃダメ!ってなってて、もう何が何やら…。
これもう、一周回って「障害物競走」は別にいいって話になりますよね。
だって、「障害者」という言葉を使っちゃダメなんだから、連想しなくなるでしょ。
昔からのイメージを引きずっているという点
で、こういう言葉が攻撃される理由って、昔からのイメージを引きずっている(昔差別的に使われていた)から、なんですけど、明らかに差別として使われていた言葉はともかく、それ以外の言葉は別にいいんじゃないんですかね。
だって、結局新しく言い換えたとして、その言葉が近い将来また言葉狩りに遭う可能性ってありますよね。
例えば、先ほどの「~屋」(例えばラーメン屋は駄目、ラーメン店はOK)だって、何が駄目なのか全然わかりません。
でも、何かよくわかんないけど、馬鹿にしているように聞こえるから、不適切だ!って騒いでいる、物凄く暇な人が世の中にはいるんだって。
へー。
んで、今は「ラーメン店」って呼ばないといけないらしいですけど、将来的に「店」に代わる言葉が出てきたら、この「店」っていう言葉も禁止されかねませんよね。
何回繰り返すんや?
時には言葉が使用されていた背景を教えたり考えるのも大事
クレームがあった言葉の対処法が、とりあえず禁止にするっていうのはアホすぎる。
なんでもかんでも禁止していったら、何も言えなくなります。
そもそもそういう言葉ができた背景を教える方が重要なのでは?
多分、差別的な言葉を聞いて、それが差別用語であるのは大体の人はわかるかもしれませんが、なぜ差別用語として使われているのか、その背景を説明できる人って、多分そうはいません。
特に歴史的な出来事や流れが関わってくると尚更です。
言葉なんて、後から後からできてくるから、片っ端から規制したところでイタチごっこです。
背景や出来事を教えて、そういった言葉が新しくできないように考えたり教える方が重要でしょ。
規制をある程度無視して、面白いコンテンツ作ってほしい
クレームに対しての、メディア側の心情がこちら👇
「あとは“公序良俗に反する”言葉とかですね。この“不適切”の線引きがどこからどこまでかがわからないから、われわれも困るんです。一応、NHKさんが指針として出したガイドライン『NHK新用字用語辞典』や『NHKことばのハンドブック』に“載っていない”言葉や用法が放送禁止用語になるんですが、簡単に言えばクレームがきた言葉=放送禁止用語です。スポンサーのCMイメージがある以上、クレームほど怖いものはない。こちらもおよび腰になるのはしょうがないとも言えるんです」(番組制作会社スタッフ)
スポンサーのCMイメージって…
そもそもTVや新聞なんかの既存メディアって、視聴者の大半が60代以上か、落ち度を見つけては難癖つけて溜飲を下げようとしている暇を持て余している方々。
大半の人間はもう既にネットに移動しています。
クレーマーのいうこと真に受けて、色々禁止して、つまらないコンテンツしか作れなくなって、ただでさえ少ない視聴者を、さらに減らしてどーするよ!って感じ。
ってか、ネット上には色んな情報や言葉がありふれているので、何を今更…ってな感じもしませんか?
TVなんか、言葉以外にも色んな規制が入ってしまって、最近の番組は全然面白くないです。
どこか局一つでいいので、規制とか無視して(公序良俗に反するものは除きます、念のため)番組とか作ってくれませんかね?
それでどの程度視聴率が戻るのか試してほしい。
視聴者もある程度期待していると思いますが。
まあ、クレーマーの声を気にするスポンサーのお達しが怖いからそんなの無理なんでしょうね。
TV業界もそれに付随するスポンサー業界も、上層部にはその程度の輩しかいないのが、今現在の日本。
これらの業界がどれだけ終わっているのか、良くわかります。
20代でこれらの業界に入る日本の若者は大変だ。
結局は発言するときの状況と発言側の意図と受け取る側の問題
発言側が意図して発言すれば、どんな言葉であっても相手を侮辱することも差別することもできますし、受け取る側が卑屈になって受け止めればどんな言葉も差別用語になってしまいます。
んで、結論としては、言葉なんてものはその時の状況と発言する側の意図と受け取る側の問題なんですよね。
だから、差別用語を無くしたところで差別はなくなりはしないから、本質的には何の解決にもなっていない。
とある言葉を、そういうふうに意図して使ってない方々に対して文句言っても、何も変わらないんです。
悲しいですけど、差別そのものはあります。
これはなくせません。
我々人間は平等ではないから。
それでも、他人を差別的な目で見る方々を少しでも減らすにはどうすればいいか、差別を受けてきた方々の気持ちを癒すにはどうすれば良いのか、社会全体で考えることは意味のあることだと私は思います。
そんなこんなを考えた記事でした。