シャア専用ねこのブログ

鳥取の宣伝をメインに、日々の雑感や体験、出来事などをてきとうに記載

投票に行けば住みやすい世の中になるって完全に嘘だよね

どんもっす。

 

大学入試の英語民間試験の活用、揺れ動いてますね…。

各高校や大学が反対、もしくは見直しの意見を出しており、さらに国会で意見する高校生まで現われました!

高校生たちの行動力に拍手!です。

 

で、ようやく重い腰を上げた文部科学省の会見内容がこちら👇

萩生田光一文科相「何もいじらずに予定通りやりますというのも、皆さんも不安だと思うので、限られた時間で努力したい」

 

結局やんのかい!って感じです。

それにしても、大臣の受け答えはさすがですね。

何もいじらずに予定通りやるのも不安だろうから…

って小学生みたいなこと言ってますね。

で、限られた時間で努力したいって言ってますが、努力するだけです。

たぶん、1~2時間くらい考えて、あ~やっぱり良い案浮かばないからそのまま決行で!ってなりそう。

お役人の努力します!っていうのは、イコール何もしませんよ!ってことだということは周知の事実です。

 

 

投票に行けば住みやすい世の中になるって完全に嘘だよね

割と最近参院選があったので、記憶に新しいから記載しておきますが、もはや投票に行って、意見反映させることってなんの意味もないよねってこの件で思いました。

だってそうでしょ?

この件に関しては、関連する教育関係の方々が総出で批判してるんです。

上述しましたが、高校生がわざわざ国会で意見したくらい、滅茶苦茶なことなんです。

でも、文部科学省は態度を変えず、強行しようとしています。

経済格差によって、得られる機会が変わると意見してくれた高校生もいたくらいです。

 

でも文科省曰く

・混乱しないように検討する

・努力する

・差別ができないように検討する

検討と努力ばっかりですね。

この人たちは、検討や努力さえしていたら報われる状況でしか働いたことがないのでしょうか?

 

この人たちがこうまでして強行する理由は、自分たちがいる間に制度を変えたという実績を作りたいからだと思います。

つまり、自分たちのことしか考えてない。

こんな状況で、こんな世界で、投票に行ったからと言って、我々の意見が反映されるとは到底思えません。

…もちろん、それでも投票に行くなという意味ではありません、念のため。

 

 

政治家たちにツケを払わせるべき

で、思った。

もういい加減無能な政治家たちにツケを払わせるべきじゃない?って。

 

割と最近、ネットの記事を見た記事👇

 奈良県新設のバスターミナル 約45億円かけたが利用数は想定の半分以下

 これも県知事だか何かが、何も考えず、何の要望もないのに、作って赤字垂れ流している例です。

誰も望んでないのに、強行してバスターミナル作って、で、利用者数が少なくて赤字。

政治家になったら、意味がまるでなく費用ばかりかかってしまうことをやらないと死んでしまう病にでもかかるんですかね。

 

こういった計画を推し進めるには、事前に予算を計上しないといけません。

年間どれくらいの利用者がいて、どの程度の経済効果的なものがあるかも当然計算されてるわけで。

 

で、上記の文部科学省の件も、この奈良県の件も、一番偉い人にペイできなかった費用払わせたら?って思いました。

特にバスターミナルのほうは赤字がどれだけ出たかはっきりとわかるので、差額を請求しやすいです。

だってそうでしょ?

黒字になると思ったから建設したんでしょ?

それが赤字だったんでしょ?

じゃあ、責任取らなきゃ。

Goサイン出した、一番偉い人。

何らおかしくありません。

一般企業であれば、社長が責任取るようなもんです。

 

割とマジで、これぐらいペナルティ課さないと、無茶苦茶な政策をだすアホ政治家が後を絶たないと思うのは私だけでしょうか?

 

そんなことやりだしたら、誰もなり手がなくなるって?

大丈夫でしょ。

そんなリスクも背負えないような能力の人間に舵とってもらうくらいなら、何もしないで椅子に座っておいてもらった方がましというものです。

というか、一般市民の声に耳をしっかりと傾けていたら、間違うなんてことはあり得ないんですけどね…

 

日本終焉の日がひたひたと近づいています。

 

2019/10/02 追記

予備校関係者らが

高校生を実験台に使うようなことが起こらないよう、制度を完備したうえで実施してほしい

 

と訴えたところ、萩生田文部科学大臣

初年度は精度の向上期間。今後、関係者の間でも協議をし、システムの改善に取り組んでいきたい

と回答したとのこと。

精度の向上期間=実験台ってことですが、そこは政治家らしく上手く誤魔化したつもりでいますね。

誰一人騙されてませんけど。

 

本当、政治家に日本滅ぼされますよ。

 

軽減税率は消費税10%を目論む経済産業省の罠

どんもっす。

 

今年の10月から消費税が10%に上がるわけですが、軽減税率という謎のシステムが導入されることにより、一部日用品などは8%据え置きでいくことになっています。

 

ちなみに、軽減税率とは2019年10月1日から実施される予定の消費増税における経過措置のことです。

今回の消費増税ではほとんどの商品の消費税率を10%に引き上げますが、飲食料品や新聞は例外的に8%に据え置かれます。

 

普段購入する頻度の高い食料品などが8%のままなので、一見すると親切な制度にも見えるんですが、その内情は異常なまでに複雑であり、もはや私は全然理解できていません。

 

詳細は、軽減税率について説明しているサイトに譲るとしまして、一例を紹介します。

・テーマパークなどで店で飲食物を購入して、食べ歩く場合は消費税8%、店が用意したテーブルなどで食べる場合は10%

 

なんじゃそりゃ!って思いません?

こんなもん、テーマパークは管理できるんでしょうか?

皆さん、準備進んでます?

絶対大混乱になりますよね…。

 

私は、8%も10%も大して変わらんし、小銭が減るのは何となく社会的に良さそうな感じもするので、全部10%でいいのでは?と思っていたのですが、周りの意見を聞いてみても、皆さん同じような感じの意見でした。

もうルールがわけわからんすぎるので、全部10%にしてほしい。

とのこと。

もはや軽減された2%よりも、事務手数料や手間暇のほうがはるかにかかりそうですよね。

 

で思った。

これって全て経済産業省の罠なのでは?

財務省かもしれませんし、消費者庁かもしれませんが、大した違いはないのでとりあえず経済産業省で。

 

これだけわけのわからん制度を採り入れて運用していたら、大多数の人が

「いや、もうわけわからんし、わけわかってもクソめんどいから消費税一律10%でええわ…」

ってなるに違いありません。

というか、運用してないにもかかわらず、既に混乱してますし、一律10%にしようとしている店舗もあるぐらいです。

 

となれば、消費税一律10%は、我々国民が望んだということになります。

経済産業省としては、大手を振って、一律10%にあげることができるわけです。

 

いや、君たち国民の総意だから。

文句ないでしょ?

ってな感じで。

 

半年くらい前の経済産業省の某事務室ではこのようなやりとりがなされていたに違いありません。

偉い人「消費税上げないとだけど、国民は反対するだろなぁ」

側近「そうでしょうね」

偉い人「そこで、軽減税率という制度を考えてみた」

側近「といいますと?」

偉い人「消費税が8%と10%の商品を混在させて、世の中を混乱させる」

側近「その程度で混乱しますかね?」

偉い人「いや、テイクアウトで消費税変わったり、食べる場所で変わったりもさせる。宅配ピザは8%だけど、いわゆるケータリングは10%、なのに老人ホームでの飲食提供は8%だったりする。一体資産は8%だったり、10%だったり…。中小の事業は、キャッシュレス化に対応したら期間限定でポイント還元したりしなかったり…企業規模に応じて売り上げ税額の計算特例を作るようなそぶりも見せつつ…」

側近「おお! それなら馬鹿な国民は大混乱ですね」

偉い人「だろ? 考えた俺も、もう既に混乱してるしな。で、わけわからん過ぎて、手間暇かかりすぎて、皆こう考えるはず!」

側近「というと?」

偉い人「もうわけわからんから、一律10%でいいや…ってね」

側近「おお!!!」

偉い人「どう? これなら、貧乏な国民のことをしっかり考えているアピールもできるし、結果的に国民の総意を得て消費税10%に苦も無く上げることができる」

側近「素晴らしいアイデアです!」

偉い人「だろ? しかもこの手法を使えば、15%にも20%にも簡単にできる…」

側近「凄い凄い!」

偉い人「馬鹿な国民を騙すなんて簡単なもんよ」

側近「一生ついていきます!」

 

軽減税率は、所得格差の公平感を出すため、飲食料や日用品などは8%のままという考えです。

これにより、普段の生活で余計な出費はほとんど増えないということを日本国内にアピールしました。

出費が増えるのは、普段から生きる上で余計な出費をしている層だけ、要は生活に余裕のある層から多くいただきますよ~っていうことでした。

でも、経済産業省的には、というか政府的には一律10%に上げたくてたまらないわけです。

でも、上げたら絶対に反感を買ってしまう…

で、考えに考えて、国民が自ら10%に上げたくなるような案を考えた。

それが今回の軽減税率。

 

だと勝手に思ってます。

 

じゃないと、アホすぎでしょ、経済産業省

もしも、この軽減税率を大真面目に導入しているんだとしたら、お役人の知能指数を疑うレベルです。

 

ということで、ほどなくして消費税は一律10%に上がってしまうでしょう。

そして、この手法が毎回取り入れられて、そのうち13%、15%、18%、20%と永遠に上がっていくことでしょう。

日本は超少子超高齢社会ですから。

合掌。

 

もしもるろうに剣心の志々雄が実際に煉獄を購入したら

どんもっす。

るろうに剣心のスピンオフというか、現実だったらこんな感じというのを考えてみました。

 

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越後屋「くっくっく…ぷくくくく…ぐわーっはっはっは!」

部下「どうなされたので?」

越後屋「これが笑わずにいられるかいな。みてみい、この銭」

部下「! ど、どうしたんですか、この大量の札束」

越後屋「相場をなんも知らんド素人が来よってな。カモネギや、カモネギ。これでしばらく運営には困らんでぇ」

部下「騙し取ったので?」

越後屋「騙したとはなんやねん、人聞きの悪い。ワシの提示した金額を疑いもせんとホイホイ払った向こうがアホやっちゅう話や」

部下「といいますと、例の?」

越後屋「せやせや、あの大型甲鉄艦発注した、大たわけもんや」

部下「私、詳細を知らないので、詳しく教えてほしいんですけど」

越後屋「なんちゅうことはあらへん。オリジナルの大型甲鉄艦作ってほしい、いう依頼があったわけやけどな。奇抜すぎて部品から工場から何から何まで0からせなあかん。それを一週間で作れ!言うてきよった」

部下「一週間!」

越後屋「せや。アホ丸出しやろ? 起工から竣工までいうに2~3年はかかるで。工場作るだけでも半年がかりや。一週間じゃあ部品すら届かんで。アマゾンやないっちゅうねん、アホか」

部下「それで引き受けたので?」

越後屋「あったりまえやん。2秒でカモネギ認定したったわ。で、もらうもんもらって、銭すっぱ抜きや」

部下「ファーwww」

越後屋「な? 笑いが止まらんやろ?」

部下「実際の納品はどうされたので?」

越後屋「その辺にある適当な船の外装だけ適当に変えといたわ。で、カルヴァリン砲とか適当につけて、見た目はそれっぽくしといたわ。半分ハリボテやけどな。ワシが段ボールで作ってる場所もあるで。そんな船を疑いもせんともらっていきよった」

部下「ちなみにどういう客でした?」

越後屋「なんや、身体中包帯ぐるぐる巻きのけったいな男とその腰ぎんちゃくやったわ。で、これで明治政府に一泡吹かせるとか、国盗りや!とかイキッとったわ」

部下「あ~最近そういう輩多いですもんね。打倒明治政府とか言ってる痛い奴ら」

越後屋せやねん。何が政府転覆や。笑わしよるわ。お前らは所詮1商人の手の平で踊らされるだけの存在やっちゅーねん。あほらし」

部下「でも、金は持ってたんですよね、そいつら? 案外明治政府を翻弄したりするんじゃないですか?」

越後屋「ないわw。ありえへん。所詮テロ起こそうなんて奴らは明治政府の規模からしたら蠅みたいなもんや。放置しとったらうるさくてしゃーないけどな。」

部下「ということは万に一つも勝ち目はないと」

越後屋「ないわ。0。安西先生も諦めたら試合終了、絶対に勝ちの目はある、言うとったけどあれはあくまで高校生VS高校生の話やろ? これは政府と蠅の戦いや。可能性0。大体からしてあんな船で戦い挑んで勝てるわけないやん。政府の本気砲弾喰らったら一撃で沈みよるわ。なんやったら、手榴弾の2~3発で沈むで」

部下「手榴弾でw そんなに適当に作ったんですか?」

越後屋「ええボディなかったからな。その辺の漁船や。カタログ品でも一週間でボディ作るの無理やしな。見た目はそこそこカッコええで! 職人呼んで外装だけはそれなりにしといたからな」

部下「しかし、適当な作りがバレたら仕返しに来るのでは?」

越後屋「かめへんかめへん、びびんな。あんな船で戦に行ったら、二度と帰ってこれん。断言できるわ。行く前に気付いたとしても、後にはひけんやろ。腰ぎんちゃくの参謀役っぽい奴が色々と手続き進めたからな。自分のミスであんなスカ掴まされたなんて、死んでも言えんやろ。みんなで仲良くオダブツや」

部下「まあ、仮に仕返しに来ても返り討ちにするくらいの兵器がありますもんね」

越後屋「せや。あいつらに渡した兵器の10倍はする兵器を扱っとるからな。なんも怖くないわ。所詮世の中金と情報や」

部下「www。 それにしてもあくどいですね」

越後屋「人聞きの悪い。あんなわけわからん連中から金をむしり取って、経済を回す。何も悪いことやないで。ああいう輩は何に使うかわからんからな。下手したらもっとやばい地下組織とかに金が回るで」

部下「なるほど~。勉強になりました」

 

 

~~一方そのころ~~

ほーじ(ええ!? うっそ! 手榴弾で戦艦煉獄が沈んだよ? 夢なら覚めてくれ…ってか、やっぱりあいつらクソみてーな船売りやがったな…おかしいと思ったんだよな、戦艦が1週間でできるわけねーだろ。それをアホししおがイキッて一週間で作れ!とか言うから… 絶対無理だと思ったけど、部下として恥かかせるわけにはいかねーから、のっかったけど。 は~…ほんと上司がアホだと苦労するわ…)

ししお(うっわ、煉獄めっちゃ沈んでるやん。ドン引きなんですけど。やっぱ、偽物だったんだな、あれ。おかしいと思ったんだよ。戦艦が1週間でできるわけねーだろ。 最初の交渉の時に、めっちゃ急いでる感出すために、かましたのがまずかったな。でも、ほーじものってきたし… え?マジで一週間でできるの?って内心思ってたのに、ほーじのアホがあれよあれよと手続き進めちゃうから… は~…ほんと部下がアホだと苦労するわ…)

ほーじ(っつーか、これ、俺のせいじゃないよね? アホししおのせいだよね? アホししおがあんなこと言いださなかったら、こんなことにはなってないよね?)

ししお(っつーか、これ、俺のせいじゃないよね? アホほーじのせいだよね? アホほーじが手続き進めなかったら、こんなことにはなってないよね?)

ほーじ(別に責任取らされるのは構わないんだが… 無能扱いされるのだけはやだな)

ししお(別に責任取るのは構わないんだが… 無能扱いされるのだけはやだな)

ほーじ&ししお(よっし! 煉獄に非はなく、敵が凄かったことにして、適当にごまかそう)

 

ほーじ「苦心して作った煉獄が、あんなバラガキにぃ! おのれ、おのれぃ!」

ししお「(ええ! やっぱそうなの? あいつらが凄かったの? 煉獄は悪くないの? ここはのっとこう) あいつ一人じゃねぇ… 抜刀斎の読みと斎藤の判断…そしてこの俺の隙が最大の原因だ!(さりげなく自分のせいにして、いやそんなことないっすよ!っていう展開を狙いつつ…)」

ほーじ「(そーだそーだ! てめえのせいだぞ、このクソボケが! 反省しろや! 大体根拠のねえ自信ばっかつけやがって…)」

ししお「(あれ? のってこねえ… 普通、そんなことないっすよ!ってフォローするくね? なにコイツ黙ってんの? 舐めてんの?)」

ほーじ「………」

ししお「………」

 

 

 ~~戦い終わって~~

ほーじ「あーあ。何の希望も見出せんかったら死んでみたけど…って、げえっ! あ、あれ、アホししおじゃね?」

ゆみ「ほーら、少し待てばほーじも来るっていったでしょ」

ししお「ふふ、ああ。(いや、ほんとこのアマ、何言ってくれちゃってんの! 地獄でのんびり過ごそうと思ってたのに! まーた何かやらないといけない雰囲気になっちゃったじゃん!)」

ほーじ「(やっべ! 地獄でのんびりしようと思ってたのに! アホししおのことだから、閻魔相手に地獄の国盗りだ!とかわけわからんこと言い出すぞ、きっと!)」

ししお「ほーじ!(あー、どうしよ。ぜってー言いたくねえ。超のんびりしてえ) 閻魔相手に地獄の国盗りだ!(自分で言ってて意味が分かんねぇ…)」

ほーじ「(やっぱりね… なんだよ、閻魔相手に地獄の国盗りって… 心底アホやな、この人)」

ゆみ「宇水も今度は本当の仲間にしてあげましょうよ」

ししお「(いやいや、ほんっと、何言っちゃてんの、この人。あんな奴入れてたら、なおさらのんびりできねーだろが。ほんと、女は気楽でいいよな)そうだな。考えておくか(今はこれが言えるぎりぎりの精一杯)。 どうした、ほーじ。なにぐずぐずしてる」

ほーじ「(いや、行きたくねーんだよ。空気読めよ。そんなんだから負けるんだよ、馬鹿が! ここで断ったら、日和ったと思われるだろうな…それだけはやだな…仕方ねえ)ハッ! 只今」

ししお「抜刀斎との戦いは時代が俺を恐れて奴に力を貸したが、ここには悪人しかいえねェからな。今度はそうはいかねえぜ。(やっべ! 自分でもマジで何が言いたいのか分かんなくなってきた。仕方ねえ、笑ってごまかせ!) ハッーハハハハハハッ!!(しまった! なんかめっちゃ不自然な感じの笑い方に!)」

ほーじ「(いよいよわけわからんこと言い出したよ、この人… しかも今、笑い方おかしくなかった?)」

ししお「…」

ほーじ「…」

 

終わり

 

 

 

 

店員やってて、それってどうなの?と思うお客

どんもっす。

 

以前、私は分かっているコンビニ店員、わかってないコンビニ店員という記事を書きました👇

分かっているコンビニ店員、わかってないコンビニ店員、そして鳥取初のセブンイレブン - シャア専用ねこのブログ

 

今度は店舗側に立って、それってどうなの?と思ってしまうお客様、嬉しいお客様について書きます(店舗はコンビニだったり、一般的なスーパーだったりします)。

 

 

それってどうなの?と思ってしまうお客様

・前の人がまだレジ台に商品を乗せただけなのに、横からひょいっと商品を乗せてくる客。

これはねー、別に横入りしようとしているわけではないみたいなんですよ。

ただただ、物をもって並ぶのがダルイというだけの人。

前の人と年齢が近い場合、夫婦かな?と思ってしまい、会計一緒にしてしまいそうになるので、やめていただきたい。

老人特有の行動です。

 

・家族や夫婦で会計を別にしてくる客

これも混んでなければ別にいいんですけどねー。

混んでるときにはやめていただきたい。

というか、夫婦で会計別って悲しすぎません?

財布も一緒にできない夫婦が、人生一緒にできるんでしょうか?

 

・買うものが決まってないのに、物をレジ台に乗せてくる客

一つ乗せては商品探して、一つ乗せては商品探して…

もうゆっくり選んできてはいかがでしょうか?

ちなみに、商品をレジ台に乗っけても、それはレジの予約でも何でもありません。

こっちは先にレジを済ませそうな人を優先します。

あしからず。

 

・ポイントカードを精算後に出してくる客

こっちはカードを持っているかどうかしっかり聞いて、なおかつ

「ああ、いい、いい」

と言われたことを確認して、精算したにもかかわらず、最後の最後で

「あ、あったわ」

とか言いながらポイントカードを出してくるのはやめていただきたい。

またレジ打ち直すこっちの身にもなってほしい。

というかポイントついてもせいぜい2~3ポイントなのであきらめていただきたい。

 

・同じく精算後に小銭があったといってくる客

いや、今の今まで財布確認してなかったやん。

こっちがレシートと、お釣り渡してから、確認してるやん。最初から確認すればいいやん。

もうあきらめて、大量の小銭を受け取っていただきたい。

 

・こっちが目を離したすきに、さりげなく台に商品を追加している客

これはねー…

何か一言言ってくれればいいんですけど…

合計〇点で〇〇〇円です!ってこっちが言いますよね?

で、袋とかを出すために下向いた瞬間に商品足してるんですよ、これが。

ぱっと見で違和感に気づいて、商品数数えたら、やっぱり合わない…。

いや、向こうも別にどさくさに紛れて商品増やそうという気はないのは伝わってきますが…

何か一言いっていただきたい。

 

・発する言葉が単語のみの客

こういう人たちは幼稚園でまともな教育を受けてこなかったのでしょうか?

「先生、お茶」

「先生はお茶ではありません」

ってやりとり、されませんでした?

まあまだね、商品名とか支払う方法(カードとか、WAONとか)を言ってくれるお客様は大丈夫です。

が、

「おい」

などとぶっきらぼうに言ってくるお客様。

いや、わかんねーから。

それでは伝わりません。

普段よほど奇跡的なコミュニケーションの取り方をしているのでしょうか…。

今の世の中、電子マネーもクレジットも多種多様で、どの支払いとか明確に言っていただかないとわからないんですよ、これが…

ので、ぜひとも店員と最低限のコミュニケーションをとっていただきたい。

 

・集団でくる客

別に集団で来ること自体は構いません。

最悪なのが子供と大人の組み合わせ…。

どこかの野球チームとか…

皆でわいわいやる分には構わないのですが、買うものを決めて、並んでいただきたい。

子供が商品持ってきて、ん?並んでる?と見せかけて、親元に走ったり、親が商品レジ台に乗っけてきたかと思いきや、

「これはいらないでしょ!」

とかいって、また戻ったり、挙句の果てにはレジを通して、精算済ませて、子供が

「やっぱりいらない」

とか言い出して、返品を要求してくる集団。

一旦落ち着こう!

落ち着いて対処しましょう。

レジは逃げません。

子供のしつけをしっかりしてから、挑みましょう。

 

・物凄い体臭の客

これも老人に多いですね。

特にたばこを吸われる方。

鼻が曲がりそうな悪臭を放ってます。

悪臭にはくしゅー!!

 

・精算後も、レジの前でもたもたしている客

これ最近滅茶苦茶増えている気がします。

後ろに別のお客様が並んでいても気にならず、レジの上で小銭入れ替えたり、財布をバッグにしまおうとする客。

占有時間にして10~20秒くらいですが、待ってる方はかなりストレスになります。

ほんのちょっと横によけるか、レジから離れればいいだけなのに、ずっとレジを占有している客。

ちょっと気づかいがなさすぎではないでしょうか。

 

 

以下、普段なら構わんけど、繫忙期にはやめてほしいこと

・子供一人一人に買うものもたせて、「ほら、出して!」とレジ前で言うお客様。

これ流行ってるんですかね? 最近やたらと遭遇するのですが…

私が子供のころは、親がカゴに入れて、ひとまとめで出してましたけど…

子供がずっと持ってて、レジ通し忘れる時があるんですよ、これが…

 

・家族内で会計を別々にするお客

これも子連れのお客様に多い。

一人一人会計済ませようとするんですよ…。

いや、まとめて払って、あとでレシート見て分けてくれと言いたい。

めっちゃ後ろ並んでるの、見えないのかな?

 

嬉しいお客様

・意思疎通ができるお客様 

特に「はーい、ありがとー」って言って下さるお客様には涙が出そうになります。

・何人で来てても、会計をまとめてくださるお客様

・支払いをカードや電子マネーで分かりやすく言ってくださるお客様

 

こんな感じですかねー。

 

 

客側が断絶される

最近、コンビニでもスーパーでも可能な限りレジを無人にしようという試みがなされています。

 

で、無人化した場合、高齢者がそのシステムについていけるかどうかが問題になるわけですが、大多数の高齢者はついていけないでしょう。

今現在、セルフレジを使用しているのは大半が50代以下で、60代以上の多くはいまだに有人のレジに並んでいます。

曰く、「やり方がわからないし、ミスしたくないから」

とのこと。

 

ふむ。

今後完全無人の店舗が増えていくわけですが、そうすると無人化の店舗には高齢者が足を運ぶのはハードルが高いということです。

高齢者の中には、店員と無駄話をするためにやってきているみたいな人もいるわけで、時間を持て余している高齢者にとって、無人レジを利用するメリットは一つもないわけです。

でも、お金を持っていて、消費してくれるのは高齢者なわけで…

 

なので、今後実店舗は

無人化…主に若者向け。高回転、低コストで薄利多売を目指す。

有人店舗…主に高齢者向け。回転率は悪いし、コストもかかるが、客単価高め。

 

っていう風に戦略的に分かれていくと思われます。

 

高齢者ばかりが来る店舗には、たぶん若者や家族連れは足を運ばなくなると思います。

だって、滅茶苦茶ストレスたまりますもん。

 

今後各業界がどちらの層をターゲットにしていくのか見ものです。

 

若者の投票数が高齢者を上回ることができるのか

どんもっす。

 

芸人のたかまつななさんが「若者よ、選挙に行くな」という動画を上げたことが話題になっているみたいですね。

 

タイトルとは裏腹に、選挙に行かなければ老人が得することをアピールし、危機感や反骨心をあおることで、逆に若者の目を選挙に向けという素晴らしい動画。

 

ふむ。

とはいえ、得票数が全てを決める選挙において、人数の少ない若者が不利なのは事実。

これ、投票率総務省などで年代別で出してくれているのですが、そもそも人口の差によって、どのくらい若者が不利なのかを記載したサイトはどこにもありません(たりめーだ)。

ということで、どのくらい若者が不利なのか調べて、数値化してみました👇

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日本の年代別人口、投票数、投票率

(データはH29年のものを参照:総務省|国政選挙の年代別投票率の推移について

統計局ホームページ/人口推計/人口推計(平成29年10月1日現在)‐全国:年齢(各歳),男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級),男女別人口‐

単なる数字なので見にくいかもしれませんが、見やすい方がいい人は、勝手に棒グラフとか作ってください。

 

人口について、60代よりも40代の方が多いのは意外かも知れませんが、40代は団塊ジュニア世代なので、数が多いです。

また、団塊の世代は70代に既にかかっているのと、死亡により数が減っています。

 

現在、20代の投票率は30%代で、その投票数はたったの420万票。

大して、60代は72%の投票率で、その投票数はおよそ1270万票で、20代の3倍近い票を持っています。

30代でさえ、総得票数は670万であり、60代の半分程度です。

こりゃー若者に良い世の中になるわけがありません。

 

 

実際問題、若者は投票数で勝てるのか?

ここからは上の表を元に、計算してみます。

なお、簡単に考えるため、細かいことは考えません。

とりあえず、投票数で考えるとします。

また、若者の投票数が多い=若者寄りの政治になり、高齢者の投票数が多い=高齢者寄りの政治になると簡単に考えます。

投票率がもたらす影響やどの政党に入れるのか、などといった細かいことは考えません。

数字も大体の数字で表します。

 

では、上の表をもうちょっと年代別に分けます。

即ち、若者VS中年VS高齢者の構図になるように年代を

・18~30代を若者…就職して社会人になる、結婚して子供を産む年代であり、子どもの年齢もまだ義務教育である年代

・40~50代を中年…子育てが一段落しているが、子どもが大学生の年齢であり、家のローン、退職金、年金が気になり始める年齢であり、最もお金が必要な年代。

・60代以上を高齢者…その多くが仕事を引退しており、基本的に年金+貯金で生活している家庭が多い年代

に分けて、それぞれの年代の投票数を考えてみます。

そうすると、

・若者世代…人口3000万人、投票数1200万

・中年世代…人口3460万人、投票数1940万

・高齢世代…人口4300万人、投票数2810万

となり、圧倒的に高齢者が強いことが分かります。

現段階で、60歳以下と60歳以上でほぼ互角の票数です。

 

では、高齢者の票数が変わらないものとして、若者が投票数で勝つには、若者の投票率は現時点で何%にすればよいのか?

計算した結果…

 

94.0%!!!(どどんっ!)

 

高いわ!!!

 

いや~これは高い!

ってかほぼ不可能な数字じゃん。

アメリカ大統領選挙より余裕で高いです。

 

なお、60代の投票率はそのままで、70代以上の投票率が68%まで上がった場合、若者の投票率が100%に達したとしても投票数では勝てません。

上記94%という数字も、諸々の理由で投票に行けない若者が10%ぐらいはいるだろうから、実質達成不可能な数字です。

なんだ、選挙行っても若者勝てないじゃん!

※実際には投票率を上げることには意味があるので、良い子のみんなは選挙に行きましょう。

もちろん、私も行きますよ~。

 

まあでも、実際に若者の投票率が90%超えてきたら、結局高齢者も危機を感じて選挙により行くようになるだろうから、結果は変わらないでしょう。

但し、政治家が、もっと真面目に政治に取り組むようになり、今よりもいい世の中になることは確実です。

それは断言できます。

 

 

高齢者が言うな!!

で、まあ選挙に勝てないのは仕方がないです。

若者の投票率が低いのも事実ですし。

 

でもね…

それを高齢者が言うな!と言いたい。

この国を、今現在の現状を作ったのは、今の60代以上であり、そのツケは子孫に払わせようとしている、高齢者が言うな!と言いたい。

何かと言うと、今の若者は~とか文句を言い、困ったときは適当に持ち上げ、若者に期待している!なんて美辞麗句を並べ立てて、若者から搾取しているあなたたちにいう権利は一切ない。

これ、政治だけではなくて、世間全般に言えることです。

 

私は、色んな職場で働かない50代60代をたくさん見てきました。

働かないのに、それ相応の立場であることを利用して、高い給料をもらっている50代60代をたくさん見てきました。

その人たちは、既得権益を利用して、若者を働かせて、若者から金を搾り取ってます。

 

私は仕事上、どうすればより会社が発展するか、どうすればより地域が発展するかといった内容の相談をされることがあります。

これ、働いてない50代60代が聞いてきたら、まともに取り合いません。

心の中で、

「お前たちが聞くな。お前たちが聞くことだけは許さない」

と思っています。

だって、そうでしょ?

風邪のウイルスが

「どうやったら風邪を無くすことができますかね?」

って聞いているようなもんです。

あなたたちが聞いてはいけません。

 

さて、色々と長くなりましたが、この辺で。

若者の皆さん、選挙に行って、若者の投票率を上げましょう!

 

 

2019/07/23 追記 

NHKスクランブル化に対して、石田総務相が「NHKスクランブル化は放送制度を崩しかねない」と発言して、スクランブル化には否定的な模様。

 

じゃあ、選挙するなよ。

選挙して、その一票が国を変える!みたいな夢を与えるなよ。

 

今回の参院選で、NHKから国民を守る党議席を獲得したことにより、国民がNHKスクランブル化に賛成であることは明白です。

もちろん、議席を獲得しただけでは国民の総意とまではいきませんが、それでもスクランブル化を願う声が選挙の票として実現した形。

そもそも、スクランブル化して困るのはNHKとそこに天下る政治家ぐらいで、国民は全然困らない。

というかむしろ得する人が多い。

 

ニュースのコメント欄も、スクランブル化を推奨する声こそあれど、スクランブル化反対!なんていう声は一つもありません。

 

これで、スクランブル化が承認されないのであれば、何のための選挙?

ふざけるのもいい加減にしろ!と言いたい。

これでは、若者が選挙に行っても何も変わらないと思っても仕方がありません。

 

裸の王様の悪意 本当は「賢い」アンデルセン童話

どんもっす。

 

昔話シリーズその⑨

 

裸の王様が賢かったら、たぶんこんな感じ

 

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ある国に、新しい服が大好きな、おしゃれな王様がいました。

 

ある日、城下町に二人組の男が、仕立て屋という触れ込みでやってきました。

彼らは、馬鹿な人間の目には見えない、不思議な布地をつくることができました。

噂を聞いた王様は2人をお城に召し出して、大喜びで大金を払い、彼らに新しい衣装を注文しました。

 

仕立て屋「王様、完成しました。馬鹿には見えない、大変綺麗な衣装でございます。ご覧ください、この素晴らしい出来栄えを!」

王様「原理は?」

仕立て屋「はい?」

王様「いや、だから原理は?」

仕立て屋「え…えーと… 原理と申しますと?」

王様「だから、見えない原理を聞いておるのじゃよ」

仕立て屋「これは、馬鹿には見えない素材でできています。ですから、馬鹿には見えない次第でして…」

王様「いやいや、馬鹿には見えない、というのはわかった。その原理よ、ワシが聞きたいのは」

仕立て屋「と申されますと…」

 

王様「よいかな? そなたらも知っての通り、物が見える原理というのは、物がそこにあるから、などというアバウトな説明では到底解決されんのじゃ。とある物体に光が当たり、その反射した光を、生物の目が感じ取ることによって、初めて物体があると認識できる(物体が見える)わけじゃ。すなわち、可視光線の反射じゃよ、反射。それが、全く見えないときている。少なくともワシの目には見えん。大臣はどうじゃ?」

大臣「左様でございますな。 私の目にも全く見えません」

仕立て屋「であれば、恐れ多いですが、王様と大臣が馬鹿だというだけの話では…」

王様「ふむ。それは問題ない。馬鹿には見えない服であり、ワシと大臣は見えない。すなわちワシと大臣は馬鹿であるということじゃ。しっかりと証明できておる。何の矛盾も問題もない。問題は、馬鹿だとなぜ見えないのか?ということじゃ。それはどういう原理じゃ? 馬鹿には感知できない波長の光ということか?」

仕立て屋「え、え? 波長? 光?」

 

王様「いやいや、専門用語で説明されて構わん。ワシも大臣も、馬鹿ではあるが、それなりの物理学や生物学を専攻しておる。のう、大臣よ?」

大臣「左様でございますな。 手前みそではございますが」

仕立て屋「せ、専門用語?」

王様「例えば、じゃ。カラスと人間では見える光の波長が異なる。したがって、カラスは人間よりも多くの色を見分けることができる。」

仕立て屋「は、はあ…」

 

王様「おぬしらは、馬鹿には感知できず、賢者には感知できる波長の光を反射する素材で服を作ったと見える。どうじゃ?」

仕立て屋「お、仰る通りでございます」

王様「ほほう。やはりのう。これは、材料の素晴らしさにのみ目が行きがちじゃが、生物学を網羅していなければ、できないことじゃ、のう大臣?」

大臣「左様でございますな。馬鹿と賢者で感知できる光の波長が異なることを生物学的に突きとめ、しかる後にその条件を満たした素材を使用して、服を作らねばなりませんから」

王様「いや、誠にあっぱれ! 世が世なら、ノーベル賞間違いなしじゃ! しかも生物学と物理学同時受賞! ものすごい功績よ!」

仕立て屋「あ、あの~…」

 

王様「早速学会で発表するがよい! それとも、もうされたのかな?」

仕立て屋「い、いや… 学会とかで発表するつもりは…」

王様「なぜじゃ? ワシはそなたらに、100代先まで遊んで暮らせる金を与えることはできる。しかし、名誉を授けることはできん。学会で発表すれば、そなたらの名前は1000年先まで語り継がれるであろう」

仕立て屋「い、いやですね、あの…その… そういう名誉とか地位とかは全然興味がなくて…」

王様「なんと! これほどの大発明&大発見をしておきながら、地位も名誉もいらぬと申すか! いや、誠にあっぱれ! 大臣よ、ワシらも見習いたいものよのう」

大臣「左様でございますな。私がこのような発見&発明をしてしまったら、動悸が止まらず、そのままショック死するかもしれません」

王様「ワシも死ぬ自信がある。いや、今もう既に興奮で死にそうじゃ」

仕立て屋「いやいやいやいや、死んではいけません。で、では、わ、我々はこのへんで…」

 

王様「何を言っておる。その着心地を試させい!」

仕立て屋「ええ! 着るんですか!」

王様「おうとも! 着ずにはおられん」

仕立て屋「で、では、失礼して…」

 

ー王様試着中ー

 

仕立て屋「いかがでございましょう?」

王様「ふうむ。全く着ている感じがせん。そもそも肌触りを全く感じない。これはどういう原理じゃ?」

仕立て屋「あ、見えない素材でできておりまして… そのー…肌ざわりとかも…」

王様「いやいや、遠慮しないで説明してくれて構わん。それなりの専門用語その他使って説明してくれぬか」

仕立て屋「ですから、王様には見えない素材ですから… 触っている感触もないのではないのかと…」

王様「これは異なことを申すのう。見えないことと触れないことは全くもって違う理じゃ、のう大臣よ?」

大臣「左様でございますな」

仕立て屋「あ、あの…その…」

 

王様「よいかな? 例えばガラスじゃ。ガラスは透明じゃ。しかし触れることはできるじゃろ? 物理的に存在するからじゃ。すなわち、見えない=触れないということは成り立たん。もっとも、ガラスは見えるといえば見えるがのう」

仕立て屋「は、はあ…」

王様「推測するに、そなたらは、馬鹿では触れても感じない素材で作ったと見える。どうじゃ?」

仕立て屋「あ、そそ、その通りでございます」

王様「ほほう。やはりのう。これは材料の素晴らしさにのみ目が行きがちじゃが、生物学を網羅していなければ、できないことじゃ、のう大臣?」

大臣「左様でございますな。馬鹿と賢者で感知できる物質のセンサー限界を生物学的に突きとめ、しかる後にその条件を満たした素材を使用して、なんやかんやで服を作らねばなりませんから」

王様「それにしても見事よのう。重さを全く感じないし、着ている感じも全くしない。そもそも寒い。まるで着ていないかのようじゃのう」

仕立て屋「お、お褒めにあずかり光栄でございます」

 

王様「ところで、大臣の分はないのかな?」

仕立て屋「お、恐れながら、もも、もう一着用意させていただいてございます」

大臣「では僭越ながら…ほほう、これはお見事! 確かに何の着心地もないですな。そして寒い。本当に何も着ていないかのような錯覚でございます」

王様「いや、誠にあっぱれ! 世が世なら、ノーベル賞間違いなしじゃ! ものすごい功績よ!」

仕立て屋「あ、あの~…」

王様「早速論文で発表するがよい! それとも、もうされたのかな?」

仕立て屋「い、いや… 論文とかで発表するつもりは…」

王様「なんと! これほどの大発明&大発見をしておきながら、地位も名誉もいらぬと申すか! いや、誠にあっぱれ! 大臣よ、ワシらも見習いたいものよのう」

大臣「左様でございますな。私がこのような発見&発明をしてしまったら、動悸が止まらず、そのままショック死する自信があります」

王様「ワシも死ぬ自信がある。いや、今もう既に寒さで死にそうじゃ」

仕立て屋「そ、それでは我々はこれで…」

 

王様「待てい!」

仕立て屋「(びくぅ!)な、なんでしょう?」

王様「何をこそこそ帰ろうとしておるのじゃ? 褒美を取らせてしんぜよう」

仕立て屋「あ、ああ。ありがとうございます!」

王様「大臣よ、彼らに100代先まで遊んで暮らせる財宝を授けい!」

大臣「御意!」

仕立て屋「あ、い、いえ、そんなには…」

王様「なぜじゃ? 少々の財宝では、ワシの気が済まん。ちょっと重いが、頑張って持って帰ってくれい!」

仕立て屋「は、はい」

王様「そうそう、この衣装はそなたらに返そう。これを着て帰るがよい。これはそなたらのような賢者にこそふさわしい服じゃ!」

大臣「では、私めの衣装もお返しいたしまして…これで二人分ちょうどですな」

仕立て屋「い、いえ、結構でございます…」

王様「なぜじゃ? 遠慮はいらんぞい」

仕立て屋「あ、いえ…その… そ、そうですよ! これを我々が着て帰ったら、王様たちの分がなくなります。そうなると、献上した意味が… 財宝もいただいたことですし…」

王様「いやいや、見えない、触れないワシらが持っておっても、それは宝の持ち腐れじゃ。それに財宝のことは気にせんでもよい。それはそなたらの発明に敬意を表して授けたものじゃ。この衣装との対価として渡したものではない。遠慮はいらんぞい」

仕立て屋「そ、そうは申されましても…」

王様「どうした? 何か都合の悪いことでもあるというのか?」

仕立て屋「い、いえ、そういうわけでは…」

王様「決まりじゃ! 早速この場で着替えるがよい!」

仕立て屋「ええっ!!!」

 

ー仕立て屋着替え中ー

 

王様「ほほう。ものの見事に着こなすものよ」

仕立て屋「え? 王様…見えないはずでは?」

王様「うむ、全く見えん。しかし、着こなしているのはわかる。いや、あっぱれ!」

仕立て屋「わ、我々はこの辺で…」

王様「待てい!」

仕立て屋「(びくぅ!)ま、まだ何か?」

王様「そのまま返しては、この国の恥じゃ! 盛大なパレードで持って帰そうぞ!」

仕立て屋「い、いやいやいや、そそ、そんな恐れ多い!」

王様「なに、遠慮するには及ばん! 大臣、早速仕立て屋凱旋パレードの準備じゃ!」

大臣「御意」

 

ー仕立て屋パレード中ー

 

民A「世紀の発明家、仕立て屋コンビ、バンザーイ!」

民B「ありがとぉぉぉ! ありがとぉぉぉ! 仕立て屋、思い出ありがとぉぉぉ!」

仕立て屋「あ、あわあわあわ…」

王様「うむうむ。民よ! 写真も遠慮なく撮るがよい! そして、インスタとかフェイスブックとかにあげまくるがよい!」

民「うおおおおおおお!!!」

仕立て屋「えええ! お、王様それは困ります…」

王様「なぜじゃ? どっちみちワシが着て公開する予定じゃった。それがそなたらが着ているだけ。何の不都合もあるまい」

仕立て屋「い、いえ、我々は…その… SNSとかに顔だしNGなので…」

王様「それは有名人の宿命というものじゃ。そなたらは遅かれ早かれ、世界中に名前が知れ渡る。であれば、今のうちに写真を撮らせてくれてもよかろう」

仕立て屋「い、いや…それはそうかもしれませんけど…」

王様「心配しなくとも、そなたらに何かあれば、こっちで全力で守ってやるわい。そもそもそなたらに与えた財宝で、100代先まで遊んで暮らせるしのう」

仕立て屋「は、はあ…」

 

ー子供登場ー

子供「あれれ~? おかしいよ~? このおじちゃんたち、裸だよ~」

王様「ほっほっほ。坊や、これは馬鹿には見えない衣装なのじゃ。したがって、坊やは馬鹿ということになる。このバーカ!」

大臣「馬鹿でございます、坊や」

仕立て屋「そ、そんなストレートに…」

子供「うわーん! ぐれてやる!」

王様「馬鹿なガキは始末に負えないものよ」

大臣「全くでございますな」

 

ー国境付近にてー

仕立て屋「こ、このへんでもう結構でございます」

王様「そうじゃな。名残惜しいが、この辺でお別れじゃ」

仕立て屋「そ、それでは色々とありがとうございました」

王様「待てい!」

仕立て屋「(びくぅ!)ま、まだ何か?」

王様「おぬしら、財宝をたんまり持っておる。道中不安じゃろ? そこで我が国の精鋭中の精鋭、グランとリオンを護衛につけよう」

仕立て屋「い、いやいやいやいや! 結構でございます」

王様「なぜじゃ? この辺は山賊に海賊に空賊がうようよおる。それだけの財宝を抱えておいては、良いカモじゃ。それとも、何か不都合でも?」

仕立て屋「い、いえいえ、滅相もございません!」

王様「よし、決まった! グランとリオン、護衛につけい! くれぐれも粗相のないようにな!」

グランとリオン「ははっ!!!」

王様「それではの。達者でな。また我が国の近くを通ることがあれば、ぜひとも立ち寄ってくれい」

大臣「首を長くしてお待ちしております。」

仕立て屋「あ、ああ… は、はいいぃ…」

 

ー数日後ー

王様「して、奴らはどうなった?」

大臣「死体で見つかってございます」

王様「死因は?」

大臣「凍死でございます」

王様「財宝は?」

大臣「グランとリオンが回収済みでございます」

王様「ふむ。概ねこっちの思惑通りじゃの」

大臣「左様でございますな」

王様「グランとリオンは良くやったようじゃの」

大臣「はい。彼らが服を着そうになったら、あの手この手で妨害したようです」

王様「よかよかうむ。それにしても…ぷーくっくっくっくっくっくっく! ぐわーっはっはっはっはっはっは!」

大臣「ふふふ。そんなに面白かったので?」

王様「これが笑わずにおれるか! あいつらの困り果てた顔、覚えておるか?」

大臣「しっかり写真に収めてございます」

王様「おお! さすがは大臣! それにしても…くくく…ぐわーっはっはっはっはっはっは!!」

大臣「傑作な連中でございましたな」

王様「そもそも、あの程度の知識でワシを騙そうなどと考えるのがお門違いじゃ! ここの国境は、今の季節は吹雪が吹き荒れる。そんな環境を裸で、クソ重たい財宝を引きずりながら歩き通して、挙句の果てに凍死じゃぞ! ぐわーっはっはっはっはっはっは!!!!」

大臣「ちなみに、死体の写真はグランとリオンが撮ってございます」

王様「おお! 早く見せんか! ほー、折り重なるようになっとるのう」

大臣「グランとリオンの報告によると、二人で肌を寄せ合って、暖めあっていたとか」

王様「くっくっく! 最期はぜひ見たかったがのう! 早々に罪を認めれば、許してやらんでもなかったのじゃが…」

大臣「これは、意地の悪いことを… アイアンメイデンと迷っておられましたでしょうに」

王様「おう! そうじゃそうじゃ! せっかくアイアンメイデンを買ったから、使わねばのう。宝の持ち腐れじゃ。次はどんな奴らがターゲットじゃ?」

大臣「そうですな。この者たちはいかがでしょうか」

王様「ほほう。面白そうじゃのう。早速連れてまいれ!」

大臣「御意」

 

こうして、王宮の一日は過ぎていくのであった。

 

大学入学共通テストで民間試験活用はありえない

どんもっす。

 

2020年度から、大学入試センター試験に代わって始まる大学入学共通テストの英語の民間資格検定試験において、TOEICが撤退の意思を表しました。

国内で、英検についで2番目に受験者が多いTOEICが撤退の意思表示をしたことで、大学なども慎重にならざるを得ないでしょう。

おそらく文部科学省TOEICをかなりあてにしていたはずで、マジ?ってな感じでしょう。

 

ちなみに、文部科学省が認定した残りの7つの試験がこちら👇

ケンブリッジ英語検定実用英語技能検定(英検)、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFLiBT

英検とTOEFLE以外は聞いたこともないんですけど…

文部科学省は癒着してんのか?

 

当然のごとく、これらの試験はそれぞれ内容が異なるため、著しく公平性を欠きます。

TOEICが撤退するのも当然の話。

文部科学省にはアホしかおらんのか。

 

で、全国に82校ある国立大のうち北海道大、東北大、京都工芸繊維大は、公平性に問題があるなどとして活用しないことを決めています。

私、これを最初に見たときは、この3大学に拍手を送ったくらいです。

 

当然です。

こんな公平性に欠く内容で、受験に加えて良い訳がありません。

受験とは、この日本に残されたただ一つの公平であり、その公平性を損なおうとしている文部科学省はアホ以外の何者でもありません。

 

で、残りの79の国立大学は利用するのか…とがっかりしていたところ、東京大学

 

 「民間試験の活用は、地域や経済的な格差によって受験機会が左右されるなどの課題が残る」  

として、成績提出を必須としないことを明らかにしました!

さすがは東大ですね。

これにより、他の大学も動き始めるでしょう。

で、東京大学の動きと前後して、全国の大学も方針変更を検討したり、もう既に変更していたりするようです。

 

良かった。

日本の教育はまだ終わってなかった。

文部科学省はアホなので置いといて、各大学は本当に毅然とした態度で、自分たちの独自の試験を課せばいいのだと思います。

今の大学の二次試験は、本当に良く練られた問題ばかりであり、公平性も担保されている素晴らしい試験であると私は思っています。

民間の試験に頼る必要なんて一切ありません。

 

ちなみに、英語のテストに詳しい京都工芸繊維大の羽藤由美教授は 

「懸念が残ったままなのに民間試験を合否判定に使うのは、入試の実施主体として無責任だ。円滑に運営できることが確実になってから制度を導入すべきで、受験生を実験台にしてはならない」と批判している 

とのこと。

いや、本当に素晴らしい言葉です。

文部科学省のアホどもは、全員爪の垢を煎じて飲んでください。

 

上記大学を除く、国立大学82校のうち、13校は受験機会の均等が保障されていないことや英語の不得意な受験生に門戸を閉ざさないことを考慮して、「中学卒業程度」を出願資格とすることを決めたとか。

これもまあまあ、ありがたい措置ですよね。

割とマジで、理数が得意な生徒の中には、全然英語ができない人がいます。

そんな人たちが、上述した民間試験で高得点が取れるとは到底思えません。

私の知り合いにも、理数だけなら東大レベルだけど、英語ができないからレベルを落として受験した人がいるくらいです。

これって、相当もったいないと思いませんか?

 

他のまだ方針を検討中の大学もすぐに、民間試験を活用しない方向にかじを取るべきです。

特に、偏差値や立地が近い大学同士で、一方の大学が活用せず、もう一方の大学が活用する場合、活用しない大学に生徒が殺到して、活用する大学は著しく受験者数を減らすことが予想されます。

 

というか、国際的に活躍する人材育成=英語ができる人っていう考え方がもう既に時代の流れにそぐわないと思っているのですが、私だけ?

別に英語が不要といっているわけではありませんが、高校卒業、大学入試レベルの読み書きができれば、特段苦労はしません。

私も英語の論文読んだり書いたり、海外の学会で発表したりしましたけど、何とかやれました。

 

そもそも日本人が英語が苦手な理由は、必要ないから、であって、海外で活躍したい!って思った人だけが、留学するなりして、高レベルな英語能力を取得すればいいのだと思います。

日常会話程度なら、それこそアプリが解決してくれる世の中ですし…。

 

今後は小学校の高学年から、英語教育を施すみたいですけど、マジでやめといた方が良いと思います。

それよりも、国語と算数をしっかりやった方が全然将来の日本のためになると思います。

今の小学生たちは、驚くほど国語が苦手です。

自国語さえままならない子たちに、他国の言語を教えて身に付くわけがありません。

 

文部科学省のアホどもは、もっと現実を見るべきだと思います。