「感情的にならない本」の感想 思考を変えて行動力もアップ
どんもっす。
以前の職場を退職したときに、「感情的にならない本」をプレゼントしていただきました👇
私は自他共に認める感情的になりやすい人間でして…
1500Wの電子レンジの異名をとったこともあります(すぐ熱くなる)。
んで、ようやく読み終わったのですが、結構勉強というか為になったのでご紹介しておきます。
著者の和田秀樹さんは、東京大学の医学部を卒業して、現在は精神科医になられています。
他の代表的な著作には、「人は人、自分は自分」、「感情トレーニング」などがあります。
和田秀樹さんのHPはこちら👇
和田秀樹のヒデキワダ・ドットコム [hidekiwada.com]
この本の構成は以下の通り。
プロローグ 感情の「シンプルな法則」
第1章 人には「感情的になるパターン」がある
第2章 「感情コンディション」を整える
第3章 「曖昧さに耐える」思考法
第4章 「パニックに陥らない」技術
第5章 「いつでも気軽に動く」技術
第6章 「小さなことでクヨクヨしない」技術
エピローグ あなたが笑うとホッとする人
以下、特に私が為になると思った部分を列挙します。
押されれば、押し返そうとするのが「感情」
要は、こっちが感情的になって挑んでしまっては向こうも感情的になってくるから、落ち着いて、引くことも覚えようという話。
これ、理屈ではわかるんですけどねー。
本能では中々上手くいきません(笑)。
この「一歩引くスキル」が上手い人を私は尊敬してます。
嫌味なことを言われた時なんかも軽くいなせる人。
私は「スルースキル」と呼んでます。
交渉事なんかも本当に上手く進めてますし。
結局、こういうところで人の器って決まってくるような気がします。
私も見習わなければなりません。
基本は動くこと、まず行動から変えていく
行動することは本当に大事です。
結果が劇的に変わります。
私は、動く前に結構色々考えるタイプで、できない理由を探す名人みたいな人間でした。
そんな私からすると、何はともあれまずは動いてみる、って考えの人は本当にエネルギーに溢れていて、面白い人生送ってるなぁって羨ましかったものです。
そういう人達と触れ合って、刺激を受けるうちに私も「まずは動く」タイプに徐々にシフトしている気がします。
動くって、ほんと大事!
動かないことには、何も始まりませんからね。
感情を悪化させる「should思考」
「〇〇でなければならない」とか、「〇〇すべきだ」という考えのことを「should思考」といい、感情的になっているときはしばしばこういう思考状態に陥っているのだとか。
日本って社会体質的に失敗を許さない風潮が非常に強いですよね。
あるいはそう刷り込まれている気がします。
私も、自分自身は割と適当な人間なのですが、周りの目があるからこの「should思考」から長らく抜け出せませんでした。
仕事にしろ、常に100%を目指していましたが、最近は60~80%くらいでやってます。
というのも、80⇒100%にするのって、仕事でもなんでも労力が非常に必要で、時間もかかるんですよね。
でも、その割には見返りは少ないことが多いです。
コストパフォーマンスが悪いという奴でしょうか。
一方で、0⇒60~80%にするのって実は結構簡単。
前例があるような仕事だったら尚更。
とりあえず動けば、進むプロジェクトなんて幾らでもあります。
で、大体の物事や仕事は自分が思っている60~80%達成されていれば、OKだったりします。
自分にとっての100%は誰も求めてないんですね。
でも、多くの人は「100%でなければならない」っていう「should思考」に陥ってます。
それが、時間と労力が非常にかかってしまうのにも関わらず。
この辺は、本書で説明されている「曖昧さ耐性」(白黒はっきりつけずにグレーゾーンを認める思考)を個々人だけでなく、社会全体でもっと持ってもいいのではないかと思います。
「こんなとき彼(彼女)ならどうするか」と考える
自分にない長所を持った方と付き合うのって、良い経験になりますよね。
私は本当に考えすぎるタイプなので、何はなくともとりあえず飲みに行こうぜ!って言ってくれる友達がいたのは非常に有難いことでした。
そういった人たちと付き合っていく中で、私自身も「ま、今日のところは飲んで忘れるか!」っといった対応ができるようになったのは大分前向きな変化をすることができたなぁと自分でも思っています。
さらに、予期せぬ出来事や悩み考える壁にぶつかったときなどは私も良く、「あの人ならどうするだろう」とか「あの人ならこんな時、感情的にならないだろうな」と思うようになりました。
人生の見本になるような人と付き合うのって、自分の人生において非常に大事です。
つまらないシミュレーションをするクセがついていないか
私、完全に当てはまります。
良くつまらないシミュレーションをしては、一人で悩んで暗い気持ちになってます。
その分、対応力は割とましなんですが、どう考えても事前に思い悩んでいる時間を考えると割にあいません。
「考えても始まらない」ことは考えない
この通りですね。
もっともっと身軽に、柔軟に動くために、応えはその時その時考えて動きたいものです。
クヨクヨしてもしなくても、結果は同じ
これも分かってはいるんですが、中々できないですね。
クヨクヨしてるのって一番良くない感情です。
ホント、クヨクヨ思い悩んだところで結果は変わらないのに、どうしてクヨクヨするんでしょうね。
人間って本当に不思議です。
と、全てを紹介することはできませんが、概ねこんな感じです。
どんな自己啓発本であれ、記載されていることを丸々できれば、相当な能力アップが見込めます。
あるいは楽しい人生が送れる。
他の自己啓発本にも共通して言えることですが、書かれてあることをいくつも実践するのは非常に難しい。
なので、自分の手の届く範囲にこの本を置いて、感情的になったときに何度も読み直して、感情的にならないように前向き思考を手に入れたいと思います。
感情的になりやすい方の手元に置いてほしい一冊です。