別れた“元カノ”の家で「ポケモンGO」を起動してしまったため、GPS(位置情報)機能により現恋人に所在地の情報がばれてしまい、浮気していることが発覚してしまったそうだ。
この事件に関しては、アホというかなんというか…。
彼女は彼女で結構怖い。
彼氏のGPS信号をチェックしていたってことですから、かなり嫉妬深い性格なんでしょう。
もしくは、彼氏が普段から信頼おけないか。
いずれにしろ、彼氏が元カノの家にいたなんてGPSだけではわからないでしょう。
女性の執念恐るべし!ってところです。
身バレ系の典型ですな。
・ポケモン探しをしていた少女が死体を発見
アメリカのワイオミング州在住の少女は、近隣の川のほとりで「ポケモンGO」をプレイししていたところ、なんと川の水面に浮かんでいる成人男性の死体を発見したそうだ。
ありましたねー。
ポケモン見つけるつもりがリアル死体なのは、ショックも大きそう。
これからは、誰も来ないだろう…と思ってその辺にうかうか死体を捨てていけませんね。
・亡き弟のお墓に、弟が大好きだったピカチュウが出現
アメリカ在住の21歳のRobin Reigersさんは、ある日幼くして亡くなった弟の墓前で「ポケモンGO」をプレイしてみると、弟のお墓でピカチュウを発見。亡き弟が1番大好きだったキャラクターがピカチュウであったため、Robinさんは涙を流して感動し、家族とともに大変喜んだそうだ。
これはほほえましいというか、いいお話しです。
でもまあ、ピカチュウなんてそんなに珍しくもないし、まあありそうな話ではあります。
これがゴースやカラカラだったら怖いもんがあるけど。
・「ポケモンGO」に熱中していた男性2人が崖から転落
米カリフォルニア州サンディエゴ近郊では、「ポケモンGO」に熱中していた若い男性2人が崖から転落する事故が起きた。2人は立ち入り禁止の表示があるフェンスの中に入り、スマホ片手にポケモン探しをしていたところ、崖下へ誤って転落したが、命に別状はなく救助され病院へ運ばれたとされる。
事故系の典型的な例。
もー、アホとしか言いようがありません。
そんなんでケガすんなよ。
ポケモンGO最大の罪
上記紹介したように、ポケモンGOは色んな事件を引き起こしています。
ポケモンGOがなければ恐らくは起きていなかったであろう事件から、ポケモンGO関係なくね?と思われるものまでさまざま。
そんなポケモンGOにおいて、私が考える最大の罪は、
AR(拡張現実)のゲームとして大きく失敗したこと
です。
確かに、ポケモンGOは圧倒的に流行りました。
社会現象にまでなりました。
しかし、その熱が冷めるのはとてつもなく早かった。
過去に流行ったゲームの中ではぶっちぎりでしょう。
なぜか?
全然面白くないから
です。
ポケモンGOは、
・無料でダウンロードできる
・AR(拡張現実)のゲームである
・ポケモンというブランドを使用している
・リリース前のマーケティング
という点で、ダウンロード数が爆発的に伸びました。
ですがこのゲーム、仮にダウンロードに1000円払っていたとすれば、不平不満の声が各地から続出したでしょう。
そういう声が上がらないのは、無料だからです。
面白かったから、ではありません。
これだけ前評判とリリース後の人気と実態の伴わなさが合わさったゲームは過去にもないでしょう。
とにもかくにも、ゲームとして全然面白くない。
これに尽きます。
あまりにも面白くなさ過ぎて、つまらんという回答しか出てこない。
物凄くワクワクしながらプレイしたのに、面白くないことこの上ない。
今の時代に、これをゲームと呼ぶのは詐欺以外の何物でもない。
我々が求めたAR(拡張現実)のゲームとはこの程度のものだったのか…。
大体、
リアル世界でポケモンが捕まえられるなんて凄い!
とか
新宿の街並みにコラッタが現れるなんて超クール!
という意見をネットで見ますけど、いやいや、それ単なる電子データですからね?
電子データを、現実世界を背景にして出現させているだけですからね?
これに驚いたり、感動したりしている人たちは何なんだろ?
カーナビとか使ったことないのかな?
で、プレイしてみて思った感想は、AR(拡張現実)は所詮現実を拡張したものであり現実には絶対に勝てない、ということです。
ポケモンをリアル世界で捕まえるよりも、昆虫をリアル世界で捕まえる方が絶対に楽しい。
誓って言えます。
面白くない理由を上げますと、
・ストーリー性が全くない
・ゲームの目的がポケモンを集めるだけ
・AR以外の画像がしょぼすぎる(実際の背景にポケモンの画像が映り込むだけ)
・ゲーム性がほとんど皆無
・暇つぶしなどにちょろっとできない(ゲームをやることを目的としてプレイしないといけない)
大体、スマホのゲームなんて暇つぶしにやるもんでしょう。
電車での移動時間とか、ちょっとした待ち時間などに。
ポケモンGOは、暇つぶしにゲームをするのではなく、ゲームを楽しむ為にゲームをしないといけません。
それなのにゲームとして全く面白くない。
設定からして破綻しています。
もちろん無料なので、運営側自体の努力などについては特に文句はありません。
ただ、ARのゲームとして失敗したのは見逃せません。
今回、ポケモンGOをプレイした多くのユーザーがAR(拡張現実)のゲームに落胆したことでしょう。
ARの代表格として出てきて、かつてないほどのユーザーがプレイしたにもかかわらず、その連中をARの世界に引き込むことができなかった。
それもこれも、全てはナイアンティックという海外の企業がソフト開発を行っているからでしょう。
ろくにゲームの説明もなければ、任天堂はほとんどブランドを貸しただけ。
今は亡き、岩田社長がこのゲームをプレイしたらなんと言っただろう…。
対して、今現在伸びている分野があります。
そう、VR(仮想現実)です。
ARとVRをどこまで区別するか、という点においては賛否両論ありそうですが、ゲームとしてのARとVRでは大きな違いがあります。
ARは現実世界をベースにしているのに対して、VRはあくまでゲームの中がベースである点です。
ARもVRもコンテンツはこれから充実していくところでしょうが、ゲームに関してはVRが断然有利と言わざるを得ない状況です。
日本の誇るカプコンが、シリーズであるバイオハザード7でVRを実装してます。
プレプレイが体験できるのですが、これがもう滅茶苦茶怖い。
尋常じゃないレベルの怖さです。
久々に、バイオハザードが原点回帰したと言えます。
また、秋葉原で行われたVR体験イベントでは、予想をはるかに上回る人たちが押し寄せました。
まあ、秋葉原なので、VRで何を体験しようとしているかは推して知るべし、ですが…
VRのゲームはこれから順次リリースされていきますが、そのクオリティは半端ではありません。
日本の企業がソフト開発を行っているからです。
こういう分野では、日本の右に出る国はないと私は思っています。
ゲームの可能性を広げてくれたVR、対して大きく水を開けられたAR…。
ポケモンGOはARの今後の可能性を我々に提示できるものではありませんでした。
このゲームをプレイして、今後のARのゲームが明るいものだと感じた人はほとんどいないでしょう。
そういう意味で、ポケモンGOは非常に罪深い。
あれだけ社会現象にもなったし。
というわけで、今後ARのゲームを出していくには相当度胸と技量がいるでしょう。
少なくとも、ゲームに関してはARよりもVRの方に投資した方が断然成功しやすいと私は思います。