シャア専用ねこのブログ

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真の親孝行とは親よりも… 親が死ぬまでにしたい55のことを読んで 

どんもっす。

 

皆さん、親が死ぬまでにしたいことありますか?

 私はあります。

そのうちの半分はできたと思っています。

しかし、残りの半分はまだ未達です。

 

仮に、今現在皆さんの親が60歳と仮定すると、

平均寿命からすれば、

父親 残り寿命 18年

母親 残り寿命 28年

です。

健康寿命はマイナス10年で計算してください。

 

ここは、平均20年としましょう。

そうすると、

20年(親の残された寿命)×7日間(1年間に会う日数)×8時間(一日で一緒にいる時間)=1120時間

そう、我々が親と一緒に過ごして、楽しく談笑したり思い出を作ったりできる日数は、1120時間=47日間!!しかないんです(相当多めに見積もっています)。

 

なんでこんなこと記載しているかと言いますと、私の父親も病に倒れ、明日をも知れない命となったからです。

※ちなみに危機を脱して、今はピンピンしています。

 

私は今回の件で改めて、人の命は有限でないことを思い知らされました。

そして、年老いた人ほどそれが顕著であると体感できました。

 

皆さんにとって、自分よりも年配の方で最も大切な人…

それは大多数の方にとってはご自分のご両親に当たるのではないでしょうか。

 

以前に書籍の「親が死ぬまでにしたい55のこと」「親が死ぬまでにしたい55のこと 涙」を読んだことがあったのですが、今回改めて読み直して、ぜひ皆さんにもやってほしいと思ったことがあったので、ここでご紹介したいと思います。

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家族揃って記念写真を撮る

意外に忘れられがちなのが、これ。

私の家族も、総出で写っている写真がありません。

大体誰かが欠けています(写し手)。

 

お袋曰く、

「家が火事で焼け落ちても、家族写真のデータだけ持って逃げることができればそれで満足」

とのこと。

さすがに家が焼け落ちたらショックでかいとは思いますが、それでも思い出の詰まった写真を持って逃げられれば、思い起こすことができるので満足とのこと。

これはわかる気がします。

写真や動画って思い出を振り返るのには最適ですからね。

でも、家族全員が写っている写真は意外に少ないのではないでしょうか。

そんなご家庭には、ぜひともご家族全員が写っている写真をもっととることをお勧めします。

 

 

親のビデオを撮っておく

これも、写真と相まって最重要です。

結局、人間って死んでしまえばそれまで。

でも、動画に取っておけばいつでもその人間の人となりを思い出すことができます。

もちろん、生きている側の一方通行ですが、それでも意味はあります。

親も動画残してもらうと、絶対に嬉しいはず。

今の時代、子どもの動画を残している方は相当数いると思うのですが、ご両親の動画を持っていらっしゃる方は意外に少ないはずです。

これを機にとってみてはいかがでしょうか。

 

 

親とメールをする

手っ取り早くて、親の満足度も高いのがこれ。

これには本当にビックリ。

親とメールのやりとりするだけで、親が凄い喜んでくれるんです!

 

昔は、携帯電話のひらがな⇒カタカナ変換さえできなかった親が、デコメ(古い?)を使いこなしたときは拍手ものでした。

今から思えば、私たち子供を相手にメールのやりとりしたかったのかなー、と。

当時は、

「なんでメールできんの?(笑)」

とちゃかしてましたが、悪いことをしたと思ってます。

 

 

親に残された時間を考える

いきなりリアルな話ですが…

でも、最重要です。

私の親父は、

「いつまでも あると思うな 親と金」

と口をすっぱくして言ってました。

金はともかく、寿命はまだまだ大丈夫だろーと思ってましたが、まさか親父があんな風になるとは…

皆さんも、ご両親がいつまでも健在と思わないほうがいいですよ。

 

「孝行したいときに親はなし」

昔の人は、ほんっと、良いこと言います。

 

 

親をおんぶしてあげる

親の体重次第では出来ない方もいるかもしれませんが(笑)

でも、親は皆さんが思っているほど体重重くないです。

 

「戯れに 母を背負いて そのあまり 軽きに泣きて 三歩歩まず」

石川啄木の有名な短歌です。

意味については、読んだままです。

 

皆さんが思っている以上に、両親は我々を必死に育ててくれています。

その苦労がたたって、ご両親は思いのほかに軽い体になっているってことですね。

皆さんも、一度親をおんぶしてみてください。

親の体重の重い軽いに関わらず、3歩…とは言いませんが、10歩も歩めないです。

色んな想いが錯綜して。

断言できます。

 

 

用事がなくても親に電話してみる

親に定期的に電話することが当たり前になれば、オレオレ詐欺とかもっと減ると思うんですけどね。

ああいう類の詐欺は、ある種最近の家庭のあり方に波紋を投げかけていると私は思ってます。

 

私も、両親がそういう詐欺にあった場合、詐欺側を恨むよりも、両親の衰弱と、何よりも自分の不甲斐なさを嘆くでしょう。

常日頃から連絡取りあっていれば、両親が騙されるはずはありませんからね。

 

 

親より長生きする

色々とグダグダと書きましたが、最終的にはこれに尽きます。

逆に言えば、親よりも先に死ぬのは親不孝以外の何物でもありません。

自殺なんてもっての外です。

 

親よりも長生きすれば、それが何よりも親孝行になるんです。

ご両親も、それを願っているはず。

 

漫画のシチュエーションで、良くある

「親の命と自分の命、どちらかを差し出せ」(良くあるか?)

みたいな状況に陥ったとき、私は親の命を差し出します。

それを親が望むから。

親は子を犠牲にしてまで長生きしようとは決して思わないから。

私が親の立場になったとしても、同じく子が自分の命を優先してほしいと思います。

それくらい、親の愛情は深いです。

 

そして、その親の愛情に気づくのは、大半の方が皮肉にも親が無くなってからです。

親がまだ健在の方々は、幸運です。

幾らでも親孝行できます。

明日からでも。

今日今すぐにでも。

 

皆さん、親孝行しましょう。