なぜ旅立つ勇者への餞別がしょぼいのか?
どんもっす。
RPGあるある、旅立つ勇者への選別があまりにもしょぼすぎる。
王様は
「行け、勇者よ!!」
とかなんとか言ってくれますが、その餞別はひのきの棒と100ゴールド(ゲーム内のお金の単位)といったように、非常にお粗末なもの。
いくら何でもひのきの棒はねーだろ、ひのきの棒は。
その辺に転がっている単なる木の棒ですからね。
銅の剣と銅の鎧くらいくれてもいーんではあるまいか。
ということで、なぜ王様からの勇者への選別がしょぼいのか?
ネット上でも度々論争が起きているこのテーマについて、ちょっとまとめてみました。
そもそも勇者がいっぱいいる説
冷静に考えてみれば当然で、勇者(もしくは勇者を目指している者)が一人でないと駄目と決まっているわけではありませんし、一人しかいないという表記がゲーム中にあるわけでもありません。
ゲーム中には特別表示されませんが、実は勇者(もしくは候補)が滅茶苦茶いて、我々プレーヤーはあくまでその中の一人を操作しているに過ぎないという説。
この場合、仮に勇者志望者が1万人いるとし、1人につき10000Gずつ配ったら1億Gゴールド。
国家の財政が簡単に破たんしてしまいます。
なので、あまりにも勇者志望者が多いので、1人当たりの額を極限まで抑えているという説。
中々説得力があります。
確かに、魔王を倒せるのかどうかもわからん有象無象共にいきなり大金あげる訳には行かないですからね。
勇者にニートになられると困る説
いきなり良い装備と大金を積んでしまうと、それだけで一生暮らせてしまう恐れがあり勇者のモチベーションをそいでしまうのではないかという説。
上記の勇者いっぱいいる説とも被りますが、確かにどこの馬の骨ともわからん奴らにいきなり良い装備と大金積むのは勇気が要ります。
ってか、勇者として立候補する側は非常に楽ですよね。
とりあえず魔王倒します!って適当なこと言うだけで良い装備と大金もらえるのだとしたら。
勇者の暴挙に大量の税金がいる説
基本的に、勇者は街中の民家への不法侵入や、壺やタンス、宝箱をあさることを許されています(ほんとか?)。
ときには投げて壊すこともありますが、咎められることはありません。
なんてったって勇者ですから。
で、勇者に荒らされた家庭への家財道具等の補填へ滅茶苦茶税金がいる説。
結構面白い説ですね。
中間搾取説
実は王様は物凄い額の路銀と非常に良い装備を用意しているが、王様⇒大臣⇒側近⇒兵士長⇒兵士⇒…と命令を出していくうちに、どんどん搾取されていって最終的に勇者の手元にはほとんどロクなものが残ってない説。
何ちゅう酷い設定や。
魔王公共事業説
そもそも王様は魔王を倒すつもりはなく(もちろん倒しても良い)、勇者を旅立たせてモンスターを狩り、宿屋や武器屋などにお金が落ちればよいとする説。
勇者に大量にモンスターを狩ってもらう必要がある&何度も武具を買い替えてもらう必要があるので、最初から強い武具を用意できないというもの。
最初から強すぎたら、勇者が物品購入しないから経済が活性化しませんからね。
露払いに多大な金がかかる説
勇者の旅には、なぜか魔王の城に近づけば近づくほど敵が強くなります。
冒険スタート時は非常に弱いモンスターばかり。
これはかなりおかしい。
これは、その時点での勇者が勝てないモンスターがいた場合、兵士たちが先回りして倒しているという説。
少しでも快適に旅をしていただこうという兵士たちの涙ぐましい努力のおかげで、勇者は安全に旅ができるという訳ですが、その露払いに滅茶苦茶お金がかかるというもの。
ってか、お前らが魔王倒せよ。
そういえば、魔王の城にほど近い最後の方の街はその周辺にいる糞強いモンスターになぜ襲われないのか?という疑問もありますが、これは実は襲われているんです。
何度も。
ただ、最後の方の街に住んでいる村人は、実は滅茶苦茶強いので、少々強いモンスターが襲ってきても撃退できてしまうんです。
クワや鎌一本で強敵に挑む村人の姿は圧巻です。
んでは、今日はこの辺で。