どんもっす。
前の記事では登山との出会い方について記載しました。
今回は、登山するときの装備について説明したいと思います。
私が長年登山をしていて、登山時に持って行ってほしいと思った装備表がこちら👇
(作成byシャア専用ねこ)
全部が全部必須アイテムではありません。
が、携行必須にしている◎の道具については、可能な限り毎回持って行ってください。
通常の日帰り登山(もしくは軽登山)では、
・雨具
・ヘッドランプ
・救急用具
を持っていかない方が多いかと思いますが決してかさばるものではなく、この3つを足しても重量は1kg行かないと思いますので、是非とも携行していただきたい道具です。
登山装備の三種の神器
登山の装備は非常に多く、テント泊で縦走するとなると上記道具に加えて、寝袋やサーモマット、コッフェルといった様々な装備を持って行かないといけません。
また、良い装備を買いだすと、お金がいくらあっても足りません。
ですので、これから登山を始める方、何にお金をかけたら良いのか分からない方に対して、まず最初にお金をかけるべき三種の神器について説明します。
登山における三種の神器とは、
・登山靴
・ザック
・雨具
の3つのことです。
この3つについては特に序列はないと思いますが、強いて言うなら雨具が最も重要です。
なぜなら、登山靴、ザックなどについては代用が効かない訳ではないですが、雨具は代用が効かないからです。
最もお金をかけるべき装備:雨具
登山において最も重要かつお金をかけるべき装備を一つだけ挙げろ、と言われたら私は迷わず雨具(カッパ)をあげます。
なぜなら、雨具は雨、風から身を守るのはもちろん、防寒具としても力を発揮するからです。
極論、良い雨具を持っていたら防寒具はワンランク下のものでも構いません。
お金をかけるべき装備について悩んでいる方は、まずは良いカッパを購入してください。
その際の選択のポイントは
・上下セパレートタイプのもの ⇒ ポンチョタイプはお話になりません
・ゴアテックス必須 ⇒ 防水透湿性素材のことです
・目立つ色のもの ⇒ 遭難時に旗替わりになります
・フード付き ⇒ 説明不要
・ズボンの裾がジッパータイプのもの ⇒ 靴を履いてても着脱が容易です
・通気用の窓があるもの ⇒ 内部のムレを防ぎます
これらの項目を満たしているもおり、自分が登ろうと考えている山のレベルを考慮した上で、予算が許す限り良いものを買いましょう。
専門店に行けば店員が懇切丁寧に教えてくれるので、迷ったら店員に聞きましょう。
雨具だけは妥協しては絶対に駄目です。
最近の雨具はウインドブレーカーとしても非常に優秀ですので、最後の最後、自分の身を寒さから守ってくれます(最後の防寒具とも言われている)。
山ではとにかく体温を下げないことが重要だからです。
登山靴ももちろん良いものを
昨今は、1000m以下の山や途中までロープウェーなどで登れる山(高尾山とかね)ではスニーカーやハイヒールで登る方も増えました。
自己責任の世界なので、そのことについてとやかく言うつもりはありませんが、安全に歩きたい、ケガをしたくないのであれば良い登山靴を購入しましょう。
登山靴の構造は
・ハイカット ⇒ 足首を保護(捻挫を防ぐ)
・ソールが厚い ⇒ 足のダメージを防ぐ
・つま先部分が固い ⇒ つま先の保護
・ゴアテックス ⇒ 防水透湿性素材
となっており、整備されていない道を歩くのに適しています。
但し、その分重量も重くなってしまい、筋力のない人にとっては足が動かなくなる原因にもなります。
最近は軽登山用のローカットの登山靴も多く出ていますが、一長一短です。
自分が登る山のレベルに合わせて、靴を選びましょう。
登山靴で注意が必要なのはそのサイズです。
決して足にぴったりのサイズのものを選んではいけません。
通常選んでいる靴のサイズよりも、0.5~1.0cm程度大きいものを選びましょう。
理由は、ぴったりの大きさを履いてしまうと、下りの際につま先が靴先に当たってしまい、爪が剥がれたりする恐れがあるからです。
つま先を靴の先部分に合わせたときに、かかと部分に指が1本入るくらいの隙間がある場合が望ましいです。
靴を履く場合は、かかとをしっかりと合わせて、甲部分と足首付近でしっかりと靴ひもで固定して、靴の中で足が遊ばないように固定しましょう。
但し、強く結びすぎると血の巡りが悪くなるため、十分に注意しましょう。
専門店に行けば、靴を履いた状態で坂道(に模した道)を登り降りさせてくれるところもあります。
必ず下りを試して、つま先が靴の先に当たらないか確認しましょう。
登りの時に、足が靴内で遊んでかかとがすれるのもNGです。
試し履きは店員に相談して、必ず行いましょう。
ザックも利便性の高いものを
手ぶらで登る人も見かけますが、やはり最低限食料と飲料水は持っていきたいところです。
大きさも登山の日程に応じて変えていきましょう。
・日帰り or 軽登山 ⇒ 15~30L程度
・1 or 2泊小屋どまり ⇒ 40~60L程度
・2泊以上、テント泊 ⇒ 70L以上
が目安だと思います。
ザックカバーも当然ザックに合わせてサイズを変える必要があります。
登山用ザックは
・収納場所が豊富 ⇒ 装備を状況に応じて取り出せる
・ベルトが多い ⇒ 肩や腰など様々な部分で固定でき、体にフィットさせることができる
・背中部分のクッションが厚い ⇒ 背負った時のダメージ緩和
となっており、通常のリュックサックやショルダーバッグなどと比較しても、非常に便利なものになっているので、購入をお勧めします。
大きさについては、背負ってみて、各ベルトを絞ってみて体にフィットするものを選びましょう。
あまりにも大きいサイズだと、体にフィットせず行動時に背中で暴れることになります。
ここからは余談ですが、登山ザックについては大は小を兼ねるのか?という疑問について。
基本、大きければ大きいほど収納場所も多く、用途に優れます。
但し、大きいと当然重いし、かさばります。
日帰り登山で75Lなんて背負っていたら、邪魔で仕方ないです。
が。
が、ですよ。
ザックとザックカバーが大きかったら、簡易ツェルト(野宿用の雨風よけシート)の代用が効きます。
雨具を着て、寝袋に入り、足部分をザックに丸ごと入れて、頭からザックカバーを被る。
これで相当の雨風と寒さを凌げます。
これは小さいザックやザックカバーだとできないです(足が入らない)。
山で宿泊する予定があったり、後々テント泊で縦走したいと考えている方は思い切ってワンサイズ大きいザックを買うのもありです。
これら三種の神器については、よくよく考えて購入してください。
装備表に記載した他の装備については、また後日記載します。
登山との出会い方についてはこちら👇
syaa-sennnyou-neko.hatenablog.com