シャア専用ねこのブログ

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高畑裕太氏の事件から、我が子の犯罪を未然に防ぐ方法を考えた

どんもっす。

 

高畑淳子さんの息子さんである高畑裕太氏が強姦未遂で逮捕された事件、色々考えさせられます。

もう成人したいい大人なので、親が責任を負う義務があるのかどうかに関しては賛否両論あるかもしれませんが、法的な義務があろうとなかろうとまともな親であれば必然的に責任を感じるでしょう。

例えいくつになっても自分の子どもが犯罪を犯したら、大多数の親は心を痛めるに違いありませんし、その時点で既に罰を受けているとも言えます。

当然周りからのバッシングや非難の目もあるから、今までの何もなかった時よりも断然生きていくのが息苦しくなると思われます。

なので、親が責任を負うかどうかというのはあまり重要ではないような気もします。

我関せずみたいな親がいたら、それはそれで別の話でしょうし。

 

私がこの事件で最も考えさせられたのはそこではなく、こういう犯罪を未然に防ぐにはどうしたら良かったのか?ということです。

 

犯罪を犯す人のタイプは大まかに分けて二つ

①まさかあの人が…と誰が聞いても意外なタイプ

②普段から何をしでかすかわからないタイプ

 

このうち、①のタイプはもうどうしようもありません。

止めようがない。

事件聞いて、マジか!ってビックリするくらいしかできません。

 

問題は②のタイプ。

今回の高畑裕太氏も、親からすれば

「人の心がわからない子」

と評されていたとか。

また、真偽のほどは定かではありませんが、芸能界でも割と嫌われてしまうタイプの人間だったとか。

 

この、所謂犯罪予備軍ともいえる方々の悪行を未然に防ぐにはどうしたらいいのか?

 

このタイプにも大まかに分けて、

1.普段からしょうもない事件をいくつも起こしていて、必然的に目を付けられているタイプ

2.いきなりドカンととんでもない事件を起こすタイプ

とがいて、1.のタイプはまだマシ。

もちろん犯罪犯すのは駄目ですが、2.に比べるとまだ何とかなります。

大体素行が悪くて普段から悪いことやってるやつは小さいことで警察沙汰に何度もなってマークされてたりするので、案外大きなことはやりません。

 

問題は、いきなりとんでもない事件を起こすタイプ。

つまり、普段から人とちょっとずれていたり、人の気持ちがわからんような言動とっているけど、でも周りに迷惑をかけているわけではないし…っていうタイプがいきなり大事件を起こすことを防ぐにはどうすればいいか?ということを考えるのが重要なのではないかと私は思っているわけです。

例は悪いですが、高畑裕太の事件も植松聖の事件もこれに該当するのではないかと。

 

これ、解がありそうでなさそう。

 

事件が起きた後に、責任問題云々を議論するのは凄い簡単なんですよ。

だってもう被害者が出てるから。

議論がどう転ぼうが、加害者側が責任をとる(あるいは罪に服す)のは当然です。

前述したように、責任問題がなくても加害者側の今までの生活は壊れてしまうので、責任取っているようなものです。

贖罪とでもいうんですかね。

 

私が問題にしているのは、事件が起きる前の責任問題の話。

 

例えば、本当に例えばですが、こいつ何しでかすかわからんな…ってのが事前にわかっている場合、施設に入れるだとか、子どもと一緒に無理心中するとか…

要は物理的に束縛(もしくは死亡)することによって犯罪をできなくする、っていうことは無理ではないんです。

無理ではない。

でも、現実的にそんな行動とれる人、何人いるよ?って話。

 

何が言いたいかというと、事件が起きるのを未然に防ぐことはできないわけではないんです。

ですが、人権問題や社会通念などによってそれを実行するのは容易ではない。

物理的には可能であっても、社会的にはそれが許されるわけではないってことです。

 

仮に、「ひょっとしたら犯罪犯すかもしれない、何考えてるかわからんわが子」を収容する施設だったり、合法的にこの世から消す方法があった場合、皆さんはどうします?

 

犯罪犯すかどうかわからんのに、施設で拘束したり一緒に心中するなんて馬鹿げているっていう考え方がほとんどだと思います。

つまり、結果論ですが、子どもが犯罪犯すのを親は指をくわえて見ていることしかできない訳です。

 

今回の高畑淳子さんの会見を見て、多くの若者たちが子供を持つことに恐怖を覚えたとか。

そりゃーそうですよ。

犯罪者になるのを止める術ないんですから。

 

一つの解というわけではありませんが、「マイノリティリポート」っていう映画を皆さんご存知ですか?

トムクルーズが主演の。

15年位前の作品かな。

科学技術が発達して、犯罪を犯す前に事前に犯人を捕まえる仕組みが出来上がった、って奴です。

当時、未来での自分の行動のせいで今現在の自分が捕まるなんて馬鹿げていると思ったものですが、あれはあれでアリだなと思う今日この頃です。

 

あの映画は完全に未来予知だったので現実世界ではいくら科学が発展してもさすがに不可能でしょうけど、今後ビッグデータが活用されるようになったらある程度は予測できそうです。

子供の、趣味嗜好、性癖、普段食べているもの、生活環境、知能レベル、興味を示すもの、普段の言動…

相当多岐にわたる項目を入力して、判定したら今後20年以内に〇〇といった犯罪を犯す確率〇〇%、みたいな。

現段階で、我が子が何しでかすかわからないので殺しました、とか言ったら、何言ってんだこいつ?ってかなりの奇人変人扱いされて牢屋にぶち込まれますが、近い将来合法的にそういうことが可能になるかもしれませんね。

 

犯罪が起きにくい社会が出来上がるのは良いですが、ちょっと怖い気もします。

 

 

余談ですが、最近子どもたちの暴力行為が増えています。

ここ10年で倍増?だったかな。

人の痛みがわからないとか、人の気持ちがわからない子供たちが増えているんだとか。

 

色々と原因はあるんでしょうが、その一つに両親の共働き化による保育園経験の増加が挙げられます。

0歳児から両親と長時間離れて過ごすことにより、愛情の欠如が起きてしまい、そういう子供が増えているんだとか(全てが全てではありません、念のため)。

これはもうそういうデータが出ているらしいです。

保育所に預けられる子供なんて年々増えているので、今後ますます人の気持ちがわからない子供たちが増えるんだろうな、と危惧しています。

5年後、10年後が怖いです。

 

前にもこのブログに書きましたが、子育ては手をかけたらかけた分だけ、手を抜いたら抜いた分だけ、プラスにもマイナスにもなって跳ね返ってきます。

今、0歳児から子供を保育園に預けている家庭は、覚悟しておいた方がいいかも、ですね。