どんもっす。
今世間を騒がせている堀江貴文さんと、とある餃子店とのやり取りと、その後の堀江さんの言い分を見て、思ったこと。
以下、事の発端を引用します。
かねて過剰な自粛に反対し、マスク着用ルールにも疑問を呈している堀江氏は22日にフェイスブックで、広島県の飲食店を訪れた際に同行者の1人がマスクを着用していなかったことで入店を断られたとの出来事をつづり、「マジやばいコロナ脳」と批判。
これに対し店側は23日にブログで「今回店頭に表示の通り“マスク未着用の方お断り”にゴネて声を荒げた悪質クレーマーの入店を防いだら影響力のある有名人でした」とし、「煽られた信者達にイタ電、Googleマップに悪質な書込み等の営業妨害されました」と訴え、当時の堀江氏の振る舞いや、店員とのやり取りなどを記して反論した。
堀江氏は25日、ツイッターを更新し、店側の主張に「終始穏やかな口調で、俺マスクしながら丁寧に話してたよ。そして失礼な対応で追い出されたよ。ひどい店だな。害悪でしかない」と反論。「従う前提でどこまでの着用ルールかを穏やかな口調で店員さんとお話ししてただけですが、いつのまにか声を荒げたクレーマーみたいに言われて心外」とつづった。
引用:日刊スポーツ
また、堀江さんのFacebookから堀江さんの発言を引用させていただきます。
「○○(地名、伏せ字は編集部)の数字から始まる名前の某餃子店」に3人で訪れた際、1人がマスクを着用しておらず、店のスタッフからマスクをしていないと入店できない旨を告げられた。堀江氏は「食べてる時以外ずっと着けないとダメなんですか?」と尋ねると、「ウチはマスクしてないと入店できないんです」の一点張りで埒(らち)が明かなかった
これね~。
堀江さんとお店のやり取りは当事者だけしかわからないから、どちらが悪いとかは判断できないんですよ。
終始おだやかな口調だったとか確かめようがないし、そんなもん相手が高圧的に感じたのであれば、そんな主張は何の意味もないし。
従う前提でルールを聞いた、なんていう主張は、相手に伝わってなければ何の意味もない、後付けもいいところの言い訳だし。
やり取り見る限りでは、お互いがお互いを思いやる気持ちがもう少しあれば、ここまでの事件には発展しなかったであろうということ。
ただ、堀江さんの行動とその後のtwitterでの発言などを見ると、さすがに堀江さんの行動は思慮に欠けていて、著名人として取るべき行動ではなかったな~とは思いました。
どちらが正しかったとかは当事者しかわかりませんが、堀江さんの発言と行動から、堀江さんがどうすべきだったのかを考えることは可能です。
堀江さんはどうすべきだったのか?
私の考えを述べておきます。
まずは同行者にマスク購入&着用を勧めるべきだった
まず、最初にマスク着用していない人がいる場合入店できない旨を伝えられた時点で、友人にマスク購入&着用を勧めるべきでしょう。
というか、一般的な常識を持ち合わせている良識ある大人であれば、そういう行動にでてしかるべきです。
そこを食い下がって、どこまでマスクしていればいいのか?なんて聞いてきたら、クレーマー認定されるに決まっています。
堀江さんは頭がいい人なので、そこの辺は当然予測できたはずです。
ここで大人になって、
「マスク買って出直してきます」
とでも言って、再度来店した時に
「ちなみに、マスクは食べるとき以外は外したらだめですか? 食べ終わった後、談笑するときはつけていないとダメでしょうか?」
といった感じで聞いたら、お店側も邪険に扱うことはなかったでしょう。
ちなみに堀江さんは、マスクすること前提で質問した、と言ってましたが、そんなことを後から言われても、当事者同士で伝わらなければ意味がありません。
〇〇のつもりだった、〇〇前提だった、何てのは完全に後付けの言い訳もいいところです。
これは完全に順序が逆です。
まずはマスク着用➡ルールの確認&質問の流れを取るべきでした。
そもそもルールを確認するのもおかしくありませんか?
今、コロナウィルス対策で、ほとんどの店でマスク着用で入店、入店時はアルコール消毒、密になる時間を避けて入店をお願いする…といった対策が取られています。
この件の餃子店だけが特別厳しいルールを敷いているわけではありません。
これははっきり言えば、小学生ですら理解していることです。
堀江さん自身も毎日外食と言っており、コロナ騒動以降、マスク着用を義務付けている店で食べるのが初めてだったというわけではないでしょう。
であれば、常識の範囲内でどのタイミングでマスク外したらいいのか、どのタイミングでつけていればいいのかなんて、学習しているはず。
全く分からなかった、ということであれば、堀江さんの学習能力は恐ろしいレベルで欠如していると言わなければなりません。
Facebookに店が特定できるレベルでの書き込みは悪意があると思われても仕方がない
これは悪意があると思われても仕方がないでしょう。
このせいで、2020/10/06現在、件の餃子店は、嫌がらせの電話などが続いて、精神的に参ってしまい、休業に至っています。
これは件の餃子店がわざわざブログで反論したから…といったことも理由として挙げられそうですが、いずれにしても堀江さんがFacebookで記載しなければ、お店側もブログで反論するようなことはなかったでしょう。
堀江さん自身は店を特定できるようには記載していないという旨の発言をtwitterでされてますが、「尾道の数字で始まる某餃子店」と書いたら、特定されてもおかしくありません。
仮に特定されるつもりがなかったとしたら、なぜそのような書き方をしたのでしょうか?
某餃子店だけで良くないですか?
「尾道の数字で始まる」って必要でしょうか?
これは、本人から「そんなの考えて記載するわけねーだろボケ」とかいう反論が返ってきそうですが、堀江さんってそんな普段から何も考えずに文章書くんですかね?
それはそれで危険な気がします…。
信者が電凸するのは十分に予測できたし、予測すべき
堀江さんがFacebookに特定できる形で記載したので、善悪の区別もつかない暇を持て余した頭の悪い方々がお店への嫌がらせをしている模様。
そのことについて、堀江さんは「仮に自分とは無関係の有名人が酷い対応をされた飲食店に対して普通嫌がらせとかしないでしょ?みんなしたことありますか?」とtwitterで反論していますが、もし心の底から本当にそう思っているのであれば、あまりにも発想力が貧困であると言わざるを得ません。
というか、この人の立ち位置であれば、自分の発言がどの程度世間に影響を与えるのかを理解しておくべきであると思います。
これは今現在小学校や中学校でネットリテラシー、ネットモラルとして学ぶことです。
これが理解できないというのであれば、一昔前のエクセルやパワーポイント使えないおじさんと同じ立ち位置にいると思われても仕方がありません。
というか、この人IT企業の創始者で、今現在も最先端の事にチャレンジしているのに、この程度のことも想定できないとか、かなり危険だと思います。
「おまえらの常識を俺に押し付けるなボケ」とかいう反論が返ってきそうですが、いやいや、世間で生きるってのはそういうことですから。
自分自身の常識でしか生きられないのであれば、ぜひとも引きこもっていていただきたい。
ちなみに、堀江さんのFacebookの情報を真に受けて、いたずら電話などをしている方々は、ここで語る価値もないくらいのミジンコ以下の存在です。
※比較されたミジンコが可哀そうですね、失礼しました。
人間謝れなくなってしまったら終わり
で、今回の件で私が思った結論がこちら。
謝れなくなったら人間終わりだよね、ってこと。
この件で、終始堀江さんは自分自身は悪くないという旨の発言をされています。
裁判起こされても何の問題もない、という旨の発言もされています。
そう、堀江さん自身は法に抵触するようなことは一切していないんですよ、これが。
堀江さんは頭が良いから、どういう行動が法律に触れて、どう行動すれば自分の手を汚さずに相手に報復を加えることができるかというのを知っているんです。
堀江さん自身は「おれが一言でも餃子屋にクレーム入れろと、けしかけたか? 俺は一言「腹減った」と締めただけだぞ。。」というふうに否定しています。
そして上にも書きましたけど、「仮に自分とは無関係の有名人が酷い対応をされた飲食店に対して普通嫌がらせとかしないでしょ?みんなしたことありますか?」というふうに非常に上手な反論をされています。
これ、「そんなことは予想できたはずだろ!」という批判に対して、その人たちの良心に訴える反論をしているんですよ。
「いや、でも君たちはしないでしょ? したことないでしょ? あるんだとしたら、君は、今イタ電している奴らと同じ穴の貉だろ?」
って言ってるようなもんです。
しないにしても、予想できたはずという批判にも上手く反論しています。
「それは君の性格が歪んでいるからだ」と。
この人の立ち位置で、さすがにこういう反論は卑怯と言わざるを得ないでしょう。
つまり、そういう発想すること自体卑しいことで、俺を批判している奴らも同じだろ?俺はそんなこと微塵も考えなかったぞ、ということです。
というか、本当に微塵も考えつかなかった、そんな行動に出る人たちがいるとは思わなかったというのであれば、この人どんだけ聖人君子なんだ?
今まで生きてきて、人間の底知れない悪意や憎悪といったものに触れたことがないんでしょうか?
皆兄弟仲良しこよし~みたいな世界でずっと生きてきたってことでしょうかね?
さらに、「論理の飛躍」とも発言されてます。
頭の良い人にこんなこと言われたら、もう誰にも批判できないですもん。
私、この論理の飛躍って言葉が大嫌いで、少なくとも(全然少なくないけど)そう感じる人がいたってことは、当然予測できたことなので、そのことについては何等か対策を講じるべきだったと思います。
で、堀江さん自身は再三再四、「俺が悪くないのは明白」といった旨の発言をされていますが、これはあくまで法律上での話。
私、法律や条例に触れてなかったから俺は悪くない、表現の自由という言葉を盾にして何してもOK、といった考えを持っている方々が許せません。
法律も憲法も、完璧ではありません。
それを作った人間が完璧じゃないから。
だから、法律や憲法が守ってくれない場合も多々ある。
だから、今はこんな世の中だからこそ、相手を少しでも思いやる気持ちを持つべきではないのかな~と。
堀江さんの今現在の態度を見ていると、余りにも傲慢で、思慮に欠けていると言わざるを得ません。
もちろん堀江さん自身は訴えられても痛くも痒くもない。
これで色んな人に嫌われたとしても、企業などからいくらでも仕事のオファーがあるくらい力がある。
だからこそ、もう少し、ほんの少しでいいから、相手を思いやる気持ちを持ってほしいと思いました。
堀江さんが一言謝罪すれば済む話。
もちろん、堀江さんは非常にプライドの高い方なので、法律に触れてない限り謝るということは死んでもできないと思いますが。
年を取るにつれて、謝るの、難しくなっていきますけどね…。
近所の困った60歳を見ているとそう思います。
人間、謝れなくなったら終わりです。